英検2級の単語・熟語・文法は、1冊の単語帳を軸に、日をあけて繰り返し、例文の中で使い方ごと覚えるのが効率的です。スマホアプリを組み合わせると、通学中などのスキマ時間も学習に使えます。
この記事では、英検2級で押さえたい単語・熟語・文法の例と、具体的な覚え方、学習に使えるアプリを紹介します。アプリの内容は、2026年9月時点で各公式サイトやアプリストアの説明を確認したものです。
英検2級の単語・熟語・文法で押さえたいこと
まずは、英検2級で語彙や文法がどのように問われるのかを確認しましょう。全体像をつかんでから始めると、学習の優先順位をつけやすくなります。
語彙と文法が問われる場面
一次試験のリーディングでは、最初の大問で短文の語句空所補充が17問出題されます。空所に合う単語や熟語を、4つの選択肢から選ぶ形式です。2級には文法だけを問う大問はなく、文法の力は空所補充や長文読解、ライティングの中で総合的に問われます。
さらにライティングでは、英文要約(45〜55語)と意見論述(語数の目安80〜100語)の2題を書きます。読んで意味がわかるだけでなく、自分で使える語彙を増やすことも大切です。
必要な語彙数の目安
英検協会は、2級に必要な語彙数を公表していません。ネット上の数字はあくまで一般的な目安です。参考として、旺文社の『でる順パス単 英検2級』は単語1,300語と熟語400語を収録しています。まずは2級向けの単語帳1冊を完璧にすることを目標にしましょう。
2級の語彙の特徴
準2級までは身近な話題が中心ですが、2級では社会・科学・環境などのテーマを扱う文章が増えます。そのため、抽象的な意味の語や、ニュースで使われるような語が多くなります。学校の定期テストとは語彙の傾向が違うため、早めに2級向けの教材で慣れておきましょう。
英検2級レベルの重要な単語・熟語の例
ここでは、2級レベルの学習で押さえておきたい語の例を紹介します。実際の単語帳や過去問で、例文と一緒に確認してください。
動詞・名詞・形容詞の例
| 品詞 | 単語の例 |
|---|---|
| 動詞 | encounter(〜に遭遇する)、promote(〜を促進する)、contribute(貢献する)、persuade(〜を説得する)、obtain(〜を得る)、acknowledge(〜を認める) |
| 名詞 | achievement(達成)、consequence(結果)、phenomenon(現象)、resource(資源)、confidence(自信) |
| 形容詞 | appropriate(適切な)、crucial(極めて重要な)、efficient(効率的な)、flexible(柔軟な)、vague(あいまいな) |
句動詞・イディオムの例
熟語では、動詞に前置詞や副詞がついた句動詞がよく使われます。1語ずつではなく、まとまりで覚えるのがコツです。
- come up with(〜を思いつく)
- look into(〜を調べる)
- carry out(〜を実行する)
- turn down(〜を断る)
- deal with(〜に対処する)
- put off(〜を延期する)
意味が複数ある句動詞も多いため、例文の中で使い方を確認しましょう。
文と文をつなぐ語の例
次のような文と文をつなぐ語は、長文読解で文の流れをつかむ手がかりになります。
- although(〜だけれども)
- whereas(〜である一方)
- therefore(したがって)
- furthermore(さらに)
- nevertheless(それにもかかわらず)
- consequently(その結果)
これらの語は、意見論述や要約で文をつなぐときにも役立ちます。意味だけでなく、前後の文がどういう関係になるかまで押さえておきましょう。
英検2級で押さえたい文法
2級の文法は、高校で学ぶ内容が中心です。特に次の4つは、長文読解やライティングでよく使うので確実に理解しておきましょう。
仮定法
「今〜なら」は過去形、「あのとき〜だったら」は過去完了形を使うのが基本です。If I were you のようにbe動詞にwereを使う形や、as if(まるで〜のように)などの表現もあわせて覚えましょう。
分詞構文
分詞構文とは、現在分詞や過去分詞を使って、接続詞と主語を省いた形のことです。Seeing the police, he ran away.(警察を見て、彼は逃げた)のように、文を短くまとめるときに使われます。
関係詞
in which や to whom のように、前置詞と関係代名詞がセットになった形に慣れておきましょう。長い文の構造を正しくつかむために欠かせない文法です。
使役動詞
make・let・haveは〈人+動詞の原形〉、getは〈人+to不定詞〉の形で「〜させる・〜してもらう」を表します。「〜してもらう・〜される」の意味で、have・getに〈物+過去分詞〉を続ける形もあります。
文法は、ルールを丸暗記するより例文で繰り返し確認するほうが身につきやすいとされています。過去問で間違えた問題は、なぜその形になるのかを説明できるまで復習しましょう。
単語・熟語を効率よく覚える方法
2級の語彙は量が多いため、ただ単語帳を眺めるだけでは定着しにくくなります。覚え方を工夫しましょう。
日をあけて繰り返す(分散学習)
一度覚えた単語も、時間がたつと忘れてしまいます。同じ単語を日をあけて何度も確認する「分散学習」が、記憶の定着に効果的とされています。たとえば1日に新しい単語を50語覚えたら、翌日・3日後・1週間後にも見直すサイクルを作りましょう。
一問一答やクイズで思い出す練習をする
英単語を見て意味を答える一問一答や、4択クイズで確認する方法は、読むだけより記憶に残りやすいとされています。間違えた単語に印を付け、そこだけを集中して繰り返すと効率が上がります。
例文や文脈の中で覚える
単語を単体で覚えるだけでなく、例文ごと覚えると、長文やリスニングで出てきたときに意味が浮かびやすくなります。特に句動詞は、例文で使い方を確認しておくことが大切です。単語帳の選び方は、英検2級の単語帳おすすめ比較で詳しく紹介しています。
覚え方を工夫しても、一人では続けにくいこともあります。学習のペースづくりに不安がある場合は、英検に特化したマンツーマン指導を取り入れるのも一つの方法です。
英検2級の単語学習に使えるアプリ
アプリを使うと、スキマ時間にも単語を確認できます。料金や収録内容は変わることがあるため、使う前に各公式サイトやアプリストアで最新情報を確認してください。
mikan(ミカン)
英単語や熟語をテンポよく覚えられる英語学習アプリです。アプリストアの説明によると、英検向けには旺文社の「でる順パス単」シリーズなどを収録しています。単語学習は無料でもでき、有料プランに登録すると英検の問題集などの実践問題にも取り組めます。
モチタン
ゲーム感覚で進められる単語アプリです。公式サイトによると、無料で使えるアプリ(アプリ内課金あり)で、英検にも対応しています。対戦モードや、AIが復習のタイミングを整理する機能があります。一人で続けるのが苦手な人に向いています。
Quizlet(クイズレット)
自分で単語カードを作れるアプリです。ほかの利用者が作った単語カードを使うこともできます。アプリストアの表示では、広告の表示とアプリ内課金があります。間違えた単語や過去問で出会った単語をまとめて、自分専用の単語帳を作りたい人に向いています。
英語の友(旺文社)
旺文社の書籍の音声を聞ける公式アプリです。パス単や過去問題集など、旺文社の英検対策書を使っている人は、音声をまとめて管理できます。単語を耳からも覚えたい人は活用しましょう。
辞書アプリや学校で導入されている学習アプリ
知らない単語は、Weblioなどのオンライン辞書で、例文や発音も確認すると理解が深まります。また、Monoxer(モノグサ)のように学校や塾向けに提供されている記憶アプリもあります。通っている学校や塾で使える場合は、英検対策にも生かしましょう。
無料の教材で語彙を増やす方法
英検の公式サイトでは、2級の過去問が直近3回分、問題冊子・リスニング原稿・音声・解答つきで無料公開されています。これを単語学習にも活用しましょう。
- 過去問を解いたら、知らなかった単語に印を付ける
- 印を付けた単語を、ノートやQuizletなどにまとめる
- 一問一答で確認し、次の過去問で出てきたらもう一度チェックする
眺めるだけで終わらせず、必ず「思い出す練習」とセットにするのがコツです。過去問の入手方法は英検2級の過去問の入手方法でまとめています。
覚えた単語・文法を得点につなげるコツ
語彙や文法は、試験で使えてはじめて得点になります。覚えた知識を実際に使う練習も取り入れましょう。
ライティングや面接で使ってみる
覚えた単語や文法は、意見論述の答案や面接の練習で積極的に使ってみましょう。自分で使った表現は記憶に残りやすくなります。書き方の基本は英検2級のライティング完全ガイドが参考になります。
学習計画に単語の時間を組み込む
単語学習は、毎日少しずつ続けることが大切です。試験日から逆算して、1日に覚える量と復習の日を決めておきましょう。期間別の進め方は英検2級の勉強期間と最短合格プランで紹介しています。
Jumpstart Englishは、小学生から高校生を対象にした英検専門のオンライン英語スクールです。英検全級の対策を、完全マンツーマン・完全オンラインで行っています。単語や文法の学習をどう進めるか迷ったときは、選択肢の一つとして検討してみてください。
