「英検準1級を受けてみたいけれど、実際どのくらい難しいの?」「偏差値や大学に例えるとどのレベル?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。

結論からいうと、英検準1級は英検協会が「大学中級程度」とする級で、CEFRではB2にあたります。この記事では、試験の内容、大学や偏差値で見たレベル、合格率と合格基準スコア、ネイティブとの違いを順にわかりやすく解説します。

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英検準1級とは?大学中級程度・CEFR B2の級

英検準1級は、日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定(英検)のうち、1級に次ぐ級です。協会は、最終目標である1級の手前まで力をつけているレベルで、「およそ大学中級程度」と説明しています。

協会の審査基準では、準1級は「社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる」程度とされています。技能ごとの基準は次のとおりです。

技能準1級の審査基準
読む社会性の高い分野の文章を理解することができる
聞く社会性の高い内容を理解することができる
話す社会性の高い話題についてやりとりすることができる
書く社会性の高い話題についてまとまりのある文章を書くことができる
出典:日本英語検定協会「各級の審査基準」

協会は準1級について、入試活用や単位認定のほか、教員採用試験での優遇や海外留学など、幅広く使われる資格だと紹介しています。受験資格に年齢や学歴の制限はなく、小学生から社会人まで誰でも受験できます。

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英検準1級の試験内容

英検準1級は、一次試験と二次試験の2段階で行われます。2026年度の形式は次のとおりです。

試験技能内容
一次試験リーディング31問(語句の空所補充24・長文の内容一致選択7)
一次試験ライティング2題(英文要約60〜70語・意見論述120〜150語が目安)
一次試験リスニング29問(約30分)
二次試験スピーキング面接委員1人との面接(約8分)
リーディングとライティングは合わせて90分です。

一次試験の特徴

出題される話題は、科学・環境・医療・テクノロジーなど社会性の高いものが中心です。ライティングの要約では、約200語の英文を読み、60〜70語の英語でまとめます。

リスニングは、会話12問・文章12問・Real-Life形式5問の3部構成で、放送はすべて1回だけです。Real-Life形式では、問題冊子に書かれた状況と質問をもとに、アナウンスなどを聞いて答えます。

二次試験の流れ

二次試験は、面接委員との自由会話から始まります。続いて4コマのイラストを見て、1分間考えたあと2分間でナレーションを行います。

最後に、イラストに関する質問と、カードのトピックや社会的な話題に関する質問の計4問に英語で答えます。

必要な語彙の目安

必要な語彙数は、一般に7,500〜9,000語程度が目安といわれます。協会が示した公式の数字ではありませんが、2級よりも一段難しい語彙が多く出題されます。

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英検準1級のレベルを大学・偏差値で見ると

英検準1級は、大学でいえば「大学中級程度」の英語力です。一方で、偏差値に換算した公式のデータはありません。

大学相当で見たレベル

「大学中級程度」は協会が示す目安で、社会的なテーマの英文を読み、自分の意見を根拠とともに英語で伝える力を指します。前後の級と並べると、次のようになります。

級協会が示す目安合格者のCEFR
2級高校卒業程度B1
準1級大学中級程度B2
1級大学上級程度C1

準1級は、高校の学習範囲を超えるレベルです。

偏差値で見たレベル

インターネット上では、英検準1級を大学受験の偏差値60〜70程度とする見方もあります。ただし、英検は決められた基準で合否を判定する試験で、受験者の中での位置を示す偏差値とは仕組みが違います。

そのため、偏差値での比較はあくまで参考にとどめましょう。難関大学の入試英語と比べる場合も、大学ごとに出題の傾向が違う点に注意が必要です。

大学入試での扱い

英検準1級は、多くの大学の入試で出願資格や英語の得点換算、加点などに使われています。ただし、使える入試方式や必要なスコアは大学・学部・年度ごとに違います。

志望校で使えるかどうかは、必ず最新の募集要項で確認してください。大学ごとの活用例は英検準1級が使える大学一覧にまとめています。

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英検準1級の難易度(合格率と合格基準スコア)

英検準1級の合格率は現在公表されていませんが、合格基準スコアは公表されています。

合格率は公表されていない

英検協会は現在、級別の合格率を公表していません。インターネット上でよく見る「準1級の合格率は16%前後」という数字は、過去(2015年度とされる)の参考値です。

今の合格率として使える公式の数字はないため、難しさの目安として受け止めておきましょう。詳しくは英検準1級の合格率と一次・二次の難易度で解説しています。

合格基準スコアの仕組み

合否は英検CSEスコアで判定されます。英検CSEスコアとは、技能ごとの成績を共通の尺度で表した点数のことです。準1級では、4技能がそれぞれ750点満点です。

試験満点合格基準スコア
一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)22501792
二次試験(スピーキング)750512

基準は回によって変わりません。ただし、1792点÷2250点で出る約8割は、正答率ではない点に注意してください。

スコアは回ごとに統計的な方法で算出されるため、正答数から自分でスコアを計算することはできません。協会が示す目安は、2016年度第1回一次試験で、各技能7割程度の正答率の受験者の多くが合格したというデータです。詳しくは英検準1級の合格点の解説をご覧ください。

自分に合った対策の順番がわからない場合は、英検に特化したマンツーマン指導で弱点を確認してもらうのも一つの方法です。

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英検準1級とネイティブの英語力の違い

英検準1級は、ネイティブと同じ英語力を証明する資格ではありません。CEFRのB2は、母語話者とある程度流ちょうにやりとりができ、複雑な文章の要点を理解できる段階と説明されています。

英検では、1級の合格者がCEFRのC1にあたり、準1級はその一歩手前です。専門的な話題を細かいニュアンスまで理解して使いこなすには、準1級合格後もさらに学習を続ける必要があります。

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英検準1級は「すごい」?保有率から見る価値

英検準1級レベルの英語力を持つ人は、高校生の中ではごく一部です。

文部科学省の「英語教育実施状況調査」(令和7年度)によると、CEFR B2以上の資格やスコアを取得している公立高校3年生は約2.7%でした。この数字には英検以外の試験も含まれますが、準1級レベルがどれほど高い水準かがわかります。

学年別の目安や学校による差は高校生の英検準1級保有率で詳しく紹介しています。

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英検準1級に合格するための学習ポイント

英検準1級の合格には、語彙を土台にして、4技能をバランスよく伸ばすことが大切です。

語彙を毎日積み上げる

準1級レベルの単語帳を1冊決めて、毎日少しずつ繰り返しましょう。単語は意味だけでなく、例文の中での使われ方も確認すると、読解やライティングで使える力になります。

技能のバランスを意識する

一次試験は3技能の合計スコアで判定されます。リーディングが得意でも、リスニングやライティングが極端に低いと合格は難しくなります。

とくにライティングは2題で750点分を占めるため、要約と意見論述の型を早めに身につけておきましょう。何から始めればよいか迷う場合は、英検準1級の対策は何から始めるかも参考にしてください。

2026年度の受験情報

2026年度の準1級の検定料は、従来型の本会場が10,400円、パソコンで受ける英検S-CBTが10,500円です。従来型の第3回は、一次試験が2027年1月24日(日)に行われます。

準1級の従来型は本会場のみで実施されます。日程や料金は変わることがあるため、最新情報は英検公式サイトでご確認ください。

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まとめ:英検準1級は大学中級程度の難関級

  • 英検準1級は「大学中級程度」で、CEFRではB2にあたります。
  • 偏差値に換算した公式データはなく、偏差値での比較は参考程度にとどめましょう。
  • 合格率は現在非公表で、合格基準スコアは一次1792点・二次512点です。
  • 公立高校3年生でB2以上を取得している人は約2.7%です。

英検準1級は簡単な試験ではありませんが、語彙と4技能を計画的に伸ばせば合格を目指せます。大学入試や留学など、活用の場面も広い資格です。

ライティングの添削や面接練習まで対策したい方は、完全マンツーマン・オンラインで英検全級に対応するJumpstart Englishもご活用ください。小学生から高校生まで、目標の級に合わせて指導しています。