英検準2級の参考書は、総合対策本・単語帳・過去問集の3冊を軸に選ぶのが基本です。初めて受けるなら総合対策本から始め、単語帳を毎日進め、仕上げに過去問を解く流れが取り組みやすいでしょう。
この記事では、目的別のおすすめ参考書・問題集をランキング形式で紹介します。書名・版・発売時期は、2026年9月時点で出版社の公式サイトなどで確認したものです。選び方の注意点と、効果的な使い方もあわせて解説します。
結論:目的別のおすすめ参考書早見表
まずは、目的ごとにどの1冊から始めればよいかを表にまとめました。詳しい特徴は次の章で紹介します。
| 目的 | おすすめの1冊 | 出版社 |
|---|---|---|
| 全体をひと通り学びたい | 英検準2級総合対策教本 3訂版 | 旺文社 |
| 本番形式で演習したい | 2026年度版 英検準2級 過去6回全問題集 | 旺文社 |
| 単語を効率よく覚えたい | 英検準2級 でる順パス単 新装5訂版 | 旺文社 |
| 短期間で仕上げたい | DAILY3週間 英検準2級 集中ゼミ 7訂版 | 旺文社 |
| 英語に苦手意識がある | 英検準2級をひとつひとつわかりやすく。改訂版 | 学研 |
| 長文の中で単語を覚えたい | 英検準2級 文で覚える単熟語 4訂版 | 旺文社 |
| 面接対策をしたい | 10日でできる!英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題 新装改訂版 | 旺文社 |
迷ったら、総合対策本か集中ゼミを1冊、単語帳を1冊、過去問集を1冊の計3冊で十分です。冊数を増やすより、選んだ本をくり返すほうが力になります。
英検準2級の試験と参考書の役割
準2級は、英検協会が「高校中級程度」を目安とする級です。試験は一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接)の2段階です。
2024年度のリニューアルで、ライティングは意見論述に「Eメール問題」が加わり2題になりました。筆記試験の時間も75分から80分に延びています。参考書は、この新しい形式に対応した版を選ぶことが大切です。
合否は英検CSEスコアで判定されます。準2級の合格基準スコアは、一次が1322点(満点1800点)、二次が406点(満点600点)です。協会によると、2016年度第1回の一次試験では、各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格していました。
参考書に求める3つの役割
- 総合対策本:試験の形式と解き方を、4技能まとめて理解する。
- 単語帳:すべての技能の土台になる語彙を増やす。
- 過去問集:本番と同じ問題で、時間配分と出題傾向に慣れる。
単語の覚え方や必要な語彙の目安は、英検準2級の単語対策ガイドで詳しく解説しています。
英検準2級 参考書おすすめランキング8選
準2級の対策に取り入れやすい順に、編集部の視点で8冊を並べました。版と発売時期は出版社サイトの表記に基づきます。価格は変わることがあるため、購入前に出版社サイトや書店で確認してください。
1位:英検準2級総合対策教本 3訂版(旺文社)
申し込みから二次試験(面接)まで、準2級の合格に必要な情報を1冊にまとめた総合対策書です。3訂版は2025年7月に発売され、2024年度からの新しい試験形式に対応しています。
- 過去問の分析をもとにした練習問題で、一次・二次の対策ができる。
- 巻末に一次試験の模擬試験があり、アプリ「学びの友」で自動採点できる。
- 音声は旺文社の公式アプリ「英語の友」で聞ける。
向いている人:初めて準2級を受ける人、何から始めればよいかわからない人。
2位:2026年度版 英検準2級 過去6回全問題集(旺文社)
本番の問題で演習するための定番の過去問集です。2026年度版は2026年2月に発売され、2023年度第3回から2025年度第2回までの6回分を収録しています。
- 6回分すべてのリスニング・面接の音声を、アプリ「英語の友」やダウンロードで聞ける。
- アプリ「学びの友」の自動採点に対応している。
- 正答率が高い「落とせない問題」に★印がついている。
- 2024年度から加わった新ライティング問題の予想問題も掲載している。
2023年度第3回はリニューアル前の形式なので、ライティングは掲載されている予想問題で補いましょう。向いている人:基礎がある程度固まり、本番形式で力を試したい人。
3位:英検準2級 でる順パス単 新装5訂版(旺文社)
過去の試験の分析をもとに、単語を出題頻度の高い順に並べた単語帳です。単語はA・B・Cの3ランクに分かれ、重要な語から順に覚えられます。
- すべての見出し語に用例がついていて、使い方をイメージしやすい。
- 音声は無料ダウンロードとアプリ「英語の友」に対応している。
- 新装5訂版は2026年7月発売で、内容は5訂版と同じ(表紙などのデザイン変更)。
向いている人:単語を効率よく覚えたい人。どの単語帳にするか迷ったときの最初の1冊にも向いています。
4位:DAILY3週間 英検準2級 集中ゼミ 7訂版(旺文社)
1日30分・3週間で一次試験の対策を仕上げる短期集中型の問題集です。7訂版は2024年7月に発売され、新しく加わったEメール問題にも対応しています。
- 基礎編10日間で問題形式を学び、応用編で得点力を伸ばす構成。
- 最終日に実力完成模擬テストを解いて仕上げる。
- 二次試験(面接)のポイント解説と練習問題も1セット収録。
1日の範囲が決まっているので、部活や塾で忙しい中高生でも計画を立てやすい本です。向いている人:試験まで1か月ほどしかない人、計画を立てるのが苦手な人。
5位:英検準2級をひとつひとつわかりやすく。改訂版(学研)
やさしい解説で、準2級の問題を基礎から学べる入門書です。改訂版は2024年8月に発売され、オールカラーでEメール問題にも対応しています。
- 見開き1回で1つのポイントを学べる構成で、解説と練習問題がセットになっている。
- 音声は専用アプリで聞け、巻末に模擬試験も収録している。
向いている人:英語に苦手意識がある人、文法から復習しながら準2級に挑戦したい人。
6位:英検準2級 文で覚える単熟語 4訂版(旺文社)
テーマ別の英文を読みながら単熟語を覚える単語集です。4訂版は2022年7月発売で、現在の最新版です。
- 学校・教育、仕事・生活、食事・買い物、社会・出来事など、英検でよく出るテーマの英文を収録。
- 各テーマの後に確認テストがあり、覚えた語をすぐにチェックできる。
- 音声は無料ダウンロードとアプリ「英語の友」で聞ける。
単語と意味だけを覚える学習が続かない人に向いています。読解とリスニングの練習もかねられるのが利点です。
7位:10日でできる!英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題 新装改訂版(旺文社)
面接対策の専用本で、10日分の予想問題で練習できます。新装改訂版は2026年5月発売で、内容は2021年の改訂版と同じです。
- 試験会場に着いてから退室までの流れを、スマホやPCの動画で確認できる。
- 面接の流れや出題内容の音声を、アプリ「英語の友」で聞ける。
一次試験の合格発表から二次試験までの期間でも、やり切りやすい分量です。面接で使える表現は英検準2級面接で使える表現・フレーズ集も参考にしてください。
8位:英検のプロと一緒! つきっきり英検準2級(旺文社)
声に出すトレーニングを軸にした、音声レッスン型の対策書です。講師が語りかける短い音声レッスンで、一次試験から面接まで学べます。
ただし、2021年3月の発売で、2024年度のリニューアル前に作られた本です。Eメール問題などの新形式は、ほかの教材で補いましょう。向いている人:ひとりで机に向かうのが苦手で、音声に合わせて学びたい人。
参考書を選んでも、どこから手をつけるか、どの順で進めるかで迷う人は少なくありません。英検に特化したマンツーマン指導なら、今の実力に合わせて使う教材と進め方を決められます。
英検準2級の参考書を選ぶときの注意点
参考書選びで失敗しないポイントは、「最新の形式に対応しているか」と「自分のレベルと学び方に合うか」の2つです。
新形式に対応した最新版を選ぶ
2024年度のリニューアルで、準2級はライティングが2題になり、リーディングの問題数も減りました。それより前に出た本は、Eメール問題に対応していないことがあります。
中古本や家にある古い本を使うときは、版と発売年を確認しましょう。Eメール問題の対策が載っていなければ、別の教材で補う必要があります。
準2級プラスの本と間違えない
2025年度から、準2級と2級の間に「準2級プラス」という新しい級ができました。書店では「英検準2級プラス」の参考書も並んでいます。
たとえば旺文社の集中ゼミにも、準2級用と準2級プラス用があります。表紙の級名をよく確かめてから購入しましょう。
自分の学び方に合う本を選ぶ
- 図やイラストで理解したい人:オールカラーで解説がやさしい入門書。
- 耳から覚えたい人:音声アプリに対応した本や、音声レッスン型の本。
- 問題を解いて慣れたい人:過去問集や、模擬試験のついた問題集。
書店で実際に中身を見て、「これなら続けられそう」と感じる1冊を選ぶのがいちばんです。
参考書の効果的な使い方
参考書は、買っただけでは力になりません。次のポイントを意識して使いましょう。
1冊をくり返し使う
何冊も少しずつ進めるより、1冊を2〜3回くり返すほうが内容が定着しやすいとされています。間違えた問題に印をつけ、2回目以降はそこを重点的に復習しましょう。
音声アプリを毎日使う
多くの英検書は、スマホで音声を聞けるアプリに対応しています。通学中などのすき間時間に、単語やリスニングの音声を聞く習慣をつけましょう。
過去問は4つのステップで使う
- 勉強を始める前に1回分を解き、今の実力と合格点との差を知る。
- 本番と同じように時間を計って解く(筆記は80分)。
- 間違えた問題の解説を読み、知らない単語をノートにまとめる。
- 出題の傾向がつかめるまで、少なくとも3回分以上を解く。
過去問の入手方法は英検準2級の過去問・練習問題まとめで紹介しています。
ライティングと面接は早めに始める
ライティングは2題だけで、一次試験のスコアの3分の1を占めます。型を早めに覚えておくと、全体のスコアを安定させやすくなります。書き方は英検準2級ライティング対策のまとめを参考にしてください。
面接も、一次試験の合格を待たずに音読や応答の練習を始めておくと安心です。
目的別の参考書の組み合わせ例
最後に、状況別の組み合わせ例を紹介します。どれも3冊前後に絞っています。
| 状況 | 組み合わせ例 |
|---|---|
| 初めて準2級を受ける | 総合対策教本+でる順パス単+過去6回全問題集 |
| 試験まで1か月ほど | 集中ゼミ+でる順パス単(Aランク中心)+過去問を数回分 |
| 英語に苦手意識がある | ひとつひとつわかりやすく。+でる順パス単+過去問 |
| 単語の暗記が続かない | 文で覚える単熟語+過去6回全問題集 |
| 一次試験に合格した | 10日でできる!二次試験・面接 完全予想問題 |
学習の進め方やスケジュールの立て方は、英検準2級の勉強法と勉強時間の目安で詳しく紹介しています。
まとめ:3冊に絞って、くり返し使う
英検準2級の参考書は、総合対策本(または集中ゼミ)・単語帳・過去問集の3冊を軸に選ぶのがおすすめです。どの本も、2024年度からの新しい形式に対応した版かを必ず確認しましょう。
教材をそろえたら、あとは計画的にくり返すだけです。ひとりで進めるのが不安な場合は、完全マンツーマン・完全オンラインの英検対策で、教材選びから面接練習まで相談するのも一つの方法です。小学生から高校生まで、英検全級に対応しています。
よくあるご質問
-
英検準2級の合格にはどれくらいの語彙力が必要ですか。
高校中級程度のレベルとされる英検準2級では、およそ3,000語前後の語彙力が必要になります。日常的な話題だけでなく、教育や科学、環境といった幅広いテーマが出題されます。
-
2024年度からの試験リニューアルで変わった点は何ですか。
一次試験のライティングにおいて、新しくEメール問題が追加されました。このため、対策には新形式に対応した最新の参考書や問題集を使用することが推奨されています。
-
初めて受験するのですが、どの参考書から始めればよいですか。
英検準2級総合対策教本がおすすめです。受験の申し込みから一次試験、二次試験の流れまで網羅されており、全技能をバランスよく基礎から固めることができます。
-
試験まで1ヶ月もありません。短期間で対策できる教材はありますか。
DAILY3週間 英検準2級 集中ゼミが最適です。1日30分の学習を3週間(21日間)で完結できる構成になっており、忙しい中でも計画的に試験範囲を網羅できます。
-
単語の暗記が苦手なのですが、効率的な覚え方はありますか。
英検準2級 文で覚える単熟語を活用するのが効果的です。単語を個別に暗記するのではなく、長文の文脈の中で単熟語を覚えることで、読解力と同時に語彙力を定着させることができます。
-
二次試験(面接)の対策はいつから始めるべきですか。
一次試験の対策と並行して、早い段階から音読や応答練習を始めることが推奨されています。一次試験対策で得た知識を声に出して練習しておくことで、本番の安心感につながります。
-
参考書を選ぶ際に最も注意すべきポイントは何ですか。
使用する教材が最新版であるかを確認してください。2024年度から試験形式が一部変更されているため、古い版の教材では新形式の対策が十分にできない可能性があります。
