英検準2級リスニング対策・コツ・練習法【やばいと感じている人へ】
この記事の目次
英検準2級のリスニングが「全然聞き取れない」「やばいかも…」と感じていませんか?
実は、リスニングは正しいアプローチで練習すれば、確実にスコアを伸ばせる技能です。ただ漠然と英語を聞き流しているだけでは伸びにくく、試験形式を理解したうえで戦略的に対策することが合格への近道になります。
この記事では、英検準2級リスニングの試験構成から、すぐに使えるコツ・効果的な練習方法まで、丁寧に解説します。
英検準2級リスニングが難しいと感じる理由
一次試験におけるリスニングの位置づけ
英検準2級の一次試験は、リーディング・ライティング(80分)とリスニング(約25分)で構成されています。試験の最後にリスニングが行われるため、筆記試験で消耗した状態で臨むことになり、集中力を維持するのが難しいと感じる受験者も多くいます。
採点はCSEスコアという方式で行われ、リーディング・リスニング・ライティングそれぞれに600点が割り当てられ、合計1800点満点のうち1322点以上が一次試験の合格基準スコアです。つまり、リスニングだけが極端に低いと他の技能でカバーするのが難しくなるため、バランスよく得点することが重要です。
多くの受験者がつまずくポイント
リスニングが「やばい」と感じる受験者に共通しているのは、主に以下の3つのポイントです。
まず、英語を聞き慣れていないことです。英語の音声は日本語と音の連結・脱落・変化のルールが大きく異なるため、単語を知っていても聞き取れないことがあります。
次に、問題が1回しか放送されないという緊張感です。英検準2級のリスニングは全問1回のみの放送なので、聞き逃したときに対応できない、という不安が集中を妨げることがあります。
そして、先読みが間に合わないことです。第2部・第3部では選択肢が問題冊子に印刷されているため、放送前に選択肢を先読みする余裕がないと、何を聞けばよいかわからないまま音声が流れてしまいます。
英検準2級リスニングの試験構成を知る
第1部・第2部・第3部の違い
英検準2級のリスニングは、第1部・第2部・第3部の3つのパートで構成されています。
第1部は、会話の応答問題です。2人の会話が流れ、最後の発話に続く返答として適切なものを選びます。選択肢も音声で放送される点が特徴で、選択肢を聞きながら選ぶ必要があります。会話の最後の発話を聞き取ることが特に重要です。
第2部は、会話の内容を問う問題です。2人の会話が放送され、その後にQuestionが読まれます。第1部と異なり、選択肢は問題冊子に印刷されているため、事前に選択肢を読んでおくことができます。
第3部は、英文(パッセージ)の内容を問う問題です。短い文章が読み上げられ、その内容に関するQuestionに答えます。架空の人物のエピソードや、科学・社会・文化的なトピックが出題される傾向があります。
各パートの問題数と配点
各パートの問題数はそれぞれ10問ずつで、合計30問です。英文は1分あたり120〜130語程度のスピードで読まれます。問題と問題の間の解答時間は、各設問の放送が終わった後の10秒間です。この10秒間をいかに有効に使えるかが、得点を左右するポイントのひとつです。
リスニングが「やばい」と感じたときに最初にやること
現状を把握する:どのパートで落としているか
「リスニングが苦手」と一言でいっても、第1部の応答問題が苦手なのか、第3部のパッセージが聞き取れないのかによって対策は変わります。まず過去問を解いて、自分がどのパートで落としているかを確認しましょう。
公式サイト(https://www.eiken.or.jp/)では過去問が無料で公開されており、リスニング音源も聞くことができます。実際に解いてみて、「第1部の選択肢を聞いているうちに混乱する」「第3部のパッセージの内容がつかめない」など、自分の弱点を具体的に把握することが対策の第一歩です。
「耳慣れ」から始める重要性
リスニングの基礎として、まず英語の音そのものに慣れることが不可欠です。英検準2級では1分あたり120〜130語のスピードで音声が流れるため、英語を聞く機会が少ない人には速く感じられることがあります。
耳慣れとは、英語の音のリズムや連結・脱落に慣れていく過程のことです。最初から意味を完璧に理解しようとするのではなく、英語の音声を毎日少しずつ聞いて、英語の音に耳を慣らすことから始めましょう。
英検準2級レベルであれば、日常的な会話や身近なトピックが中心です。公式問題集の音源はまさにそのレベルに合わせて作られているため、繰り返し聞くことで自然と耳が慣れていきます。
スコアが上がるリスニングのコツ
先読みで問われるポイントを押さえる
リスニングで確実に得点するためのもっとも効果的なコツが「先読み」です。第2部と第3部は選択肢が問題冊子に印刷されているため、各パートが始まる前の指示文が流れている間に、次の問題の選択肢を確認しておくことができます。
選択肢を先読みすることで、何を聞けばよいかが事前にわかります。たとえば4つの選択肢がすべて「動詞の原形」で始まっているなら、登場人物の行動を問う問題だと推測できます。主語が「He」や「She」で統一されているなら、特定の人物についての情報が問われると予測できます。こうした先読みの習慣をつけることで、聞き取りの精度が大幅に向上します。
選択肢の消去法を使う
リスニングでは、「これが正解だ」と確信を持てなかったとしても、明らかに違う選択肢を消去していくことで正解の確率を上げられます。
4択問題の場合、「明らかに文脈に合わない」「話題に関係のない単語が含まれている」ものを消去するだけで、2択まで絞り込めることがよくあります。最後まで聞いてから判断しようとするより、消去法で絞り込みながら聞くほうが精神的にも楽になります。
話の流れとキーワードを同時に追う
英検準2級のリスニングでは、会話やパッセージの全体を細かく聞き取ろうとすると、途中で迷子になりやすくなります。意識すべきは**「誰が・何をしたのか・なぜか」という話の骨格と、選択肢に関連するキーワード**を追うことです。
放送文の冒頭には、登場人物の関係・話題・状況などの重要な情報が含まれていることが多いため、冒頭から集中して聞くことが大切です。メモが許可されているため、気になるキーワードを素早く書き留めておく習慣も有効です。
英語の音声を聞きながらキーワードを追う力は、1日1回、過去問の音声で練習するだけでも確実に鍛えられます。英検の級に合わせた個別指導を受けながら、こうした解き方のコツを身につけていくことも、スコアアップへの効率的な方法のひとつです。
効果的な練習方法と教材の選び方
公式過去問を使った練習の進め方
リスニング対策で最も効果的な教材は、公式の過去問です。英検準2級の過去問は公式サイトで無料公開されており、実際の試験と同じ形式・スピードで練習することができます。
練習の際のポイントは、一問一問すぐに答え合わせするのではなく、1回分をまとめて解ききることです。本番では30問を通して集中力を保つ必要があるため、まとめて解く練習を繰り返すことが実力につながります。
また、間違えた問題は音声を何度も聞き直し、スクリプト(リスニング原稿)を確認して「どこで聞き取れなかったのか」「どの単語・表現が原因か」を分析しましょう。公式サイトでリスニング原稿(スクリプト)も公開されているため、ぜひ活用してください。
音読・シャドーイングで耳を鍛える
耳慣れをさらに効率的に進める方法として、「シャドーイング」が非常に効果的です。シャドーイングとは、音声を聞きながら、わずかに遅れてその音声を声に出して追いかける練習法です。
シャドーイングを続けることで、英語の音のつながりや発音に体が慣れ、自然と音を聞き取る力が鍛えられます。 過去問のリスニング音源を使って、1日5〜10分から始めてみましょう。
また、スクリプトを見ながら音読することも有効です。目で文字を追いながら音を出すことで、音と意味・つづりが同時に結びつき、単語の聞き取りやすさが格段に向上します。
毎日続けるためのスケジュールの組み方
リスニング力を上げるために最も大切なことは、毎日継続することです。週に1回2時間勉強するよりも、毎日15〜20分練習する方が、耳慣れの観点から見ると効果的です。
おすすめのスケジュール例は次のとおりです。朝の登校前や移動中に過去問の音声を流す(5〜10分)、夜に間違えた問題のシャドーイングをする(10〜15分)、週末に1回分の過去問を通して解く(30分)。このように細かく時間を確保することで、無理なく継続できます。
リスニング力を伸ばすための学習習慣
短時間でも毎日聴くことの効果
脳は毎日繰り返しインプットされた情報を重要だと判断し、定着させやすくなるといわれています。英語のリスニング力も同様で、毎日英語の音声を聞くことが、耳を英語モードにする一番の近道です。
「今日は時間がないから…」という日でも、5分だけ英語音声を流すだけで十分です。スマートフォンに公式問題集の音声をダウンロードしておけば、いつでもどこでも練習できます。継続こそが最大の対策です。
ネイティブ音声に慣れるための素材選び
英検準2級のリスニングに登場する英文は、日常の場面や身近なトピックを扱った会話・文章が中心です。試験の音声はナレーターによる自然な発音で読まれるため、英検準2級レベルに合った音源を選ぶことが大切です。
過去問の音声が最優先ですが、それと並行して中学英語レベルの英語ニュースや会話教材を聞くことも効果的です。大切なのは、自分のレベルより少し上の素材を、無理なく継続して聞けるかどうかです。難しすぎる素材を使うと挫折しやすいため、レベル設定に注意しましょう。
本番直前にやっておくこと
試験前日・当日の過ごし方
試験前日は、新しい問題を解くよりもこれまで練習した過去問の音声を聞き直すことをおすすめします。聞き慣れた音源を改めて聴くことで、音声のスピードや発音のリズムを耳にリマインドできます。
当日は会場に着いたら、試験が始まる前に少しだけ英語の音声を耳に入れておくと、脳が英語モードに入りやすくなります。試験会場に持ち込めないケースもあるため、移動中に音声を聞いておくとよいでしょう。また、筆記試験で疲れを感じたとしても、リスニングは約25分で終わります。「最後の踏ん張りどころ」と意識して集中力を切らさないようにしましょう。
本番でパニックにならないための心構え
英検準2級のリスニングで焦りやすいのは、「1問聞き取れなかったとき」です。このとき、聞き取れなかった問題を引きずったまま次の問題に進むと、連鎖的に集中力が切れてしまいます。
大切なのは、「1問ミスしても残りで取り返せる」という気持ちを持つことです。1問わからなくても、すぐに気持ちを切り替えて次の問題に集中しましょう。万が一聞き取れなかった場合は、先読みした選択肢の中から消去法で一番可能性の高いものをマークし、次の問題に備えることが賢明です。
また、試験前日は十分な睡眠を取ることも忘れずに。リスニングは特に集中力を要するため、コンディションが点数に直結します。
まとめ
英検準2級のリスニング対策は、「試験構成の理解」→「耳慣れ」→「先読み・消去法のコツ習得」→「過去問と毎日の練習」という順番で進めることが効果的です。
今「やばい」と感じている人ほど、対策の余地が大きくあります。試験形式を知り、毎日コツコツと練習を積み重ねることで、リスニングスコアは確実に上がります。
長期的にリスニング力を伸ばしたいと考えているなら、英検の級ごとに特化したマンツーマン指導を活用することも検討してみてください。Jumpstart Englishは英検専門のオンライン英語スクールとして、小学生から高校生まで、一人ひとりの弱点に合わせた対策をオンラインで提供しています。
まずは今日から、1問だけ過去問のリスニングを解いてみることから始めましょう。その小さな一歩が、合格への確かな積み重ねになります。
よくあるご質問
Q. 英検準2級のリスニングが難しいと感じる主な原因は何ですか?
A. 主な原因は、英語特有の音の連結や変化に慣れていないこと、音声が一度しか放送されないという緊張感、そして選択肢の先読みが間に合わないことの3点です。また、筆記試験の最後に行われるため、集中力が低下していることも要因となります。
Q. リスニング試験の構成と問題数を教えてください。
A. 試験は第1部(会話の応答)、第2部(会話の内容)、第3部(文の内容)の3つのパートで構成されています。各パート10問ずつの合計30問で、試験時間は約25分間です。第1部は選択肢も音声で流れますが、第2部と第3部は冊子に選択肢が印刷されています。
Q. スコアを上げるための具体的なコツはありますか?
A. 最も効果的なコツは「先読み」です。指示文が流れている間に印刷された選択肢を確認し、何が問われるかを予測します。また、消去法を活用して明らかに間違いな選択肢を削ることや、メモを許可されているためキーワードを書き留めることも有効です。
Q. どのような練習をすれば聞き取れるようになりますか?
A. 公式の過去問を使用し、実際の試験と同じスピードで練習することが最適です。間違えた問題はスクリプトを確認し、音声に少し遅れて発音する「シャドーイング」や、文字を見ながら音読する練習を繰り返すことで、音と意味を一致させる力を鍛えられます。
Q. 試験本番で聞き取れなかった場合、どう対処すべきですか?
A. 1問聞き取れなくても、すぐに気持ちを切り替えて次の問題に集中することが重要です。わからない問題に執着せず、消去法で最も可能性の高い選択肢をマークしたら、次の問題の先読みに備えるようにしましょう。
Q. 毎日どのくらい勉強するのが効果的ですか?
A. 週に一度まとめて練習するよりも、毎日15分から20分程度継続する方が耳を英語に慣らすために効果的です。通学時間などの隙間時間を利用して5分だけでも英語の音声を聴く習慣をつけることが、着実なスコアアップにつながります。