英検準2級合格に不可欠な群動詞を徹底解説!頻出リストと効率的な覚え方
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英検準2級の学習を進める中で、「単語は覚えたけれど、熟語(群動詞)がなかなか覚えられない」「似たような表現が多くて混乱する」と悩んでいませんか?
英検準2級は高校中級程度のレベルとされ、3級までと比べて覚えるべき語彙数が格段に増えます。特に、動詞に前置詞や副詞がくっついて異なる意味を持つ「群動詞(Phrasal Verbs)」の攻略は、合格への大きなカギとなります。
この記事では、英検準2級で頻出する群動詞の一覧から、丸暗記に頼らない「構造から理解する」覚え方、そして実践的な対策までを徹底解説します。
英検準2級における群動詞の重要性
群動詞とは何か?
群動詞とは、「動詞 + 前置詞/副詞」の組み合わせで、元の動詞とは異なる新しい意味を持つ表現のことです。一般的に「熟語」や「イディオム」と呼ばれることもありますが、英語学習においては非常に重要な要素です。
例えば、”look”(見る)という単語一つでも、後ろに来る言葉によって意味が大きく変わります。
- look at …(〜を見る)
- look for …(〜を探す)
- look after …(〜の世話をする)
- look up …(〜を調べる)
このように、基本的な動詞(get, take, put, come, goなど)と、基本的な前置詞・副詞(in, out, on, off, up, downなど)の組み合わせで無限に近い表現が生まれます。
英検準2級での群動詞の出題傾向
英検準2級の試験(一次試験:筆記・リスニング)において、群動詞は頻繁に出題されます。
特に、大問1の「短文の語句空所補充問題」では、文脈に合った適切な熟語を選ぶ問題が必ず数問含まれます。また、長文読解やリスニング、二次試験の面接においても、群動詞を知らないと意味が取れない場面が多くあります。
3級までは単語そのものの意味を知っていれば解ける問題が多かったのに対し、準2級では「文脈の中で、どの前置詞・副詞とセットになる動詞が適切か」を判断する力が求められます。合格ラインを突破するためには、単なる単語力だけでなく、この群動詞の知識が必要不可欠なのです。
群動詞の構造と意味の分類【丸暗記からの脱却】
群動詞を一つひとつ丸暗記しようとすると、膨大な量になり挫折してしまいがちです。そこで効果的なのが、「後ろにつく言葉(前置詞・副詞)のコアイメージ」を理解することです。
ここでは、英検準2級でよく出るパターンを分類して解説します。
「up」と「down」のイメージ
- up(上へ、完全な状態へ):
give up(あきらめる)→ 完全に(up)手を挙げて降参する(give)イメージ。cheer up(元気づける)→ 気持ちを上向き(up)にする。make up(作り上げる、化粧する)→ 何かを完全に(up)作る。
- down(下へ、機能停止):
break down(故障する)→ 機械などが壊れて機能が落ちる(down)。calm down(落ち着く)→ 高ぶった感情を下げる(down)。
「in」と「out」のイメージ
- in(中へ):
hand in(提出する)→ 手渡して(hand)中に入れる(in)。participate in(〜に参加する)→ グループの中(in)に入る。
- out(外へ、出現、消失):
find out(見つけ出す)→ 外に(out)出して明らかにする。run out of(〜を使い果たす)→ 蓄えが外に(out)出てなくなる。
「on」と「off」のイメージ
- on(接触、継続):
put on(身につける)→ 体に接触(on)させる。carry on(続ける)→ 接触したまま進むイメージから「継続」。depend on/rely on(〜に頼る)→ 〜に寄りかかって接触(on)している。
- off(分離、離脱):
take off(離陸する、脱ぐ)→ 地面や体から離れる(off)。call off(中止する)→ 予定していたことから離れる(off)。put off(延期する)→ 今やるべきことを離れた場所(未来)に置く。
このように、前置詞や副詞の「コアイメージ」を理解しておくと、初めて見る群動詞でも意味を推測しやすくなり、効率的に覚えることができます。
英検準2級で覚えておくべき群動詞一覧
ここからは、英検準2級の試験によく出る重要な群動詞を、中心となる動詞別に紹介します。これらはMust(必須)で覚えておきたい表現です。
基本的な群動詞(Get, Take, Look, Put)
Get系
- get up:起きる
- get to …:〜に到着する
- get on:乗る(バス・電車など)
- get off:降りる
- get over:乗り越える、回復する
- get along with …:〜とうまくやっていく
Take系
- take care of …:〜の世話をする
- take part in …:〜に参加する
- take off:脱ぐ、離陸する
- take place:行われる、開催される
- take after …:〜に似ている
Look系
- look forward to …:〜を楽しみにする
- 注意:toの後ろは名詞または動名詞(ing)
- look for …:〜を探す
- look after …:〜の世話をする
- look up to …:〜を尊敬する
- look like …:〜のように見える
Put系
- put on:着る
- put off:延期する
- put up with …:〜を我慢する
- 準2級での頻出語!「stand」「endure」と同義。
頻出の群動詞とその意味(その他)
以下も過去問や練習問題でよく見かける表現です。
- ask for …:〜を求める、頼む
- call for …:〜を必要とする
- consist of …:〜から成る
- deal with …:〜を扱う、対処する
- depend on …:〜に頼る、〜次第である
- run out of …:〜を使い果たす
- prevent A from doing:Aが〜するのを妨げる
- remind A of B:AにBを思い出させる
- be filled with …:〜でいっぱいである(= be full of)
- be covered with …:〜で覆われている
- be known to …:〜に知られている
群動詞を使った例文と練習問題
知識として意味を覚えるだけでなく、実際の文脈でどのように使われているかを確認しましょう。
群動詞を使った例文集
- put off (延期する)
- The meeting was put off until next week because of the heavy rain.
- (大雨のため、会議は来週まで延期された。)
- look forward to (楽しみにする)
- I am looking forward to seeing you soon.
- (近いうちにあなたにお会いできるのを楽しみにしています。)
- ポイント:toの後が動名詞(ing)になっている点に注目!
- run out of (使い果たす)
- We have run out of milk. I need to go to the supermarket.
- (牛乳を使い切ってしまった。スーパーに行かなければ。)
- take part in (参加する)
- Many students took part in the volunteer activity yesterday.
- (多くの生徒が昨日、ボランティア活動に参加した。)
実践的な練習問題
次の( )に入る最も適切な語を選んでみましょう。
Q1. Please ( ) your shoes before entering the house.
- take off
- take out
- take in
- take over
Q2. I can’t ( ) up with this noise anymore.
- get
- make
- put
- set
【解答と解説】
- Q1. 正解:1. take off
- 文意:「家に入る前に靴を( )ください。」
- 靴を「脱ぐ」という意味なので、
take offが正解です。
- Q2. 正解:3. put
- 文意:「この騒音にはもう( )できない。」
put up withで「〜を我慢する」という重要熟語です。
群動詞を効果的に覚えるための学習法
群動詞は数が多く、意味も複雑です。効率よく頭に入れるための学習法を紹介します。
視覚的な学習法(イメージで覚える)
前述した「コアイメージ」を活用しましょう。
単語帳の文字だけを見て「put off = 延期する」と呪文のように唱えるよりも、「予定していたものを、離れた場所(off)に置く(put)」という絵を頭の中でイメージしてください。
自分で簡単なイラストを描いてみるのも効果的です。視覚情報と結びつけることで、記憶の定着率がグッと上がります。
音声を使った学習法(耳と口で覚える)
群動詞は、会話表現でも頻繁に使われます。
英検のリスニング対策も兼ねて、音声を聞きながら学習するのがおすすめです。
- シャドーイング: お手本の音声に続いて、自分でも声に出して読み上げます。
- フレーズで覚える: “get”だけで覚えるのではなく、”get up early”(早起きする)のように、塊(チャンク)で覚えると、実際の試験やスピーキング(二次試験)でスムーズに出てくるようになります。
過去問や予想問題集でアウトプットする
インプットした知識は、使わないと忘れてしまいます。
英検準2級の過去問や問題集を解き、間違えた群動詞問題をチェックしましょう。
「なぜその前置詞が入るのか?」「他の選択肢はどういう意味か?」を解説を読んで確認することで、実践力が身につきます。特に長文読解(リーディング)の中で群動詞が出てきたときは、文脈から意味を推測する練習にもなります。
まとめ
英検準2級の合格には、群動詞(熟語)の習得が避けて通れません。
しかし、ただ闇雲に丸暗記するのではなく、以下のポイントを意識して学習することで、効率的に身につけることができます。
- 構造を理解する: 動詞と前置詞・副詞の組み合わせのコアイメージを持つ。
- 頻出リストを優先: 試験によく出る重要な群動詞から確実に覚える。
- 五感を使う: 目で見てイメージし、耳で聞き、口に出して覚える。
群動詞をマスターすることは、英検準2級の合格だけでなく、その後の2級、準1級、そしてTOEICや実際の英会話力向上にも直結します。
今回紹介したリストや学習法を参考に、コツコツと対策を進めていきましょう!
よくあるご質問
Q. 英検準2級の試験において、群動詞(熟語)はどのくらい重要ですか?
A. 群動詞の攻略は、準2級合格への大きなカギとなります。一次試験の大問1「短文の語句空所補充問題」では、文脈に合った適切な熟語を選ぶ問題が必ず数問含まれ、単語力だけでなく群動詞の知識が必要不可欠です。
Q. 群動詞とは何ですか?イディオムや熟語と同じですか?
A. 群動詞とは、「動詞 + 前置詞/副詞」の組み合わせで、元の動詞とは異なる新しい意味を持つ表現のことです。一般的に「熟語」や「イディオム」とも呼ばれます。
Q. 群動詞を丸暗記せずに効率よく覚える方法はありますか?
A. 効果的なのは、群動詞を一つひとつ丸暗記するのではなく、「後ろにつく言葉(前置詞・副詞)のコアイメージ」を理解することです。例えば、upなら「上へ、完全な状態へ」、offなら「分離、離脱」といったコアイメージを理解することで、意味を推測しやすくなります。
Q. 英検準2級で特によく出る、必須の群動詞はありますか?
A. Get系(get up, get along withなど)、Take系(take care of, take placeなど)、Look系(look forward to, look afterなど)、Put系(put on, put up withなど)が特に重要です。特にput up with(〜を我慢する)は頻出語として覚えるべきです。
Q. 覚えた群動詞を定着させるためには、どのような学習法がおすすめですか?
A. 視覚的な学習法(コアイメージをイラストで描くなど)と、音声を使った学習法(シャドーイング、フレーズで塊として覚える)が推奨されています。また、過去問や予想問題集でアウトプットを行い、間違えた問題を復習することも重要です。