「早稲田アカデミーはひどい」という口コミを見て、入塾を迷っている保護者の方もいると思います。月謝は安くないので、合わない塾を選んで後悔するのは避けたいところです。
この記事では、早稲田アカデミー(早稲アカ)が「ひどい」「やめたほうがいい」と言われる理由と、評価されている点を整理します。費用の目安や、向いているお子さん・向いていないお子さんの特徴、入塾前に確かめたいこともまとめました。
早稲田アカデミーはひどいと言われるのはなぜ?
多くの場合、塾の方針とお子さんのタイプが合わなかったときに「ひどい」と感じられています。口コミを見ると、授業の進め方や宿題の量、雰囲気について好みが分かれやすい塾だと分かります。
早稲田アカデミーは、首都圏を中心に中学受験・高校受験・大学受験の進学塾を運営しています。会社案内によると、グループ全体の校舎数は193校です(2025年7月時点)。教育理念として「本気でやる子を育てる」を掲げていて、この方針が合う子には大きな力になります。一方で、合わない子には負担に感じられることもあります。
授業のスピードが速いと感じる子がいる
難関校を目指す生徒も多い進学塾なので、授業は速めに進みます。集団授業のため、一人ひとりの理解を待ちながら進むわけではありません。
公式サイトのよくある質問によると、授業は5〜10分の小テストから始まり、解説と演習を経てまとめで終わります。小テストは前回までの復習が中心です。そのため、前の授業の内容が定着していないと、次の授業でつまずきやすくなります。ついていけないという声は、苦手科目がある場合に見られることが多いようです。
宿題が多く、家庭のサポートも必要になる
宿題の多さは、口コミで特によく挙がる点です。授業で習ったことを家で復習し、次の授業の小テストで確かめる流れなので、宿題が学習の中心になります。
習い事や学校行事が重なると、宿題をこなすだけで精一杯になることもあります。特に小学生は、丸つけや解き直しの管理を保護者が手伝う場面が多くなります。共働きのご家庭では負担が大きいという声も見られます。
熱血・体育会系の雰囲気が合わない子もいる
早稲アカは、講師が熱意をもって生徒を引っ張る雰囲気で知られています。ネット上では「体育会系」「熱血」と表現されることが多く、合う・合わないがはっきり分かれる点です。
夏期合宿や正月特訓のように、長い時間集中して学ぶ特別な講座もあります。なお、公式サイトによると夏期合宿への参加は強制ではありません。授業についても、ピリピリした雰囲気ではなく、生徒が主体的に参加する活気のある授業だと説明されています。
仲間と競い合うことでやる気が出る子には、心強い環境です。反対に、静かに自分のペースで学びたい子や、プレッシャーを強く感じやすい子には、きつく感じられることがあります。
講師や校舎によって印象が変わる
校舎の数が多い分、講師の教え方や教室の雰囲気には違いがあります。先生との相性が合わなかったという声がある一方で、講師が熱心で面倒見がよいという評価も見られます。
評判は校舎や担当講師によって変わりやすいので、全体の口コミだけで判断しないことが大切です。
受講料のほかに講習費やテスト代がかかる
費用が高いと感じる家庭もあります。月々の受講料に加えて、年会費、教材費、テスト代、季節講習の費用がかかるためです。公式サイトに載っている主な金額は次のとおりです(2026年9月時点、税込)。
- 入塾金は22,000円です。
- 年会費は月2,900円です(学年・コースにより異なります)。
- 中学受験の小4 Sコース(4科)は、月33,300円です。
- 中学受験の小5 Sコース(4科)は月54,000円、小6 Sコース(4科)は月54,900円です。
- 高校受験の中1対象コース(標準校舎・5科目)は、月32,200円です。
このほか、教材費や必修テスト代などが別にかかります。小6では、前期の土曜YT講座の費用も加わります。金額は変わることがあるので、最新の情報は早稲田アカデミー公式サイトの費用のご案内で確認してください。ほかの塾と比べたいときは、個別指導と集団塾の料金相場も参考になります。
良い評判・口コミで評価されている点は?
良い評判として多いのは、難関校の合格実績と、目標に向けて力を伸ばす指導体制です。
難関中学の合格実績が多い
公式サイトの2026年度 中学受験 合格実績によると、グループ全体の合格者数は開成中179名、桜蔭中118名でした。女子学院中は144名、麻布中は115名です。
この数字には、個別進学館などグループ内のほかのブランドの生徒も含まれます。集計は全国学習塾協会の基準に沿っていると公式サイトに書かれています。実績を重視して塾を選ぶ家庭にとっては、大きな安心材料になるでしょう。
学力別クラスと志望校別のコースがある
入塾テストの結果をもとに、学力に合ったクラスが案内されます。近いレベルの仲間と学べるので、刺激を受けながら取り組めます。中学受験の「NN志望校別コース」や、大学受験の「必勝志望校別コース」など、志望校に合わせた対策講座もあります。
保護者と連絡を取り合う機会がある
公式サイトによると、講師から家庭に電話をして、塾での様子を伝えることがあります。保護者会や個別面談の機会もあります。子どもが塾の話をあまりしない時期でも、様子を知りやすいのは安心できる点です。授業の後に質問しやすいという声も見られます。
早稲田アカデミーはやめたほうがいい?向いている子・向いていない子
やめたほうがいいかどうかは、お子さんのタイプによって変わります。次の特徴にどれだけ当てはまるかで考えてみてください。
向いている子の特徴
- 目標の学校があり、競い合う環境でやる気が出る。
- 出された宿題を、計画的に進める習慣がある。
- にぎやかで熱量の高い雰囲気を楽しめる。
- ご家庭で、宿題の管理や声かけをある程度サポートできる。
なお、公式サイトのよくある質問では、成績が良くないと入塾できないわけではないと説明されています。最初から難関校を目指している生徒ばかりではない、とも書かれています。
向いていない子の特徴
- 基礎が固まっておらず、苦手科目が多い。
- 静かな環境で、自分のペースで学びたい。
- 競争や多めの宿題に、強いストレスを感じやすい。
- 習い事や部活が忙しく、宿題の時間を取りにくい。
当てはまる項目が多い場合は、集団授業そのものが合っていない可能性もあります。集団塾に向かない子の特徴と個別指導への切り替えも参考にしてみてください。
入塾前に確認しておきたいことは?
後悔しないためには、授業の雰囲気、通う校舎、年間の費用の3つを入塾前に確かめておくことが大切です。
体験授業と入塾テストを活用する
早稲田アカデミーでは、入塾前に無料の体験授業に参加できます。講師の話し方や授業のスピードを、お子さん自身に体感してもらいましょう。終わった後に「また行きたい」と言うかどうかは、大事な判断材料になります。
入塾テストは、これまでに習った内容がどれだけ身についているかを測るものです。結果をもとにクラスが決まるので、今の学力と志望校との差を知るきっかけにもなります。公式サイトによると、一部の講座を除いて年度の途中からでも入塾できます。
通う予定の校舎の様子を確かめる
公式サイトでは、どの校舎も授業内容に差はないと説明されています。ただし、講師の顔ぶれや教室の雰囲気は校舎ごとに違います。
説明会や面談で実際に校舎を訪れ、質問への対応や自習スペースの様子を確認しておくと安心です。口コミサイトの教室別の評判も参考になりますが、個人の感想であることを前提に読みましょう。
年間の総額を見積もる
月々の受講料だけでなく、春期・夏期・冬期の講習会や特訓講座、テスト代、教材費を含めた年間の総額を確認しましょう。校舎に「1年間でどのくらいかかりますか」と率直に聞いてみるのも一つの方法です。費用の見通しが立っていれば、入塾後の不満を防ぎやすくなります。
早稲田アカデミーが合わないときの選択肢は?
集団授業のスタイルが合わないと感じたら、指導の形が違う塾も検討してみましょう。
個別指導塾
個別指導塾は、お子さんのペースに合わせて授業が進みます。苦手科目を基礎からやり直したい子に向いています。集団塾より費用は高くなりやすいものの、質問しやすい環境です。早稲田アカデミーにも個別指導のブランドがあり、早稲田アカデミー個別指導(個別進学館)の評判と特徴で詳しくまとめています。
オンライン塾・映像授業
通塾の時間を減らしたい場合や、自分のペースで進めたい場合は、オンライン塾や映像授業も選択肢になります。分からない単元を繰り返し見直せるのが利点です。一方で、学習の計画を自分で管理する力が必要になります。
地域の中小規模の塾
地域密着型の塾は、講師と生徒の距離が近く、一人ひとりに目が届きやすい傾向があります。大手ほど受験情報が多くない場合もあるので、志望校の対策ができるかを確認して選びましょう。
すでに通っていて転塾を考えている場合は、塾を辞める理由の伝え方と例文も役立ちます。塾選び全体の考え方は、中学生の塾の選び方と失敗しないポイントで紹介しています。
まとめ
- 「ひどい」と言われる主な理由は、授業のスピード、宿題の量、熱血な雰囲気、講師との相性、費用です。
- 難関校の合格実績や、学力別・志望校別の指導は高く評価されています。
- 向き不向きがはっきりした塾なので、体験授業と年間費用の確認をしてから決めるのがおすすめです。
評判だけで決めず、お子さんが前向きに通い続けられるかどうかを一番の基準にしてください。