「英進館に通わせたいけど、月謝がいくらかかるのかわからない」と悩む保護者の方は少なくありません。英進館は九州を代表する大手進学塾として高い合格実績を誇る一方、料金の多くが非公開となっているため、入塾前に費用感をつかみにくいのが実情です。この記事では、英進館の学年別・コース別の料金の目安から、入塾金・講習費・教材費まで、年間にかかる総費用をわかりやすく解説します。塾選びの参考に、ぜひ最後までご覧ください。
英進館とはどんな塾か
英進館は、福岡・熊本・佐賀・長崎・大分・宮崎・鹿児島を中心に九州全域へ展開する大規模な進学塾です。幼児部から高等部・既卒生まで幅広い学年に対応しており、在籍生徒数は3万人を超えます。
九州エリアでの受験対策に特に強く、修猷館高校・福岡高校といった地元トップ校はもちろん、ラ・サール中学・久留米大附設中学など全国レベルの難関校への合格実績も豊富です。授業は集団指導が基本ですが、個別指導ブランド「個別指導パスカル」も運営しており、マンツーマン指導も選択できます。
英進館の大きな特徴のひとつが、習熟度別クラス編成システムです。生徒の学力に応じてクラスを細かく分けることで、授業についていけないという不安を軽減しながら、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境を整えています。また、東大出身の講師が中心となって開発した日本初の特許取得教材を使用し、入試への実践力を養う独自の授業を展開しています。
英進館の料金体系の基本
英進館の料金は、学年・コース・受講科目数・受講回数によって細かく異なります。多くの校舎では詳細な料金を公式サイトで公開しておらず、正確な金額を知るには各教室への問い合わせや資料請求が必要です。ここでは、公開情報や口コミをもとに料金の目安を整理します。
授業料の仕組み
英進館の授業料は、受講する科目数と週あたりの授業コマ数によって変動します。1時限あたり40〜60分程度で設計されており、科目数を増やすほど月謝は高くなります。学年が上がるにつれて授業時間・科目数ともに増えるため、月謝も段階的に上昇していく仕組みです。
授業料は受講科目数とコースで決まるため、同じ学年でも選ぶコースによって月謝に大きな差が出ます。まず資料請求や体験授業で具体的な見積もりを取ることをおすすめします。
入会金・諸費用について
英進館の入塾金は11,000円(税込)です。これは他の進学塾と比較しても一般的な水準です。入塾金は初年度のみ発生し、継続して在籍する場合は翌年以降かかりません。ただし一度退会して再入会した場合は、再度入塾金が必要になります。
また、中学生の場合は保護者向けポータルサイト「eica」の利用料として、月額220円(税込)が別途かかります。これは保護者が成績や連絡事項を確認するためのシステム利用料です。
学年別の月謝の目安
英進館の月謝は学年によって大きく異なります。以下は各学年の授業料の目安です。あくまで参考値であり、コースや受講科目数・校舎によって変動しますので、詳細は各教室にご確認ください。
小学生コースの料金
小学生の月謝は、学年と受講コースによって異なります。低学年(1〜3年生)では比較的リーズナブルな設定で、学習習慣の定着を目的とした内容が中心です。
受験対策が本格化する高学年になると、コース・コマ数が増えるため月謝も上昇します。たとえば小学5年生で週3日(14時限コース)の場合、授業料が約3万円、テスト代が約1万円で月額合計4万円程度が目安です。さらに教材費として月2万円程度がかかることもあります。週2日コースであれば月額が約1万円ほど安くなります。
難関中学受験を目指すTZS・TZクラスなど上位クラスでは、カリキュラムの密度が高くなるため、費用も一般コースより高くなる傾向があります。小学部の費用は校舎や受験コースによって幅があるため、入塾前に詳細な見積もりを取ることが重要です。
中学生コースの料金
中学生の月謝は月額22,000円程度からが目安とされています。5教科受講の場合は23,000〜30,000円程度が一般的な相場です。中学3年生の受験期になると授業時間・科目数が増え、月謝が上昇するケースが多くなります。
中学生は、志望校に合わせたコース選択が重要です。公立高校受験対策から難関私立高校受験対策まで幅広いコースがあり、難易度の高いコースほど費用も高くなる傾向にあります。月謝以外にも模試代や教材費が発生する点も頭に入れておきましょう。
高校生コースの料金
高校生の授業料(東進衛星予備校・英進館高等部)については、一部が公式サイトで公開されています。年間の施設・設備費として受験生は77,000円(税込)、高2以下は44,000円(税込)が別途かかります。月々の授業料は学年ごとに異なり、受験生は月額29,700円(税込)、高2生は14,850円(税込)、高1・高0生は12,650円(税込)が目安です。
高等部では、英進館講師によるライブ授業と東進衛星予備校のIT授業を組み合わせた「高校専科コース」(天神本館のみ)も用意されています。難関大学を目指す生徒向けに「東大・九大攻略講座」も開講されており、コースの組み合わせによって費用は大きく変わります。
コース・クラス別の料金の違い
英進館では学力や目的に応じた多彩なコースが用意されており、選ぶコースによって月謝が大きく変わります。入塾前にどのコースが自分の子どもに合っているかをしっかり確認することが大切です。
難関校受験コースと一般コース
英進館では習熟度別にクラスが細かく分かれており、上位クラスほど授業のコマ数や密度が増えるため料金も高くなる傾向があります。小学部では「TZSクラス(全国超難関中学受験)」「TZクラス」「Sクラス」「Aクラス」などに分かれており、中学部・高等部でも同様に複数のクラスが設けられています。
難関校受験コースは一般コースに比べて授業時間が長く、追加の特別講座も組まれることが多いため、年間費用が大きく膨らむことがあります。志望校のレベルに合ったコースを選ぶことで、費用対効果を最大化できます。
個別指導コースの料金
英進館が運営する「個別指導パスカル」では、1対1のマンツーマン指導と1対2の個別指導から選択できます。入塾前に丁寧なカウンセリングを行い、生徒の学力・個性・目標に合わせたオーダーメイドのカリキュラムを作成してもらえます。
個別指導の料金は集団指導よりも高くなる傾向があります。具体的な料金はカウンセリング時に提示されるため、まず無料相談を活用して見積もりを確認することをおすすめします。個別指導は集団授業に追いつけない生徒の補習や、特定科目の強化に向いています。
英進館でかかる年間費用の総額
英進館に通う際の年間費用は、月謝だけでなく入塾金・季節講習費・教材費・模試代なども含めて計算する必要があります。中学生の場合、入塾金と月謝を合わせると最低でも年間27万5,000円程度が必要と試算されており、これに各種オプション費用が加わります。
春期・夏期・冬期講習の費用
英進館では毎年、春・夏・冬の長期休暇に合わせた季節講習が実施されます。季節講習は通常授業とは別料金が発生することが多く、特に夏期講習・冬期講習は費用が高額になりやすい点に注意が必要です。
英進館の名物として知られる「勉強合宿」は旅館やホテルに宿泊しながら集中的に学習するプログラムで、宿泊施設によって費用が変わります。小学6年生の場合は合宿費だけで12万〜18万円程度かかることもあります。合宿は希望制ですが、クラスメートが多数参加する場合には断りにくい雰囲気になることもあるため、参加を検討する際は事前に家計への影響を確認しておきましょう。
一方で、季節講習のテキスト代のみで受講できるケースもあり、「通常授業と比べてコスパが良い」と評価する保護者の声もあります。費用の内訳は校舎・学年・コースによって異なるため、事前に詳細を確認することが大切です。
テキスト代・模試代など教材費
英進館では東大出身の講師が中心となって開発したオリジナル教材を使用しています。教材費は月謝に含まれているコースもありますが、別途請求されるケースもあります。中高一貫部の天神本館では教材費が月額学費に含まれているとされています。
また、英進館では3万人以上の生徒データを活用した独自の志望校判定模試を実施しています。模試は年数回開催され、その都度受験料が発生します。教材費・模試代は年間を通じると数万円規模になることもあるため、月謝以外の費用も含めた年間予算を立てておくことが重要です。
他の塾と比べた場合の料金水準
英進館の授業料は、一般的な集団進学塾と比べて「相場とほぼ同じ」水準とされています。決して安くはありませんが、法外に高いわけでもなく、九州エリアの進学塾の中では標準的な位置づけです。
個別指導塾と比較すると、集団授業形式の英進館は授業回数・時間に対してコストパフォーマンスが高いと感じる保護者も多く見られます。近隣の塾より料金が低く設定されているケースもあるようです。ただし季節講習や勉強合宿などの特別プログラムでは追加費用が発生し、受験学年になると年間トータルの出費がかなりの金額になることを念頭に置いておく必要があります。
料金に関するよくある疑問
英進館の料金についてよくある疑問をまとめました。入塾前に確認しておくことで、入塾後のトラブルを防ぐことができます。
兄弟割引や特待生制度はある?
英進館では、兄弟姉妹割引制度があり、2人目以降のお子様は月謝が20%割引になるとされています。複数のお子様を通わせるご家庭にとっては、費用負担を大きく軽減できる制度です。
また、特待生制度も設けられており、成績優秀な生徒は授業料の減免を受けられる場合があります。特待生の認定基準は学力テストの成績によるため、入塾時や在籍中に塾に確認してみましょう。さらに、英進館では2024年秋に「英進館奨学金財団」を設立し、大学進学後の卒業生を対象とした返済不要の給付型奨学金制度も導入しています。
途中退会した場合の返金はある?
途中退会した場合の返金については、事前に確認しておくことが大切です。一般的に、未受講分の授業料については返金対応がなされるケースが多いですが、規定は校舎や契約内容によって異なります。入塾時に退会・返金に関するルールを契約書でしっかり確認しておきましょう。
入塾金については、基本的に返金対象外となることが多い点にも注意が必要です。また、再入会した場合は再度入塾金が発生します。
まとめ
英進館の料金は、学年・コース・受講科目数によって大きく異なります。入塾金は11,000円(税込)で、中学生の月謝は22,000円程度から、高校生は学年に応じて月額12,650〜29,700円(税込)が目安です。年間費用は中学生で最低27万5,000円程度からスタートし、季節講習や勉強合宿などを加えると相当な金額になることも念頭に置いておく必要があります。
月謝だけでなく、季節講習・教材費・模試代・合宿費なども含めた年間トータルコストで比較することが大切です。 料金の詳細は公開されていない部分も多いため、まずは資料請求や無料体験授業を利用して、各校舎に直接見積もりを確認することをおすすめします。兄弟割引や特待生制度なども活用して、賢く塾選びをしてみてください。