英検2級のS-CBTは、テストセンターのコンピューターで4技能を1日で受ける英検です。合格すれば、従来型と同じ2級の資格と英検CSEスコアが得られます。
2026年度の検定料は9,600円で、結果は試験の約4〜5週間後にウェブで確認できます。この記事では、英検2級のS-CBTの料金、日程と会場、申し込み方法、当日の持ち物、結果の確認方法を順に解説します。
英検2級のS-CBTとは|従来型との違い
S-CBTは、出題内容・難易度・採点基準が従来型の英検と同じコンピューター方式の試験です。違うのは、受け方と日程の決まり方です。
| 項目 | 英検S-CBT | 英検(従来型) |
|---|---|---|
| 実施日 | 原則毎週土日(一部エリアは平日も)。 | 年3回の決まった日程です。 |
| 受け方 | 1日で4技能をまとめて受けます。 | 一次試験の合格者が、別の日に二次試験(面接)を受けます。 |
| スピーキング | ヘッドセットに録音して答えます。 | 面接委員1人と対面で話します。 |
| ライティング | 筆記型かタイピング型を申込時に選びます。 | 解答用紙に手書きします。 |
| 同じ回の受験 | 同じ級を最大3回まで受けられます。 | 条件付きで2回まで受けられます。 |
| 2級の検定料 | 9,600円です。 | 本会場は9,000円です。 |
英検2級 S-CBTと従来型の主な違い(2026年度)
S-CBTを実施しているのは、準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級の5つの級です。1級・4級・5級はS-CBTでは受けられません。
従来型との併願もでき、同じ2級をS-CBTと従来型の両方で申し込めます。その場合は申し込みごとに検定料がかかります。
どちらの方式が合うかを詳しく比べたい方は、英検の従来型とS-CBTの違いもあわせてご覧ください。
英検2級S-CBTの料金(2026年度の検定料)
2026年度の英検2級S-CBTの検定料は、税込9,600円です。2026年度第1回から、従来型を含む全級で検定料が一律100円引き下げられました。
英検協会は、AI・ICTの活用による効率化と、物価高による家計の負担への配慮を値下げの理由に挙げています。
| 級 | S-CBT | 従来型・本会場 |
|---|---|---|
| 準1級 | 10,500円 | 10,400円 |
| 2級 | 9,600円 | 9,000円 |
| 準2級プラス | 9,200円 | 8,600円 |
| 準2級 | 9,000円 | 8,400円 |
| 3級 | 7,700円 | 6,800円 |
2026年度の検定料(税込)
2級では、S-CBTは従来型の本会場より600円高くなります。そのかわり、受験日や会場を自分で選べて、1日で4技能を受けられるのがS-CBTの利点です。
一次試験免除で申し込む場合も、検定料は同じ額です。料金は変わることがあるため、最新情報は英検S-CBT公式サイトでご確認ください。
英検2級S-CBTの日程・会場と申し込み方法
S-CBTは、受験日・時間・会場を自分で選んで申し込みます。会場ごとに定員があり、先着順で締め切られるため、希望の日程があれば早めに申し込みましょう。
実施日と検定回の区切り
S-CBTは原則として毎週土日に行われ、一部のエリアでは平日も実施されます。級や地域によっては、毎週は実施されない場合もあります。
検定回は、第1回が4〜7月、第2回が8〜11月、第3回が12〜3月の実施分です。2026年9月23日時点では、11月実施分の申し込みを10月27日まで受け付けています(締切は試験日によって異なります)。
会場の選び方
会場は全国47都道府県のテストセンターから選べます。申し込み画面で会場と空き状況を確認し、通いやすい会場を選びましょう。
会場ごとに実施日や時間帯が異なるため、希望の日時に受けられる会場かどうかも確認が必要です。キャンセル待ちの予約はできません。
申し込みの流れ
申し込みは、スマートフォンにも対応したインターネット申込だけです。コンビニ端末や書店では申し込めません。
- 英検S-CBTの申込ページで、生涯学習アカウントに登録またはログインします。
- 協会が定める規格の顔写真データを用意します(受験票と成績表に載ります)。
- 級、ライティングの方式、試験日・時間・会場を選びます。
- 検定料を支払って、申し込みを完了します。
2023年10月から、申し込みと受験者マイページの利用には生涯学習アカウントが必要です。以前の「英ナビ!」のIDでは申し込めないので注意しましょう。
検定料の支払い方法
支払い方法は、次の3つから選べます。
- コンビニエンスストア払い(ローソン・ミニストップ・セイコーマート・ファミリーマート)。
- クレジットカードの一括払い(JCB・MASTER・NICOS・VISA)。
- 郵便局ATM(Pay-easy)。
コンビニ払いとPay-easyは、支払い期限までに入金しないと申し込みが自動的に取り消されます。申し込み後のキャンセルや返金はできないため、日程は慎重に選びましょう。
日時や会場の変更
申込期間中で会場に空きがあれば、受験者マイページから試験日時や会場を変更できます。ただし、翌月以降の日程への変更はできません。
従来型の申込期間や一次試験日も比べたい方は、英検2級の申し込み方法と試験日程を参考にしてください。
英検2級S-CBTの試験内容と当日の持ち物
S-CBTでは、スピーキング→リスニング→リーディング→ライティングの順に、1日で4技能を受けます。2級の所要時間は約125分です。
| 技能 | 時間の目安 | 答え方 |
|---|---|---|
| スピーキング | 約15分 | 画面の指示に従って話し、ヘッドセットに録音します。 |
| リスニング | 約25分 | 音声を聞き、マウスで選択肢をクリックします。 |
| リーディング・ライティング | 85分 | リーディングはマウスで答え、ライティングは選んだ方式で書きます。 |
英検2級 S-CBTの試験の順番と時間(目安)
各技能の答え方
スピーキングの形式は、音読とNo.1〜No.4で、従来型の二次試験と同じです。面接委員の代わりにコンピューターの指示に答え、声を録音します。
リスニングは、最後の問題の解答時間が終わると終了します。リーディングとライティングは、試験時間内であれば見直しや訂正ができます。
ライティングの筆記型は紙の解答用紙に手書きし、タイピング型はキーボードで入力します。PC操作に不安がある人は、筆記型を選ぶと安心です。
スピーキングの練習方法は、英検2級のスピーキング対策で紹介しています。
独学で面接形式の練習をするのが難しい場合は、英検に特化したマンツーマン指導で本番に近い練習を重ねるのも一つの方法です。
当日の持ち物と本人確認
試験当日は、次の2つを必ず持参します。筆記用具は2026年4月実施分から会場で貸し出され、持参したものは使えません。
- 受験票:受験者マイページから印刷します(A4サイズ、白黒・カラーどちらも可)。スマートフォンの画面では受験できません。
- 顔写真付き身分証明書の原本:学生証・生徒手帳、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど、有効期限内のものです。
2026年度から、顔写真付き身分証明書の原本の提示が必須になりました。コピーやスマートフォンの画像、電子学生証は認められません。
当日に提示できなかった場合は、試験の翌々日の午前9時30分までに、協会の定める方法で提出する必要があります。提出できないと「認証失格」となり、成績は無効になります。
受験票と身分証明書の両方を忘れた場合は、受験できません。受験票の印刷は、試験日の約5日前から可能です。
英検2級S-CBTの結果の確認方法
結果は、ウェブ合否公開日の17時から受験者マイページで確認できます。2026年度の予定では、試験日の約25〜37日後が公開日です。
合否の仕組み
合否の判定方法は従来型と同じです。リーディング・リスニング・ライティングの英検CSEスコアで一次試験の合否を決め、一次試験の合格者だけスピーキングのスコアで二次試験の合否を判定します。
2級の合格基準スコアは、一次試験が1520点(1950点満点)、二次試験が460点(650点満点)です。S-CBTでは一次試験の合否にかかわらず、全員が4技能のスコアを受け取れます。
ウェブ公開日と成績表
たとえば2026年10月4日(日)に受験した場合、ウェブ合否公開日は10月30日(金)17時、成績表の必着日は11月13日(金)の予定です。
公開日は試験日ごとに決まっているので、英検S-CBT公式サイトの「成績公開時期」で自分の試験日の予定を確認しておきましょう。
合格証明書とデジタル証明書
合格すると、合格証書とあわせて合格証明書(英文・和文各1通)が無料で届きます。追加で必要な場合は、受験者マイページから有料で再発行を申し込めます(1通1,200円)。
また、2026年9月15日からは、2018年度以降の受験者なら合否にかかわらず、デジタル合格証明書またはデジタル英検CSEスコア証明書を無料で取得できます。
従来型を含めた2級の結果発表の時期は、英検2級の結果発表と確認方法で詳しく解説しています。
再受験と一次試験免除の使い方
S-CBTでは、同じ検定回の中で同じ級を最大3回まで受けられます。欠席や棄権も1回として数えられる点に注意しましょう。
結果が出る前に次の試験を申し込むこともできますが、申し込み後のキャンセルはできません。受験の間隔の考え方は英検S-CBTの再受験は最短何日後かで解説しています。
一次試験免除(一免)
一次試験に合格して二次試験(スピーキング)が不合格だった場合、一次試験免除の資格が得られます。S-CBTで一免を使うと、スピーキングだけを受ければよくなります。
S-CBTで取得した一免は、取得した検定回から翌年度の同じ検定回まで使えます。従来型やS-Interviewでも使え、従来型で使う場合は取得した回の次の回から3回までです。
一免で申し込む場合も検定料は同じです。一免の申請は申込期間内に行い、申請しなかった場合は4技能すべてを受けることになります。
英検2級S-CBTが向いている人
S-CBTは、次のような人に向いている受験方式です。
- 部活や学校行事の予定に合わせて、受験日を自分で選びたい人。
- 1日で4技能の試験を終わらせたい人。
- 同じ検定回の中で、2級に複数回挑戦したい人。
- 面接委員と対面で話すより、録音式のほうが落ち着いて話せる人。
一方で、PCの操作に慣れていない人や、4技能を1日で受けると集中力が続きにくい人は、従来型のほうが受けやすい場合もあります。自分の予定と得意な受け方に合わせて選びましょう。
どちらの方式でも、合格に必要な力は同じです。試験の形式に合わせた対策を進めたい方は、英検専門のオンライン英語スクール Jumpstart Englishの活用も検討してみてください。
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