「家庭教師のマスター」という名前は聞いたことがあるけれど、実際のところどうなのか気になっている保護者の方は多いのではないでしょうか。「評判が悪い」「最悪」という検索ワードが出てくる一方で、長年継続して利用しているご家庭も少なくありません。
この記事では、家庭教師のマスターの料金・特徴・口コミをもとに、どんなご家庭に向いているサービスなのかを詳しく解説します。入会を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
家庭教師のマスターとはどんなサービスか
家庭教師のマスターは、「勉強嫌いな子専門・家計にやさしい家庭教師」をコンセプトに掲げる家庭教師派遣サービスです。運営会社は株式会社マスターシップスで、2000年9月に設立されました。20年以上の運営実績を持ち、関東・関西を中心に展開している準大手の家庭教師センターとして知られています。
設立当初から一貫して「勉強が苦手なお子さん」をメインターゲットとしており、基礎学力の定着や学習習慣の形成に力を入れています。毎年1,000件を超える指導経験をもとに蓄積されたノウハウが、指導方法に反映されているのが特徴です。
在籍する講師数は関東・関西合わせて10万人以上。大学生講師が約8割を占め、残りの2割が社会人・大学院生などの経験豊富な講師で構成されています。
家庭教師のマスターの料金体系
家庭教師のマスターは「家計にやさしい」をうたっていますが、実際に毎月かかる費用は指導料だけではありません。入会前に全体的な費用感をしっかり把握しておくことが大切です。
指導料の目安
指導料は1時間あたりの単価で設定されており、学年によって異なります。
- 小学生:1時間あたり1,600円〜
- 中学生:1時間あたり1,800円
- 高校生:1時間あたり2,000円
オンライン授業の場合は30分単位となり、小学生700円・中学生750円・高校生800円が目安です。月額費用としては、学習指導料と管理費を合わせて14,000〜25,000円程度のコースを選ぶことができます。
指導時間は1コマ単位でご家庭が決められるため、テスト前に時間を増やしたり、体調不良時に短縮したりと、柔軟に調整できます。
教材費・管理費など追加費用の注意点
月々の支払いは「指導料+交通費+管理費+教材費(プランによる)」の合計となります。
たとえば中学1〜2年生が週1回60分の指導を2教科(マスター指定テキスト使用)で受けた場合、月額17,650円程度が目安です。5教科にすると27,000円前後になり、合計費用は塾と比べても必ずしも安くないケースがあります。
特に注意が必要なのは高額な指定教材の購入を勧められるケースです。口コミでも「数万円するテキストを勧められた」「ローンを組まされそうになった」という声が見受けられます。自分の手持ちのテキストや学校の教科書で学習できる「プラン2」も用意されているため、教材の購入を強く勧められた際はきっぱり断り、手持ち教材プランを選択することを検討しましょう。
なお、入学金は22,000円です。交通費は実費負担ですが、片道400円までを上限としています。先生の交代は何度でも無料で対応してもらえます。
オンライン授業の料金
自宅にインターネット環境・パソコン・タブレット・スマホがあれば、最短10分でオンライン授業を開始できます。使用するアプリはZOOM・LINE・Skype・V-CUBE・Teamsに対応しています。
オンライン受講の場合でも、環境設定が苦手な方向けに技術スタッフがサポートしてくれるため、機器操作に不安のある保護者の方でも安心して始めやすい環境が整っています。
家庭教師のマスターの特徴とサービス内容
家庭教師のマスターは単に勉強を教えるだけでなく、お子さんの学習意欲そのものを引き出すことに重きを置いています。サービスの特徴を詳しく見ていきましょう。
勉強が苦手・嫌いな子に特化した指導
家庭教師のマスターが最も力を入れているのが、「勉強嫌いなお子さんのやる気を引き出す指導」です。指導3原則として「ほめる」「相談にのる」「積極性を養う」を掲げており、先生と生徒のコミュニケーションを最重要視しています。
指導メソッドとして独自開発した「マスター式やる気アップ法」「ポイントだけ予習復習法」「パターンを使ったテスト攻略」「長期休みでの弱点克服と完成」「模擬テストの提案」の5つを全講師に徹底させています。
指導スタイルは2パターンから選択できます。
- プラン1(指定テキスト使用):マスターが用意したオリジナルテキストを使って学習習慣の形成から取り組むスタイル。予習・復習のやり方が分からないお子さんや、家庭学習の習慣がないお子さんに向いています。
- プラン2(手持ち教材使用):学校の教科書や塾のテキストなど、すでに使っている教材を活用するスタイル。学校独自の授業に沿って進めたいご家庭に適しています。
不登校・発達障害にも対応
家庭教師のマスターは、不登校や発達障害(ADHD・ASDなど)を持つお子さんにも対応している数少ない家庭教師サービスの一つです。
学校に行けない期間でも自宅で個別指導を受けられること、また先生との1対1の関係性が安心感につながることから、不登校のお子さんをもつ保護者の方にも選ばれています。実際の口コミでも、「入会してから学校に行ける日が増えた」という声が寄せられています。
発達特性を持つお子さんへの指導経験も積んでいるため、担当者への相談時に事前に伝えておくとよいでしょう。
先生の質とマッチング
マスターの講師の約8割は現役大学生です。東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学などの難関大学の学生も在籍しており、難関校受験を目指す中学生は入会時にその旨を伝えておくと対応してもらいやすくなります。
講師に対しては入会前に研修を実施し、指導方針やマナーを徹底させています。もし「教え方が合わない」「相性が合わない」と感じた場合は、何度でも無料で講師を変更してもらえます。
また、兄弟・姉妹やお友達と同時に受講する「ペアレッスン制度」を利用すると、指導料が最大44%オフになるお得な制度も用意されています。
家庭教師のマスターの口コミ・評判
実際に家庭教師のマスターを利用した保護者・生徒の口コミを、ポジティブなもの・気になるものの両面からまとめました。
良い口コミ・評判
家庭教師のマスターに対するポジティブな評判として、次のような声が多く見られます。
- 先生との相性が良く、長期間続けられた:「2年半以上お世話になり、どの先生も丁寧で娘との相性も良かった」という声は、マッチングの質の高さを示しています。
- 料金が家計的に助かった:「塾と比べてかなりリーズナブルで家計的に大助かり」という声も多く、卒業生アンケートでは93%以上が「家計的に助かった」と回答しています(2020年2月〜2025年4月実施)。
- 学習意欲・成績が上がった:「通知表の評定が全て上がった」「不登校だったが学校に行ける日が増えた」など、学習面以外の改善も含めた成果が報告されています。
- 不登校・発達障害への対応が丁寧:「発達障がいの子でも大丈夫か聞いたところ、丁寧に答えてくれた」という声もあり、特別な事情を持つご家庭からの評価が高い傾向があります。
気になる口コミ・評判
一方で、注意が必要な口コミも一定数存在します。
- 高額教材を強く勧められた:「1教科数万円する教材をローンで買わされそうになった」という声は複数見られます。教材購入は任意であり、断ることができますので、強く勧められた際は毅然とした態度で断りましょう。
- 本部(運営)の対応が悪かった:「解約まで時間がかかった」「連絡が取りにくい」など、本部サポートの対応に不満を持つ声もあります。
- 学生講師の質にばらつきがある:大学生が中心のため、「プロ意識が低い」「成績が上がらなかった」という意見も散見されます。
「最悪」という口コミの多くは、教材費に関するトラブルや本部対応への不満が原因です。入会前に費用の内訳を細かく確認し、教材購入を無理に勧められた場合の対処法を知っておくことで、こうしたトラブルを事前に防ぐことができます。
家庭教師のマスターのメリットとデメリット
これまでの情報を整理して、家庭教師のマスターのメリット・デメリットをまとめます。
メリットとして挙げられるのは、次の点です。
- 勉強嫌い・学習習慣のないお子さんへの指導に特化している
- 不登校・発達障害など特別なニーズにも対応している
- 先生の交代が何度でも無料で対応可能
- ペアレッスン制度など、家計にやさしい制度が充実
- オンライン授業にも対応しており、技術サポートも手厚い
デメリットとしては、以下の点に注意が必要です。
- 高額な指定教材の購入を強く勧められるケースがある
- 指導料以外の費用(管理費・教材費・交通費など)を含めると月額費用が高くなりやすい
- 講師の大半が大学生であるため、経験・質にばらつきがある
- 本部(事務局)の対応に不満を感じるケースもある
- 対応エリアが関東・関西に限定されている
こんな子に向いている・向いていない
家庭教師のマスターが特に向いているお子さんは次のような状況にある方です。
- 勉強が嫌いで、まず学習習慣をつけることが必要な子
- 不登校や発達障害などの特性があり、学校や塾への通学が難しい子
- 兄弟・姉妹で一緒に勉強させたい(ペアレッスンを活用したい)
- 家計への負担を抑えつつ、マンツーマン指導を受けたい
一方で、次のような状況には向いていないケースもあります。
- すでに基礎学力がある程度あり、難関校受験を目指している
- 経験豊富なプロ講師による指導を希望している
- 関東・関西エリア以外に居住している
- 対面指導にこだわりがなく、コストを最優先に考えている(個別指導塾の方が安いケースもある)
他のサービスと比較検討する際は、家庭教師のトライ・家庭教師ファーストなども合わせて資料請求し、体験授業を受けてから判断するとよいでしょう。
まとめ
家庭教師のマスターは、「勉強嫌いなお子さんの学習意欲を引き出す」ことに特化した家庭教師サービスです。20年以上の実績を持ち、不登校・発達障害への対応や先生交代無料など、柔軟な対応が評価されています。
一方で、高額な教材費を強く勧められるケースがあること、本部対応への不満の口コミも一定数あることは事前に把握しておくべき点です。入会前に費用の総額を確認し、教材については「手持ちの教材を使うプラン」を選ぶことも選択肢の一つです。
無料体験授業を利用して、先生との相性や指導方針が自分のお子さんに合っているかをしっかり確かめてから入会を判断することをおすすめします。