「英検2級をS-CBTで受けたいけれど、どうやって申し込むの?」「本会場との違いは?」「結果はどこで確認できるの?」——そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では英検2級 S-CBT(エスシービーティー)の仕組みから申し込み方法、検定料、試験会場の選び方、結果確認まで、受験に必要な情報を丸ごと解説します。

英検2級 S-CBTとは

英検2級 S-CBTは、コンピューターを使って受験する英検の試験形式です。「エスシービーティー」と読み、「Standard Computer Based Testing」の略称です。従来型の英検では一次試験(筆記)と二次試験(面接)が別日に行われますが、S-CBTはこれらをすべて1日で完結できる点が最大の特徴です。

出題内容・難易度・採点基準は従来型と同じであり、合格すれば従来型と同等の級・資格・英検CSEスコアを取得できます。入試への活用や資格証明としても正式に認められています。

従来型英検との主な違い

S-CBTと従来型英検には、以下のような違いがあります。

受験スケジュールの柔軟さが大きなポイントです。従来型は年3回の決まった日程に合わせる必要がありますが、S-CBTは原則として毎週土日に実施されており、一部エリアでは平日も受験できます。仕事や学校の予定に合わせて受験日を自由に選べるのは大きなメリットです。

また、同一検定期間内に同じ級を最大3回まで受験できるのもS-CBTならではの制度です。万が一不合格でも、同じ期間中に再挑戦する機会を持てるため、受験機会が大幅に広がります。

試験の解答方法はコンピューター操作が基本ですが、ライティングのパートについては手書きとキーボード入力のどちらかを選択できます。パソコンの操作に不安がある方でも安心して受験できます。

英検2級 S-CBTの対象者・実施級

英検S-CBTが対応しているのは準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級の5つの級です。1級・4級・5級はS-CBTでは受験できず、従来型のみの実施となっています。

英検2級を目指す方であれば、S-CBTと従来型のどちらかを選んで受験することができます。自分のスケジュールや学習状況に合わせて、受験形式を選ぶとよいでしょう。

英検2級 S-CBTの申し込み方法

英検2級 S-CBTへの申し込みは、すべてウェブ上で完結します。以下の手順で進めていきましょう。

マイページ(英ナビ!)の登録とログイン

申し込みには、**「受験者マイページ」(英ナビ!)**へのログインが必要です。英ナビ!アカウントをまだお持ちでない方は、英ナビ!ウェブサイトから新規会員登録を行ってください。登録は無料で、メールアドレスとパスワードを設定するだけで完了します。

すでに英ナビ!アカウントをお持ちの方は、英ナビ!IDとパスワードで「受験者マイページ」にログインできます。**英検S-CBTの公式サイト(eiken.or.jp/s-cbt)**のトップページにある「受験者マイページ」のリンクからアクセスするのが最も分かりやすい方法です。

申し込みの流れ

受験者マイページにログインしたら、以下の手順で申し込みを進めます。

①顔写真データの準備を最初に行いましょう。申し込みの際には、受験者本人の顔がはっきり確認できるカラーの顔写真データが必要です。規格やサイズに細かい条件があるため、事前に英検S-CBTウェブサイトで確認しておくと安心です。顔写真は受験票と成績表に掲載されます。

②受験する試験日・時間帯・会場を選択します。マイページ上で全国のテストセンター一覧と空き状況を確認しながら選択できます。申し込み締切日は試験日によって異なるため、必ず事前に公式サイトで確認するようにしましょう。

③検定料を支払います。支払方法は後述しますが、支払いが完了すれば申し込み完了です。申込完了後1時間以内に、「@eiken.or.jp」から登録メールアドレスへ自動的に申込完了メールが届きます。

検定料の支払い方法

検定料の支払い方法は以下の4つから選べます。

  • コンビニエンスストア払い(ローソン・ミニストップ・セイコーマート・ファミリーマート)
  • クレジットカード一括払い(JCB・MASTER・NICOS・VISA)
  • 郵便局ATM(Pay-easy)

コンビニ払いを選択した場合は、クレジットカードやPay-easyより早い締切日が設定されていることがあるため、支払い期限を必ず確認してください。

英検2級 S-CBTの値段(検定料)

**2026年度の英検2級 S-CBTの検定料は9,600円(税込)**です。2025年度より一律100円引き下げられた価格で、これはAI・ICT活用による業務効率化を通じた受験者支援として実施されています。

参考までに、他の級の2026年度検定料も以下のとおりです。

  • 準1級:10,500円
  • 2級:9,600円
  • 準2級プラス:9,200円
  • 準2級:9,000円
  • 3級:7,700円

なお、英検S-CBTは従来型英検と比べて検定料がやや高めに設定されています。従来型の本会場での2級検定料(2024年度以降)は9,100円のため、S-CBTは500円程度割高です。ただし、1日で4技能すべての試験を受けられること、スケジュールの柔軟性が高いこと、同一期間内に複数回受験できることなど、利便性を考えるとコストパフォーマンスは十分高いといえるでしょう。

英検2級 S-CBTの試験会場と日程

英検2級 S-CBTは、全国47都道府県・85エリア以上のテストセンターで実施されています(2026年度時点)。主要な都市部だけでなく、地方都市でも受験できる会場が増えており、アクセスしやすい場所を選べます。

会場の選び方

試験会場は申し込み時にマイページ上で検索・選択できます。居住地や通勤・通学の経路に近い会場を選ぶとよいでしょう。会場によって実施日程(曜日・時間帯)が異なるため、希望する日時に対応している会場を確認してから申し込みを行います。

試験会場の最新情報は、英検S-CBT公式サイトの「試験会場検索」ページから確認できます。新規会場の追加も随時行われているため、最新の情報をチェックするようにしましょう。

本会場との違い

「本会場」とは、従来型英検の試験会場のことを指します。個人で申し込みを行った場合、従来型英検は本会場での受験となります。S-CBTはテストセンターで受験するため、本会場の大学キャンパスや学校施設とは異なる環境です。

S-CBTのテストセンターでは、あらかじめ設置されたPC・ヘッドセット・キーボード・マウスを使用します。自分のデバイスや筆記用具を持ち込むことはできません。なお、2026年4月実施分より筆記用具は会場で一律貸与される仕組みに変わりました。

英検2級 S-CBTの試験内容

英検2級 S-CBTの試験は、1日でスピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの4技能をすべて受験します。試験の順番はスピーキング→リスニング→リーディング→ライティングの順に進みます。

スピーキング試験(吹き込み式)

S-CBTのスピーキングは、面接官と対面して行う従来型の二次試験とは異なり、PCの前でヘッドセットを装着して音声を吹き込む形式です。画面に表示されるパッセージや問題を読み、指示に従って解答を録音します。

面接官を前にした緊張感がないため、「人前で話すのが苦手」という方にとっては取り組みやすい形式といえます。出題内容・難易度・採点基準は従来型と同一です。

リスニング・リーディング・ライティング

リスニングは、PC画面上の問題・選択肢を見ながらヘッドセットで音声を聞き、マウスで選択肢をクリックして解答します。リスニング中は残り時間が表示されないため、ペース管理に注意が必要です。最後の問題の解答時間が終わると試験終了となります。

リーディングとライティングは同時に実施されます。PC画面上の問題を見てマウスで解答し、ライティングはキーボード入力か手書きを選択できます。画面右上に残り時間が表示されるため、時間管理をしながら解答を進めることができます。

試験当日の持ち物と注意点

試験当日は以下の2点を必ず持参してください。

  • 印刷した受験票(カラー・白黒どちらも可)
  • 顔写真付き身分証明書の原本(パスポート・運転免許証など、有効期限内のもの)

2026年4月実施分より、顔写真付き身分証明書の原本提示が必須となりました。万が一忘れた場合は、指定の期限までに協会の定める方法で提出する必要があります。期限を過ぎると「認証失格」となり成績が無効になるため、必ず持参するようにしましょう。なお、顔写真のない証明書や、クレジットカード・定期券などは本人確認書類として認められません。

英検2級 S-CBTの結果確認方法

試験の合否・成績は、**受験者マイページ(英ナビ!)**から確認できます。

合否の仕組み

英検2級 S-CBTの合否判定は以下のように行われます。

まず、リーディング・リスニング・ライティングの合計英検CSEスコアに基づき、一次試験の合否が判定されます。次に、スピーキングの英検CSEスコアに基づき、二次試験の合否が判定されます。一次・二次の両方に合格することで、「2級合格」として級認定されます。

S-CBTでは一次試験の合否にかかわらず、すべての受験者が4技能のCSEスコアを取得できます。不合格となった場合でも、スコアとして英語力の証明に活用できるのは大きなメリットです。

マイページでの成績確認手順

成績の公開日はウェブ合否発表日として事前に案内されています。発表日以降に受験者マイページにログインし、「成績情報」から自分のスコアと合否を確認できます。

成績表は後日郵送でも届きますが、ウェブでの公開のほうが早いため、結果が気になる方はまずマイページを確認しましょう。成績表の成績表必着日はウェブ公開日から約2週間後が目安です。

また、合格した場合は合格証書と合格証明書(英文・和文各1通)が無料で郵送されます。証明書が追加で必要な場合は、マイページの「証明書等申込」から有料で再発行を申し込めます。

一次試験免除制度について

英検2級 S-CBTで一次試験(RLW3技能)に合格し、二次試験(スピーキング)に不合格だった場合、一次試験免除の資格が付与されます。この免除資格を使えば、次回以降の試験でスピーキングのみを受験することができます。

免除資格は翌年度の同回まで使用可能で、英検S-CBTだけでなく従来型英検・英検S-Interviewでも活用できます。二次試験で不合格になった場合でも、一次試験を最初からやり直す必要がないため、効率よく再挑戦できます。

英検2級 S-CBTは、毎週土日を中心に受験チャンスがあり、1日で4技能を完結できる利便性の高い試験形式です。マイページで簡単に申し込みができ、結果確認もオンラインで行えるため、忙しい方にも取り組みやすい受験方法です。まずは受験者マイページ(英ナビ!)を登録して、自分に合った日程・会場を探してみましょう。