英検準1級の過去問集を探すと、必ず目にするのが旺文社の『英検準1級 過去6回全問題集』です。ただ、通販サイトには2023年度版から2026年度版まで複数の年度版が並んでいて、「どれを買えばいいの?」「CDはあるの?」と迷う方も多いでしょう。

結論から言うと、2026年9月時点で買うなら最新の2026年度版がおすすめです。2024年度のリニューアル後の過去問が5回分入っています。この記事では、年度版ごとの収録回の違い、CDの有無、音声アプリの使い方、効果的な演習方法を順に解説します。

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英検準1級 過去6回全問題集とはどんな本か

旺文社の『英検準1級 過去6回全問題集』は、準1級の本試験を6回分収録した過去問集です。一次試験だけでなく、二次試験(面接)の問題も入っています。

本冊と別冊の構成

最新の2026年度版は、問題を収めた「本冊」と、解答・解説をまとめた「別冊」に分かれています。面接の問題カードと、マークシートの解答用紙も付いています。

本冊の巻頭には、試験内容や合否判定の方法を説明した「英検インフォメーション」があります。初めて準1級を受ける人でも、試験の全体像をつかんでから演習に入れます。二次試験の問題カード・解答例・解説も載っているので、一次から二次まで1冊で対策できるのが強みです。

2024年度のリニューアルに対応

英検は2024年度第1回から、1級〜3級の試験形式が変わりました(S-CBTは2024年5月実施分から)。準1級では、ライティングが1題から2題になり、英文要約の問題が加わりました。代わりにリーディングは41問から31問に減っています。

現在の準1級のライティングは、要約(60〜70語)と意見論述(語数の目安120〜150語)の2題です。二次試験でも、No.4の質問の前に話題を導入する文が加わりました。

2024年度版以降は、要約問題の旺文社オリジナル予想問題を巻頭に載せています。2026年度版には「新形式の要約問題ガイド」や「新形式の二次試験・面接ガイド」も収録されています。新しい形式の要約問題の解き方は、英検準1級の要約問題の解き方で詳しく解説しています。

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年度版ごとの収録回と違い

年度版が新しくなるたびに、収録される試験回が入れ替わります。ポイントは、リニューアル後の過去問が何回分入っているかです。旺文社の案内をもとに、4つの年度版を比べました。

年度版発売収録されている試験回新形式の過去問音声・自動採点の利用期間
2026年度版2026年2月2025年度第2回・第1回、2024年度第3回・第2回・第1回、2023年度第3回5回分2026年2月20日〜2028年2月29日
2025年度版2025年2月2024年度第2回・第1回、2023年度第3回・第2回・第1回、2022年度第3回2回分2025年2月25日〜2027年2月28日
2024年度版2024年3月2023年度第2回・第1回、2022年度第3回・第2回・第1回、2021年度第3回なし(予想問題と公式サンプルあり)2024年2月28日〜2025年8月31日
2023年度版2023年2月2022年度第2回・第1回、2021年度第3回・第2回・第1回、2020年度第3回なし2023年2月24日〜2024年8月31日

利用期間を過ぎると、アプリやダウンロードでの音声再生サービスは使えなくなります。ただし、期間内にアプリやパソコンにダウンロードした音声は、期間の終了後も使えると旺文社は案内しています。

2026年度版の特徴

2026年度版は、6回分のうち5回分がリニューアル後の試験です。今の準1級の出題形式で繰り返し演習できるのが最大のメリットです。

巻頭には「2025年度の傾向と攻略ポイント」も載っています。音声と自動採点のサービスは2028年2月29日まで使えるので、2026年度第3回や2027年度の受験にも使えます。

2023〜2025年度版を使う場合の注意点

2023年度版と2024年度版に入っている過去問は、すべてリニューアル前の旧形式です。ライティングは意見論述の1題だけで、リーディングの問題数も現在とは異なります。

2025年度版は、リニューアル後の過去問が2回分(2024年度第1回・第2回)入っています。新形式の演習量が少し足りないと感じたら、ほかの教材で補いましょう。英検の公式サイトで公開されている過去問の探し方は、英検準1級の過去問の入手方法でまとめています。

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CDはいつまであった?音声の聞き方

近年の過去6回全問題集は、本体にCDが付いていません。CDは、書名に「CD」と付いた別売りの商品として出ていました。この別売りCDは2025年度版まで刊行されていましたが、2026年度版ではCDは刊行されていません。

2026年度版の音声は、旺文社の公式アプリ「英語の友」か、音声ダウンロードで聞く方式です。掲載されている6回分すべてのリスニングと面接の音声を聞けます。

CD付きかどうかの見分け方

中古などでCDを探す場合は、書名に「CD」が入っているかを確認してください。「2025年度版 英検準1級 過去6回全問題集CD」のように、本とは別の商品として販売されていました。

CDは音声だけを収めた商品なので、問題文と解説は本体の過去問集で確認する必要があります。旧年度版のCDを使う場合は、同じ年度版の本とセットで使いましょう。

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音声アプリ「英語の友」と自動採点アプリ「学びの友」

2026年度版は、スマートフォンのアプリで音声再生と自動採点ができます。CDプレーヤーがなくても、通学中などのすき間時間に学習できます。

英語の友で音声を聞く

「英語の友」は、旺文社の書籍の音声を聞くための公式アプリです。iPhone・Androidの両方に対応し、書籍の音声の再生は無料です(一部に有料の機能があります)。

再生スピードの調整やバックグラウンド再生など、リスニング学習に便利な機能があります。最初はゆっくりの速度で内容を確かめ、慣れてきたら通常の速度に戻すと効果的です。音声の登録手順は、本冊の「音声について」のページで確認してください。

学びの友で自動採点する

「学びの友」は、旺文社の問題集の答え合わせができる無料のアプリです。スマートフォンのアプリ版とWeb版があり、利用には「旺文社まなびID」への無料登録が必要です。

解答を入力すると自動で採点され、学習履歴から間違えた問題だけを取り出して解き直すこともできます。ライティングと面接は、別冊の解答例や解説を見ながら自分で確認しましょう。

過去問の自己採点で弱点が見えても、一人で直すのが難しいこともあります。そんなときは、英検専門のマンツーマン指導で、ライティングや面接を第三者に見てもらうのも一つの方法です。

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過去6回全問題集の効果的な使い方

過去問は、解いた後の復習で力が伸びます。「実力を確認する→弱点を補強する→仕上げに使う」という流れで、6回分を計画的に使いましょう。

最初の1回で実力を確認する

最初の1回分は、本番と同じ時間で解いてみましょう。準1級の一次試験は、筆記(リーディングとライティング)が90分、リスニングが約30分です。

採点したら、リーディング・リスニング・ライティングの技能ごとに得点を記録します。どこで失点が多いかがわかれば、次の学習計画を立てやすくなります。時間配分の目安は、英検準1級の試験時間と時間配分を参考にしてください。

解き直しと復習を徹底する

間違えた問題は、別冊の解説を読んで正解の根拠を確かめます。正解しても自信がなかった問題は、同じように見直しておきましょう。

語彙問題で知らなかった単語は、ノートや単語カードにまとめておくと効率的です。語彙が弱い場合は、単語帳を並行して使うのがおすすめです。長文の中で単語を覚えたい方には、文単(文で覚える単熟語)の使い方の記事も参考になります。

ライティングは、内容・構成・語彙・文法の4つの観点を意識して見直します。要約問題では、本文の表現を自分の言葉に言い換えて、指定の語数に収められているかを確認しましょう。

6回分の配分を決めておく

6回分をいつ使うかも、先に決めておきましょう。たとえば3か月前から始める場合、最初の2〜3回分は実力の確認と弱点探しに使います。

残りの回は弱点を補強した後の仕上げとして、試験直前に取っておくと効果的です。早い時期に6回すべてを解いてしまうと、直前期に初見の問題がなくなるので注意しましょう。

二次試験の問題も収録されているので、一次試験の後は面接の練習にも使えます。面接の流れと対策は、英検準1級の二次試験の流れと対策で紹介しています。

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状況別:どの年度版を買うべきか

迷ったら、最新の2026年度版を選ぶのが確実です。すでに手元に旧年度版がある場合は、次のように考えましょう。

  • これから受験する方:2026年度版がおすすめです。新形式の過去問が5回分入っており、音声サービスも2028年2月末まで使えます。
  • 2025年度版を持っている方:新形式の過去問が2回分入っています。もっと新形式で演習したい場合は、2026年度版で3回分(2024年度第3回、2025年度第1回・第2回)が加わります。
  • 2024年度版以前しかない方:語彙・読解・リスニングの練習には使えます。ただし過去問に要約問題がないので、新形式の対策は別の教材で補いましょう。
  • 中古で買う方:音声サービスの利用期間を必ず確認しましょう。期間が切れている本は、アプリやダウンロードで音声を聞けない場合があります。

新しい年度版は、例年2月下旬〜3月上旬に発売されています。2026年度第3回(一次試験の本会場は2027年1月24日)を受けるなら、2026年度版で対策するのが現実的です。日程は変わることもあるため、最新情報は英検公式サイトでご確認ください。

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まとめ

旺文社の『英検準1級 過去6回全問題集』は、一次試験から二次試験まで、本番の問題で対策できる定番の過去問集です。2026年9月時点では、新形式の過去問を5回分収録した2026年度版が最も使いやすい選択肢です。

CDは2025年度版まで別売りで出ていましたが、2026年度版からは刊行されていません。音声は「英語の友」かダウンロードで聞き、答え合わせには「学びの友」を活用しましょう。

過去問演習で見つかった弱点を効率よく直したい方は、英検に特化したマンツーマン指導も検討してみてください。ライティングや面接のように、一人では採点しにくい技能ほど、第三者のチェックが役立ちます。