「全体の実力はついてきたのに、ライティングだけ点が伸びない」「長文の正答率が安定しない」と感じていませんか。苦手な分野だけを集中して鍛えたいときに候補になるのが、旺文社の「英検分野別ターゲット」シリーズです。

この記事では、準1級向けの『英検準1級ライティング問題 改訂版』を中心に、内容と使い方を紹介します。あわせて、『英検準1級 長文読解問題120』など、ほかの巻の発行年と選び方も整理します。

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結論:準1級はライティング問題の改訂版が最新

2024年度の新形式に合わせて作り直されたのは、ライティング問題の改訂版(2026年7月発売)です。要約と英作文の両方を学べるので、準1級のライティング対策の1冊目として選びやすい本です。

一方、リーディング・リスニング・単語熟語の巻は2018年発売で、長文読解問題120は2007年発行です。これらを使う場合は、今の試験形式と違う部分があることを理解しておきましょう。

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英検分野別ターゲットシリーズとは

「英検分野別ターゲット」は、分野ごとに1冊ずつ学べる旺文社の英検対策シリーズです。ライティング・リーディング・リスニング・単語熟語などの巻があり、苦手な分野だけを選んで対策できます。

準1級のラインナップ

2026年9月時点で、旺文社のシリーズ一覧に載っている準1級の本は次の4冊です(価格は出版社サイトの税込表示)。

書名発売日価格(税込)2024年度の新形式
英検準1級ライティング問題 改訂版2026年7月21日2,200円対応(要約を収録)
英検準1級リーディング問題 改訂版2018年8月8日1,980円リニューアル前の発売
英検準1級リスニング問題 改訂版2018年8月8日2,310円リニューアル前の発売
英検準1級単語・熟語問題 改訂版2018年8月8日1,980円リニューアル前の発売

なお、2024年度のリニューアルで準1級のリスニング形式は変わっていません。一方、リーディングは問題数が41問から31問に減っています。旺文社の準1級向けの本全体は旺文社 英検準1級シリーズ完全ガイドでも整理しています。

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英検準1級のライティングの形式と採点の観点

本の内容を見る前に、準1級のライティングの形式を確認しておきましょう。2024年度のリニューアルで、準1級のライティングは1題から2題になりました。

問題内容語数
大問4 英文要約英文を読み、内容を英語で要約する60〜70語(指定)
大問5 英作文(意見論述)TOPICについて、POINTSから2つを使って意見を書く120〜150語(目安)

ライティングの英検CSEスコアは750点満点で、一次試験の満点2250の3分の1を占めます。問題は2題だけなので、1題の出来がスコアに大きく影響します。

英作文は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点で採点されると、英検協会が説明しています。また、要約になっていない解答や、TOPICに合っていない解答は0点になることがあります。

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『英検準1級ライティング問題 改訂版』の内容

改訂版は、以前の『英検準1級ライティング問題』を2024年度以降の試験形式に合わせて、問題を追加し再編集した本です。出版社の紹介では、オリジナル問題14問で英文要約と英作文を攻略する構成になっています。

4つのChapterの構成

Chapter内容
Chapter 1 攻略ポイント問題形式と分析、英文要約と英作文それぞれの攻略ポイント
Chapter 2 英文要約 練習問題Unit 1〜5
Chapter 3 英作文 練習問題Unit 1〜5
Chapter 4 模擬テストTest 1・Test 2

英作文の解答例は、「賛成」と「反対」の2パターンが載っています。同じTOPICでも立場によって理由の立て方が変わるので、書き方の幅を広げるのに役立ちます。

別冊「時事解説&単語ブック」

別冊には、気候変動・人工知能(AI)・在宅勤務など、20の時事トピックの解説と語句がまとめられています。切り離して使え、二次試験の対策にも使えると出版社は紹介しています。

音声とWeb特典

練習問題と模擬テストの解答例には読み上げ音声があり、旺文社のアプリ「英語の友」でも聞けます。Web特典ページでは解答用紙のPDFをダウンロードでき、手書きで練習できます。

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ライティング問題 改訂版の使い方と向いている人

この本は、Chapterの順番どおりに進めるのが基本です。型を理解してから練習し、最後に本番形式で仕上げる流れになっています。

おすすめの進め方

  1. Chapter 1で問題形式と攻略ポイントを読み、要約と英作文の書き方の型をつかむ
  2. Chapter 2・3で、要約と英作文を1題ずつ実際に書く
  3. 解答例と比べ、採点の観点に沿って自分の答案を見直す
  4. Chapter 4の模擬テストで、時間を計って2題続けて書く
  5. 別冊で時事トピックの語句を覚え、英作文や面接で使えるようにする

書いた答案は、できれば第三者に添削してもらいましょう。自分では気づきにくい文法のミスや論理のずれが分かります。要約のコツは英検準1級 要約問題の解き方で詳しく解説しています。

向いている人

  • 要約や英作文の書き方の型がまだ身についていない人
  • TOPICに対して、英語でどう意見を組み立てればよいか分からない人
  • 社会的な話題の背景知識や語彙を増やしたい人

収録問題は14問なので、すでに型が身についていて演習量を増やしたい人には物足りないかもしれません。その場合は、過去問や予想問題集と組み合わせて使いましょう。

独学で書いた答案を見てもらう相手がいない場合は、英検に特化したマンツーマン指導で添削を受けるのも一つの方法です。意見論述の書き方の全体像は英検準1級ライティング完全攻略にもまとめています。

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『長文読解問題120』とリーディング対策の本の選び方

『英検準1級 長文読解問題120』は、英検分野別ターゲットのシリーズとして2007年8月に発行された本です。2026年9月時点では、旺文社のシリーズ一覧には載っていません。

発行から年月がたっているため、現在の試験とは問題数や構成が違う点に注意が必要です。長文を多く読む練習には使えますが、本番の形式に慣れる教材としては新しい本や過去問を優先しましょう。

現在の準1級リーディングの形式

2024年度のリニューアル後、準1級のリーディングは31問です。内訳は、短文の語句空所補充18問、長文の語句空所補充6問、長文の内容一致選択7問です。

2018年発売の『リーディング問題 改訂版』も、リニューアル前の形式をもとにした本です。長文の読み方を学ぶ目的で使い、形式の確認は最新の過去問で行うのがおすすめです。長文の解き方は英検準1級リーディング対策で解説しています。

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分野別ターゲットを使った学習スケジュールの例

試験まで3か月ほどある場合の一例です。自分の弱点に合わせて、時間の配分を調整してください。

時期ライティングリーディングほか
1か月目Chapter 1を読み、Chapter 2・3を週2〜3題のペースで書く単語帳と長文の演習を毎日少しずつ進める
2か月目苦手な形式を書き直し、別冊で時事トピックの語句を増やす最新の過去問で本番形式に慣れる
3か月目Chapter 4の模擬テストを時間を計って解く過去問を通しで解き、弱点を復習する

英検協会の公式サイトでは、準1級の過去1年(3回分)の過去問が公開されています。仕上げの時期は、分野別の本と公式の過去問を組み合わせると、本番の感覚をつかみやすくなります。ほかの参考書と比べたい場合は英検準1級おすすめ参考書ランキングも参考にしてください。

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まとめ:弱点に合わせて分野別ターゲットを選ぶ

旺文社の「英検分野別ターゲット」は、苦手な分野を集中して鍛えたいときに使いやすいシリーズです。

  • ライティング対策なら、要約にも対応した『英検準1級ライティング問題 改訂版』(2026年7月発売)
  • リーディング・リスニング・単語熟語の巻は2018年発売で、リニューアル前の形式
  • 『長文読解問題120』は2007年発行で、現在のシリーズ一覧には載っていない
  • 本番の形式に慣れるには、最新の過去問と組み合わせる

自分の課題が「書く力」なのか「読む力」なのかを見極め、必要な1冊から取り組みましょう。答案の添削や学習計画づくりに迷ったら、英検専門のオンライン英語スクール Jumpstart Englishのマンツーマン指導も検討してみてください。

書籍の価格や内容は変わることがあるため、購入前に旺文社の公式サイトで最新情報を確認してください。試験の最新情報は英検公式サイトで確認できます。