英検準2級面接で使える表現・フレーズ・裏ワザ完全ガイド
英検準2級の一次試験を突破して、いよいよ二次試験(面接)が近づいてきた——そんなあなたが今一番知りたいのは、「どんなフレーズを使えばいいのか」「うまく答えられなかったらどうするのか」「落ちる人には何か共通点があるのか」ということではないでしょうか。
この記事では、英検準2級の二次試験で実際に使えるフレーズや表現を問題別に紹介するとともに、知っておくと差がつく裏ワザ・裏技、そして合格できなかった人によく見られるNG行動まで、ひとつの記事にまとめて解説しています。試験直前でも役立つ内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検準2級の面接はどんな試験?
試験の流れと問題構成
英検準2級の二次試験は、日本人またはネイティブスピーカーの面接官と1対1で行うスピーキングテストです。試験時間は約6分で、面接室への入室から退室までのすべてのやりとりが評価の対象となります。
試験では「問題カード」が渡され、約50語の英文パッセージと2コマのイラストが印刷されています。問題の構成は以下の通りです。
- 音読(No.0に相当):パッセージを20秒間黙読したあと、音読する
- No.1:パッセージの内容に関する質問(パッセージを参照しながら答える)
- No.2:イラストのAのシーンについて、人物たちの行動を説明する
- No.3:イラストのBのシーンについて、人物が何をしようとしているかを説明する
- No.4:受験者自身の意見を問う質問(問題カードのトピックに関連)
- No.5:受験者自身の身近な話題について意見を問う質問
3級に比べてパッセージの語数(30語→50語程度)とイラスト数が増え、意見を論理的に述べる力も求められるのが準2級の特徴です。日常生活に関するトピックが中心で、過去には「ホームシアター」「ボランティアガイド」「食品フェア」「電子辞書」などが出題されています。
評価されるポイント
採点は、応答内容・発音・語い・文法に加えて、アティチュード(態度・姿勢)も対象です。CSEスコアに換算した合格基準点は600点満点中406点(約68%)です。
アティチュードとは、英語で積極的にコミュニケーションしようとする姿勢を指します。声量・発音・反応の自然さ・積極性などが評価されます。入室から退室まですべてのやりとりが見られているため、試験が始まる前から意識しておくことが大切です。
知らないと損する裏ワザ・裏技
時間稼ぎと言い換えの表現
英検準2級の面接で多くの受験者が困るのが、「うまく英語が出てこないとき」の対処法です。ここで使えるのが、時間稼ぎのフレーズです。これは沈黙を避けるだけでなく、アティチュード評価を守るためにも重要な裏ワザです。
答えがすぐに思い浮かばない場合は、以下の表現を使って「考え中である」ことを面接官に自然に伝えましょう。
- Well, …(ええと…)→ 最もシンプルで使いやすい
- Let me see. / Let me think.(少し考えさせてください)→ 自然な間つなぎ
- That’s a good question.(いい質問ですね)→ ただし多用は避ける
- That is a difficult question …(難しい質問ですね…)→ 考える時間をつくれる
これらは「準備していないから言っている」ではなく、「コミュニケーションをつないでいる」と評価されます。沈黙が続いてしまうと次の質問に進められてしまうこともあるため、何か声に出すことを習慣にしておきましょう。
沈黙を避けるフィラーフレーズ
フィラーフレーズとは、答えを考えながら会話の流れを止めないために使う表現です。英検準2級の二次試験で使えるフィラーフレーズには以下のようなものがあります。
- I think …(私は〜だと思います)→ 意見の始め方として万能
- I believe …(〜だと思います)→ thinkと同様に使える
- Actually, …(実は、/実際には)→ 話を展開するときに便利
- For example, …(例えば)→ 理由を具体的に説明するときに有効
- Because …(なぜなら〜)→ 理由をつなぐ鉄板フレーズ
また、質問が聞き取れなかった場合は黙って首をかしげるのではなく、「Could you say that again, please?」または「Pardon?」と丁寧に聞き返すことができます。ただし、何度も繰り返すとリスニング力に問題があると判断される可能性があるため、1回にとどめましょう。
英検準2級の面接は、流暢に話せるかどうかよりも「積極的に伝えようとしているか」が重視されます。こうした使えるフレーズをいくつか口に馴染ませておくだけで、本番の安心感がぐっと変わります。
問題別の使える表現集
No.1〜3(文章・絵の描写)で使える表現
No.1:パッセージについての質問
No.1では、音読したパッセージの内容に関する質問が来ます。パッセージ中の表現をそのまま使って答えることができるため、音読中に主語と動詞を意識しておくと答えやすくなります。答え方の基本は「〜 says that …」や「According to the passage, …」といった形で、パッセージの内容を自分の言葉として言い換えることです。
- It says that … in the passage.(パッセージには〜と書いてあります)
- According to the passage, …(パッセージによると、〜)
- By doing …, 主語 can 動詞.(〜することで、…できます)→ 原因と結果を表す構造
No.2:イラストAの描写
No.2では「ピクチャーAを見て、人々が何をしているか教えてください」という指示が来ます。このパートは現在進行形(be + -ing)を使って答えるのが基本です。
- A man is 〜ing.(男性が〜しています)
- A woman is 〜ing.(女性が〜しています)
- Two people are 〜ing.(2人が〜しています)
主語は「He」「She」ではなく「A man」「A woman」と具体的に始めましょう。代名詞から始めると誰のことか伝わりにくくなります。描写できる人物が多い場合は、目立つ場面から順に説明すれば問題ありません。
No.3:イラストBの描写(1コマ)
No.3では、1コマのイラストを見て「人物がこれから何をしようとしているか」を説明します。現在の状況と吹き出しの2つの場面を1文ずつ答えるのが基本です。
- 〜, so he/she is going to 動詞.(〜なので、〜するつもりです)→ 因果関係をつなぐ
- She found a wallet and is going to bring it to the police.(彼女はお財布を見つけ、交番に届けるつもりです)→ andで状況と行動をつなぐ
No.4・5(意見を問う問題)で使えるフレーズ
No.4とNo.5は、問題カードを見ずに受験者自身の意見を問われる問題です。「Do you think …?」というYes/Noで答えられる質問と、その理由を問う質問の2つがセットで来ます。
答え方の基本テンプレート(英検準2級 面接 No.4・5 使える表現)
Yes, I do. / No, I don't.
I think [理由1]. Also, [理由2].
このパターンを繰り返し練習しておくと、本番でも落ち着いて答えられます。
No.4で使える二次試験フレーズの例:
- I think it’s important because …(〜なので大切だと思います)
- I think it’s a good idea because …(〜なのでいいアイデアだと思います)
- I don’t think so because …(〜なのでそう思いません)
- There are many 〜, so …(〜がたくさんあるので、〜です)
- It’s convenient for people to …(人々が〜するのに便利です)
No.5で使える二次試験フレーズの例:
- I usually 動詞〜.(私はふだん〜します)
- I enjoy 〜ing because …(〜が好きです、なぜなら〜だからです)
- I’ve never 〜, but I’d like to try.(〜したことはありませんが、やってみたいです)
- Many people around me 〜.(私の周りの多くの人は〜です)
4問目・5問目を乗り越えるコツ
英検準2級の二次試験4問目・5問目(No.4・No.5)は、受験者が最も苦手とするパートです。このパートを乗り越えるための実践的なコツを紹介します。
No.4のコツ:最初の質問に集中して聞く
No.4は問題カードのパッセージに関連したトピックで「Do you think 〜?」と聞かれます。質問文の最初の部分に答えのヒントが入っていることが多いので、聞き逃さないことが重要です。答えが浮かばなくてもまずYes/Noを言い、その後に「Because …」や「For example, …」でつないで2文を組み立てましょう。
No.5のコツ:質問の後半に注目する
No.5は受験者自身の日常生活や身近な話題について問われます。No.4と違い、問題カードのトピックから離れた質問が来ることもあります。このパートでは質問文の後半部分が答えるべきポイントを示していることが多いため、後半を特に注意して聞きましょう。
共通のコツ:正直な意見でなくても大丈夫
No.4・5では、正しい意見や格好いい意見を言う必要はありません。大切なのは「英語で意見を述べ、理由を2文で補足できるか」です。本当に自分の考えと違っていても、論理的に答えられれば問題ありません。答えに詰まったときは、「Well, …」などで間をつなぎながら、知っている単語と文法で答えを組み立てましょう。
英検の級ごとに問われる内容や表現のレベルが異なるため、級に対応した個別指導を活用することも、No.4・5のような意見問題を短期間で克服する近道になります。
落ちる人に共通する特徴と対策
落ちる人がやりがちなNG行動
英検準2級の二次試験は、リニューアル前の2015年時点のデータでは合格率が80%前後とされており、しっかり対策をすれば多くの人が通過できる試験です。しかし、準備不足や思い込みによって落ちてしまうケースも少なくありません。
面接で落ちる人によく見られる共通点を確認しておきましょう。
1. 沈黙が続いてしまう
何も言えずに黙ってしまうのは、アティチュードの評価に大きく影響します。答えがわからなくても、「Well, …」「Let me see.」などを口に出して考え中であることを示すことが重要です。沈黙が続くと次の問題へ進められてしまうこともあります。
2. 「I don’t know.」と言ってしまう
「わかりません」とはっきり言ってしまうと、問題がスキップされることがあります。知らなかったとしても、知っている単語を使って何かしら答えようとする姿勢が評価されます。
3. 声が小さく、ボソボソと話す
アティチュードの評価項目には「声量・発音の明瞭さ」が含まれています。緊張してしまいがちですが、面接官に聞き取りやすいよう、意識して声を出すことが必要です。
4. 入退室のマナーを意識していない
面接は試験室に入った瞬間から始まっています。「May I come in?」と入室を確認し、着席するときは「Thank you.」と一言添えるなど、自然なコミュニケーションの姿勢を最初から見せることが大切です。
5. 音読でタイトルを飛ばしてしまう
音読は「タイトルから始める」のが正しい手順です。タイトルを忘れて本文から読み始めてしまうミスは意外と多いため、注意しましょう。
6. No.4・5で理由を1文しか言わない
No.4・5はYes/Noで答えたあと、理由を2文述べることが求められます。1文だけで終わってしまうと得点が低くなるため、「Because …. Also, ….」のように2つの理由を用意しておくことが重要です。
合格する人の答え方のパターン
合格する人の答え方には、いくつかの共通したパターンがあります。
語彙が少なくても伝える工夫をしている
難しい単語を使わなくても、知っている表現で言い換えたり、ゆっくり丁寧に話したりするだけで十分な評価が得られます。文法が完璧でなくても、積極的に伝えようとする姿勢があれば、アティチュードはプラスに評価されます。
答えをシンプルにまとめている
No.4・5では長々と話すよりも、「Yes, I do. I think it’s good because many people can use it easily. Also, it saves time.」のように短くても論理的にまとめることが高評価につながります。
聞き返しを自然に使っている
質問が聞き取れなかった場合に、自然に「Pardon?」や「Could you say that again?」と言える受験者は、コミュニケーション能力があると判断されます。これも合格パターンのひとつです。
本番前に覚えておきたい表現まとめ
二次試験の直前には、以下の表現を声に出して練習しておきましょう。実際に口から出せるかどうかが本番で大きく影響します。
入退室・あいさつ
- May I come in? / Please come in.
- Thank you for having me.(ありがとうございます)
- Here is my card.(カードをお渡しします)
音読・No.1〜3
- According to the passage, …(パッセージによると)
- A man is 〜ing. / A woman is 〜ing.(現在進行形)
- 〜, so he is going to 動詞.(〜なので、〜するつもりです)
No.4・5の意見表現
- I think … because …(〜だと思います、なぜなら)
- I agree/disagree because …(同意します/しません、なぜなら)
- For example, …(例えば)
- Also, …(また、〜)
時間稼ぎ・聞き返し
- Well, … / Let me see. / Let me think.
- That’s a good/difficult question.
- Could you say that again, please? / Pardon?
これらの英検準2級の使えるフレーズは、1回読んで覚えるのではなく、声に出して何度も練習することで初めて使えるようになります。自分の声を録音して聞き返す練習も、発音やテンポを確認するうえで効果的です。
本番までの練習方法に悩んでいる場合は、英検の各級に特化したオンラインスクールで個別に面接練習を重ねるという選択肢もあります。1対1の指導であれば、弱点を的確に指摘してもらいながら短期間で実力を高めることができます。
まとめ
英検準2級の二次試験(面接)は、約6分間で音読・イラスト描写・意見表現を問われる試験です。使える表現とフレーズをしっかり準備し、アティチュードを意識して臨めば、多くの受験者が合格できる試験でもあります。
この記事でご紹介した内容をもう一度整理しておきます。
- 時間稼ぎや沈黙を避けるフィラーフレーズは必ず覚えておく
- No.4・5はYes/No + 理由2文の型を繰り返し練習する
- 落ちる人の共通点(沈黙・声が小さい・理由が1文だけ)を事前に潰しておく
- 入退室のマナーも含め、本番の流れを通しで練習する
二次試験は一次試験のような「知識の暗記」ではなく、「身体に染み込ませる練習」が大切です。本記事のフレーズや裏ワザを参考に、自信を持って本番に臨んでください。
よくあるご質問
Q. 英検準2級の二次試験(面接)はどのような流れで行われますか。
A. 試験時間は約6分で、面接官と1対1で行われます。まず約50語のパッセージを黙読・音読し、その内容に関する質問、イラストAの人物描写、イラストBの状況説明、そして受験者自身の意見を問う2つの質問(No.4・No.5)に答える構成です。
Q. 答えに詰まってしまった場合、どのように対処すればよいですか。
A. 沈黙を避けることが重要です。Well...、Let me see.、Let me think.といったフレーズを使って、考えている最中であることを面接官に伝えましょう。無言が続くと次の問題に進められてしまうことがありますが、間をつなぐ言葉を使うことでコミュニケーションの姿勢が評価されます。
Q. 面接官の質問が聞き取れなかったとき、聞き返しても減点されませんか。
A. 丁寧な表現で聞き返すことは可能です。Could you say that again, please? や Pardon? と聞き返すことができます。ただし、何度も繰り返すとリスニング力の評価に影響する可能性があるため、聞き返しは1回にとどめるのが無難です。
Q. 評価対象となるアティチュードとはどのようなものですか。
A. アティチュードは「積極的にコミュニケーションしようとする姿勢」を指します。声の大きさ、発音の明瞭さ、反応の自然さ、積極性などが評価の対象です。試験室への入室から退室まで、すべてのやりとりが評価されていることを意識しましょう。
Q. 自分の意見を問われるNo.4やNo.5の質問にうまく答えるコツはありますか。
A. YesかNoをはっきりさせた後、理由を2文で答えるのが基本のテンプレートです。Becauseを使って理由を述べ、AlsoやFor exampleを使って情報を補足しましょう。自分の本当の意見である必要はなく、英語で説明しやすい理由を選ぶのが合格への近道です。
Q. 不合格になってしまう人に共通する特徴はありますか。
A. 主な共通点として、無言で黙り込んでしまう、I don't knowと言って諦めてしまう、声が小さくて聞き取れない、音読でタイトルを読み飛ばす、意見問題の理由を1文で終わらせてしまうといった行動が挙げられます。