群馬・栃木・埼玉の3県に校舎を展開し、在籍生徒数21,000名を擁するW早稲田ゼミ。創業から39年以上が経ったいまも、地域を代表する進学塾として多くの家庭から選ばれ続けています。塾の数は年々増え、オンライン学習の選択肢も広がりました。それでも生徒が集まり続けるのはなぜか。授業のつくり方から補習制度、進路指導まで、その中身を丁寧に解説します。
公式サイト: https://www.wasedazemi.com/
講師は全員、正社員のプロ教師
W早稲田ゼミには、アルバイト講師が一人もいません。全員が正社員として採用されたプロの教師です。この方針を掲げる塾は多くありませんが、早稲田ゼミは創業以来これを守り続けています。
アルバイト講師が多い環境では、学期の変わり目や年度をまたぐタイミングで担当者が変わることが珍しくありません。生徒の学習履歴や苦手なポイントを把握したうえでの継続指導が難しくなるのはそのためです。正社員教師であれば、一人ひとりの成長の変化を長期にわたって見届けることができ、「この子はここにつまずきやすい」という積み重なった観察を指導に活かしていけます。生徒との関係性も深まりやすく、学習上の悩みや進路の不安を打ち明けやすい雰囲気が自然と生まれます。
授業の質を高め続けるための仕組みも整っています。採用後の教師は「模擬授業トーナメント」や「発声練習」といった継続的な研修を受け、日々授業力を磨いています。授業前後に生徒を出迎え・見送りする文化もあり、これは単なる礼儀ではなく、生徒との信頼関係を日々少しずつ積み上げていくための意識的な取り組みです。
難しい問題が「チョー簡単」に解けるようになる、ワセダ式の考え方
「ワセダ式」は、難問を難問のまま教えないという発想から生まれた独自の指導メソッドです。食塩水の濃度計算、面積の求め方、英単語の記憶法まで、誰でも再現できるシンプルな解法に落とし込んでいきます。「わかる」「できる」「飽きさせない」の三つを授業の軸に置き、生徒が「難しい」と感じる壁を、意識的に取り除いていきます。
勉強が苦手な生徒の多くは、「わからない」という体験の積み重ねによって自信を失っています。ワセダ式が目指すのは、この流れを逆転させることです。「こうすれば解ける」という体験を早い段階で積み重ねることで、勉強に対する構えが変わります。難問が解けた瞬間の達成感は、次の問題への前向きな姿勢を生み出します。勉強を「できること」に変えていく積み重ねが、長く続けられる学習習慣の土台になります。
このメソッドを授業に落とし込むために、担当教師たちが自ら教材を手作りしています。市販のテキストではなく、生徒の理解を深めるためにつくられたオリジナルの教材です。「どこまで噛み砕けば生徒がわかるか」を常に意識しながら教材を作り続けるという姿勢が、早稲田ゼミの授業の質を支えています。
年間120時間以上の補習が、すべて無料
W早稲田ゼミでは、単元別の補習から定期テスト前の学校別対策、春期・夏期・冬期などの季節講習、受験生向けの「猛勉会」に至るまで、月額授業料以外の費用をすべて無料にしています。その時間は年間平均120時間以上にのぼります。
補習が有料であれば、費用を気にして参加を遠慮する生徒が出てきます。保護者が費用を心配しているなら、なおさらです。「わからないところがあっても、お金がかかるなら行かないでおこう」という判断が積み重なると、理解のギャップは授業が進むにつれてじわじわと広がっていきます。無料にすることで、このハードルを最初からなくしています。生徒が遠慮なく補習に参加できる環境が、「わかるまで、できるまで」という方針を制度として機能させています。
入塾後6ヵ月以内に成績が上がらない場合には、個別補習と自立学習管理で対応する「成績保証制度」も設けています。補習の量を確保するだけでなく、結果を出す責任を塾自身が引き受けているところに、この制度の意味があります。
集団授業なのに個別対応が行き届く仕組み
集団授業は効率がいい反面、理解が追いついていない生徒を見落としやすいという弱点があります。W早稲田ゼミはこの弱点を補うための仕組みをいくつも重ねています。
まず、クラス担任制を採用しています。学習計画の相談から日々の成績管理、受験期のメンタル面までを一人の担任が受け持つ体制です。生徒の状況を「点」ではなく「流れ」でとらえることができるため、問題の芽が小さいうちに気づきやすくなります。学力だけでなく、生活リズムの変化や気持ちの落ち込みにも担任が目を向けることで、受験期特有のプレッシャーにも対処しやすくなります。
算数・数学の授業にはアシスタント教師を配置し、生徒が問題を解く手元をその場で確認できるようにしています。「なんとなくわかった気がする」で終わらせず、「本当に解けているか」を直接確かめます。わからないまま次の単元へ進んでしまうことが成績の伸び悩みにつながりますが、この仕組みがあることでその積み残しを最小限に抑えられます。
面談も定期的に実施されており、保護者への電話連絡を通じて家庭での学習状況も把握しています。家庭学習の習慣や授業への取り組み方を確認したうえで指導方針を調整できるため、塾と家庭が同じ方向を向いた支援がしやすくなります。
内申点と入試得点を、同時に引き上げる5教科指導
英語と数学だけ、あるいは主要3教科だけという塾も多い中、W早稲田ゼミは5教科すべてに対応しています。この方針は、公立高校入試の実態を正面から見据えた判断です。
群馬・栃木・埼玉の公立高校では、内申点が合否に大きく影響します。つまり、学校の定期テストで点数を取ることが、入試本番の対策と同じくらい重要になります。それにもかかわらず、理科や社会の指導が手薄な塾も少なくありません。5教科の対策が行き届かないまま受験を迎える生徒にとって、内申点の不足は取り返しにくいハンデになります。
W早稲田ゼミでは「学校別×教科書別」のオリジナル教材を使った定期テスト前の補習を実施しています。生徒が実際に通っている学校と使っている教科書に合わせた内容で準備できるため、テスト勉強の効率が上がります。5教科を同じ場所で継続的に学ぶことで学習習慣も統一され、苦手教科が後回しにされにくい環境がつくられています。
小学生・中学生・高校生、それぞれの学びの場
小学生コースは、中学受験を視野に入れた指導を4年生から開始します。ワセダ式の解法を通じて難問にも動じない思考力を育てていきます。中学受験を考えていない場合も、中学進学後に学習でつまずきにくい基礎力の定着を目指した指導が受けられます。
中学生コースは、定期テストの点数を上げることと高校受験の合格を両輪として追います。単元別補習と学校別補習を組み合わせた「二刀流補習」が特徴で、部活動との両立を前提にしたスケジュールが組まれています。「成績が上がらなければ、ワセダじゃない」という言葉は、スローガンではなく、成績保証制度として実際に機能しています。
高校生コースは、大学受験に精通したプロ教師が担当し、志望校別・高校別のクラス編成で指導します。推薦・小論文対策、個別指導など多様な受験スタイルへの対応も用意されており、国公立大から難関私大まで幅広い進路をカバーしています。
合格実績という、最も正直な評価指標
どれほど充実した指導体制を整えていても、結果が伴わなければ意味がありません。2025年度の合格実績を見ると、埼玉県では浦和12名・浦和第一女子13名・大宮20名、群馬県では高崎78名・高崎女子75名、栃木県では宇都宮25名・宇都宮女子20名など、各県の難関公立高校への合格者を多数輩出しています。
注目すべきは、この数字が受験直前まで在籍した生徒のみを対象としている点です。模試や季節講習だけの参加者は含まれていません。日々の授業と補習を通じて指導を受けた生徒の結果として読む数字であり、その分だけ信頼性が高いといえます。
在籍生徒数21,000名というスケールは、積み重なった入試データという形でも生きています。どの高校にどの程度の得点が必要か、どの時期にどんな対策が効果的かという情報の厚みは、小規模な塾では持ちにくいアドバンテージです。受験期に正確な情報をもとに進路を判断できるかどうかは、志望校選びの大きな分かれ目になります。
入塾テストなし、まずは体験から始められる
入塾にあたって選抜テストはありません。希望すれば誰でも体験授業や説明会に参加でき、学力診断テストと面談を経てクラスが決まります。現在の学力に関わらず「まず雰囲気を見てみたい」という段階から動ける仕組みで、体験授業や講習だけの単発参加も受け付けています。
授業以外の学習環境も整っています。自習室は日曜日も無料で開放されており、先生が常駐する「質問市場」では授業の内外を問わず疑問をその場で解消できます。暗記に特化した「暗記道場」も用意されており、テスト直前の追い込みにも活用できます。
資料請求や電話での問い合わせから始め、説明会と体験授業を経て入塾という流れはシンプルな4ステップで完結します。「いきなり決める必要はない」という姿勢が、はじめて塾を検討する家庭への入り口を自然と広げています。