英検2級の面接では、問題ごとに使う表現を決めておくと、緊張しても言葉が出やすくなります。答えの型が頭に入っていれば、沈黙する時間も減らせます。

この記事では、英検2級の面接で使えるフレーズを50個、場面別に紹介します。あいさつからNo.1〜No.4の答え方、つなぎの表現や聞き返しまで、テンプレとしてそのまま使える形にまとめました。

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英検2級の面接の流れと評価の観点

英検2級の二次試験は、面接委員1人と英語で話す約7分の個人面接です。フレーズを覚える前に、どの場面で何を話すのかを確認しておきましょう。

順番内容
入室・あいさつ面接カードを手渡して着席し、氏名と級の確認、簡単なあいさつをします。
黙読・音読60語程度のパッセージを20秒黙読し、英語のタイトルから音読します。
No.1音読したパッセージの内容についての質問に答えます。
No.220秒考えてから、3コマのイラストの展開を説明します。
No.3問題カードを裏返し、カードのトピックに関連した意見を述べます。
No.4日常生活の一般的な事柄について、自分の意見を述べます。
英検2級 二次試験の流れ(英検協会「2級の試験内容」より)

評価の観点と合格基準スコア

英検協会は、応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量を評価の観点に挙げています。あわせて、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度も見られます。

合否は英検CSEスコアで判定され、2級の二次試験は650点満点のうち460点が合格基準スコアです。スコアの仕組みは英検2級の合格点と配点で解説しています。

公式サイトには、答えの途中で口ごもるなどして応答が滞ると、次の質問に進むことがあると書かれています。すぐに口から出るフレーズを用意しておくことが、得点を落とさない一番の準備です。

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あいさつとNo.1で使えるフレーズ

入室からNo.1までは、言うことがほぼ決まっています。短い表現を確実に言えるようにしておきましょう。

入室・あいさつで使う表現

No.フレーズ使い方
1Hello. / Good morning.入室して面接委員にあいさつするときに使います。
2Here you are.面接カードを手渡すときに添えます。
3Thank you.着席をすすめられたときや、カードを受け取ったときに使います。
4My name is ○○.名前を聞かれたときに、フルネームで答えます。

No.1(パッセージについての質問)で使う表現

No.1は、According to the passage, how …? のように、パッセージの内容を問う質問です。答えは by doing so や in this way を含む文の、前の文にあることが多いとされています。

見つけた文をそのまま読むのではなく、質問に合う形に整えて答えます。主語の名詞は they や it などの代名詞に置き換えると自然です。

No.フレーズ使い方
5By ~ing ….How …? と方法を聞かれたときの基本の形です。
6Because ….Why …? と理由を聞かれたときの基本の形です。
7Because they want to ….「〜したいから」と目的を理由として答えるときに使います。
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No.2(3コマのイラスト)で使えるフレーズ

No.2は、問題カードに印刷された言い出しの1文で話し始め、3コマの展開を説明する問題です。話全体を過去形でそろえるのが基本で、考える時間は20秒あります。

2コマ目と3コマ目は、矢印の中に書かれた時間表現から始めます。吹き出しのセリフや、人物が考えている内容も説明に入れましょう。

No.フレーズ使い方
8One day, ….カードに印刷された1文をそのまま読んで話し始めます。
9A few days later, … / That evening, ….矢印の中の時間表現で、次のコマの説明を始めます。
10He was ~ing ….その場面で人物がしていた動作を説明します。
11She said to him, “….”吹き出しのセリフを、そのまま引用して伝えます。
12He was thinking about ~ing.考えごとの吹き出しの内容を説明します。
13She decided to ….人物が何かをすると決めた場面で使います。
14He suggested ~ing.人物が何かを提案している場面で使います。
15She couldn’t … because ….困った状況と、その原因をまとめて説明します。
16He looked surprised.surprised を happy や worried に変えて、表情を伝えます。
17She was about to ….今にも何かをしようとしている場面で使います。

たとえば、次のように過去形で話をつなげます。最初の文は、カードに印刷された1文です。

  • One day, Mr. and Mrs. Sato were talking about a trip.(ある日、佐藤夫妻は旅行の話をしていました。)
  • Mr. Sato said to his wife, “Let’s go camping.”(佐藤さんは妻に「キャンプに行こう」と言いました。)
  • A few days later, they were packing their bags.(数日後、2人は荷造りをしていました。)

1コマにつき2文程度を目安にすると、3コマすべてを時間内に説明しやすくなります。

No.2は自分の誤りに気づきにくいパートです。英検に特化したマンツーマン指導で、話した英語をその場で直してもらうのも一つの方法です。

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No.3・No.4で意見を述べるフレーズ

No.3とNo.4は、問題カードを裏返してから答える意見の問題です。立場を先に言い、理由と具体例を続けるのが基本の型になります。

立場をはっきり示す表現

No.3では、ある意見が紹介され、それについてどう思うかを聞かれることが多いです。質問は Some people say that …. What do you think about that? のような形です。

No.4では Do you think …? と聞かれ、Yes / No のあとに理由を求められるのが一般的です。

No.フレーズ使い方
18I agree (with this opinion).No.3で、紹介された意見に賛成するときに使います。
19I disagree (with this opinion).No.3で、紹介された意見に反対するときに使います。
20Yes, I think so.No.4の Do you think …? に賛成の立場で答えます。
21No, I don’t think so.No.4の Do you think …? に反対の立場で答えます。
22I think (that) ….意見を言うときの最も基本的な形です。
23In my opinion, ….自分の意見であることを、文の頭ではっきり示します。
24I believe (that) ….I think より少し強い気持ちを込めたいときに使います。
25From my point of view, ….In my opinion の言いかえとして使えます。

理由と具体例を加える表現

立場を言ったら、すぐに理由を続けます。理由のあとに具体例を1つ加えると、情報量のある答えになります。

No.フレーズ使い方
26This is because ….意見の直後に、理由をつなげる定番の形です。
27The reason is that ….「理由は〜です」と、理由であることをはっきり示します。
28One reason is that ….理由のうち1つを取り上げて説明するときに使います。
29Also, … / In addition, ….2つ目の理由や情報を付け足すときに使います。
30For example, ….理由を具体例で支えるときに使います。
31If …, people can ….条件と結果をセットにして説明するときに使います。
32This can lead to ….意見の結果や影響を述べるときに使います。
33As a result, ….原因から結果へ話を進めるときに使います。

社会的な話題で使える表現

2級の二次試験では、社会性のある話題が扱われます。協会は過去の出題例として、環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメントを挙げています。

No.フレーズ使い方
34These days, more and more people ….社会の変化や最近の傾向を説明するときに使います。
35In recent years, ….近年の状況を話題にするときの書き出しです。
36It is important for … to ….「〜が…することは大切だ」と主張するときに使います。
37It is necessary for us to ….環境や健康など、幅広い話題で使えます。
38The government should ….国や自治体の取り組みについて意見を言うときに使います。
39Companies should ….企業の役割について意見を言うときに使います。
40On the other hand, … / However, ….反対の面にもふれてから、自分の意見に戻るときに使います。

話題に合わせて、次のような文を用意しておくと安心です。

  • We should use less plastic.(プラスチックの使用を減らすべきです。)
  • Online meetings can save time.(オンライン会議は時間の節約になります。)
  • The aging population is a serious problem in Japan.(高齢化は日本の深刻な問題です。)
  • It is important for us to take care of our health.(健康に気をつけることは大切です。)

答えをまとめる表現と組み立て例

No.フレーズ使い方
41Therefore, … / So, ….理由を述べたあと、結論につなげるときに使います。
42For these reasons, I think ….理由を2つ述べたあと、意見を締めくくるときに使います。

たとえばNo.4で、在宅で働く人が今後増えると思うかを聞かれた場合は、次のように組み立てます。

  1. 質問:Do you think more people will work from home?(在宅で働く人は増えると思いますか。)
  2. 立場:Yes, I think so.(はい、そう思います。)
  3. 理由:This is because online meetings are becoming more common.(オンライン会議が広がっているからです。)
  4. 具体例:For example, workers can join meetings from home.(たとえば、家から会議に参加できます。)

意見→理由→具体例の型は、ライティングの意見論述とも共通です。英検2級ライティングの書き方もあわせて確認すると、話す内容の準備にも役立ちます。

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沈黙を防ぐつなぎ表現と聞き返しのフレーズ

答えがすぐに浮かばないときは、黙り込まずにつなぎの表現を使います。日本語の「えーと」が出ないよう、英語で言えるようにしておきましょう。

No.フレーズ使い方
43Well, let me see.少し考えたいときに、自然に間を取れます。
44Let me think for a moment.考える時間がほしいことを、はっきり伝えます。
45That’s a difficult question, but ….難しい質問に答え始めるときに使います。
46I’m not sure, but I think ….確信がなくても、意見を言い切るときに使います。
47What I mean is ….言いたいことを別の言葉で言い直すときに使います。
48Sorry, I mean ….言い間違いに気づいて、すぐに訂正するときに使います。

That’s a good question. のような表現も使えますが、何度も使うと不自然に聞こえます。1回の面接で1〜2回程度にとどめましょう。

聞き取れなかったときの聞き返し

英検協会は、自然な流れの中での聞き返しは減点の対象にならないと説明しています。ただし、不自然な聞き返しや、何度もくり返す聞き返しは減点の対象です。

No.フレーズ使い方
49Could you say that again, please?質問をもう一度言ってほしいときに使います。
50I beg your pardon?ていねいに聞き返したいときに使います。

質問を誤解したまま答えるより、1回自然に聞き返すほうが、内容のある答えにつながります。

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英検2級の面接で使えるフレーズを身につける練習法

フレーズは、目で覚えるだけでは本番で出てきません。声に出して使う練習を重ねることが大切です。

1つずつ声に出してくり返す

表のフレーズを、意味を思い浮かべながら声に出してくり返します。1つにつき10回程度を目安に、口が自然に動くまで続けましょう。苦手な表現は毎日の練習に組み込むと定着しやすくなります。

時間を計って本番の流れで練習する

問題集などの問題カードを使い、黙読からNo.4までを本番と同じ順番で通して練習します。黙読とNo.2の準備時間の20秒も計ると、本番のペースに慣れることができます。

録音して聞き返す

スマートフォンで自分の答えを録音すると、発音や話す速さ、フレーズの使い方を客観的に確認できます。最初は抵抗があっても、改善点がはっきりわかる練習方法です。

ふだんの練習方法は英検2級のスピーキング対策で、面接当日のコツは英検2級面接で評価される答え方で詳しく紹介しています。

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面接直前に確認したいチェックリスト

試験の直前は、新しい表現を増やすより、覚えたフレーズがすぐに出るかを確認しましょう。

  • 入室からあいさつまでの表現を、迷わず言えるか。
  • No.1を By ~ing … や Because … の形で答えられるか。
  • No.2をカードの1文で始め、過去形で3コマすべてを説明できるか。
  • No.3・No.4で、立場→理由→具体例の順に話せるか。
  • つなぎの表現と聞き返しの表現が、すぐに口から出るか。

2026年度第2回の二次試験は、A日程が11月8日(日)、B日程が11月15日(日)です。個人申込の場合、21歳以上はA日程、20歳以下はB日程になります。

2026年度からは、1級〜3級の受験者は試験当日に顔写真付き身分証明書の原本を提示する必要があります。最新情報は英検公式サイトでご確認ください。

英検2級の面接は、準備した表現をどれだけ自然に使えるかで結果が変わります。一人での練習に限界を感じたら、英検専門のオンライン英語スクール Jumpstart Englishで本番形式の練習をするのも近道です。

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