山形県で高校受験を考えはじめると、名前が挙がるのが山形県もぎです。県内の中学生向けに年間を通して実施されている公開模試です。
ただ、公式サイトを見ても迷いやすい点があります。山形県もぎの一般会場は県内に1か所しかなく、全8回のうち会場で受けられるのは6回だけです。この記事では2026年度の日程と会場、申し込み方法を公式サイトの記載にそって整理します。
山形県もぎとは?山形県の中学生向けの公開模試
山形県もぎは、株式会社宮城新教育が実施している模擬試験です。会社は仙台市にあり、宮城県向けの新みやぎ模試と同じ会社が山形県向けに実施しています。
対象は中学1年生から中学3年生です。公式の案内では「2026年度 中学3年生」と「2026年度 中学1・2年生」の2つに分けて日程が掲載されています。
出題は5教科です。当日の時間割には国語・数学・社会・理科・英語が並び、各教科50分で設定されています。公立高校入試と同じ5教科なので、本番に近い形で力をためせます。
同じ会社の模試でも県ごとに中身は違います。宮城県側の仕組みは新みやぎ模試の日程と受験料の記事にまとめています。
山形県もぎ2026年度の日程|中3は全8回ですべて日曜日
公式の案内によると、中学3年生の実施は全8回です。7月から2月まで、おおむね月に1回のペースで並んでいます。
中学3年生の実施日は次のとおりです。8回すべてが日曜日です。
- 第1回 2026年7月5日(日)です。
- 第2回 2026年8月9日(日)です。
- 第3回 2026年9月13日(日)です。
- 第4回 2026年10月4日(日)です。
- 第5回 2026年11月1日(日)です。
- 第6回 2026年12月6日(日)です。
- 第7回 2027年1月10日(日)です。
- 第8回 2027年2月7日(日)です。
中3の日程は新みやぎ模試とほとんど同じ並びですが、11月の回だけ日付が違います。宮城と山形で兄弟が別々に受ける家庭は、11月だけ別の日曜になると覚えておくとよいでしょう。
中1・中2の日程は年3回
中学1年生・2年生は年3回です。中3の月1回とはペースがまったく違うので、受けるつもりなら早めに予定へ入れておくほうが安心です。
- 第1回 2026年8月9日(日)です。中3の第2回と同じ日です。
- 第2回 2027年1月10日(日)です。中3の第7回と同じ日です。
- 第3回 2027年3月28日(日)です。
山形県もぎの一般会場は山形学院高等学校の1か所だけ
ここが山形県もぎのいちばん大きな特徴です。日程表の受験会場の欄に挙がっている一般の会場は、山形学院高等学校(山形市香澄町3丁目10番8号)だけです。
つまり会場で受けるなら、県内のどこに住んでいても山形市まで出ることになります。庄内や置賜から通う場合は、朝の移動時間を先に調べておきましょう。
会場には駐車場の案内がありません。公式には「※路上駐車は近隣の方の迷惑となりますので車での来校は控えてください」と書かれています。送迎を考えている家庭は、公共交通機関での行き方を確認しておいてください。
第1回と第8回は塾会場か自宅受験になる
さらに注意したいのが、会場が設定されない回があることです。中3の第1回(7月5日)と第8回(2月7日)の受験会場の欄には、会場名ではなく「塾会場もしくは自宅受験となります」と書かれています。
山形学院高等学校の会場が使えるのは第2回から第7回までの6回です。中学1・2年生も同じで、第3回(3月28日)は「塾もしくは自宅受験となります」とされています。
第8回は入試直前の2月の回です。本番に近い時期に会場の雰囲気で受けたいなら、12月の第6回か1月の第7回を選ぶ必要があります。年間の計画を立てる段階で押さえておきたい点です。
塾会場は申し込み方法も時間割も違う
塾会場は実施の条件が別です。公式には「ご注意:塾会場はお申し込み方法・実施日・時間割などが異なりますので、直接塾にお問い合わせください」と書かれています。
通っている塾が取り扱っているなら、塾経由のほうが手続きは簡単です。ただし日付や時間割が公式の日程表と一致しない場合があるので、必ず塾に直接確認してください。
山形県もぎ当日の時間割と持ち物
山形学院高等学校の会場の場合、受付は「7:50~8:20」です。朝がかなり早いので、前日のうちに行き方と起きる時間を決めておきましょう。
公式に掲載されている時間割は次のとおりです。
- 8:25からは参加証の記入です。
- 国語は8:30から9:20までです。
- 数学は9:30から10:20までです。
- 社会は10:30から11:20までです。
- 理科は11:30から12:20までです。
- 英語は12:30から13:20までです。
見てのとおり、昼休みがありません。5教科を続けて受けて13時20分に終わる組み方です。他県の公開模試では昼食をはさむものもあるので、違いとして知っておくとよいでしょう。
持ち物として挙げられているのは、参加証・筆記用具・黒のボールペン・作図用具です。鉛筆だけ持って行くと足りないので、ボールペンを忘れないようにしてください。
模試の数字の読み方は校内のテストとは別ものです。中3実力テストの平均点の読み方もあわせて見ておくと、学校のテストと模試の結果を混同せずに比べられます。
山形県もぎの受験料と申し込み方法
先に大事な点を書いておきます。山形県もぎの受験料は、公式サイトでは金額が公開されていません。山形県もぎの案内ページにも取扱店のページにも、金額の記載はありませんでした。
同じ会社の新みやぎ模試については、会場受験4,200円・自宅受験5,200円という金額が公式に出ています。ただし山形県もぎに同じ金額が当てはまるとは公式のどこにも書かれていません。金額は申し込みの前に自分で確かめてください。
申し込みの窓口は2つあります。
- インターネットでの申し込みができます。公式サイトの申し込みページから進みます。
- 取扱店に置いてあるパンフレットでも申し込めます。公式の案内は「お申し込みについては下記取扱店に設置してあるパンフレットにてお申し込みください」です。
取扱店は県内8店舗の書店です。山形市には八文字屋の本店・北店と、こまつ書店の寿町本店・桜田店・西田店があります。このほか天童市のTENDO八文字屋、米沢市のこまつ書店堀川町店、東根市のこまつ書店東根店が挙げられています。
なお公式には、取扱店とインターネットの申し込みについて「2026年度は期間を設けております」という注記があります。受けたい回の受付期間は、日程表で確認してください。
模試代は塾代や入試の検定料とは別にかかります。年間の見通しを立てるときは高校受験の費用の内訳とあわせて考えておくと、後から慌てずにすみます。
山形県の公立高校入試の日程と内申点の確認
模試の予定を組むときは、本番の日程も一緒に見ておくと計画が立てやすくなります。山形県の公立高校入試は前期(特色)選抜と後期(一般)選抜に分かれています。
ただし県の入学者選抜情報のページは、日程を本文ではなくPDFで公開しています。この記事では日付を引かずに案内だけ書いておきます。令和9年度分は「入学者選抜実施要項」のPDFが掲載されているので、そちらを原本として確認してください。
合否には学力検査の点数だけでなく調査書の内容も関わります。計算の考え方そのものは内申点の出し方と計算方法で整理しているので、模試の判定を読むときの前提として押さえておいてください。
山形県もぎを受けるときの進め方
最後に、申し込みまでの流れを整理します。
- 受ける回を日程表で決めます。中3は7月から2月の全8回です。
- 会場で受けたいなら、第2回から第7回の中から選びます。
- 第1回と第8回は塾会場か自宅受験になります。通っている塾に取り扱いがあるか聞いておきます。
- 申し込みはインターネットか取扱店のパンフレットです。受付期間を日程表で確かめます。
- 受験料は公式に出ていないので、申し込み画面か取扱店で金額を確認します。
模試は1回ごとの偏差値で一喜一憂するものではありません。同じ模試を続けて受けると、県内での位置がどう動いたかが見えてきます。何回受けるかを先に決めて、復習の時間まで含めて予定を組むのが現実的です。
他県の公開模試と比べると、会場の数や締切の考え方はかなり違います。会場の一覧そのものが公表されていない石川県総合模試のような例もあります。V模擬(Vもぎ)の仕組みと読み比べると、地域ごとの違いが分かりやすくなります。
この記事の日程・会場・申し込み方法は、2026年10月時点で山形県もぎの公式案内に公開されている内容をもとにしています。取扱店は公式の取扱店一覧、入試の日程は山形県の入学者選抜情報で、申し込む前に必ず確認してください。