森塾は受験向きじゃない?ひどいって本当?受験生の向き不向き

森塾は受験向きじゃない?ひどいって本当?受験生の向き不向き

森塾が気になっているけれど、「受験向きじゃない」「ひどい」という言葉を見て迷っている保護者の方や受験生は少なくありません。結論から言うと、森塾は学校の定期テストと内申点を伸ばすのが得意な塾で、難関校の入試対策を中心に考えるなら補い方が必要です。この記事では、公式サイトで確認できる制度と口コミの傾向をもとに、そう言われる理由と向き不向きを整理します。

森塾は受験向きじゃない?結論は受験のタイプで変わります

森塾は、定期テストの点数と内申点を上げて受験に臨みたい人には合いやすい塾です。一方で、難関校の入試問題の演習量を最優先したい人は、授業で何をどこまで扱えるかを体験で確かめる必要があります。

森塾はどんな塾?

森塾は、株式会社スプリックスが運営する小学生・中学生・高校生向けの個別指導塾です。公式サイトによると、2026年9月時点で直営の校舎が268校あります。展開地域は東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木・静岡・大阪・新潟です。

指導は「先生1人に生徒2人まで」の個別指導です。授業時間は小学生が45分、中学生と高校生が80分です。授業は学校の内容を少し先に学ぶ先取り学習と、定期テスト対策が中心になっています。

中学生向けの成績保証制度とは?

中学生コースには「成績保証制度」があります。入塾後2学期以内の中間・期末テストで、次のどちらかを1回以上達成することを保証する制度です。

  • 入塾時に60点未満だった受講科目は、20点以上アップ。
  • 入塾時に60点以上だった受講科目は、80点以上。

達成できなかった場合は、3学期目の対象科目の授業料が全額免除になります。ただし、遅刻・欠席・宿題忘れが授業日数の4分の1以下であることや、春期・夏期などの講習に毎回参加することが条件です。対象科目や入塾時期にも決まりがあるため、詳しくは森塾公式サイトの成績保証制度の説明で確認してください。

「受験向きじゃない」と言われる3つの理由

主な理由は、授業の軸が「学校の成績を上げること」に置かれているためです。受験対策が無いわけではありませんが、入試に特化した進学塾とは役割が違います。

授業の中心が学校の予習とテスト対策だから

森塾の強みは、学校の授業に沿って先取りし、定期テストで点を取れるようにすることです。成績保証制度が定期テストの点数を基準にしていることからも、塾の目標がよく分かります。そのため、学校の内容はおおむね理解できていて、入試の応用問題を多く解きたい人には物足りなく感じることがあります。

難関校向けの演習量は校舎で確認が必要だから

森塾にも受験生向けのサポートはあります。中学生向けには、都道府県ごとの入試の仕組みや高校の情報をまとめた「高校入試データブック」(無料)があり、入試対策説明会も開かれています。高校生向けには、一般受験コースと推薦受験コースが用意されています。

ただし、志望校の過去問や難しい応用問題をどこまで扱えるかは、担当の先生や受講するコマ数によって変わりえます。難関校を目指す場合は、志望校レベルの問題に対応してもらえるかを体験授業で確かめておくと安心です。

中3の秋以降と高3は新しく入れないから

森塾公式サイトの中学生コースの案内によると、中学3年生は9月以降の新規受付を終了しています。高校3年生も4月以降は新規の受付をしていません。

いま通っている生徒の受験指導に力を注ぐためと説明されています。受験直前に「入試対策だけお願いしたい」と思っても入れないため、受験には使いにくいという印象につながりやすい面があります。

「森塾はひどい」は本当?口コミに多い不満の傾向

複数の口コミサイトを見ると、先生が話しやすい、定期テストの点が上がったという好意的な声が多く見られます。そのうえで、気になる点を挙げる声もあります。「ひどい」という強い言葉の多くは、次のような不満から来ていると考えられます。

先生によって教え方に差がある

個別指導では、担当の先生との相性が満足度を大きく左右します。口コミでは、年齢の近い学生の先生が話しやすいという声がある一方で、先生によって教え方に差がある、担当がよく変わるという声も見られます。

森塾には、相性が合わないときに担当を替えられる「先生変更制度」があります。合わないと感じたら、我慢を続けずに校舎へ相談してみましょう。

講習や受講科目の追加をすすめられる

口コミには、面談で講習や科目の追加を強くすすめられたという声があります。先に触れたとおり、成績保証制度には講習への毎回参加が条件に含まれています。そのため、講習の案内が多くなりやすい仕組みだと言えます。

講習は内容と費用を見て、家庭で必要かどうかを判断して構いません。受けない場合は成績保証の対象から外れる点も含めて考えましょう。講習の内容と費用の目安は、森塾の夏期講習の料金と内容でまとめています。

欠席したときの振替はできる?

森塾の振替授業のルールは、公式サイトでは公開されていません。口コミには、体調不良で休んでも振替がなかった、振替の融通がきかないといった声が見られます。

部活や学校行事で休みが多くなりそうな場合は、欠席したときの扱いを入塾前に校舎で確認しておきましょう。なお、講習や祝日で授業回数が少なくなる月は、その分の授業料が減額されると公式サイトに書かれています。

教室がにぎやかで集中しにくい

先生1人が2人を教える形式なので、同じ部屋で複数の授業が同時に進みます。口コミでも、教室が少しうるさい、ざわざわしているという声が見られます。音が気になりやすいお子さんは、体験授業で教室の雰囲気を確かめておくと安心です。

良い声も含めた評判の全体像は、森塾の口コミ・評判と良い声・気になる声のまとめで詳しく紹介しています。

森塾が向いている子の特徴は?

森塾が力を発揮しやすいのは、学校の成績を土台にして受験を考えている子です。具体的には、次のようなケースが当てはまります。

定期テストと内申点を上げたい中学生

公立高校の一般入試では、当日の学力検査に加えて、調査書(内申書)の評定も合否の判断に使われるのが一般的です。比重は都道府県や高校によって異なります。

中1・中2のうちから定期テストの点を安定させることは、そのまま高校受験の準備になります。内申点の計算方法や受験への影響は、内申点の出し方と高校受験への影響で解説しています。

推薦や総合型選抜を考えている高校生

大学入試では、一般選抜以外で入学する人が増えています。文部科学省の令和7年度の調査では、大学入学者のうち総合型選抜が19.5%、学校推薦型選抜が34.1%でした。合わせると半数を超えています。

これらの入試では、高校の評定平均が出願の条件や評価に使われることがよくあります。森塾の高校生コースは先取り学習とテスト対策が中心で、推薦受験コースもあります。高1から定期テストの点を安定させたい人には、相性のよい選択肢です。

勉強の習慣づくりから始めたい子

中学生コースでは毎回宿題が出ます。理解度を確かめる「クリアテスト」に合格できなかった場合は、週2日ある無料の「特訓部屋」で学び直せます。

空いている時間に無料で使える自習室もあります。家ではなかなか机に向かえない子にとって、通う場所と決まった課題があることは大きな支えになります。

森塾が向いていない子の特徴は?

次のような場合は、森塾だけで受験対策を完結させるのは難しいかもしれません。目的に合わせて、ほかの塾との比較や併用も考えてみましょう。

難関校の入試問題を中心に対策したい子

定期テストではすでに高得点が取れていて、入試の応用問題や過去問をたくさん解きたい場合です。その場合は、入試対策を中心にした進学塾のほうが目的に合います。

森塾で定期テストと内申点を固めながら、別の手段で入試演習を補う使い方も考えられます。塾の種類ごとの特徴は、中学生の塾の選び方と塾の種類が参考になります。

受験学年になってから塾を探している子

先に書いたとおり、中3は9月以降、高3は4月以降は新しく入塾できません。また、公式サイトのよくある質問では、キャンセル待ちの教室は1〜2か月待つことが多いと案内されています。受験学年で塾を探す場合は、早めに問い合わせるか、ほかの塾も並行して検討しましょう。

周りと競い合うとやる気が出る子

テストの順位や周りの頑張りが刺激になるタイプの子もいます。個別指導の森塾では、ほかの生徒と成績を比べる場面は集団塾より少なめです。

競争がやる気につながる子には、集団塾のほうが合う場合があります。反対に、集団塾が合わずに悩んでいるなら、集団塾に向かない子の特徴も読んでみてください。

入塾前に確認しておきたい4つのこと

森塾が合うかどうかは、口コミよりも実際の授業を見て判断するのが確実です。無料体験は最大1か月で、時期によって日数が変わります。体験では、次の4点を確かめておきましょう。

  • 担当の先生の教え方と、お子さんとの相性。
  • 目指す高校や大学のレベルの問題に対応してもらえるか。
  • 成績保証の対象になるか(科目・入塾時期・講習参加の条件)。
  • 欠席したときの振替の扱いと、講習にかかる費用。

入塾したあとで合わないと感じた場合も、4回目の授業を受ける前にキャンセルすれば、納めた費用が全額返金されると公式サイトに書かれています。制度の内容は変わることがあるため、申し込み前に最新の条件を確認してください。

まとめ

  • 森塾は、定期テストと内申点を伸ばすのが得意な個別指導塾です。
  • 難関校の入試演習を中心にしたい場合は、進学塾との併用や比較を考えましょう。
  • 「ひどい」という声の多くは、先生との相性、講習のすすめ、振替、教室の騒がしさに関するものです。
  • 中3は9月以降、高3は4月以降は新規入塾ができないため、早めの検討が大切です。

お子さんが目指すのがどんな受験なのかを整理したうえで、体験授業で確かめてから決めてみてください。