トライとトライプラスの違いは?指導形式・運営・料金を比較

トライとトライプラスの違いは?指導形式・運営・料金を比較

塾を探していると、「個別教室のトライ」と「トライプラス」という似た名前の塾が見つかり、どちらを選べばよいか迷うことがあります。どちらもトライグループの指導ノウハウを使う個別指導塾ですが、授業の形式と運営の仕組みがはっきり違います。この記事では、2026年9月時点の公式サイトの情報をもとに、2つの塾の違いと、それぞれに合うお子さんのタイプを整理します。

トライとトライプラスの違いは?まず一覧で比較

大きな違いは、講師1人が担当する生徒の人数と、教室を運営する会社です。個別教室のトライは講師1人に生徒1人の完全マンツーマンで、トライグループが直営しています。トライプラスは講師1人に生徒2人までの個別指導で、グループ会社の株式会社TRGネットワークがフランチャイズ方式で展開しています。

比較項目個別教室のトライトライプラス
指導形式講師1人に生徒1人です。講師1人に生徒2人までです。
運営株式会社トライグループの直営です。株式会社TRGネットワークがフランチャイズ方式で展開しています。
入会金11,000円(税込)です。公式サイトに記載がありません。
月謝授業時間・回数・教師ランクで決まります。地域や受講内容に応じて提案されます。
教材費追加の教材費はかからないと案内されています。公式サイトに記載がないため確認が必要です。
自習スペース入会者は授業のない日も利用できます。あります(条件は教室ごとに確認)。
講師の交代何度でも無料です。何度でも無料です。
無料体験授業あります。あります。

月謝の金額は、どちらも公式サイトに一覧が載っておらず、学習相談や体験授業のあとに提示される仕組みです。表の各項目について、以下で順に見ていきます。

指導形式の違い:1対1と1対2までで何が変わる?

いちばん大きな違いは、授業中に講師が自分だけを見てくれる時間の長さです。どちらが合うかは、お子さんの学び方によって変わります。

個別教室のトライは講師1人に生徒1人

個別教室のトライは「完全マンツーマン」を掲げていて、授業の間、講師は1人の生徒だけを担当します。1回の授業時間は60分・90分・120分・150分などから選び、週の回数も相談して決めます。分からないところをその場ですぐに聞けるので、つまずきが多い科目や、受験に向けて細かく見てほしい場合に向いた形です。

トライプラスは1対2までの個別指導と演習の組み合わせ

トライプラスは、講師1人に生徒2人までの個別指導です。トライプラスの特徴を紹介する公式ページでは、個別指導と演習を組み合わせた学習システムを強みにしています。習った単元の問題を演習エリアですぐに解き、その日のうちに「できる」状態にする流れです。

講師は毎回同じ人が担当する担任制で、学生講師から社会人講師まで在籍しています。講師が合わないと感じたときは、いつでも変更を相談できると案内されています。

1対2は「自分で解く時間」をどう使えるかで評価が分かれる

1対2の授業では、講師がもう1人の生徒に説明している間、自分で問題を解く時間ができます。この時間を、習ったことを自力で試す練習として使えるお子さんには、むしろ効率のよい形です。

一方で、手が止まると質問できずに待ってしまうお子さんは、1対1のほうが授業の時間を無駄にしにくいでしょう。「すぐ質問できる環境」と「自分で考える時間」のどちらで伸びるかが、選ぶときの大事な目安になります。

運営の仕組みはどう違う?直営とフランチャイズ

個別教室のトライはトライグループが直営する塾で、トライプラスはフランチャイズ方式で教室を増やしている塾です。この違いは、教室ごとのサポートの差に表れやすい部分です。

個別教室のトライ(株式会社トライグループ)

株式会社トライグループは、1987年に家庭教師の派遣から創業した会社で、「家庭教師のトライ」で知られています。個別教室のトライは、同社が2000年に始めた1対1の個別指導塾です。教室には正社員の教育プランナーがいて、学習計画の作成や進路相談、保護者からの相談に対応します。

トライプラス(株式会社TRGネットワーク)

トライプラスを展開する株式会社TRGネットワークは、2005年に設立されたトライグループの関連会社です。TRGネットワークの会社概要には、フランチャイズ学習塾の加盟店募集と加盟店の指導が事業内容として書かれています。公式サイトでも、教室を経営するオーナーを募集しています。

そのため、教室によって運営している事業者が異なる場合があります。トライ式学習法などの基本の仕組みは共通ですが、教室長の方針や雰囲気は教室ごとに差が出やすい点を知っておきましょう。実際に公式サイトでも、トライ式AI教材について「一部実施していない教室があります」と注記されています。

自習スペースと教室長のサポート

個別教室のトライでは、入会した生徒は授業のない日も自習スペースを使えます。開校時間は平日16時〜22時、土曜13時〜22時で、日曜・祝日は休みです。入退室の通知や、授業後に講師のコメントがスマホに届く仕組みもあります。

トライプラスにも自習スペースがあり、公式サイトでは平日16時〜22時、土曜13時〜22時(日・祝日を除く)と案内されています。ただし使用条件は教室ごとに違うため、見学のときに確認しましょう。授業を担当する講師とは別に教室長がいて、演習や自習中の質問にも対応するとされています。

料金はどう決まる?公式サイトで分かること

どちらも月謝の金額表は公開されていません。学習相談や体験授業のあとに、お子さんに合わせたプランと金額が提示されます。ここでは2026年9月時点で公式サイトから分かることをまとめます(料金や条件は変わることがあります)。

個別教室のトライの料金の仕組み

個別教室のトライの授業料のページでは、料金は入会金と月謝のみで、入会金は11,000円(税込)と案内されています。月謝は、1回の授業時間、週の回数、教師ランク(学生教師・社会人教師・プロ教師)によって変わります。追加の教材費はかからず、授業の振替や講師の交代、カリキュラム作成も0円とされています。

学年ごとの費用の考え方は、個別教室のトライの月謝と入会金をまとめた記事で詳しく整理しています。

トライプラスの料金の仕組み

トライプラスは「トライの個別指導を続けやすい料金で」受けられることを打ち出していますが、公式サイトに具体的な金額は載っていません。授業料は地域によって異なり、予算を聞いたうえでカリキュラムと料金プランを提案する流れです。入会金や教材費、季節講習の扱いも、教室で確認する必要があります。

一般的に、1対2の個別指導は1対1より授業料が安めに設定されることが多いです。ただし、受講科目や回数を増やすと差は縮まるので、季節講習を含めた1年間の総額で比べるのが確実です。個別指導塾全体の相場は、個別指導と集団塾の料金相場を学年別に比べた記事が参考になります。

両方に共通する安心材料

どちらの塾も、入会から8日間のクーリング・オフを受け付けていて、初回授業を受けてから判断できると案内しています。申し出は、入会申込書に書かれた初回授業日を含めて8日以内に行う必要があります。授業の振替は前の開校日までの連絡で無料になり、講師の交代も何度でも無料です。

個別教室のトライとトライプラス、どちらが向いている?

1対1で密度の高い授業を受けたいなら個別教室のトライ、費用を抑えながら個別指導を続けたいならトライプラスが候補になります。具体的には、次のようなお子さんに合いやすいです。

個別教室のトライが向いている人

  • 質問するのが苦手で、講師にずっとそばで見てほしい。
  • 苦手科目のつまずきが多く、基礎から一緒に確認したい。
  • 受験が近く、限られた授業時間を志望校対策に集中させたい。
  • どの教室でも運営会社が同じという安心感を重視したい。

通っている人の声や注意点を知りたい場合は、個別教室のトライの評判を検証した記事もあわせて読んでみてください。

トライプラスが向いている人

  • 1対1ほどの費用はかけられないが、個別指導を受けたい。
  • 習ったことを自分で解いて確かめる時間があるほうが身につく。
  • 学習習慣をつけるために、近くの教室の自習スペースも使いたい。
  • 教室の雰囲気や教室長との相性を見て塾を選びたい。

そもそも個別指導という形式が合うか迷う場合は、個別指導塾の特徴と選び方を先に確認しておくと判断しやすくなります。

入会前に体験授業で確かめたいこと

どちらも無料の体験授業と学習相談があるので、できれば両方を受けて比べるのがおすすめです。その際は、次の点を確認しておくと判断しやすくなります。

  • 体験授業の講師が、入会後もそのまま担当になるか。
  • トライプラスでは、自分の授業が1対1か1対2か。
  • 1対2の場合、講師が2人の間でどう時間を分けているか。
  • 提示された月謝に加えて、季節講習などで年間いくらかかるか。
  • 自習スペースを使える曜日と時間、席の予約が必要かどうか。
  • 講師が合わないと感じたときに、誰にどう伝えればよいか。

部活や習い事で通塾の時間が取りにくい場合は、同じグループの家庭教師という選択肢もあります。家庭教師のトライの評判を検証した記事で、自宅で受ける指導の特徴も確認できます。

まとめ:違いは「1対1か1対2までか」と「直営かフランチャイズか」

  • 個別教室のトライは講師1人に生徒1人の完全マンツーマンで、トライグループの直営です。
  • トライプラスは講師1人に生徒2人までの個別指導で、フランチャイズ方式で展開しています。
  • 月謝はどちらも個別の提案なので、体験授業のあとに年間の総額で比べましょう。

名前は似ていても、授業の受け方は大きく違います。お子さんがどちらの環境で伸びるタイプかを考えながら、実際に教室を見学してみてください。