復習で成績が劇的に上がる!定期テストで高得点をとるための復習のタイミングとやり方5選

復習で成績が劇的に上がる!定期テストで高得点をとるための復習のタイミングとやり方5選

「毎日机に向かって何時間も勉強しているのに、定期テストの点数がなかなか上がらない…」

「授業中は先生の説明を聞いてしっかり理解できたはずなのに、いざテスト本番になると問題が解けない…」

教育ラボの読者の中にも、そんな悔しい思いや悩みを抱えている中高生、そして保護者の方は多いのではないでしょうか。

実は、その原因はあなたの記憶力や努力不足にあるわけではありません。多くの場合、「復習」のやり方とタイミングが間違っているか、あるいは自己流になってしまっていることが原因です。人間の脳がどのように情報を記憶し、忘れていくのかという仕組みを正しく理解し、科学的根拠に基づいた正しいタイミングと方法で学習を振り返ることで、あなたの努力は確実にテストの点数という結果へ結びつけることができます。

本記事では、定期テストで高得点をとるための「復習のベストなタイミング」と、今日からすぐに実践できる「具体的なやり方」を、豊富な具体例とともに徹底解説します。

なぜ復習が勉強において一番重要なのか

世の中には「〇〇式勉強法」や「速読術」など、さまざまな勉強法が存在しますが、成績アップを狙う上で最も効率が良く、絶対に欠かせない土台となるのが「復習」です。まずは、なぜ新しいことを学ぶよりも学習を振り返ることが記憶の定着に直結するのか、そのメカニズムから紐解いていきましょう。

人の脳は忘れるようにできている

私たちの脳は、五感を通じて日々入ってくる膨大な情報をすべて記憶することはできません。そのため、脳は「生きていく上で重要でない」と判断した短期記憶をどんどん忘れるようにできています。有名な心理学者ヘルマン・エビングハウスが行った「エビングハウスの忘却曲線」の実験によれば、人は一度覚えたことでも、20分後には42%、1日後には74%も忘却してしまうことが分かっています。

つまり、一生懸命勉強してその場で完璧に覚えたつもりでも、「忘れる」のは脳の正常な働きであり、ごく自然なことなのです。だからこそ、記憶をつなぎとめるための意図的な対策(=復習)が不可欠となります。

「わかる」を「できる」に変えるのが復習の役割

授業を聞いて先生の解説に「なるほど!」と深く理解した状態は、実はまだテストで点数が取れる状態ではありません。例えば、数学の公式の意味を理解した(=わかる)としても、実際に初めて見る図形問題にその公式を当てはめて自力で正解を導き出せる(=できる)かは別の話です。

その「わかる」という一時的な理解を確かな実力へと昇華させ、テスト本番でどんな問題が出ても対応できる応用力を身につけるには、反復学習によって知識を脳の奥深く、長期記憶へと定着させる必要があります。「わかる」状態から、テストで点数を奪い取る一人で「できる」状態へと引き上げる役割こそが、復習の最大の目的なのです。

定期テスト対策の基本は予習よりも復習

限られた時間の中で定期テストでしっかりと点数を取るためには、勉強の優先順位を間違えないことが非常に大切です。もちろん、新しい範囲を先取りする予習も授業の理解度を高める上で素晴らしいことですが、成績を上げるという観点では、習った範囲の基礎を固める復習に圧倒的な重きを置きましょう。

テストで平均点以上、あるいは高得点を狙うためには、「誰も解けないような難問を解く」ことよりも「みんなが取れる基礎〜標準問題を絶対に落とさない」ことが重要です。テスト範囲の基礎事項を復習によって確実にして取りこぼしを防ぐことが、安定して高得点を叩き出すための最短ルートとなります。

科学的に証明された効果的な復習のタイミング

「復習が大事なのは分かったから、とにかく何度も教科書を読もう」と思い立ったときにがむしゃらに見直すだけでは、せっかくの努力も半減してしまいます。科学的なメカニズムに基づいた適切なスケジュールと頻度を知り、「いつ」見直すべきか、ベストなタイミングを把握して学習効果を最大化しましょう。

1回目の復習は学習したその日のうちに行う

授業で新しく習った内容の1回目の復習は、必ず学習した「当日」に行いましょう。記憶は時間が経つほど急激に失われていくため、帰宅後など、授業後から24時間以内にその日のうちにサッとノートや教科書を見直すだけでも、記憶の持ちは格段に良くなります。

この1回目の復習は、何時間もかける必要はありません。「今日、数学で二次関数をやったな」「英語で現在完了形を習ったな」と、記憶が新鮮なうちに振り返る習慣をつけるだけで、脳がその情報を「思い出すべき情報」として認識しやすくなります。

2回目の復習は記憶が薄れ始める翌日から1週間後

1回目の復習で見直した内容も、人間の脳の仕組み上、数日経てば再び記憶の輪郭が薄れ始めます。そこで、記憶が薄れ始める翌日、あるいは週末のまとまった時間を利用して「1週間後」を目安に2回目の反復学習を行いましょう。

多くの中高生が陥りがちなのが、定期テスト前になってから慌てて数週間前の授業内容を詰め込もうとすることです。しかし、完全に忘れてしまってからでは「覚え直し」になってしまい、膨大な時間がかかります。記憶が少し残っている1週間後のタイミングで「思い出す」作業を挟むことが、効率よく記憶を強化する秘訣です。

2週間後と1ヶ月後に3回目と4回目の復習をして記憶を定着させる

さらに強固で、ちょっとやそっとでは忘れない長期記憶を作るためには、2週間後と1ヶ月後にも3回目、4回目の振り返りを行うのが理想的な復習サイクルです。

ここまで計画的かつ定期的に同じ情報に触れ、何度も思い出すプロセスを繰り返すことで、脳はついに「こんなに何度もアクセスしてくるということは、これは生きるために必要な非常に重要な情報に違いない」と錯覚を起こします。その結果、驚くほど高い定着率を保つことができ、テスト本番でも瞬時に知識を引き出せるようになります。

寝る前15分の復習が記憶のゴールデンタイム

人間の脳は、睡眠をとっている間にその日取り入れた情報の整理・整頓を行い、必要な記憶と不要な記憶をより分けています。そのため、寝る直前の15分間〜30分間は、暗記ものに取り組むための「ゴールデンタイム」と言われています。

英単語、漢字、歴史の年号、理科の重要用語など、とにかく暗記したい知識を寝る前にサッと確認し、その後はスマホなどを見ずにすぐに眠りにつきましょう。余計な情報が入らない状態で睡眠に入ることで、脳が寝ている間にその知識をスムーズに整理し、効率よく長期記憶へと定着させてくれます。

成績がぐんぐん伸びる具体的な復習のやり方

ベストなタイミングを把握したら、次はいよいよ実践です。ただ教科書をぼーっと読むだけの受動的な勉強法から卒業し、脳をフル回転させて劇的に効率が上がる5つの具体的なやり方と手順、コツをご紹介します。

教科書やノートを閉じて思い出す

学習内容を見直す際、最初から教科書やノートを広げて読んでいませんか?実は、より効果的なのは、まず教科書やノートを閉じた状態で「今日は何を習ったっけ?」と思い出す「アクティブリコール」という暗記法を取り入れることです。

「うーん、なんだったかな…」と脳に負荷をかけて一生懸命に情報を引き出そうとするこのプロセスこそが、脳の神経回路を刺激し、最もテスト効果(記憶の定着)を高めると言われています。どうしても思い出せない部分だけ、ノートを開いて確認するようにしましょう。

インプットより問題演習などのアウトプットを重視する

教科書や参考書を読むこと(インプット)に多くの時間をかけるのではなく、実際にペンを持って手を動かすこと(アウトプット)の時間を大幅に増やしましょう。

学校で配られたワークや問題集の演習、あるいは一度解いた問題の解き直しに重点を置くことで、「わかったつもり」を防ぎ、実践的な解答力が身につきます。目安としては、「インプット3:アウトプット7」の割合が最も学習効率が良い理想のバランスです。

間違えた問題だけを繰り返す

問題集を解く際、できた問題に大きな丸をつけて満足してしまってはいけません。本当に重要なのは「間違えた問題」です。間違えた問題や、勘で当たってしまった問題には、必ず目立つ色でバツ印やチェックマークをつけておきましょう。

そして、2周目以降の復習では、正解した問題は飛ばし、そのバツ印がついた苦手な問題だけを繰り返し解きます。できるようになっていることを何度もやるのは時間の無駄です。できないことをできるようにすることに時間を集中投下することで、徹底的な弱点克服と学習の大幅な効率化が実現できます。

人に教えるつもりで声に出して説明する

学んだ内容を、自分自身の言葉で言語化し、目の前に架空の生徒がいると想定して声に出して説明する「セルフレクチャー(自己授業)」も非常に有効な復習法です。

「なぜこの公式を使うのか」「この歴史的事件の背景には何があったのか」を声に出して説明しようとすると、言葉に詰まる部分が必ず出てきます。その言葉に詰まった部分こそが「自分はどこまで分かっていて、どこから分からないのか」という正確な理解度の境界線です。曖昧な知識が浮き彫りになるため、そこを重点的に復習し直すことで、圧倒的な理解の深さを得ることができます。

スキマ時間を活用して単語帳や一問一答を反復する

部活や習い事でまとまった勉強時間が取れない中高生にとって、時間は作り出すものです。通学の電車やバスの中、お風呂に入っている時、ちょっとした待ち時間などの「スキマ時間」を最大限に有効活用しましょう。

1回5分でも、1日の中で6回繰り返せば30分の勉強時間になります。英単語帳や一問一答形式の暗記カードなどを常にカバンに入れて持ち歩き、短い時間で何度も高頻度で反復することが、知識の定着に大きく貢献します。スキマ時間は「暗記」、机に向かう時間は「思考力が必要な数学など」と使い分けるのが賢いやり方です。

定期テスト対策に効く予習と復習の黄金バランス

「復習がとても大切なのはよくわかったけれど、じゃあ学校から言われている予習はしなくてもいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここでは、テスト勉強を成功に導くための、予習と復習のベストなバランスと割合について解説します。

予習と復習の理想的な時間配分

日々の限られた勉強時間を効率的に使うためのペース配分として、予習と復習の時間配分は「3対7」または「2対8」を意識しましょう。

新しいことを自分の力だけで学ぶ(予習する)のは非常に時間がかかり、効率が悪いことが多々あります。それよりも、先生が分かりやすく教えてくれた「すでに学んだこと」を確実にする時間(復習)に大きな比重を置くのが、成績を最短で上げる最大のコツです。

予習は授業の理解度を上げるための準備と割り切る

完璧に理解しようと予習に時間をかけすぎて、睡眠時間を削って疲弊してしまうのは本末転倒です。予習の目的は、あくまで授業をスムーズに受けるための「準備」に過ぎません。

「今日の授業ではどんな新しいテーマを学ぶのか」「どの部分が難しそうか」という大枠の基礎理解を得ることができれば十分です。「英語の本文の分からない単語だけ意味を調べておく」「数学の新しい公式を教科書でサッと読んでおく」程度にとどめ、予習へのハードルを極力下げておきましょう。予習で生じた「?」を授業で解決し、復習で定着させるというサイクルを回してください。

テスト2週間前からの効率的な復習スケジュール

定期テスト2週間前に入ったら、新しい内容を覚えたりまとめたりする作業はやめ、今までの「総復習」に切り替える追い込みの時期です。

行き当たりばったりで勉強するのではなく、テストの範囲表と日程から逆算してスケジュールを立てます。「いつまでに、どの教科の学校のワークを何周終わらせるか」という具体的な目標を設定し、日々の計画表に落とし込んで実行しましょう。例えば「テスト1週間前には全教科のワーク1周目を終わらせ、残り1週間は間違えた問題の2周目・3周目に専念する」といった明確な計画が、本番での自信につながります。

やってはいけない効果が出ないNGな復習のやり方

最後に、真面目な生徒ほど無意識にやってしまっている「非効率で悪習慣なNG行動」を紹介します。いくら机に向かって時間をかけても、点数という結果に結びつかず失敗に終わりやすい「やってはいけない」勉強法をチェックし、今すぐ見直しましょう。

ノートを綺麗にまとめ直すだけで満足している

テスト前に非常にありがちなのが、複数の色ペンやマーカーを使って、授業ノートや教科書の内容を別のノートに「綺麗にまとめ直す」ことに膨大な時間を費やしてしまうことです。

これは頭を使わない単なる「作業」になりやすく、綺麗なノートが完成した時点で「勉強した気になって」自己満足で終わってしまうため、極めて時間の無駄です。テストで評価されるのはノートの美しさではなく、問題が解けるかどうかです。ノートをまとめることよりも、その時間を使って1問でも多く問題集を解く(アウトプットする)ことに時間を使いましょう。

教科書や参考書をただ眺めるだけで終わっている

テスト勉強といえば、教科書や参考書のテスト範囲のページをただパラパラと読むだけ、眺めるだけの受け身な姿勢で終わらせていませんか?

このようなインプットのみの勉強は、情報は頭をただ通り過ぎるだけで、全く脳に定着しません。読んでいる時は「あー、なるほど分かった」と「わかったつもり」になりやすいのですが、いざ本番で白紙のテスト用紙を前にすると、全くペンが進まないという恐ろしい事態に陥ってしまいます。必ず「読んで覚えたら、問題を解いて確認する」というセットで学習を進めてください。

復習の間隔が空きすぎて最初からやり直している

「部活が忙しいから、テスト前にまとめて一気にやろう」と日々の復習を放置し、学習した日から何週間も間隔が空きすぎると、脳はきれいに情報を忘れてしまっています。

結果として、定期テスト前に「あれ、これどうやるんだっけ?」と最初からすべて「学習のやり直し」となり、多大な労力と時間がかかることになります。これではテスト範囲全体をカバーしきれず、モチベーション低下の大きな原因となります。「週末の1時間」や「毎日の寝る前15分」といった、こまめな振り返りこそが、テスト前に自分を助ける最大の近道なのです。

まとめ

本記事では、定期テストで高得点をとるために不可欠な「復習の重要性」から、「ベストなタイミング」「アウトプット重視の具体的なやり方」、そして「避けるべきNG行動」までを詳しく解説してきました。

成績アップの最大の鍵は、人間の脳の仕組みを利用した「適切なタイミング」と、自ら頭を働かせる「アウトプット重視のやり方」で学習の振り返りを徹底的に行うことです。

最初からすべてを完璧にこなそうとすると挫折してしまいます。まずは「今日の授業のノートを、寝る前に5分だけ見直す」「通学電車で単語帳を1ページだけ見る」といった、小さな行動からスタートし、毎日の習慣化を目指しましょう。その小さな積み重ねが、数週間後のテスト本番で必ず大きな結果となって表れるはずです。教育ラボは、あなたの目標達成と成績アップを全力で応援しています!