英検準1級の取得を目指しているけれど、どの講座を選べばよいか迷っていませんか。通信講座、英会話スクール、動画講座など、選択肢は多岐にわたり、それぞれ料金も学習スタイルも大きく異なります。この記事では、アルク・ユーキャン・イーオン・公文・Udemy・クラウドゼミ(クラウドEnglish)・マナビス・ムビスタを対象に、特徴・料金・向いている人を徹底的に比較します。自分に合った講座を見つけるためのヒントをお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

英検準1級の取得を目指すなら講座選びが重要

英検準1級は、大学中級程度の英語力が求められる難関資格です。一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれており、社会生活で求められる英語を十分に理解し使用できることが必要です。また、求められる単語数は7,500〜9,000語と、2級に比べて大幅に多くなっています。

難易度が高い分、やみくもに独学するよりも、自分のレベルや学習スタイルに合った講座を選ぶことが合格への近道です。通信講座・英会話スクール・動画講座のいずれを選ぶかによって、費用も学習の進め方も大きく変わってきます。

各講座の特徴と料金を一覧で確認

英検準1級の対策講座は、大きく「通信講座(テキスト中心)」「英会話スクール(対面・オンライン)」「動画講座(映像授業)」の3タイプに分類できます。それぞれの主な講座の特徴を、以下でひとつずつ確認していきましょう。

アルクの英検準1級講座

アルクは語学教育分野の老舗企業として、長年にわたって英語学習者に支持されてきたブランドです。英検準1級対策としては、書籍や教材が充実しており、特に「完全攻略!英検®準1級」シリーズは受験者に定評があります。英検準1級では、ライティングの語数が2級の80〜100語から120〜150語程度に増加するため、書ける力を実践的に鍛えることに重点を置いた内容が特徴です。 Alc

アルクはもともと個人向け通信講座を自社で展開していましたが、個人向け教材については2022年12月に販売を終了しており、現在はJMAMがアルク教材を使用した通信教育を運営・販売する体制になっています。英検準1級の通信講座を検討する場合は、アルク出版の参考書・問題集を活用しながら自主学習に組み合わせる形が現実的です。 Jmam

こんな人におすすめ: 書籍を使って自分のペースで学習したい方、質の高いテキストで英語の総合力を伸ばしたい方。

ユーキャンの英検準1級講座

ユーキャンは多種多様な通信講座を手がける大手企業で、幅広い資格対策に対応しています。ただし、2025年時点でユーキャン単独の「英検準1級特化講座」は一般には提供されておらず、英検対応の英語力向上講座は英検協会と産業能率大学が共同運営する「実用英語講座」が代表的な選択肢となっています。

実用英語講座 準1級クラスは、英検準1級レベルの「聞く・話す・読む・書く」の4技能と「語彙・文法力」を身につけるコースで、社会性の高い話題に触れながら高度な英語運用力を養成します。また、任意提出課題として書いた英作文を熟練したネイティブ講師が添削指導する仕組みも備わっており、英作文力の強化に役立てることができます。

ユーキャンでは、教育訓練給付制度(一般教育訓練)を利用すると受講料の最大20%が支給されるため、条件を満たす方はよりお得に受講できます。

こんな人におすすめ: テキストと添削を組み合わせたオーソドックスな通信学習で着実に力をつけたい方、給付金制度を活用してコストを抑えたい社会人。

イーオンの英検準1級講座

イーオンは全国展開の大手英会話スクールで、2025年7月から新たにオンライン校で「英検対策コース準1級クラス」を開設しました。対象は高校生以上で、受講には一つ下の級である2級に合格していることが条件です。授業はZoomを使用したオンライン形式で、英検1級を取得した講師が指導を担当します。

カリキュラムは単語・文法・長文空所補充・英作文・リスニングなど一次試験の内容を網羅しており、2024年度から英検3級以上でリニューアルされた新形式にも対応しています。英検二次試験対策は別途個別レッスンで対応しています。

準1級クラスは8ヶ月コースで月額16,500円の料金設定となっており、また入学金や登録料などが別途かかります。英会話スクールならではのスピーキング指導が受けられる点は、英検二次試験(面接)が不安な方にとって大きなメリットです。

こんな人におすすめ: 一次試験だけでなく面接対策も含めた総合的なサポートを求める方、オンラインでも講師との双方向のやり取りを重視する方。

公文の英検準1級講座

公文(くもん)は自学自習スタイルの反復学習で知られる教育サービスです。英語教材では、E-Pencilを活用してネイティブスピーカーの音声を繰り返し聞きながら発音や語彙を習得するスタイルが特徴で、英語の基礎から積み上げることを得意としています。

ただし、公文の英語教材は小学生〜中高生を主なターゲットとしており、英検準1級(大学中級程度)の対策に特化したコースは公式には提供されていません。公文で高い教材レベルに到達した学習者が英検対策に活かすという使い方が中心です。英検準1級を直接目指す場合は、他の専門講座と組み合わせることをおすすめします。

こんな人におすすめ: 基礎から英語を積み上げてきた方、長期的な英語力の底上げを目的としている方。

UdemyのAI英検準1級講座

Udemyは世界最大級のオンライン学習プラットフォームで、2025年4月時点で21万本以上のコースが公開されています。英検準1級対策の講座も複数存在しており、語彙・リーディング・ライティング・リスニングを体系的に学べるコースが受講できます。

Udemyの料金は基本的に「講座ごとの買い切り制」ですが、頻繁にセールが開催されており、最大90%オフで購入できる機会も多くあります。コストパフォーマンスは高く、数千円前後で動画講義を購入できます。一方で、自分でスケジュールを組んで学習を進める必要があり、アウトプットの機会を別途確保する必要があります。

こんな人におすすめ: とにかくコストを抑えたい方、隙間時間に動画でインプットしたい方、自己管理が得意な方。

クラウドゼミ(クラウドEnglish)の英検準1級講座

クラウドEnglishは英検特化型のオンライン英語塾で、短期集中指導が特徴です。累計受講者数は1,000人を超え、合格率は88%と高い合格実績を誇ります。採用率1.09%という厳しい基準で選ばれた英検専門講師が指導を担当し、3ヶ月での合格を目指すカリキュラムを提供しています。

毎月の英検プレテストで生徒の実力を細かく分析し、一人ひとりの学習状況・目標級・生活リズムに合わせたオーダーメイドカリキュラムを設計してくれる点が強みです。料金は他の通信講座に比べて高めですが、個別対応の徹底度は非常に高い水準です。

こんな人におすすめ: 短期間での合格を目指したい方、これまで独学で成果が出なかった方、マンツーマンに近い手厚いサポートを求める方。

マナビスの英検準1級講座

河合塾マナビスは大学受験専門の映像授業塾ですが、英語力の底上げという面では英検準1級対策にも有効なコンテンツが揃っています。映像授業を担当するのは、河合塾の中でも特に「わかりやすい」と評判の講師陣です。対面授業で数多くの生徒に接してきた経験を活かし、学力レベルに合わせた教え方を工夫しています。

約1,000講座のラインナップを誇り、部活や学校行事で忙しい高校生でも自分の予定に合わせて授業を受けられる柔軟なシステムが特徴です。英検準1級を大学入試に活かしたい高校生にとっては特に有力な選択肢のひとつです。

こんな人におすすめ: 大学受験を控えた高校生で、受験英語と英検対策を同時に進めたい方。

ムビスタの英検準1級講座

ムビスタは学研が展開する「参考書+授業動画」の英検対策シリーズです。英検ムビスタシリーズはシリーズ累計発行部数30万部を突破しており、2025年3月には「嶋津のたった5時間で英検準1級 総合対策」が発売されました。

本書では英検準1級の合格に必要な知識と解き方を1冊で整理でき、著者の嶋津先生による授業動画が全章に付いているため、自宅にいながら準1級合格のエッセンスをスピード吸収できます。書籍内は「講義→要点整理→一問一答→基本練習」のスモールステップ式4段階で構成されており、スマホでいつでもどこでも何度でも授業を視聴できます。

こんな人におすすめ: 参考書と動画授業をセットで使いたい方、書籍購入のみで完結したい方、時間的な制約が大きい方。

通信講座・英会話教室・動画講座、何が違う?

英検準1級の学習スタイルは大きく3種類に分けられます。それぞれの違いを理解することで、自分に合ったサービスを選びやすくなります。

**通信講座(アルク・ユーキャン系)**は、テキストや問題集を軸に、添削やサポートがついた形式です。自分のペースで進められる反面、モチベーション維持には工夫が必要です。コストは月数千円〜数万円程度のものが多く、比較的リーズナブルな選択肢が揃っています。

**英会話スクール(イーオン・公文)**は、講師との双方向のやり取りを通じて学ぶスタイルです。特にイーオンのように英検対策に特化したオンラインコースは、スピーキング力も同時に高められるため、英検二次試験(面接)に不安を感じている方に向いています。費用は月1万円以上が一般的で、通信講座よりも高くなる傾向があります。

動画講座(Udemy・ムビスタ・マナビス)は、映像授業を中心に学ぶスタイルです。時間や場所を選ばず視聴できるため、忙しい社会人や学生でも取り組みやすいのが魅力です。Udemyのように買い切り型で数千円から始められるものもあれば、マナビスのように月謝制の塾形式まで幅があります。

あなたに合う講座の選び方

講座を選ぶ際には、目的や状況に合わせた視点が大切です。以下の3つの軸で整理してみましょう。

学習ペースで選ぶ

自分のペースで進めたいなら、通信講座(アルク系・ユーキャン系)や動画講座(Udemy・ムビスタ)が向いています。決まった時間に授業がなく、好きなタイミングで学習できるため、社会人や忙しい学生に適しています。

決まったスケジュールで学びたいなら、イーオンのような週1回のオンライン授業形式が向いています。授業日が決まっていることで、学習リズムを作りやすくなります。クラウドEnglishのような月1回の進捗確認・カリキュラム更新型も、定期的な締め切り感を与えてくれます。

予算で選ぶ

費用を抑えたい場合は、Udemy(セール時数百〜数千円)やムビスタ(書籍代2,000〜2,500円程度)が最もコストパフォーマンスに優れています。中間帯ではユーキャン系の通信講座が選択肢に入り、教育訓練給付制度を使えばさらに費用を節約できます。スクール型のイーオン(月16,500円)やクラウドEnglish(高めの月謝)は費用が高くなりますが、その分サポートが手厚くなります。

苦手分野で選ぶ

語彙・文法・リーディングが苦手な方は、テキストが充実した通信講座やムビスタ・クラウドゼミが向いています。ライティング対策を重視するなら、ネイティブ添削がついたユーキャン系の実用英語講座やイーオンが有効です。スピーキング・面接対策に課題があるなら、英会話スクールとしての実績があるイーオンがおすすめです。リスニング強化には、音声教材が充実したアルクの書籍や動画講座を組み合わせる方法も効果的です。

まとめ

英検準1級の通信講座・英会話教室・動画講座を比較すると、それぞれに明確な強みがあることがわかります。

アルクは長年の語学教育ノウハウが詰まった書籍・教材が強みで、ユーキャン系(実用英語講座)はテキスト+ネイティブ添削のオーソドックスな通信学習スタイルです。イーオンは2025年7月から英検準1級オンラインクラスを開講しており、面接対策まで一貫してサポートしてくれます。公文は英語の基礎固めには適していますが、準1級に特化した講座はないため他の講座との組み合わせが現実的です。Udemyとムビスタはコストパフォーマンスが高く、自学自習派に最適です。クラウドEnglishは短期集中・個別対応型で合格率が高く、本気で急いで合格したい方に向いています。マナビスは大学受験を見据えた高校生にとって英語力全体を底上げできる環境が整っています。

自分の学習スタイル・予算・苦手分野に合わせて、最適な講座を選んでみてください。英検準1級の合格は、適切なサポートと継続的な努力があれば必ず届く目標です。ぜひ、この記事を参考にして講座選びの第一歩を踏み出してください。