愛知全県模試とは?2026年度の日程・受験料と自宅受験のやり方

愛知県で高校受験をする中学生から、「愛知全県模試はいつ受けるのか」「塾に通っていなくても受けられるのか」という質問をよく聞きます。愛知全県模試は年6回あり、自宅で受ける場合の申込締切は実施期間の3週間ほど前に来ます。この記事では2026年度の日程と受験料、自宅受験の流れを、主催する学悠出版の公式情報から整理します。

愛知全県模試とは?愛知県最大規模の高校受験模試です

愛知全県模試は、愛知県の高校を受験する中学生のための合格判定模試です。学悠出版株式会社が実施しています。公式サイトによると、2025年度は年間延べ約16万人以上の中学生が参加しました。

受験者数は回によって差があります。中学3年生の場合、2025年度は第1回が16,371名、夏休み明けの第3回が30,130名でした。受験者が多いほど偏差値や順位は安定します。志望校の判定を重く見たい時期には、受験者が集まる回を選ぶのが現実的です。

対象学年と実施教科

  • 中学1年生から中学3年生までが対象です。
  • 各学年とも年6回おこなわれます。
  • 中学3年生は第1回から第6回まですべて5教科です。
  • 5教科は英語・数学・国語・理科・社会です。

同じように地域ごとの高校入試に合わせて作られている模試には、埼玉県の北辰テスト、東京都と神奈川県のV模擬、大阪府の五ツ木模試があります。北海道では道コン(北海道学力コンクール)が同じ役割を担っています。隣の岐阜県では岐阜新聞模試が同じ位置にあり、こちらは年4回です。仕組みは似ていますが、実施団体も判定の出し方もそれぞれ違います。

2026年度の愛知全県模試の日程と申込締切

自宅受験の申込期間は2週間ほどしかありません。実施期間そのものは2〜3週間と長めですが、申し込みを逃すとその回は受けられません。2026年度の自宅受験の日程は、公式サイトで次のように公表されています。

  • 第1回は申込が2月26日から3月11日まで、実施が3月28日から4月12日、成績票の到着が5月9日です。
  • 第2回は申込が4月17日から5月6日まで、実施が5月23日から6月7日、成績票の到着が7月3日です。
  • 第3回は申込が7月10日から7月29日まで、実施が8月17日から9月6日、成績票の到着が10月3日です。
  • 第4回は申込が9月18日から10月4日まで、実施が10月24日から11月8日、成績票の到着が12月5日です。
  • 第5回は申込が10月23日から11月8日まで、実施が11月28日から12月13日、成績票の到着が1月9日です。
  • 第6回は申込が11月19日から12月6日まで、実施が12月26日から1月11日、成績票の到着が2月6日です。

成績票が届くのは実施期間の終わりから約4週間後です。志望校を決める面談の前に結果を見たい場合は、この4週間を逆算して申し込む回を決めてください。中学3年生の秋なら、第4回と第5回が三者面談の時期に間に合いやすい回です。

なお、上の日程は自宅で受ける場合のものです。塾で受ける場合は、その塾の講習日程に合わせて実施日が設定されます。通っている塾に直接確認してください。

愛知全県模試の受験料はいくら?

自宅受験の受験料は、2026年9月時点の公式サイトで次のとおり公開されています。

  • クレジットカード払いは6,970円(税込)です。
  • 代金引換は7,300円(税込)です。

代金引換を選ぶと330円高くなります。問題が自宅に届き、答案を返送する送料や事務手数料が含まれた金額だと考えるとよいでしょう。塾で受ける場合の受験料は公式サイトに載っていません。塾ごとに設定されているため、金額は通っている塾に聞く必要があります。

料金は改定されることがあります。申し込む前に、必ず愛知全県模試の公式サイトで最新の金額と日程を確かめてください。

塾に通っていなくても受けられる?自宅受験の流れ

塾に通っていなくても、自宅で愛知全県模試を受けられます。公式サイトにも「塾に通っていない場合などは、自宅で愛知全県模試を受験していただけます」と書かれています。流れは次のとおりです。

  • 公式サイトのウェブフォームから申し込みます。
  • 問題用紙などが自宅に届きます。
  • 自宅で時間を計って受験します。
  • 答案用紙と志望校登録カードを返送用封筒で送ります。
  • 成績資料が自宅に届きます。

自宅受験には弱点もあります。知らない受験生に囲まれた緊張感は再現できません。本番に近い環境で練習したいなら、実施期間の中で1日を決め、制服を着て机の上を空にし、休憩時間も本番どおりに進めてみてください。同じく公開会場を持たない県でも、自宅受験が例外扱いのところがあります。山梨県の例は山梨統一模試の受け方の解説にまとめました。

出題範囲は回ごとに公表されています

愛知全県模試は、第1回から第6回まで学年別・教科別に出題範囲が決められています。公式サイトの出題範囲表で、どの単元まで出るかを事前に確認できます。

学校の授業がその範囲まで進んでいないことも起こります。その場合は、無理に先取りしなくてかまいません。模試は今できることを測る道具であり、順位を守る場ではありません。解けなかった単元を成績票で確認し、学校で習うときに重点的に取り組むほうが効果があります。

出題範囲表は学年ごと、回ごとに分かれています。中学1年生と中学2年生の回もあるため、受ける学年の表を見ているかを確かめてください。範囲は公式サイトの出題範囲のページで公開されています。

成績票が届いたら最初に見るところ

成績票を受け取ると、多くの人は判定の記号と偏差値だけを見て終わってしまいます。もったいない使い方です。次の3つを順番に見ると、次の回までにやることが決まります。

  • 教科ごとの偏差値の差を見て、足を引っ張っている教科を1つ決めます。
  • その教科の中で、正答率が高いのに自分が間違えた問題を探します。
  • その問題の単元を教科書やワークで解き直します。

正答率が高い問題を落としているなら、そこは伸びしろです。多くの受験生が解けている以上、難問ではありません。逆に正答率が10%を切る問題は、今の時期に時間をかける必要がない場合がほとんどです。

偏差値と判定だけで志望校を決めないために

模試の判定は参考になりますが、それだけで愛知県の公立高校の合否は読み切れません。理由は、調査書の評定得点と学力検査の得点をどう組み合わせるかが、高校ごとに違うからです。

愛知県教育委員会は毎年、一般選抜における各高校の面接実施の有無と、校内順位の決定方式を公表しています。内申点を重く見る高校もあれば、当日の学力検査を重く見る高校もあります。志望校がどちらの型かによって、いま何を優先すべきかが変わります。

自分の内申点の出し方があいまいな人は、内申点の計算方法を先に押さえておくと、模試の判定の意味がつかみやすくなります。志望校ごとの方式は、愛知県の公表資料で確認できます。

申し込む前に確認したいこと

  • 受けたい回の申込締切が過ぎていないかを確かめます。
  • 成績票の到着日が、学校や塾の面談に間に合うかを逆算します。
  • 塾で受けられるなら、自宅受験と受験料を比べます。
  • 志望校登録カードに書く高校を、事前に家庭で相談しておきます。
  • 出題範囲表を見て、学校の進度との差を把握します。

志望校登録カードに書く高校は、学校に出す進路希望調査の内容とそろえておくと、面談のときに話が早く進みます。まだ決めきれていなくても、気になる高校を書いて判定を見ておくことに意味があります。

愛知全県模試は、県内の受験生の中での自分の位置を知るための道具です。判定に一喜一憂するより、間違えた問題を次の回までにつぶすほうが結果につながります。年6回のうちどの回を受けるかを早めに決めて、無理のない計画を立ててください。

公立高校を第一志望にしている場合は、V模擬などの地域模試の考え方もあわせて読むと、模試の結果をどう使うかの見当がつきます。仕組みは県ごとに違いますが、成績票の読み方の基本は共通しています。