英検準1級は、必要な語彙数が英検2級のおよそ2倍にあたる7,500語前後にまで増え、リーディングやライティングの難易度も一気に上がる試験です。だからこそ「何から手をつければいいのか分からない」「参考書が多すぎて選べない」と悩む方が非常に多い級でもあります。この記事では、英検準1級の参考書や問題集、単語帳、ライティング教材まで、独学で合格を目指す方に向けておすすめの教材をタイプ別に紹介します。教材選びに迷っている方は、ぜひ最後まで参考にしてください。
英検準1級の参考書選びで押さえておきたいポイント
英検準1級の対策本は、単語帳、過去問題集、ライティング教材、リーディング・リスニング用のドリルなど、役割ごとに種類が分かれています。まずは自分がどの技能でつまずいているのかを把握したうえで、必要な参考書のタイプを見極めることが遠回りをしないコツです。
出題形式を知ってから参考書を選ぶ
英検準1級は、筆記(語彙・読解・英作文・要約)、リスニング、二次試験の面接という構成になっています。とくにリーディング大問1の語彙問題は難易度が高く、この対策だけを目的とした単語帳を1冊仕上げておくことが得点の土台になります。闇雲に何冊も買うのではなく、まず出題形式に対応した教材を1冊ずつ揃えることが大切です。
レベル別に必要な参考書の種類
英検準1級の対策には、大きく分けて「単語帳」「過去問・問題集」「ライティング・要約対策本」「リーディング・リスニング用ドリル」の4種類が必要とされています。英検2級からのステップアップで語彙力に不安がある方は単語帳を優先し、ある程度の基礎力がある方は過去問演習から始めるなど、自分のレベルに合わせて教材の優先順位を調整しましょう。
英検準1級のおすすめ単語帳・単熟語帳ランキング
英検準1級対策でもっとも重要とされるのが単語帳選びです。単語帳は複数を並行するのではなく、1冊を繰り返し使い込む方が定着しやすいといわれています。ここでは代表的な単語帳を紹介します。
でる順パス単 英検準1級(旺文社)
旺文社から発売されている定番の単語帳で、過去問の分析結果をもとに単語と熟語が出題頻度順に並べられているのが特徴です。無料の音声アプリ「英語の友」に対応しており、通学や通勤の隙間時間でも音声を聞きながら学習を進められます。単語は品詞ごとに整理されているため、関連語をまとめて覚えやすい点も魅力です。短期間でまず1冊仕上げたいという方に向いている一冊といえるでしょう。
出る順で最短合格!英検準1級単熟語EX(ジャパンタイムズ出版)
過去15年分の過去問を徹底的に分析し、約2,400語の頻出単語・熟語を出題頻度順に収録した単語帳です。とくにリーディング大問1の語彙問題に特化した構成になっており、語源情報や類義語・反意語も充実しています。パス単よりも収録語数が多いため、語彙問題で高得点を狙いたい方や、英検準1級を通過点として難関大学入試も見据えている方におすすめです。
英検準1級 文で覚える単熟語(旺文社)
通称「文単」と呼ばれ、単語を単独で覚えるのではなく、短い長文の中で単語に触れながら学習できる単語帳です。読解力とあわせて語彙を鍛えられるため、速読力に課題を感じている方に向いています。ただし、ある程度の文法・構文解釈力があることが前提となるため、基礎が固まっていない段階では他の単語帳から始めるほうが効率的です。
キクタン英検準1級
「読む」「聞く」を中心にリズムに乗せて単語を覚えられる単語帳です。書き込み式のワークブック版も発売されており、書いて覚えたい方はあわせて活用すると定着度が高まります。リスニングを通じて語彙を身につけたい方に適した一冊です。
英検準1級の過去問・問題集のおすすめ
単語帳である程度の語彙力がついたら、次は過去問や総合対策問題集で実戦力を養う段階に進みます。
英検準1級 過去6回全問題集(旺文社)
過去6回分の試験問題を収録した定番の問題集で、音声アプリにも対応しています。本番形式の問題に数多く触れられるため、時間配分の感覚をつかむ練習にも最適です。実際の出題傾向をつかみたい方は、まずこの一冊で本番の雰囲気に慣れておくとよいでしょう。
竹岡の英検準1級マスター(教学社)
「英作文の鬼」として知られる竹岡広信先生が監修する対策本で、筆記・リスニング・面接まで4技能を1冊で総合的にカバーしています。各章は「問題の概要」「解答のポイント」「実戦問題」の3ステップで構成されており、過去問を使いながら解き方を段階的に学べる点が特徴です。模擬試験も1回分収録されているため、総仕上げの一冊としても活用できます。
英検準1級過去問集(教学社/英検赤本シリーズ)
大学受験の赤本シリーズでおなじみの教学社が発行する過去問集で、収載回数の多さが特長です。一次試験だけでなく二次試験(面接)の問題・解答・解説も掲載されており、リスニング・面接の音声も無料配信されています。竹岡広信先生による学習アドバイスも収録されているため、過去問演習をしながら勉強法のヒントも得たい方におすすめです。
ライティング・要約対策におすすめの参考書
英検準1級では、英作文と要約問題の得点力が合否を大きく左右します。読解や単語がある程度できていても、ライティング対策が不十分だと合格ラインに届かないケースも少なくありません。
最短合格!英検準1級 要約&英作文完全制覇(ジャパンタイムズ出版)
多くのライティング教材が意見論述問題と要約問題を別々に扱う中、この一冊では両方をまとめて対策できる構成になっています。無料の音声ダウンロードにも対応しており、模範解答の音読やシャドーイングにも活用できます。要約問題と英作文問題を効率よく仕上げたい方に向いている教材です。
英検準1級 ライティング大特訓
英作文の型や構成の作り方を、初学者にも分かりやすく解説してくれる教材です。トピックに対する意見の組み立て方を基礎から学べるため、英作文にまだ慣れていない方や、書き方の型を先に身につけたい方に適しています。
リーディング・リスニング対策のおすすめ教材
語彙とライティングの土台ができたら、リーディングとリスニングそれぞれに特化した教材で実戦力を高めていきましょう。
英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題(旺文社)
短めの練習問題から段階的にレベルを上げていく構成になっており、長文読解に慣れていない方でも無理なく取り組める一冊です。試験の概要や普段の学習法についても解説されているため、初めて準1級を受験する方にもおすすめです。
英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題(旺文社)
リスニング対策に特化したドリル形式の教材で、ディクテーションやシャドーイングを繰り返しながら各パートの得点力を底上げできます。英検準1級のリスニングはパート2から難易度が一気に上がるといわれているため、専用教材での演習量を確保しておくことが得点アップの近道です。
実戦形式で仕上げるワークブック・ドリル教材
一通りの基礎固めが終わったら、実戦形式のワークブックやドリルで総仕上げを行いましょう。
直前1ヶ月で受かる 英検準1級のワークブック
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能すべてに対応した実戦形式の問題を収録したワークブックです。試験直前期に苦手分野を横断的に総復習したいときに活用しやすい一冊です。
英検準1級 ミニマム実戦ドリル
コンパクトな分量で実戦形式の問題に取り組める教材で、スキマ時間を使って本番形式の演習を積み重ねたい方に向いています。分厚い問題集に取り組む時間が取りにくい社会人の方や、直前期の総仕上げとしても活用しやすいでしょう。
参考書はどこで買う?購入方法別の特徴
英検準1級の参考書は書店だけでなく、通販サイトでも手軽に購入できます。それぞれの特徴を知っておくと、教材選びと同じくらい重要な「入手のしやすさ」でも失敗しにくくなります。
Amazonで購入するメリット
Amazonでは在庫が豊富で、レビューを比較しながら教材を選べるのが大きなメリットです。発売直後の最新版もすぐに手に入りやすく、翌日以降に届くケースが多いため、急いで対策を始めたい方にも向いています。
楽天・楽天ブックスで購入するメリット
楽天や楽天ブックスでは、ポイント還元を利用してお得に参考書をまとめ買いできるのが魅力です。単語帳・過去問・ライティング教材をまとめて購入する場合、通常の書店より費用を抑えられることもあります。
メルカリで中古を購入する際の注意点
メルカリなどのフリマアプリでは中古の参考書を安価に手に入れられますが、英検準1級の教材は改訂やリニューアルの頻度が比較的高いため、出品されている版が最新のものかどうかを必ず確認しましょう。とくに音声アプリ対応の有無や、要約問題など出題形式が変更された後の版かどうかは購入前にチェックしておくと安心です。なお、洋書のリーディング教材で語彙力を底上げしたい場合は、あわせて自分のレベルに合った易しめの洋書から挑戦するのもおすすめです。
英検準1級参考書の効果的な使い方・学習の進め方
参考書を揃えただけでは合格には近づきません。教材を無駄なく使い切るための進め方も押さえておきましょう。
単語帳→問題集→ライティング教材の順に進める
まずは単語帳を1冊仕上げて語彙の土台を作り、そのうえで過去問や総合問題集で出題形式に慣れ、最後にライティング・要約対策で得点力を仕上げるという順番が効率的です。複数の単語帳に同時に手を出すと定着が浅くなりやすいため、1冊を繰り返し復習することを優先しましょう。
音声教材を使ったリスニング学習のコツ
多くの単語帳や問題集には無料の音声アプリや音声ダウンロードが付属しています。単語を目で覚えるだけでなく、音声を聞きながら発音を確認することで、リスニング力と語彙の定着を同時に高められます。通学・通勤時間などのスキマ時間を活用し、日々の学習に音声教材を組み込む習慣をつけることが、効率的な対策につながります。
まとめ|自分に合った英検準1級参考書で合格を目指そう
英検準1級の対策には、単語帳、過去問題集、ライティング・要約教材、リーディング・リスニング用のドリルなど、複数のタイプの参考書をバランスよく組み合わせることが欠かせません。まずは自分の弱点を把握し、そのうえで今回紹介した教材の中から自分の学習スタイルに合った一冊を選んでみてください。Amazonや楽天、書店などで実際にレビューや中身を確認しながら、無理なく続けられる参考書で英検準1級合格を目指しましょう。
