高校生の家庭教師の料金相場と選び方|大学受験・定期テスト対策

「高校の授業が急に難しくなった」「大学受験に向けて、予備校だけで足りるか不安」と感じている高校生や保護者の方は多いと思います。家庭教師は、そうした悩みに1対1で向き合える学び方の一つです。

結論からいうと、高校生の家庭教師の料金は学生講師で1時間2,500〜5,000円、プロ講師で5,000〜8,000円以上がおおよその目安です。大学受験の対策になると、同じ講師タイプでも料金は上がる傾向があります。

この記事では、高校生が家庭教師を使う主な目的と料金相場を整理します。あわせて、予備校や塾との違い、大学受験で失敗しない講師と家庭教師センターの選び方も紹介します。

高校生が家庭教師を使う主な目的

高校生が家庭教師を頼む目的は、大きく4つに分かれます。目的によって、選ぶべき講師のタイプや必要な授業時間が変わります。

定期テスト・赤点・評定の対策

高校の数学や英語は、1つの単元でつまずくと次の単元も分からなくなりがちです。家庭教師なら、つまずいた単元まで戻って教わり、定期テストの範囲に合わせて演習できます。

評定は、学校推薦型選抜の出願条件にも使われます。指定校推薦を考えている人は、指定校推薦の校内選考の仕組みも確認しておきましょう。

大学受験の一般選抜の対策

志望校の過去問の添削や、苦手科目の集中対策に家庭教師を使う高校生もいます。予備校の授業の復習役として、併用する形も一般的です。

総合型選抜・学校推薦型選抜の対策

文部科学省の令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要を見てみます。大学入学者のうち、19.5%が総合型選抜、34.1%が学校推薦型選抜でした。

これらの方式では、志望理由書や小論文、面接が課されることが多くあります。1対1で何度も添削や練習ができる点は、家庭教師の強みです。

不登校・通信制高校の学習支援

学校に通いにくい時期の学習や、通信制高校のレポート学習の支援に家庭教師を使う家庭もあります。心身の不調が続く場合は、学習より先に学校やスクールカウンセラー、自治体の教育相談窓口に相談してください。

高校生の家庭教師の料金相場

高校生の家庭教師の料金は、講師のタイプと目的で大きく変わります。家庭教師の料金について公的な統計はないため、民間の情報をもとに目安を整理しました。

学生講師とプロ講師の1時間あたりの目安

講師のタイプ別の目安は、次のとおりです。

講師のタイプ1時間あたりの目安月4回・90分の場合
学生講師2,500〜5,000円程度15,000〜30,000円程度。
プロ・社会人講師5,000〜8,000円以上30,000〜48,000円以上。

この表は、家庭教師会社のコラムや比較サイトが公表している数字を、教育ラボが整理した目安です。情報源によって区切り方や金額の幅が異なるため、おおよその目安として見てください。

大学受験の対策は、同じ学生講師でも補習より高い料金に設定されていることが多いです。また、月謝の試算は指導料だけの金額です。

実際には入会金や管理費、訪問の交通費がかかる会社もあります。事業者のコラムでは、入会金1.5万〜3万円、管理費は月3,000〜10,000円程度とする例が見られます。全学年の相場や費用の内訳は、家庭教師の料金相場と費用の内訳で詳しく解説しています。

公立高校生の家庭の支出(文部科学省の調査)

文部科学省の令和5年度子供の学習費調査では、公立高校(全日制)の「通信教育・家庭教師費」は年平均15,666円でした。この費目には、家庭教師のほか通信教育の費用も含まれます。

公立高校生の家庭の81.1%は、この費目の支出が0円でした。支出があった家庭だけで見ると、年間の平均は約8万3千円です。数字は2026年1月16日に公表された訂正版によります。

同じ調査で、公立高校生の学習塾費は年平均147,140円でした。学習塾費の支出が0円の家庭は61.4%で、家庭教師や通信教育より学習塾を使う家庭の方が多いことが分かります。

家庭教師と予備校・塾・映像授業の比較

家庭教師は、1対1で自分の弱点に合わせられる一方、費用は高めです。それぞれの特徴を表にまとめました。

学び方向いている人気になる点
家庭教師(訪問)苦手科目を基礎から直したい人、質問が苦手な人、通塾の時間を取りにくい人講師の力量で成果が変わる。費用が高めで、交通費がかかることもある
オンライン家庭教師地方在住で講師の選択肢を広げたい人、部活で帰りが遅い人通信環境が必要。自分で集中を保つ力が求められる
個別指導塾自習室も使いたい人、家庭教師より費用を抑えたい人講師1人に生徒2〜3人の形が多い。講習費が別にかかることがある
集団塾・予備校受験情報や仲間の刺激がほしい人、自分で復習できる人授業のペースに合わせる必要がある。その場で質問しにくい
映像授業費用を抑えたい人、自分のペースで進めたい人見るだけでは身につかない。質問や添削の機会が少ない

塾選びの情報サイトでは、高校生の月額の目安を家庭教師で約4万円、個別指導塾で約3万円としています。集団塾は2万〜3万円程度が目安です。塾の料金の詳しい内訳は、塾の料金・費用の相場を参考にしてください。

家庭教師と予備校は、どちらか一方に決める必要はありません。予備校で授業を受け、分からなかった部分だけを家庭教師に聞く使い方もあります。

塾や家庭教師を使わずに受験する選択肢もあります。進め方は塾なしで大学受験に合格する勉強法を読んでみてください。自力で補えるかどうかも、あわせて考えておきましょう。

大学受験で家庭教師を使うときの選び方

大学受験で家庭教師を選ぶときは、「どの講師タイプに」「いつから」「何を任せるか」を先に決めることが大切です。目的に合わない講師を選ぶと、費用に見合う効果が出にくくなります。

学生講師とプロ講師を目的で使い分ける

学生講師は、料金が比較的手頃で、年齢が近いため相談しやすいのが良い点です。基礎の定着や定期テスト対策、勉強の習慣づくりに向いています。

プロ講師は、難関大や医学部の対策、小論文や面接の指導など、専門性が必要な場面で力を発揮します。そのぶん料金は高く、月の負担も大きくなります。

志望校の出身者を講師に選ぶ

志望校に通う大学生や卒業生の講師なら、入試の傾向や勉強の進め方を体験から聞けます。モチベーションが上がりやすい点もメリットです。

ただし、合格した経験と教える力は別物です。体験授業や初回の授業で、説明が分かりやすいかを確かめてから決めましょう。

始める時期で任せる内容を変える

家庭教師に任せる内容は、学年と時期で変えると効果的です。

時期家庭教師に任せたいこと
高1〜高2苦手科目の基礎の立て直しと、定期テスト・評定の対策。
高3の春〜夏苦手科目の集中対策と、総合型選抜の書類・小論文の準備。
高3の秋以降志望校の過去問の添削と、面接・答案の仕上げ。

高3の秋から始めると、講師との相性を確かめる時間を取りにくくなります。受験で使うつもりなら、遅くとも高3の春までに始めておくと安心です。

失敗しない家庭教師センターの選び方

家庭教師センターを選ぶときは、1時間の料金だけでなく、契約の条件まで確かめることが大切です。次の点を比べてみてください。

  • 入会金・管理費・交通費を含めた月の総額はいくらか。
  • 高額な教材のセット販売がないか。
  • 月謝制か、一括前払いやローンの契約か。
  • 途中でやめるときの通知期限と、違約金の有無。
  • 講師の交代は無料か、何度まで可能か。
  • 体験授業を担当するのは、実際に教える講師か。
  • 講師や担当者から、指導状況の報告があるか。

東京都消費生活総合センターは、授業料の安さにひかれて体験授業を受けたところ、高額な教材を買うことになった事例を紹介しています。体験授業の当日に契約せず、支払いの総額と解約の条件を書面で確かめましょう。

家庭教師の契約は、期間が2か月を超え、金額が5万円を超えると特定商取引法の対象になります。この場合、書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフができます。詳しくは消費者庁の特定商取引法ガイドで確認できます。

選択肢の一つとして家庭教師のサクシード

上で挙げた基準に沿って検討できる家庭教師センターの一つに、家庭教師のサクシードがあります。東証グロース市場に上場する株式会社サクシードが運営し、訪問とオンラインの両方に対応しています。

コース料金(税込)主な目的
高校補習コース1時間5,280円〜授業の理解や定期テスト、評定の対策。
大学受験コース1時間5,500円〜志望校別の一般選抜や共通テストの対策。
総合型選抜・推薦入試対策コース1時間5,500円〜志望理由書、小論文、面接の対策。
出身校指定コース1時間5,830円〜志望校や在籍校の卒業生を講師に指定。
プロ家庭教師120分×月4回で月66,000円(プロA)/88,000円(プロH)指導経験や合格実績のあるプロが担当。

料金は2026年9月時点で公式サイトに載っている金額で、今後変わる可能性があります。大学受験コースを120分・月4回受けると、指導料だけで月44,000円〜の試算です。入会金や交通費などは含まないため、別途確認が必要です。

公式サイトによると、高額な教材のセット販売はなく、支払いは月謝制です。講師の交代は無料で何度でもでき、1回の授業で教科を増やしても追加料金はかかりません。

一方で、入会金や月会費、交通費の金額は公式サイトで公開されていません。公式サイトの入会の流れでは、訪問の無料体験はスタッフによるカウンセリングで、担当講師はその後に選ばれます。講師が決まるまでに時間がかかったという声も見られます。

総額や講師の条件は家庭ごとに違うため、家庭教師のサクシード公式サイトの無料体験・見積もりで確かめるのが確実です。

コースごとの内容はサクシードの高校生コースの内容と料金で解説しています。利用者の評判の傾向は家庭教師のサクシードの評判・口コミにまとめました。

家庭教師のサクシードの無料体験授業を見る

まとめ

高校生の家庭教師選びのポイントは、次の4つです。

  • 料金の目安は学生講師で1時間2,500〜5,000円、プロで5,000〜8,000円以上。
  • 定期テスト対策か大学受験かで、講師のタイプと授業時間を決める。
  • 予備校や塾と併用し、苦手な部分だけを家庭教師に任せる方法もある。
  • 入会金・交通費を含めた総額と、解約の条件を契約前に書面で確かめる。

まずは目的と予算を家族で話し合い、2〜3社の見積もりを比べるところから始めてみてください。候補の一つとして、家庭教師のサクシードに無料で相談してみるのも一つの方法です。