偏差値40はどのくらい?何点かの目安と41との違い、行ける高校・大学

偏差値40はどのくらい?何点かの目安と41との違い、行ける高校・大学

模試の結果に「偏差値40」と書かれていて、どのくらいの位置なのか気になっていませんか。偏差値40は平均の50より10低く、受験者全体の下から約16%の位置にあたります。

この記事では、偏差値40が何点くらいなのか、41や38との違い、行ける高校と大学の探し方、ここから偏差値を上げる進め方を順に説明します。

偏差値40はどのくらい?下から約16%の位置

偏差値40は、平均(偏差値50)より標準偏差1つ分だけ低い位置です。点数の散らばりが一般的な山の形なら、受験者の下から約16%にあたります。

偏差値の求め方と「50が平均」の意味

偏差値は、同じテストを受けた集団の中で、自分がどのあたりにいるかを表す数字です。計算式は「(自分の点数-平均点)÷標準偏差×10+50」です。

標準偏差は、点数が平均からどれくらい散らばっているかを示す値です。平均点ちょうどなら偏差値50、平均より標準偏差1つ分低ければ偏差値40になります。

テストが難しくて平均点が下がっても、周りとの差が同じなら偏差値はほとんど変わりません。点数そのものではなく、集団の中での位置を見る数字だと考えると分かりやすいです。

偏差値40は100人中どのあたり?

点数の分布が左右対称の山の形(正規分布)に近いとすると、偏差値40以下に入るのは全体の約16%です。100人が同じテストを受けたら、下から数えて16人目前後になります。

同じ前提で考えると、偏差値40から60の間には全体の約68%が入ります。偏差値40は平均より下ではあるものの、多くの人が集まる範囲の下の端にいる、と見ることもできます。

実際のテストでは、点数の分布がきれいな山の形にならないこともあります。ここで挙げた割合は、あくまで目安として受け取ってください。

偏差値はどこから低い?40は「頭が悪い」という意味?

偏差値に「ここからが低い」という公式な基準はありません。50が平均なので、50を下回れば平均より下というのが、数字の上での意味です。

また、偏差値はそのテストを受けた集団の中での位置を示すだけで、知能や能力の高さを測るものではありません。勉強を始めたばかりの時期の模試で40だったとしても、学習量が増えれば変わっていく数字です。

大切なのは、今の位置を正しく知って、次に何をするかを決めることです。結果を責める材料ではなく、作戦を立てるための情報として使いましょう。

偏差値38・39・41・42との違いは?

偏差値38から42は、どれも「平均より少し下」のひとまとまりの層です。1ポイントの差は全体の2〜3%ほどの違いで、実力に大きな開きがあるわけではありません。

偏差値下からの割合100人中の位置
38約12%下から12人目前後。
39約14%下から14人目前後。
40約16%下から16人目前後。
41約18%下から18人目前後。
42約21%下から21人目前後。

表の割合は、点数の分布が正規分布に近い場合の目安です。

偏差値41はどのくらい?

偏差値41は、下から約18%、上から数えると約82%の位置です。100人なら下から18人目前後で、偏差値40とほぼ同じ層にいると考えてかまいません。

模試の偏差値は、出題範囲との相性やその日の調子によって、回ごとに上下します。40と41のような小さな差で一喜一憂するより、数回分の推移を見るほうが実力をつかみやすくなります。

志望校と比べるときは同じ模試の数字で見る

ただし、志望校の目安と比べるときは、数ポイントの差も意味を持ちます。高校や大学の偏差値は模試の会社ごとに出しているため、比べるときは同じ模試の数字どうしで見るのが基本です。

自分の偏差値は模試の成績表で分かり、学校ごとの目安は模試の会社の資料や判定欄で確かめられます。別の模試の数字を並べて比べると、実力を見誤りやすいので注意しましょう。

偏差値40は何点?テストの点数の目安

偏差値40の点数は、テストの平均点と点数の散らばりで決まります。目安は「平均点から標準偏差1つ分を引いた点数」です。

100点満点のテストで考えると?

平均点が60点で標準偏差が15点のテストなら、偏差値40は45点です。平均点が50点で標準偏差が10点なら、偏差値40は40点になります。

多くのテストでは、平均点より10〜15点ほど低い点数が偏差値40の目安になります。満点の半分を下回ることもありますが、基本問題を取りこぼさなければ届く点数帯です。

5教科の合計点で考えると?

5教科の合計点でも考え方は同じです。500点満点で平均が300点、標準偏差が60点の模試を例にすると、偏差値ごとの点数は次のようになります。

偏差値100点満点の例5教科の例
3842点228点。
4045点240点。
41約47点246点。
4248点252点。
45約53点270点。
5060点300点。

100点満点の例は平均60点・標準偏差15点、5教科の例は平均300点・標準偏差60点で計算しています。実際の点数は、その回の平均点や散らばりによって変わります。

模試によって同じ点数でも偏差値は変わる

偏差値は、そのテストを受けた人たちの中での位置です。受験者に学力の高い人が多い模試では、同じ実力でも偏差値は低めに出ます。

中学生が受ける高校受験の模試と、高校生が受ける大学受験の模試も、受験者の層が違います。中学での偏差値40と大学受験での偏差値40は、同じ意味ではない点に注意しましょう。

偏差値40で行ける高校の探し方

偏差値40前後で目指せる高校は、公立・私立ともに多くの地域にあります。学校ごとの目安は地域や年度で変わるため、最新の数字は模試の資料や各校の公式情報で確かめてください。

公立高校は内申点と学科もあわせて見る

公立高校の一般入試では、当日の学力検査に加えて、調査書(内申書)の成績も合否の資料になります。学力検査と内申点の比重は、都道府県や学校によって違います。

学科も大事な判断材料です。普通科のほかに、商業・工業・農業・総合学科など、学ぶ内容が大きく違う学科があります。将来やりたいことが少しでも見えているなら、学科の中身で選ぶのも一つの方法です。

なお、都道府県によっては通学区域(学区)が決まっていて、受験できる学校が限られることがあります。住んでいる地域の入試の仕組みは、教育委員会の案内で確認しておくと安心です。

私立高校はコースと入試の仕組みを確認する

私立高校では、同じ学校の中に特進・進学・総合などのコースがあり、コースごとに偏差値の目安が違うことがよくあります。学校名だけでなく、コース単位で調べましょう。

受け方には、その学校だけを受ける単願(専願)と、公立などと掛け持ちする併願があります。内申点が基準を満たすと併願しやすくなる「併願優遇」を設けている学校もあります。

出願の前に、単願と併願の違いや併願優遇の仕組みを確かめておくと、受験校の組み合わせを考えやすくなります。

費用の面では、国の高等学校等就学支援金が2026年度の新制度から所得制限なしになりました。私立高校(全日制)では、年額45万7,200円を上限に授業料が支援されます。

この金額は文部科学省の就学支援金のページで確認したもので、2026年9月時点の情報です。支援されるのは授業料で、入学金や施設費などは別にかかります。

受け取るには申請の手続きが必要です。都道府県が独自の支援を上乗せしている地域もあるので、学校や自治体の案内もあわせて確認してください。

偏差値以外に確かめたいこと

同じくらいの偏差値の学校でも、中身はかなり違います。候補を絞るときは、次の点も比べてみてください。

  • 卒業後の進路(大学・短大・専門学校への進学や就職の割合)。
  • 学科やコースで学べる内容と、取れる資格。
  • 通学時間と交通手段。
  • 校風や部活動、校則などの学校生活。

学校説明会や体験入学に参加すると、パンフレットだけでは分からない雰囲気もつかめます。偏差値が低めの学校を選ぶときの考え方は、偏差値が低い学校の実態と賢い選び方でもまとめています。

偏差値40から50・60へ上げる勉強の進め方

偏差値40から上げるには、難しい問題より先に、今落としている基本問題を取れるようにするのが近道です。平均点前後の人が解けている問題を確実に取れれば、偏差値は50に近づいていきます。

まず失点の原因を3つに分ける

模試や定期テストの答案を見直してみましょう。間違えた問題を「知らなかった」「分かっていたのにミスした」「時間が足りなかった」に分けます。

知らなかった問題が多いなら、基礎の復習が先です。ミスが多いなら解き直しと見直しの習慣を、時間切れが多いなら時間を計った演習を取り入れます。原因によって、やるべきことが変わります。

教科書レベルの基礎を固める

偏差値40前後では、教科書の例題や基本問題で点を落としていることが少なくありません。応用問題に進む前に、教科書や学校のワークの基本問題を、何も見ずに解けるまで繰り返しましょう。

英語なら単語と基本文法、数学なら計算と基本の解き方など、ほかの単元の土台になる部分から始めると効率的です。

毎日続けられる形にして、段階的に目標を上げる

週末にまとめて長時間やるより、毎日決まった時間に短くても机に向かうほうが続きやすくなります。分からない問題は、学校の先生や塾の講師に早めに質問して、そのままにしないことも大切です。

偏差値60は上位約16%の位置で、40からは20ポイントの開きがあります。一気に目指すより、45、50と段階を踏んで目標を上げていくほうが現実的です。

次の目標として、偏差値45の水準と高校の選び方や、偏差値50のレベルとテストの点数も参考にしてください。

具体的な勉強法や、上がるまでにかかる期間の目安は、偏差値を上げる方法と期間の目安で詳しく解説しています。

偏差値40前後で目指せる大学と選び方

大学受験の模試で偏差値40前後でも、受験できる大学・学部は全国に数多くあります。大事なのは、偏差値の数字だけで決めず、入試方式と学べる内容で選ぶことです。

大学の偏差値は「合格可能性50%」の目安

たとえば河合塾の入試難易予想では、合格の可能性が50%になるラインを偏差値で示しています。偏差値は2.5刻みの帯で表され、37.4以下の帯は35.0と表示されます。

不合格者が少なく、このラインを出せない大学・学部は「BF(ボーダー・フリー)」と示されます。見方の詳細は河合塾Kei-Netの入試難易予想ランキング表で確認できます。

ネットでは「Fラン」という言い方も見かけますが、正式な区分ではありません。偏差値の数字だけでは、その大学で何が学べるか、卒業後にどんな進路があるかは分かりません。

また、大学の偏差値は模試の会社ごとに出していて、同じ大学でも会社によって数字が違います。比べるときは、自分が受けた模試の資料を使いましょう。

入試方式と卒業後の進路で選ぶ

大学入試には、筆記試験が中心の一般選抜のほかに、学校推薦型選抜や総合型選抜があります。

推薦や総合型では、高校の成績(評定平均)や面接、志望理由書なども評価されます。模試の偏差値だけで合否が決まるわけではないので、高校の定期テストや提出物も大切にしましょう。

看護・保育・福祉・情報など、資格や仕事に直結する学部では、資格試験の合格率や実習の内容、主な就職先も比べてみてください。

オープンキャンパスで授業や学生の様子を見て、4年間通いたいと思えるかを確かめることも大切です。数字だけで選ぶより、入学後に何をしたいかから考えるほうが、納得のいく進路につながります。

まとめ

  • 偏差値40は平均より標準偏差1つ分下で、下から約16%の位置です。
  • 点数の目安は「平均点-標準偏差1つ分」で、テストによって変わります。
  • 偏差値41は下から約18%で、40とほぼ同じ層です。
  • 高校も大学も、偏差値に加えて内申点や入試方式、学べる内容で選びましょう。

偏差値40は、今の位置を示す数字にすぎません。落としている基本問題を一つずつ取れるようにしていけば、数字は少しずつ変えていけます。