岐阜新聞模試とは?2026年度の日程・受験料とキャンセルできる条件

岐阜県の公立高校を目指す中学3年生なら、塾や学校で「岐阜新聞模試」の名前を聞いたことがあるはずです。中学3年学力テストとも呼ばれ、県内で広く受けられている模擬試験です。この記事では、岐阜新聞模試の2026年度の日程と受験料、他県の模試にはあまりないキャンセルのしくみ、会場の決まり方と当日の流れを、公式情報をもとに整理します。

岐阜新聞模試とは?岐阜県の中3が受ける統一模擬試験

岐阜新聞模試は、株式会社岐阜新聞情報センターが運営する中学3年生向けの高校入試模擬試験です。公式サイトでの正式な表記は「岐阜新聞・中学3年模試」で、「中学3年学力テスト」という呼び方も使われています。

対象は中学3年生だけ

申し込みの対象は、公式サイトの原文で「本年度中学3年生に在籍する方・来春高校入試出願資格を有する方」とされています。中学1年生と中学2年生向けの回はありません。

出題範囲は岐阜県の公立高校入試に準拠しつつ、学校の授業の進み方に合わせて回ごとに決められています。出題数と配点は県内公立高校の一般選抜学力検査と同じ形式で、難易度も一般選抜の水準を想定していると公式サイトは説明しています。

60年以上続く「岐阜県統一模擬試験」

公式サイトはこの模試を「60年以上続く伝統ある『岐阜県統一模擬試験』」と紹介しています。受験者数の実数は公開されておらず、「県内の多くの中学3年生が受験する」という表現にとどまっています。

成績表では、得点と内申点をあわせた総合判定で志望校の中での順位が分かります。判定の対象は公立高校2校と私立高校1校までです。教科別の得点と順位、5教科の得点分布、偏差値の推移、採点済み解答用紙のPDFも見られます。

岐阜新聞模試2026年度の日程|全4回はすべて日曜日

2026年度の岐阜新聞模試は全4回です。統一試験日は4回とも日曜日で、申し込みは2026年6月5日(金)に始まっています。

  • 第1回は2026年9月6日(日)に実施され、申込締切は8月17日(月)でした。
  • 第2回は2026年11月22日(日)で、申込締切は10月29日(木)です。
  • 第3回は2026年12月13日(日)で、申込締切は11月24日(火)です。
  • 第4回は2027年1月10日(日)で、申込締切は12月15日(火)です。

締切は実施日の2週間から4週間ほど前に置かれていて、曜日も回ごとに違います。受ける回を決めたら、公式の試験日程ページでその回の締切日を必ず確かめてください。

年4回という回数は、地域の模試としては少ないほうです。たとえば山形県の模試は中3で年8回あり、1回ごとの重みが岐阜とは変わります。比べ方は山形県もぎの日程と会場のしくみでも紹介しています。

協力塾は統一日程と別の日に実施することがある

岐阜新聞模試には、統一試験日とは別の日程で実施する協力塾があります。公式の試験日程ページには、各回とも30件前後の塾が、主に前日の土曜日や日曜日の別の時間帯で実施すると掲載されています。

塾ごとに集合時間や食事休憩の有無も違います。掲載内容は随時更新される可能性があると公式サイトに書かれているため、塾会場で受けるならその塾の案内を直接確かめるのが確実です。

岐阜新聞模試の受験料と申し込み方法

受験料は公式サイトの記載で、1回分が4,800円(税込)です。4回分の一括なら18,000円(税込)になります(2026年10月時点・公式サイトより。金額は変わる場合があります)。

1回ずつ4回受けると19,200円になるので、一括なら1,200円安く、1回あたりは4,500円になります。ただしWeb申し込みでは、1回の支払いにつき275円(税込)の取扱手数料が別途かかります。支払いが1度で済む一括申し込みは、この手数料も1回分だけです。詳しい条件は岐阜新聞模試の実施概要ページで公開されています。

申し込みは4つの窓口から

  • Webは受験申込サイトで会員登録し、志望校と内申点を入力します。
  • 郵送は申込書と受験料を現金書留で送ります。
  • 窓口や販売店、カルチャーアカデミーでは申込書に記入して受験料を支払います。
  • 塾に通っている人は、塾の先生に申込書と受験料を渡します。

Web申し込みでは、支払いの案内がSMSで届きます。公式サイトの原文は「受験料のお支払い期限は、申し込み日を含め5日間となります。」で、期限内に入金が確認できないと自動でキャンセルになります。

志望校と内申点は、申し込んだあともマイページから追加・修正できます。成績表に反映されるのは各試験日の前日時点の内容なので、変更は前日までに登録しておきましょう。内申点の数え方があいまいなときは内申点の出し方と計算方法で確認できます。

岐阜新聞模試はキャンセルと返金ができる

岐阜新聞模試でいちばん特徴的なのが、この決まりです。申込受付期間中に電話で連絡すれば、キャンセルと受験料の返金ができます。

返金の方法は支払い方法で変わります。電子マネー決済なら決済サイトから直接返金されます。コンビニ決済や販売店での申し込みの場合は現金書留で返金され、公式サイトは「事務手数料(550円)を差し引いてご返金いたします。」と案内しています。窓口での返金は行っていません。

戻せるのは締切までです。公式サイトの原文は「申込受付期間を超過してご連絡いただいた場合は、キャンセルおよび受験料のご返金はいたしかねます。」としています。4回分を一括で申し込んだ場合は、第1回の申込締切日である8月17日を過ぎるとキャンセルと返金の対象から外れます。

地域の模試では、申し込みのあとは理由を問わず返金しないと決めている主催団体が少なくありません。締切前なら引き返せる岐阜新聞模試は、その点で例外的です。都合がはっきりしないうちに申し込んでも、締切日までに電話をすれば戻せます。規定の原文は公式サイトのよくあるご質問で確認してください。

他県のしくみと比べてみたい人は、隣の愛知県の模試を扱った愛知全県模試の日程と自宅受験のやり方も参考になります。静岡県の模試には会場そのものがなく、静岡新標準模試は自宅か塾のどちらかで受けます。

会場は定員制の先着順|自宅受験は自分では選べない

会場は公開会場と協力塾会場の2種類です。公開会場には私立高校・私立大学・公共施設などが使われ、協力塾会場には塾生以外も受けられる塾があります。

会場一覧のページには、協力塾会場が岐阜・西濃・中濃・東濃・飛騨の5地区に分けて掲載されています。数えると全55か所で、岐阜地区が30か所と最も多く、東濃は2か所、飛騨は3か所です。公開会場のほうは「主な使用会場(予定)」として例が挙げられていて、全体の数は示されていません。

申し込みは会場ごとに原則先着順です。公式サイトの原文は「いずれの会場も定員に達し次第、受付期間内であっても随時受付締切となります。」で、締切日より前に受付が終わることがあります。教室や座席の指定はできず、申し込みが確定したあとの会場変更も原則できません。

回によって使える会場が変わる点も公式サイトに明記されています。近い会場で受けたい人は、受ける回の会場一覧を見てから申し込むほうが確実です。

自宅受験が認められるのは特別な事情があるとき

自宅受験は、申し込む人が自由に選べるものではありません。公式サイトは、認められるのは「試験会場までお越しいただくことができない特別な事情がある場合」だとしています。具体例として挙がっているのは、海外や県外で受験を希望する人、病気やケガなどがある人、住んでいる地域に協力塾や公開会場がない人です。

当てはまりそうなときは、運営に問い合わせて相談する流れになります。なお感染症の拡大や自然災害で会場実施が難しくなった場合は、運営の判断で会場の変更や自宅受験への切り替えが行われ、公式LINEとホームページで案内されます。

試験当日の流れ・成績表と岐阜県公立高校入試の日程

統一試験日の時間割は公式サイトで公開されています。5教科を1日で受け、解散は16時頃の予定です。

  • 集合は9時30分です。
  • 国語は10時00分から10時50分です。
  • 数学は11時05分から11時55分です。
  • 英語はリスニングを含み12時10分から13時00分です。
  • 昼食は13時00分から13時40分です。
  • 理科は13時40分から14時30分です。
  • 社会は14時45分から15時35分です。
  • 解散は16時00分頃です。

服装は原則として制服です。昼食は事前に用意して持っていきます。夕方まで試験が続くため、解散まで原則として会場の外には出られません。会場ごとに違う点はスマホ受験票に書かれています。

受験票はマイページから見られる「スマホ受験票」です。印刷して持参してもかまいません。スマートフォンもパソコンもない場合や印刷が難しい場合は、運営に連絡すれば試験日の約1週間前から紙の受験票が郵送されます。

欠席したときと成績表の届き方

欠席するときの事前連絡は不要で、当日会場にいなければ欠席の扱いになります。受験料は返金されませんが、試験日の約20日後に問題と模範解答例が送られます。

成績表は試験日の約10日後からマイページで見られます。1教科でも解答用紙を出していれば個人成績表は見られますが、その場合は地区・総合・志望校の順位が集計外になります。全受験者への郵送は行っていないため、紙で欲しい場合は運営に問い合わせます。

過去問題集も販売されています。「中学3年学力テスト過去問題集」は2026年4月発売で、定価3,190円(税込)です。公立入試の問題を集めた「高校入試の手引」は2026年5月発売で、定価3,300円(税込)です。英語のリスニング音源は公式サイトで提供され、CDは付きません。

岐阜県公立高校入試の日程は県の発表で確認する

模試の予定を組むときは、本番の日程もあわせて押さえておきたいところです。岐阜県教育委員会のページには、令和9年度(2027年春)の第一次選抜の日程が書かれています。出願期間は2027年2月5日(金)正午から2月10日(水)正午です。学力検査は3月3日(水)、合格発表は3月12日(金)で、一部の高校は3月4日にも検査を行います。

第二次選抜は、出願が3月13日(土)から3月15日(月)、検査が3月18日(木)、合格発表が3月23日(火)です。日程は年度ごとに変わるので、岐阜県教育委員会の入学者選抜のページで原本を確かめてください。

受験にかかるお金の全体像は高校受験の費用と支援制度にまとめています。模試は都道府県ごとに主催団体が違うため、引っ越しなどで県をまたぐ人はV模擬(Vもぎ)の種類と難易度のような他地域のしくみも見ておくと混乱しません。

まとめ

  • 岐阜新聞模試は岐阜新聞情報センターが運営する中3向けの模試で、2026年度は全4回です。
  • 受験料は1回4,800円、4回一括なら18,000円で、1回あたりは4,500円になります。
  • 申込受付期間中に電話をすればキャンセルと返金ができ、地域の模試では例外的なしくみです。
  • 会場は定員に達し次第締切で、確定したあとの変更はできません。
  • 自宅受験は特別な事情がある場合に限られます。

模試は今の実力と課題を知るための材料です。回数が4回しかないからこそ、受けたあとの復習までを1回ごとの予定に入れておきましょう。