「家だと集中できないから、東進の自習室だけ使えたらいいのに」と考えている高校生は少なくありません。結論から言うと、東進で自習室だけを借りることはできず、講座を受講して在籍する必要があります。この記事では、自習室を目的に1講座だけ受講する場合の費用と講座の選び方、入学前に確かめたいことをまとめます。
東進で自習室だけ使うことはできる?
できません。東進の自習室は、講座を受講している在籍生のための設備です。公式サイトの学費案内にも、自習室だけの会員や利用料だけのプランは見当たりません。
東進の高卒生向け入学案内には、「受講(高速学習)、自習室の利用については学費納入後に受講および利用が可能になります」と書かれています。高校生の場合も、自習室は入学して学費を納めてから使う設備と考え、使い始められる時期は校舎で確認しましょう。
無料で自習室を使う方法はある?
自習室だけを無料で使える制度は、公式サイトでは案内されていません。東進では、時期によって無料で授業を体験できる招待講習が行われています。ただし、これは授業を体験するための制度です。講習の期間中に自習室を使えるかどうかは、申し込むときに校舎へ確認してください。
1講座だけの受講でも在籍できる?
公式の学費表は、申し込む講座の数だけ受講料を足していく仕組みで、最低何講座という条件は書かれていません。東進ハイスクールの表には、高3生が単科3講座以下で申し込む場合の担任指導費も示されています。少ない講座数で在籍する人も想定された料金体系だといえます。
ただし、受講できる講座や手続きの細かな条件は、学年や時期、校舎によって変わることがあります。「自習室を中心に使いたいので、まずは1講座だけ受講したい」と、面談の最初に伝えておきましょう。
1講座だけ受講して東進に在籍するといくら?
1講座だけでも、入学金・担任指導費・受講料・模試費の4つがかかります。東進の公式サイトの学費案内に掲載されている「2026年度 学費」をもとに計算すると、1年間の目安は次のとおりです(税込)。
| 項目 | 高1生 | 高2生 | 高3生(ハイスクール) | 高3生(衛星予備校) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 入学金 | 33,000円 | 33,000円 | 33,000円 | 33,000円 | 初年度のみです。 |
| 担任指導費 | 44,000円 | 44,000円 | 33,000円 | 77,000円 | 年度ごとにかかります。 |
| 通期講座1講座 | 85,800円 | 85,800円 | 85,800円 | 85,800円 | テキスト代などを含みます。 |
| 模試費 | 12,650円 | 14,850円 | 29,700円 | 29,700円 | 年度ごとにかかります。 |
| 合計 | 175,450円 | 177,650円 | 181,500円 | 225,500円 | 1講座で在籍する場合です。 |
1講座で在籍する場合の目安は、高1生・高2生で18万円弱、高3生は東進ハイスクールで約18万円、東進衛星予備校で約23万円です。自習室の利用料そのものはかかりませんが、在籍するための学費としてまとまった金額が必要です。金額は2026年9月時点で公式サイトに掲載されているもので、今後改定されることもあります。
高3生の担任指導費が校舎で違うのはなぜ?
東進ハイスクールの学費表では、高3生の担任指導費は77,000円で、単科3講座以下の場合は33,000円と書かれています。一方、東進衛星予備校の表にはこの注記がありません。
そのため、東進衛星予備校で高3生が1講座だけ受講する場合は、77,000円で見積もっておくと安心です。通いたい校舎がどちらにあたるかは、校舎の名前や公式サイトの校舎案内で確かめられます。実際の金額は、必ず校舎の見積もりで確認してください。
2年目以降や学年の途中から入るときは?
担任指導費・受講料・模試費は、年度ごとにかかります。入学金は初年度だけですが、次年度の継続手続きをせずに再入学する場合は、入学金が改めて必要になります。
公式サイトの注記には、担任指導費と模試費は入学時期に応じて変わる可能性があるとも書かれています。学年の途中から入る場合は、見積もりで金額を確かめましょう。学費は一括払いが基本で、分割を希望する場合は指定のローンが案内されます。
自習室目的で受講する1講座はどう選ぶ?
自習室が目的でも、受講料は1講座で8万円を超えます。せっかく払うなら、今の成績や志望校に役立つ講座を選ぶことが大切です。
どの科目の講座を選ぶといい?
迷ったら、いちばん苦手な科目か、志望校の入試で配点が高い科目を選ぶのがおすすめです。自習室で復習や問題演習をするときに、受講した内容をそのまま生かせます。
レベルが合わない講座を選ぶと、受講が続かなくなりがちです。東進の講座は、毎回の受講後に確認テストがあり、全講の受講後には講座修了判定テストがあります。面談では、今の学力で無理なく進められるレベルを相談しましょう。
高速マスター基礎力養成講座を選ぶこともできる?
公式の学費表には、高速マスター基礎力養成講座も通期講座1講座として申し込めると書かれています。受講料は、ほかの通期講座と同じ85,800円(税込)です。
高速マスターは、英単語や文法などの基礎を、オンラインで効率よく身につけるための講座です。授業を見る時間よりも、自分で問題集を解く時間を多くとりたい人は、面談で候補に挙げてみるとよいでしょう。
講座を増やす話が出たらどうする?
面談では、志望校に向けて講座を増やす話が出ることもあります。講座を多く申し込む場合は、費用を抑えられる「志望校通期ユニット」も公式サイトで案内されています。
追加するかどうかは、1年間の総額と、授業を見る時間を自分で確保できるかで判断しましょう。保護者の方は、支払いの時期と金額をお子さんと一緒に確認しておくと安心です。
入学前に校舎で確かめたい自習室のルールは?
自習室の開館時間や使い方は、校舎ごとに決められています。全国共通のルールは公式サイトに示されていないため、見学や面談のときに次の点を聞いておきましょう。
- 平日と土日・祝日は、何時から何時まで使えるか。
- 飲み物や食事を席でとってよいか。休憩スペースはあるか。
- スマホを預けるなど、自習室での決まりはあるか。
- 座席は予約制か、先着順か。
- 在籍している校舎以外の自習室も使えるか。
ほかの校舎については、公式の学費案内の注記に「お申し込みの校舎以外での受講はできません」とあります。これは受講についての決まりで、自習室の扱いまでは書かれていません。学校の近くと家の近くで使い分けたい人は、事前に確認してください。
在籍の条件や開館時間の確かめ方は、東進の自習室を使うための在籍条件と利用時間の記事でも詳しく紹介しています。
高3生の入学はいつまで?
東進の入学・体験の案内ページには、2026年9月時点で「高3生入学受付は9月15日(火)で終了しました」と掲載されています。受験学年の秋以降に自習室目当てで入学を考えている場合は、まず受付があるかを校舎に確かめましょう。
自習室だけが目的なら東進以外も比べよう
年間18万円前後の出費に見合うかは、自習室以外のサービスをどれだけ使うかで変わります。担任との面談や模試も活用するなら、在籍する価値を感じやすいでしょう。反対に、静かな席だけが欲しい場合は、ほかの場所のほうが合うこともあります。
自習室だけ使える塾や有料自習室は?
塾の中には、授業を受けずに自習室だけを使えるコースを用意しているところもあります。どのような塾が当てはまるかは、自習室だけ使える塾の条件と料金の記事で整理しています。同じ映像授業の塾と比べたい人は、河合塾マナビスの自習室の利用条件も参考になります。
月額制や時間制の有料自習室も選択肢の一つです。料金や席の種類は施設ごとに違うので、各施設の料金表で比べましょう。学習面のサポートはないため、自分で計画を立てて進められる人に向いています。
図書館や学校の自習室は?
費用をかけたくないなら、公共図書館の学習席や学校の自習室が候補になります。持ち込みの勉強ができるか、利用時間に制限があるかは施設ごとに違うため、事前に確かめておきましょう。ほかの勉強場所は、近くで勉強できる場所のまとめで比べられます。
家で集中できない理由がはっきりすると、自分に合う場所も選びやすくなります。原因の見つけ方は、家で勉強できない原因と環境づくりの記事が参考になります。
まとめ
東進の自習室を使いたい人に向けて、要点をまとめます。
- 東進の自習室は在籍生向けで、自習室だけの利用はできません。
- 1講座で在籍する場合の目安は、高1生・高2生で18万円弱、高3生で約18万〜23万円です。
- 講座は、苦手科目か志望校で必要な科目から選ぶと無駄になりにくくなります。
- 開館時間や飲食、ほかの校舎の利用などのルールは、入学前に校舎で確認しましょう。
自習室以外のサービスも使うかどうかを考えたうえで、自分に合った勉強場所を選んでください。