V模擬とは?W模擬との違い・難易度・勉強法を徹底解説

V模擬とは?W模擬との違い・難易度・勉強法を徹底解説

都立高校の受験を考えている中学3年生なら、一度は「V模擬(Vもぎ)」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。でも、「V模擬って何?」「W模擬とどう違うの?」「難しいって本当?」と疑問を持っている人も多いはずです。

この記事では、V模擬の基本的な特徴から、W模擬との違い、難易度、私立過去問の活用法、そして効果的な勉強法まで、受験生と保護者の方が知りたい情報をまるごと解説します。ぜひ最後まで読んで、V模擬を受験戦略に役立ててください。

V模擬の基本を知ろう

V模擬(ブイ模擬)とはどんな模試か

V模擬(ブイ模擬)は、株式会社進学研究会が主催する、中学3年生を対象とした高校入試対策の公開模擬試験(v 模試)です。毎回、高等学校などの外部会場で実施されるため、本番さながらの緊張感の中でテストを受けることができます。

年間を通じた受験者数は延べ約38万人にのぼり、首都圏最大級の規模を誇ります。都立高校を志望する受験生の間では、受験対策の定番として広く知られています。

V模擬には、主に以下の4種類があります。

都立Vもぎ(都立そっくりもぎ)は、最も受験者数が多い定番の模試です。6月から翌年1月まで毎月実施され、8月以降は「都立そっくりもぎ」として、より本番に近い形式で行われます。

都立自校作成対策もぎは、日比谷・西・国立など、独自問題で入試を実施するいわゆる「自校作成校」を志望する受験生向けです。10月から1月にかけて月1回実施されます。記述式問題や自由英作文など、難易度の高い問題が出題されます。

県立Vもぎ(県立そっくりもぎ)は、千葉県の公立高校を志望する受験生を対象としています。都立Vもぎと同じく6月からスタートし、8月以降は「県立そっくりもぎ」として実施されます。

私立Vもぎは、私立高校受験を視野に入れた受験生向けの模試です。9月から12月にかけて実施されます(年度によって開催回数が異なる場合があります)。

V模擬で測れること

V模擬を受験することで得られる最大のメリットは、自分の現時点での学力と、志望校への合否可能性を客観的に把握できることです。

成績表(学力分析表)には、各教科の得点・偏差値に加え、志望校の合格可能性判定(S・A・B・C・D)が記載されています。また、「偏差値の推移と平均値」が掲載されるため、複数回受験することで自分の成績の変化を追うことができます。

さらに、V模擬は高校などの外部会場で実施されるため、本番に近い雰囲気での試験体験や、マークシートの記入練習、時間配分の感覚をつかむ訓練としても非常に有効です。

V模擬とW模擬の違い

都立高校受験を控えた受験生の間では長らく「VもぎとWもぎ、どちらを受ければいいの?」という疑問が語られてきました。ここでは、v 模擬 w 模擬 違い・w 模擬 v 模擬 違い・v 模擬 と w 模擬 の 違いについて詳しく説明します。

実施団体・対象エリアの違い

V模擬とW模擬は、全く別の会社が運営している模擬試験です。

V模擬は株式会社進学研究会が主催しており、東京都・千葉県の公立高校や私立・国立高校を対象とした模試を実施しています。

一方、W模擬は株式会社創育(旧・新教育研究協会)が主催しており、東京都・神奈川県の公立高校を対象とした模試を展開していました。歴史的にはVもぎは東東京、W模擬は西東京・神奈川県に特化していた時期もありましたが、近年はどちらも都立高校入試に対応した模試として展開されてきました。

ただし、2024年度からW模擬の状況は大きく変わっています。 2024年5月、W模擬を運営する会社が同年度の会場模試を休止・中止すると発表しました。その後、代替として「統一模擬テスト(仮称)」の実施が検討されましたが、これも中止となっています。そのため、2024年度以降はV模擬が都立高校受験生向けの実質的な公開模試として唯一の選択肢となっている状況です。

出題範囲・問題形式の違い

都立高校入試を想定した「都立Vもぎ」と「W模擬の都立そっくりテスト(かつての)」は、いずれも都立入試本番と同じ5教科(国語・数学・英語・理科・社会)で構成されており、出題形式も本番に近いものが使われていました。

V模擬は6月から9月までは出題単元・分野が指定されており、10月以降はそれまでの学習内容を網羅した総合問題として実施されます。自校作成対策もぎでは、記述問題や自由英作文といった難易度の高い形式も含まれます。

現在の模試選びの考え方

2024年度以降はW模擬が事実上廃止となり、都立受験生の公開模試はV模擬一択となっています。今後V模擬を受験する際は、志望する高校のタイプ(一般都立校か自校作成校か)に合わせて種類を選び、同じ種類の模試を継続して受けることが大切です。成績の推移を正確に把握するためにも、毎回異なる種類の模試を受けることは避け、同一種類で受け続けることが推奨されています。

V模擬の難易度

都立志望向けとしての難易度

V模擬は、都立高校の入試本番よりもやや難しめに設定されているといわれています。本番の問題に近いながらも、受験生に本番以上の力を身につけてもらうために難易度が調整されているためです。

実際に「V模擬は難しい」と感じる受験生は多く、本番で点数が上がったというケースも珍しくありません。本番でV模擬と同様の点数が取れれば、合格可能性はかなり高いと言えます。

また、V模擬の偏差値は「その回の受験者の中での相対的な位置づけ」を示すものです。受験者層は都立志望の中学3年生が中心であり、比較的均質な母集団の中での偏差値が示されます。成績表の「偏差値の推移と平均値」をもとに、模試ごとの変化を追いながら学力の伸びを確認することが大切です。

私立受験者から見たV模擬の難易度

V模擬(ブイ模擬)には「私立Vもぎ」というコースがあり、私立高校を志望・併願する受験生も活用しています。私立高校の場合、各校によって出題の傾向や難易度が異なるため、「v 模擬 私立 v 模擬 難易度」について単純な比較はできません。

ただし、一般的に都立入試の問題は全校共通問題であるのに対し、難関私立校は独自の問題で難易度が高くなります。私立Vもぎは私立高校の傾向を踏まえた問題が出題されるため、私立対策にも役立てることができます。都立と私立の両方を受験する場合は、私立Vもぎも積極的に活用することをおすすめします。

V模擬の過去問・私立過去問について

V模擬過去問の入手方法

V模擬(v 模擬 私立 過去 問を含む)の過去問は、公式サイトから購入できます。「Vもぎ過去問集」として「都立用」「千葉県立用」の2種類が販売されており、5教科別冊で過去に実施された模試の問題が収録されています。解答用紙・解答解説・正答率・偏差値換算票・合格目安表なども含まれており、受験対策に十分活用できる内容です。

書店でも関連する過去問集が販売されていることがあるので、最寄りの書店や公式サイトを確認してみてください。

過去問をどう活用するか

V模擬の過去問は、単に「問題を解く練習」としてだけでなく、弱点の発見と克服のためのツールとして活用することが重要です。

具体的な手順として、まず時間を測って本番と同じ環境で取り組むことが大切です。解答後は、間違えた問題に「×」、正解したが自信がなかった問題に「△」をつけ、それぞれの解説をしっかり読み込みます。「V模擬の解説を読む→教科書や参考書を読む→問題集を解く」という流れで復習すると、理解が定着しやすくなります。

時間配分の練習にもなるため、特に数学や国語の長文問題では、どの問題から解くかの戦略を意識しながら取り組むことをおすすめします。

V模擬に向けた効果的な勉強法

受験前にやるべき準備

v 模擬 勉強法として、まず大切なのは基礎的な知識の固め直しです。V模擬では都立入試に即した問題が出題されるため、教科書の基礎内容を確実に押さえることが土台になります。

受験のタイミングについては、多くの受験生が部活動を引退して時間的な余裕が生まれる9月からの受験開始がおすすめです。その後、10月・11月・12月と受け続けることで、無理なく合計3〜4回受験することができます。より早く本番の雰囲気を体験したい場合は、6月や7月から受け始めることも可能ですが、夏休み前はまだ受験者数が少ない時期であるため、偏差値の参考値としては秋以降の結果をより重視するようにしましょう。

また、申し込み期間が短く(1〜2週間程度)設定されているため、申し込み忘れに注意することが必要です。公式サイトで日程を確認し、早めに申し込みの準備をしておきましょう。

受験後の復習で成績を伸ばす

V模擬は受けっぱなしにすることが最も避けるべき状態です。模試の本当の価値は受験後の復習にあります。

成績表(学力分析表)を受け取ったら、まず「自分の弱点・苦手分野」を正確に把握することから始めましょう。偏差値や合否判定に目が行きがちですが、どの問題を落としたか・どの分野が苦手かを分析することが最優先です。「不正解の問題」だけでなく、「正解したけれど自信がなかった問題」も弱点として扱い、丁寧に見直しましょう。

弱点が明確になったら、その範囲を教科書や参考書で基礎から確認し、問題集で解き直す流れを繰り返すことで、着実に得点力を伸ばすことができます。

科目別の対策ポイント

国語は、漢字の読み・書きが配点の高い項目です。都立高校入試では漢字だけで20点分が配点されており、コツコツ取り組むことで確実に得点につながる分野です。長文読解については、段落ごとの要旨をつかむ読み方を練習しておきましょう。

数学では、大問2での文字式を用いた証明問題が難易度が高い傾向にあります。基礎的な計算問題と関数・図形の基礎を固めつつ、難問は最初から諦めず「(1)だけでも取る」という意識で取り組むことが得点アップのポイントです。

英語は、長文読解・英作文・リスニングの3つが柱です。単語・文法の基礎を固めた上で、長文を読み慣れることが重要です。自校作成対策もぎを受ける場合は、自由英作文の練習も欠かせません。

理科・社会は、暗記要素が多い分野ですが、知識の丸暗記ではなく「なぜそうなるのか」という仕組みへの理解が問われます。教科書の重要用語を整理し、図表を使って視覚的に覚えることで記憶が定着しやすくなります。

まとめ

V模擬(ブイ模擬・v 模試)は、都立高校受験生にとって欠かせない公開模試です。株式会社進学研究会が主催し、年間約38万人が受験する首都圏最大規模の模試として、多くの受験生の志望校合格を支えてきました。

W模擬については、2024年度に事実上廃止となったため、現在は実質的にV模擬が都立受験生向けの主要な公開模試となっています。

V模擬を最大限に活用するためには、同じ種類の模試を継続して受け、受験後の復習を徹底することが何より大切です。偏差値や合否判定に一喜一憂するのではなく、弱点を発見して次の学習に活かす姿勢が、合格への最短ルートです。

難易度はやや高めに設定されているため、V模擬で安定して得点できるようになれば、本番への自信にもつながります。過去問集を使った対策と、科目ごとの丁寧な復習を積み重ねながら、万全の状態で受験本番に臨みましょう。

教育ラボでは、都立高校受験に関するさまざまな情報を発信しています。引き続き参考にしていただければ幸いです。