英検準1級のライティングで「何から書けばいいかわからない」「時間が足りなくなる」と悩む人は多いものです。こうした悩みは、書き方の型(テンプレート)を決めておくことで大きく減らせます。

この記事では、意見論述(英作文)で使える4段落のテンプレートと、場面別のフレーズ集を紹介します。本番形式のオリジナル例題と解答例もつけているので、型の使い方を具体的に確認できます。

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英検準1級ライティングの出題形式と採点の観点

2026年度の英検準1級のライティングは、英文要約(60〜70語)と意見論述(120〜150語が目安)の2題です。テンプレートを使う前に、意見論述の条件を確認しておきましょう。

  • 社会的なテーマのTOPICについて、自分の意見を書く
  • 4つのPOINTSから2つを選び、理由として使う
  • 序論・本論・結論(introduction, main body, conclusion)の構成で書く
  • 語数は120〜150語が目安(Suggested length)

採点は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点で行われます。英検協会は、TOPICの問いに答えていない解答はすべての観点で0点になることがあると明記しています。テンプレートは便利ですが、TOPICに正面から答えていることが大前提です。

採点基準の詳しい内容は、英検準1級ライティングの採点基準とコツで解説しています。

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意見論述の基本テンプレート(4段落)

意見論述は、序論・本論2段落・結論の4段落で書くのが基本です。[ ]の部分をTOPICとPOINTSに合わせて入れ替えれば、どのテーマにも使えます。

序論:立場と2つの理由を示す

I believe that [TOPICへの答え]. I have two reasons for this opinion: [POINT 1] and [POINT 2].

序論では、最初の1文で賛成か反対かをはっきり書きます。続けて、本論で使う2つの理由を予告すると、読み手が全体の流れをつかみやすくなります。1〜2文で短くまとめましょう。

本論:理由と具体例を1段落ずつ書く

First, [理由1]. For example, [具体例]. As a result, [その結果どうなるか].

Second, [理由2]. This is because [説明]. In contrast, [反対の立場の問題点].

本論は1つの理由につき1段落です。理由を述べたら、具体例や結果を2〜3文で補いましょう。理由だけで終わると内容が薄く見えるため、「なぜそう言えるのか」を必ず添えるのがポイントです。

結論:表現を変えて立場を確認する

In conclusion, for these two reasons, I think that [序論の立場を言い換えたもの].

結論では新しい理由を加えず、序論の立場を別の表現で言い直します。序論と同じ文をそのまま繰り返すと、語彙の幅が伝わりにくくなります。

語数配分の目安

120〜150語で書く場合、当記事では次の配分を目安にしています。本論に語数を多く割くと、内容の説得力を出しやすくなります。

段落内容語数の目安
序論立場と理由の予告20〜30語
本論1理由1と具体例40〜50語
本論2理由2と具体例40〜50語
結論立場の再確認20語前後
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そのまま使えるフレーズ集

よく使う表現をあらかじめ覚えておくと、本番で表現に迷う時間を減らせます。同じ表現ばかりにならないよう、各場面で2〜3個ずつ使い分けられるようにしておきましょう。

意見を述べるフレーズ

  • I believe that ~(私は~だと考えます)
  • In my opinion, ~(私の意見では~)
  • I strongly agree with the idea that ~(~という考えに強く賛成します)
  • I do not think that ~(~とは思いません)

理由を並べるフレーズ

  • I have two reasons for this opinion.(この意見には2つの理由があります)
  • First, ~ / Second, ~(第一に~/第二に~)
  • In addition, ~ / Another reason is that ~(さらに~/もう1つの理由は~)
  • This is because ~(これは~だからです)

具体例や結果を示すフレーズ

  • For example, ~ / For instance, ~(例えば~)
  • As a result, ~ / Consequently, ~(その結果~)
  • This means that ~(つまり~ということです)
  • In contrast, ~(それに対して~)

反対意見に触れるフレーズ

  • It is true that ~, but ~(確かに~ですが、~)
  • Some people may argue that ~. However, ~(~と主張する人もいるかもしれません。しかし~)

反対意見に触れてから自分の主張に戻すと、視野の広さを示せます。ただし語数を使うため、理由と具体例を書き切ったうえで余裕がある場合に取り入れましょう。

結論をまとめるフレーズ

  • In conclusion, ~ / To sum up, ~(結論として~/まとめると~)
  • For these reasons, ~(これらの理由から~)
  • That is why I believe that ~(だからこそ私は~だと考えます)
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オリジナル例題と解答例

ここでは、本番の形式に合わせてこの記事用に作成したオリジナルの例題で、テンプレートの使い方を確認します(実際の過去問ではありません)。

  • TOPIC: Should people be encouraged to use public transportation more?
  • POINTS: Environment / Cost / Convenience / Health

解答例(138語)

I believe that people should be encouraged to use public transportation more. I have two reasons for this opinion: the environment and health.

First, using public transportation can help protect the environment. Cars produce large amounts of carbon dioxide, which contributes to global warming. If more people took trains and buses instead of driving, cities could greatly reduce their emissions. This would also improve air quality in crowded urban areas.

Second, public transportation can benefit people’s health. People who commute by train or bus usually walk to and from stations every day. This regular exercise can lower the risk of lifestyle-related diseases. In contrast, people who drive everywhere often get little physical activity in their daily lives.

In conclusion, for these two reasons, I think governments and companies should do more to promote the use of public transportation.

解答例のポイント

序論の1文目でTOPICに賛成の立場を示し、2文目でPOINTSから選んだ「Environment」と「Health」を予告しています。本論はどちらも「理由→説明→具体例や結果」の順で、1つの段落に1つの理由だけを書いています。

結論では、序論の「should be encouraged」を「should do more to promote」と言い換えています。このように、型は同じでも中身の表現を変えることで、語彙の評価につながりやすくなります。

自分で書いた答案が型どおりになっているかは、第三者に見てもらうと確認しやすくなります。英検に特化したマンツーマン指導で添削を受けるのも、効率よく上達する方法の一つです。

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要約問題で使えるフレーズ

2024年度から加わった英文要約(60〜70語)でも、決まった表現を用意しておくと書きやすくなります。要約の問題文は、テーマの紹介のあとに利点と問題点が続く流れのものが多いとされます。

  • テーマを示す:~ has become increasingly common.(~がますます一般的になっています)
  • 利点を示す:One advantage is that ~(利点の1つは~です)
  • 問題点を示す:However, some people point out that ~(しかし、~と指摘する人もいます)

要約では、本文の文をそのまま抜き出さず、自分の言葉で言い換えることが大切です。解き方の手順は英検準1級の要約問題の解き方で詳しく紹介しています。

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テンプレートを使うときの注意点

テンプレートは答案の骨組みにすぎません。使い方を間違えると、かえって評価を下げることがあります。次の点に気をつけましょう。

  • 型に合わせることを優先して、TOPICの問いからずれない
  • 理由には必ずPOINTSを2つ使う
  • 覚えた定型文だけで語数を埋めず、理由と具体例に語数を使う
  • 自信のない難しい単語より、正しく使える表現を選ぶ
  • 序論と結論で同じ文を繰り返さない

テンプレートに入れる理由や具体例は、トピックごとに自分で考える必要があります。教育、環境、テクノロジー、働き方など、社会的なテーマについて日ごろからニュースを読み、使えそうな理由をメモしておくと本番で役立ちます。

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テンプレートを身につける練習方法

テンプレートは、覚えるだけでなく実際に何度も書いて使いこなすことが大切です。次の順番で練習してみましょう。

  • 時間を気にせず、テンプレートに沿って1本書いてみる
  • 型どおりになっているか、理由と具体例が対応しているかを見直す
  • 添削を受けるか、時間をおいて読み返し、表現の重複や論理の飛躍を直す
  • 慣れてきたら、過去問を使って時間を計って書く

英検公式サイトの準1級の過去問・試験内容のページでは、過去の問題を確認できます。入手方法は英検準1級の過去問の入手方法にまとめています。

AIを使って自分で答案を見直す方法はChatGPTを使った英作文添削、筆記全体の時間の使い方は英検準1級の試験時間と時間配分で紹介しています。

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まとめ

英検準1級の意見論述は、序論・本論2段落・結論の4段落のテンプレートで書くと、構成に迷わず内容に集中できます。場面別のフレーズを使い分け、理由には必ず具体例や結果を添えましょう。

型を覚えたら、実際に書いて添削を受けることで上達が早まります。Jumpstart Englishは英検に特化したオンライン英語スクールで、小学生から高校生を対象に、完全マンツーマンで全級の対策を行っています。