なが模試とは?2026年度の日程・受験料と会場を選ぶ仕組み

長野県で高校受験を控えた中学生が受ける模試が「なが模試」です。長野県統一模試会が実施しており、県の公立高校入試に合わせた問題が出ます。この記事では2026年度のなが模試の日程と受験料、そして会場を自分で選ぶ仕組みを公式情報で整理します。

なが模試で分かりにくいのは、受け方が回によって違うところです。全7回のうち、高校などの本会場で受けられるのは第4回からで、自宅受験が選べるのは第2回からです。つまり第1回だけは、学習塾の会場(準会場)で受けることになります。

なが模試とは?長野県の公立高校入試に向けた会場模試

なが模試は、長野県の公立高校への進学を考えている中学生を対象にした模擬試験です。実施団体は長野県統一模試会で、事務局は長野県松本市大手2-5-1にあります。問い合わせはフリーダイヤル0120-105264、受付は10時から18時まで、土日祝は休みです。

特定商取引法に基づく表記では、販売業者は株式会社エデュケーショナルネットワーク(長野県統一模試会事務局)と記載されています。主催団体と決済を扱う事業者の名前が別になっている形です。

対象は中学1年生から中学3年生までで、公式サイトは県内約250会場から選べると書いています。成績表には総合分析と志望校判定、教科別の学力分析表、まとめ答案が含まれ、判定は最大4校までです。

2026年度のなが模試の日程|中3は全7回ですべて日曜

公式サイトのスケジュール表によると、2026年度のなが模試は中3が全7回、中1・中2が全3回です。中3の実施日は次のとおりで、7回すべてが日曜日です。

  • 第1回 4月5日(日)です。
  • 第2回 7月5日(日)です。
  • 第3回 8月30日(日)です。
  • 第4回 10月11日(日)です。
  • 第5回 11月8日(日)です。
  • 第6回 12月6日(日)です。
  • 第7回 2027年1月10日(日)です。

中1・中2は年3回で、4月5日(日)・8月30日(日)・2027年1月10日(日)です。中3の第1回・第3回・第7回と同じ日です。

申込期間と成績表の発送日

申込期間は回ごとに決まっており、複数回をまとめて申し込むことはできません。残りの回の受付期間と成績表の発送予定日は次のとおりです。

  • 第5回(11月8日)は10月13日(火)10時から10月26日(月)15時までで、成績表は11月24日(火)発送です。
  • 第6回(12月6日)は11月9日(月)10時から11月24日(火)15時までで、成績表は12月21日(月)発送です。
  • 第7回(1月10日)は12月7日(月)10時から12月21日(月)15時までで、成績表は1月25日(月)発送です。

締切はいずれも15時で、日付が変わるまで待ってはくれません。公式サイトには、準会場は開室状況により受付期間が異なる場合があるとの注記もあります。塾の会場で受けるなら、その塾の案内を優先して確認してください。

試験時間は学年で分かれています。中3は5教科すべて各50分で100点満点、中1・中2は国語・数学・英語が各50分、社会・理科が各40分です。出題範囲は回ごとに公式サイトの表で公開されています。

なが模試の受験料は1回4,500円|送料が別にかかる

公式サイトの受験料は、中3が1回4,500円、中1・中2が1回3,400円です。いずれも税込で、2026年10月時点の記載です。中3の受験料は会場受験でも自宅受験でも同じ額です。金額は変わることがあるので、申し込む前に公式の表記を確認してください。

注意したいのは、受験料のほかに成績表の送料400円(税込)がかかる場合です。成績表を自宅に送ってもらうときは送料が必要で、準会場の学習塾で受け取る場合は不要と書かれています。

ここに落とし穴があります。なが模試のホームページから申し込むと、成績表の送付先は自宅のみになります。つまり中3がホームページから申し込むと、受験料4,500円と送料400円の合計4,900円が必要になる計算です。

支払い方法と、支払いが間に合わなかったとき

ホームページから申し込んだ場合の支払いはコンビニ決済です。公式サイトはセブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキを挙げています。支払期限は受験日までです。

期限に間に合わなかった場合は、試験当日に会場の受付へ申し出るよう案内されています。ただし当日の現金払いはできません。準会場で受ける場合は実施日時の確認後に支払い、方法は塾によって異なります。

返金の扱いははっきりしています。特定商取引法に基づく表記には「サービスの性質上、返品・返金はお受けしておりません。」とあり、受験料と送料はいずれも返ってきません。模試代がどこまで積み上がるかは、高校受験の費用の内訳とあわせて見ておくと見通しが立ちます。

欠席したときは、受領書(お客様控)またはなが模試チケットを事務局へ送ると、問題一式が郵送されます。ただし公式は採点・志望校判定はできないと書いています。問題は手に入るが偏差値は出ない、という整理です。

会場は自分で選ぶ|本会場・準会場・自宅受験の3つ

なが模試の受験会場は、受験生が自分で選びます。公式のよくある質問には、会場は指定されていますかという問いに対して「指定はありません。」と書かれています。各試験日の実施予定会場から自由に選ぶ形で、事務局による割り振りはありません。

選べる会場の種類は3つです。

  • 本会場は高等学校などで実施され、中3のみが選べます。
  • 準会場は県内各地の学習塾で実施され、中1から中3まで選べます。
  • 自宅受験は中3のみが選べます。

公式の会場一覧に本会場として載っているのは9か所です。

  • 長野市は長野県教育会館と長野ターミナル会館です。
  • 上田市は上田市勤労者福祉センターです。
  • 伊那市は伊那市防災コミュニティセンターと伊那北地域活性化センター きたっせです。
  • 飯田市は飯田短期大学 看護棟です。
  • 松本市は松本第一高校と松本国際高校です。
  • 塩尻市は東京都市大学塩尻高校です。

公式は、その塾の生徒でなくても準会場で受けられるとしています。塾に通っていない中学生にも受け方が残されているのは、会場と受験日を自分で選ぶ千葉の総進Sもぎと似た設計です。

本会場は第4回から、自宅受験は第2回から

ここがなが模試のいちばん独特な点です。公式の申込ページには「中3生の本会場実施は第4回からです。」「中3生の自宅受験は第2回から選択可能です。」と書かれています。

日程に重ねると、選択肢は回を追って増えていきます。

  • 第1回(4月)は準会場だけです。
  • 第2回・第3回(7月・8月)は準会場と自宅受験から選べます。
  • 第4回以降(10月から1月)は準会場・本会場・自宅受験の3つから選べます。

入試本番に近い雰囲気を本会場で試したいなら、受けられるのは10月以降の4回だけという計算になります。4月や7月の回を本会場で受けるつもりで予定を組むと、申し込む段階でつまずきます。

回によって受け方が変わる模試は、他県にもあります。山形県もぎは第1回と第8回が塾会場か自宅受験になる仕組みで、こちらは年度の最初と最後が例外という形です。なが模試は最初の回から段階的に選択肢が増えていく点が違います。

満席になると、その会場では申し込めない

会場を自由に選べるということは、席の取り合いが起きるということでもあります。公式のよくある質問は、満席などの理由でホームページから申し込めない場合があるとし、その場合は他の会場で申し込むよう案内しています。行きやすい会場で受けたいなら、受付開始の10時に近いタイミングで動くほうが確実です。

この点は、事務局が会場を決める県とは正反対です。たとえば福井新聞模擬テストは会場割り振りの希望を受け付けない仕組みで、通っている中学校を基準に事務局が会場を割り当てます。長野では、どこで受けるかを自分で決める代わりに、早く動いた人が希望の会場を取ります。

自宅受験はスマホかタブレットが必要

中3の自宅受験では、入金確認後、標準実施日の前日までに受験登録シート・問題一式・答案返送用のレターパックが届きます。標準実施日までに受験し、答案をレターパックで投函する流れです。

見落としやすい条件が2つあります。公式の会場一覧には「リスニング・解答解説をQRコードにて配信しますので、読み取れるスマートフォン・タブレットが必要です。」と書かれています。つまり英語のリスニングを聞くために端末が必要です。

もう1つは配送の制約です。公式は、一部地域・離島には問題を届けられないとしています。自宅受験を前提にする前に、自分の住所が対象かを事務局に確認しておくと安全です。

受験登録シート(受験票)は使い回す|届かなくても受験できる

なが模試の受験票は「受験登録シート」と呼ばれます。公式のよくある質問は、受験生の名前や登録番号が印刷された受験票であり、初回の申込み時に複数枚送られると説明しています。次回以降も継続して使えるため、保管しておく必要があります。

ただし同じ質問に注記があります。「受験登録シート(受験票)のみではご受験できません。回次ごとにお申込みが必要です。」という一文です。シートが手元にあることは、申し込んだことを意味しません。

一方で、シートがなくても試験は受けられます。公式は、届かない場合も紛失した場合もそのまま試験会場へ来てよいとしています。ただし再発行はできないと書かれているため、残りの回のために手元の枚数は確認しておきたいところです。

当日の持ち物は、HB以上の鉛筆などの筆記具、定規、コンパス、受験登録シート、受領書またはチケットです。服装は中学校の制服です。本会場は9時から9時30分の間に入場し、終了は15時20分、昼休みは約30分です。

なお本会場は、会場の案内が郵送されません。試験日や持ち物は公式サイトで確認する形です。準会場は会場から電話連絡が入るので、連絡がないまま試験日が近づいたら問い合わせてください。

なが模試の申し込み方法|中1・中2は準会場からだけ

申し込みの入口は学年で分かれています。中3はなが模試のホームページから申し込めますが、中1・中2はホームページやフリーダイヤルからは申し込めません。公式は、中1・中2は直接準会場へ申し込むよう案内しています。

中3がホームページから申し込む場合の流れは次のとおりです。

  • 希望会場・氏名・住所・電話番号・メールアドレスを入力し、支払いに使うコンビニを選びます。
  • 支払い案内メールが届いたら、受験日までにコンビニで支払います。
  • 会場受験なら受験登録シートが自宅に届き、当日は受領証とあわせて持参します。
  • 自宅受験なら入金確認後に問題一式とレターパックが届きます。
  • 受験後、成績表が自宅に届きます。

メールアドレスは必須です。1日から2日たっても案内メールが届かないときは、フリーダイヤルに問い合わせるよう案内されています。

準会場から申し込む場合は、申込書に記入して塾へ持参し、その塾で支払いの手続きをします。成績表の受け取りは、中3なら自宅受取と準会場受取のどちらかを選べます。送料を省くなら準会場受取です。

長野県公立高校入試の日程と内申点の確認先

長野県の公立高校入試については、長野県教育委員会が令和9年度公立高等学校入学者選抜情報のページで資料を公開しています。現在の中学3年生が受けるのは令和9年度の入試です。

ただしこのページは、本文に日程が書かれていません。選抜日程・選抜要綱・学校別の実施内容などがいずれもPDFで配布されている作りです。日付は「令和9年度長野県立高等学校入学者選抜日程」のPDFで確認してください。志願者向けのインターネット出願システムの案内も同じページに載っています。

模試の偏差値と並べて見たいのが内申点です。内申点の出し方は都道府県で違うので、内申点の計算方法と都道府県ごとの違いを押さえておくと、志望校判定の読み方が見えてきます。

なが模試で独特なのは、どこでどう受けるかを自分で決める幅が広いことと、その幅が回によって変わることです。残りの回を受けるなら、受けたい回の受付期間と、選びたい会場がその回に開いているかを先に確かめてください。

最新の日程・受験料・会場は、なが模試公式のスケジュールと実施要項と中3専用お申込みページで確認できます。この記事の数値は2026年10月時点の記載で、変更されることがあります。