英検2級のリーディングは、大問1〜3の計31問で、ライティングと合わせて85分で解きます。得点を伸ばすコツは、リーディングを50分前後で終える時間配分と、空所の前後や設問から「答えの根拠」を探す読み方です。

この記事では、2026年度の出題形式、時間配分の目安、短文・長文の空所補充(穴埋め)の解き方、長文読解のコツ、練習方法を順に紹介します。問題例は2026年度第1回の過去問から取り上げています。

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英検2級リーディングの出題形式(2026年度)

2級のリーディングは、次の3つの大問で構成されています。2024年度のリニューアルで、大問1が3問、大問3が4問減り、38問から31問になりました。

大問形式問題数
大問1短文の語句空所補充(単語・熟語・会話文など)17問
大問2長文の語句空所補充(英文2つ、各3か所)6問
大問3長文の内容一致選択(Eメールと説明文)8問

2026年度第1回では、大問2の英文はそれぞれ250語前後でした。大問3はEメール(3問)と、360語ほどの説明文(5問)という組み合わせです。

合格に必要なスコアの考え方

一次試験は、リーディング・リスニング・ライティングのCSEスコアの合計が1520点以上で合格です。CSEスコアとは、英検の成績を技能ごとに数値で示すスコアで、各技能650点満点です。

協会は、2016年度第1回では2級は各技能6割程度の正答率で多くの受験者が合格したと説明しています。なお、級別の合格率は現在公表されていません。

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リーディングの時間配分の目安

筆記85分の中にはライティング2題も含まれます。リーディングは50分前後で終え、残り35分ほどをライティングに回すのが一つの目安です。

  • 大問1(17問):約15分。1問1分以内を目安に、迷ったら印をつけて先へ進む。
  • 大問2(6問):約10分。空所の前後を中心に読む。
  • 大問3(8問):約25分。設問を先に確認してから本文を読む。

ライティングを先に解くなど、解く順番を工夫する方法もあります。大問ごとの詳しい考え方は英検2級の時間配分のコツで紹介しています。

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大問1(短文の空所補充)の解き方

大問1は、語彙・熟語・句動詞の知識がそのまま問われる問題です。考えて解けない問題も多いため、知っているかどうかで素早く判断し、時間を長文に残しましょう。

2026年度第1回では、lay off(解雇する)、go along with(賛成する)、on his own(自分で)といった表現が正解になりました。熟語や句動詞は、例文ごと覚えると定着しやすくなります。

AとBの会話文の問題では、やりとりの流れから答えを選びます。同じ回の(15)では、「準備に多くの作業が必要だ」を受けて「とても忙しくなる」と言い直しているため、In other words が正解でした。

空所の前後にある because や but などの接続詞は、意味を絞り込むヒントになります。単語・熟語の覚え方は英検2級の単語・熟語・文法の覚え方を参考にしてください。

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長文の空所補充・穴埋め問題(大問2)の解き方

大問2は、文章の流れに合う語句を選ぶ問題です。空所の前後1〜2文に答えの根拠があることが多いため、まずその範囲を丁寧に読みます。

空所の後ろの文もヒントになる

空所の直前だけで判断せず、後ろに続く文まで読むのがコツです。後ろの文が、空所の内容を具体的に説明していることがよくあります。

2026年度第1回の(18)では、「村は( )に直面していた」の後に「識字率が低く、本を手にできる生徒が少なかった」と続きます。そこから、正解の「a lack of educational resources(教育資源の不足)」を選べます。

つなぎの言葉は前後の関係で選ぶ

In this way や On the other hand などのつなぎの言葉は、前後の文の関係で選びます。「言い換え・まとめ」「対比」「追加」「具体例」のどれに当たるかを見極めましょう。

同じ回の(20)では、キャラクターが乗客の本を守る話の後に「このキャラクターは読書に工夫を加えた」とまとめています。前の内容を受けてまとめる流れなので、正解は「In this way」でした。

選択肢を入れて文全体を読み直す

答えを選んだら、空所に入れて前後とつなげて読み直します。文法的に合っていても、段落の流れと矛盾する選択肢は正解になりません。

空所補充でつまずく原因が語彙なのか、文の流れのつかみ方なのかは、人によって違います。英検に特化したマンツーマンのオンライン指導を利用すると、自分の弱点に合った練習を選びやすくなります。

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長文読解(大問3)のコツ

大問3は、全文を完璧に訳すことより、設問に関係する箇所を見つけて正確に読むことが大切です。次の3つのコツを意識しましょう。

設問を先に読んでから本文へ進む

本文を読む前に、設問文にざっと目を通します。何を探しながら読めばよいかがわかり、読み返す時間を減らせます。

  • 設問文を読み、人名や数字などのキーワードに印をつける。
  • 本文を読み、キーワードが出てきた箇所を丁寧に確認する。
  • 該当箇所と選択肢を照らし合わせて答えを選ぶ。

設問は本文の流れにほぼ沿った順番で並んでいることが多いため、1問目の根拠は前半、最後の問題は後半を探すと効率的です。

段落の最初の文で要点をつかむ

説明文では、段落の最初の1〜2文にその段落の要点が書かれていることがよくあります。まず各段落の話題をつかんでおくと、設問の根拠を探しやすくなります。

Eメールでは、メールを書いた目的や相手への依頼内容などが問われることがあります。誰が誰に、何のために書いたメールなのかを最初に確認しましょう。

正解は本文の言い換えだと考える

正解の選択肢は、本文の表現を別の言葉で言い換えていることが多くあります。2026年度第1回の(24)では、本文の「いくつかの駅から行きやすい」が、正解では「公共交通機関の近くにある」と言い換えられていました。

知らない単語が出てきても、すぐに止まる必要はありません。前後の文脈から「良い意味か悪い意味か」だけでもつかめれば、解ける問題は多くあります。

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リーディングの得点を上げる練習法

リーディングの力は、過去問演習と語彙の積み上げの両方で伸ばしていきます。次の流れで練習すると、解き方が定着しやすくなります。

過去問を時間を計って解き、根拠を確認する

英検公式サイトでは、直近3回分の一次試験の問題と解答が無料で公開されています。入手方法は英検2級の過去問の入手方法にまとめています。

  • 本番と同じように時間を計って解く。
  • 答え合わせでは、正解の根拠になる文に線を引く。
  • 間違えた理由(語彙・読み違い・時間不足)を書き出す。
  • 知らなかった単語や熟語をまとめて覚える。

問題集と単語帳で量を補う

公式の過去問だけでは量が足りない場合は、市販の過去問集や分野別の問題集を使いましょう。解説が詳しいものを選ぶと、独学でも根拠を確認しやすくなります。

長文が読めない原因の多くは、語彙の不足にあります。2級向けの単語帳を毎日少しずつ進め、長文で出会った語も一緒に覚えていきましょう。

一次試験はリーディングだけで決まるわけではありません。英検2級のリスニング対策もあわせて進めると、合計スコアを安定させやすくなります。

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まとめ:時間配分と根拠探しで得点を伸ばそう

英検2級のリーディングは、大問1〜3の計31問です。ポイントを整理すると、次のようになります。

  • リーディングは50分前後で終え、ライティングの時間を確保する。
  • 大問1は知識で素早く判断し、迷ったら先へ進む。
  • 大問2は空所の前後の文と、つなぎの関係から答えを選ぶ。
  • 大問3は設問を先に読み、本文の言い換えに注意して根拠を探す。

試験の形式や日程は変わることがあるため、最新情報は英検公式サイトでご確認ください。

読解の弱点は、問題を解く様子を見てもらうと見つかりやすくなります。Jumpstart Englishでは、小学生から高校生を対象に、英検全級に対応した完全マンツーマンのオンラインレッスンを行っています。自分に合った読み方を身につけて、合格を目指しましょう。