石川県総合模試とは?2026年度の日程・受験料と連続受験の仕組み

石川県の中学3年生が高校受験の目安にする模試が、石川県総合模試です。石川県総合模試は年8回あり、公式サイトによると石川県内の公立高校受験者の4人に3人が受験しています。この記事では、2026年度の日程と受験料の仕組み、自宅受験の申し込み方、会場の決まり方を公式サイトの情報で整理します。

とくに受験料は、何回分をまとめて申し込むかで1回あたりの金額が変わる階段式です。ここを知らずに1回ずつ申し込むと、同じ回数を受けても総額が高くなります。先に仕組みを確認しておきましょう。

石川県総合模試とは?県内最大規模の高校入試模擬試験

石川県総合模試は、石川県の公立高校入試を想定した中学3年生向けの模擬試験です。運営は北國新聞文化センターの石川県総合模試事務局で、学習塾協議会いしかわが協力団体として公式サイトに記載されています。

規模について、公式サイトは「石川県内の公立高校受験者の4人に3人が受験している県内最大規模の高校入試模擬試験」と説明しています。年間のべ2万8千人が受験するという記載もあります。県内の受験生の大半が同じ問題を解くため、出た偏差値がそのまま県内での位置に近くなるのがこの模試の性格です。

合否判定は、石川県内の国公立・私立高校あわせて4校まで出ます。対象は中学3年生で、中学1年生と中学2年生向けの回は公式サイトの日程表にはありません。内申点そのものの計算方法は都道府県で違うので、仕組みから確認したい方は内申点の出し方と計算方法もあわせて読んでみてください。

2026年度の日程は全8回。すべて日曜日に実施

2026年度の石川県総合模試は全8回です。実施日はすべて日曜日で、申込締切はすべて月曜日に設定されています。公式サイトの日程表に載っている実施日と締切日は次のとおりです。

  • 第1回は7月5日に実施、締切は6月22日です。
  • 第2回は8月23日に実施、締切は8月10日です。
  • 第3回は9月13日に実施、締切は8月31日です。
  • 第4回は10月11日に実施、締切は9月28日です。
  • 第5回は11月8日に実施、締切は10月26日です。
  • 第6回は12月6日に実施、締切は11月23日です。
  • 第7回は2027年1月10日に実施、締切は2026年12月21日です。
  • 第8回は2027年2月7日に実施、締切は2027年1月25日です。

締切は8回のうち7回が実施日のちょうど13日前になっています。例外は第7回で、年末年始をはさむため20日前が締切です。冬休みに入ってから申し込もうとすると間に合わないので、第7回を受けるつもりなら12月中旬までに手続きを済ませてください。

各回には狙いが設定されており、第5回は地域統一テストとの比較データ、第8回は公立入試前の倍率予測と最終確認といった位置づけです。受験校を決める時期に合わせて回が組まれているので、志望校を決める面談の前に受けておく回を選ぶと結果を活かしやすくなります。

石川県総合模試の受験料は連続受験の回数で変わる

石川県総合模試の受験料は、まとめて申し込む回数が多いほど1回あたりが安くなります。公式サイトの申込方法ページに載っている2026年度の金額は次のとおりです。いずれも税込です。

  • 第1回から第8回までの連続受験は38,720円です。
  • 第2回から第8回までの連続受験は34,650円です。
  • 第3回から第8回までの連続受験は30,360円です。
  • 第4回から第8回までの連続受験は25,850円です。
  • 第5回から第8回までの連続受験は21,120円です。
  • 第6回から第8回までの連続受験は16,170円です。
  • 第7回と第8回の連続受験は11,000円です。
  • 1回ごとの申し込みは5,610円です。

1回あたりに直すと、8回連続なら4,840円、2回連続なら5,500円、1回ごとなら5,610円です。早い回から始めるほど1回あたりが安くなる組み方で、8回連続と1回ごとでは1回につき770円、8回分の総額では6,160円の差になります。隣の富山県は1回ごとと2回以上まとめた場合の2段階だけなので、富山全県模試の受験料と比べると段階の細かさが際立ちます。

ただし、安いからという理由だけで8回を選ぶ必要はありません。部活の試合や学校行事と重なる回があるなら、受けられない回の分まで先に払うことになります。欠席しても返金はされないので、年間の予定を見てから回数を決めるのが現実的です。受験全体にかかるお金を見積もりたい方は高校受験の費用はいくら?も参考になります。

支払いはクレジットカード決済とコンビニエンスストア決済の2つから選べます。申し込みは会員登録をしてから、個人受験オンライン申込フォームで行います。

自宅受験の手数料と成績表の違い

石川県総合模試は自宅でも受けられます。自宅受験を選ぶ場合は、受験料とは別に問題送付手数料が各回500円(税込)かかります。会場受験と同じ受験料に、回ごとの手数料が上乗せされる形です。

問題や調査票、実施手順などの一式は試験日前日までに自宅に届きます。英語のリスニングは同封のQRコードからスマートフォンなどで音源を再生します。解き終えた答案は自分で指定の宛先に送り返します。

成績表の扱いには違いがあります。会場受験では試験日から10日後の正午以降にマイページで確認できます。自宅受験は答案を期限までに返送したうえで、試験当日から約2週間後にWebで閲覧・印刷します。紙の成績表は送られません。公式サイトは「用紙の発送はありません」と明記しています。

自宅受験は石川県外に住んでいる人も利用できます。自宅受験が選べる模試は県によって条件が違い、たとえば山形県もぎは回によって会場が塾会場だけになります。他県の仕組みと比べたい方はあわせて読んでみてください。

会場は選べる?一覧が公表されていない点に注意

会場は選べますが、公式サイトに会場の一覧は掲載されていません。会場や教室は回ごとに変わるため、毎回受験票で確認する必要があります。前回と同じ場所だと思い込んで出かけると間違える可能性があるので、回ごとに必ず見直してください。

会場の選択はマイページの申込履歴から行い、選択開始は各回の開催日の40日前の午前10時です。連続受験で申し込んだ場合も、回ごとに会場を選ぶ手続きが必要になります。ここを忘れると欠席扱いになり受験できません。申し込んだだけで終わりにせず、40日前を過ぎたらマイページを開く習慣をつけておくと安心です。

もうひとつ注意したいのは定員です。公式サイトには、会場が定員に達すると自宅受験になる場合があると書かれています。締切前でも定員に達した時点で締め切られるため、会場で受けたい回は早めに手続きするのが確実です。会場の有無や受験日の決まり方は県ごとに差があり、茨城統一テストのように同じ県に模試が2つある地域もあります。

当日の流れ・持ち物と、欠席したときの扱い

会場受験の当日は9時30分までに着席します。9時40分から調査票の記入が始まり、5教科を各50分で解いて15時45分に終わります。時間割は次のとおりです。

  • 調査票の記入は9時40分から10時までです。
  • 国語は10時から10時50分までです。
  • 理科は11時5分から11時55分までです。
  • 英語は12時10分から13時までです。
  • 社会は13時50分から14時40分までです。
  • 数学は14時55分から15時45分までです。

教科の順番が国語・理科・英語・社会・数学になっている点は覚えておくとよいでしょう。英語と社会のあいだに昼休みが入るため、昼食は必要です。

持ち物は、中学校の制服または中学生にふさわしい服装、受験票、HB以上の濃さの鉛筆かシャープペンシル、消しゴム、定規とコンパス、昼食です。内履きは受験票の指示に従います。時計は持ち込めますが、スマートウォッチは使えません。携帯電話は電源を切る決まりで、時計代わりに使うこともできません。

受験票は紙では郵送されません。試験日の10日前からマイページで印刷する方式で、用紙はA4です。自宅にプリンターがない場合は、コンビニのプリントサービスを使う方法が公式サイトで案内されています。印刷できる環境を先に確認しておいてください。

欠席したらどうなる?返金と問題の扱い

結論から言うと、欠席しても返金や振替はありません。公式サイトは支払い済みの受験料は理由を問わず返金されないとしています。一方で、欠席した場合は試験日以降に問題と解答の一式が郵送されるので、家で解いて答え合わせはできます。

欠席の連絡は不要です。体調が悪くなったときに無理をする必要はありません。

注意したいのは遅刻と早退の扱いです。公式サイトの「当日の流れ」には遅刻・早退・欠席の場合は成績処理ができないとあり、よくある質問には各教科の開始から20分以内なら入場できるとあります。2つのページで書き方が分かれているため、遅れそうなときや途中で帰るときにどう扱われるかは、事務局に直接確認するのが確実です。

なお、同じ「返金なし」でも県によって救済の中身は違います。新潟県統一模試のように入金前でも受験できる仕組みを持つ模試もあるので、他県から引っ越してきた場合は前の県の感覚で判断しないようにしてください。

模試と一緒に申し込める講座と、入試日程の確認先

石川県総合模試の事務局は、模試のほかに「総合模試ゼミ」と「作文・記述問題通信添削」も運営しています。作文・記述問題通信添削は全9回です。第1回から第8回までが作文の添削と記述力アップ講座、模試復習サポートにあたります。第9回は公立入試予想シュミレーションという構成です。

この講座がある背景も公式サイトに書かれています。石川県の公立高校入試について「資料・データを読み取る力が問われ、同時に高配点の記述形式が多く出題されます」と説明しています。記述の配点が高い県なので、選択肢を選ぶ練習だけでは足りないという前提で組まれた講座だと読み取れます。料金や対象学年はページに記載がないため、申込方法のページか事務局で確認してください。

石川県の公立高校入試そのものの日程は、石川県教育委員会の入学者募集のページで確認してください。このページは本文に日程が書かれておらず、募集要綱などのPDFへのリンク集になっています。令和9年度の欄には「Web出願システムの導入について」という案内も置かれているので、出願の方法が変わる可能性も含めて原本にあたるのが確実です。模試のサイトに載っている入試日程は参考情報として扱い、最終的な日付は県教育委員会の資料で確かめてください。

受験料や日程は変更されることがあります。この記事は2026年10月時点で石川県総合模試の申込方法ページとよくある質問に掲載されていた内容をもとにしています。申し込む前に必ず最新の公式情報を確認してください。