家庭教師の料金相場はいくら?学年別の月謝と費用の内訳

「家庭教師をお願いしたいけれど、料金はいくらくらいが普通なの?」と迷う保護者の方は多いと思います。家庭教師の料金は、学年・講師のタイプ・時間と回数で大きく変わり、塾ほど相場が見えにくいのが実情です。

先に結論をお伝えします。家庭教師の料金相場は、学生講師で1時間2,000〜5,000円ほど、プロ講師で4,000〜8,000円以上です。学生講師に週1回90分教わるなら、指導料は月1万2千〜3万円ほどが目安です。

この記事では、複数の情報源から相場を整理し、月謝の計算方法、授業料以外の費用、解約のルールまで順に解説します。

家庭教師の料金相場は1時間いくら?

家庭教師の1時間あたりの料金は、学生講師かプロ講師かで大きく変わります。教育ラボで複数の情報源を整理した目安は、次のとおりです。

学年学生講師(1時間)プロ講師(1時間)補足
中学生2,000〜4,000円4,000〜6,000円以上中3の受験対策で上がりやすいです。
高校生2,500〜5,000円5,000〜8,000円以上大学受験対策で上がりやすいです。

家庭教師の時間単価をまとめた公的な統計はありません。そのため、民間の情報源によって1,000〜2,000円ほどの差があります。1つの数字ではなく、幅で考えるのがポイントです。

情報源ごとの相場を比べると

目安の根拠にした主な情報源と、その数字を並べます。いずれも2026年9月時点で確認した内容です。

情報源小学生中学生高校生補足
学研の家庭教師のコラム2,000〜4,000円2,500〜5,000円3,500〜7,000円1時間あたりの幅です。
比較サイト「すぐなら」の学生講師の平均3,247円3,473円4,023円各社の公開料金の平均です。
同じくプロ・社会人講師の平均4,118円4,340円4,768円学生講師との差は1,000円未満です。

「すぐなら」は、家庭教師センターや個人契約サービスが公開している料金を集計した比較サイトです。平均額の差は小さい一方で、各社の幅は1時間1,500円から1万円を超えるものまであります。

学年別の目安と受験期の上がり方

料金は学年が上がるほど高くなる傾向があります。学習内容が難しくなり、受験対策ではより専門的な指導が求められるためです。

  • 小学生は、補習なら比較的安く、中学受験対策になると高校生並みの単価になることがあります。
  • 中学生は、中3の高校受験対策で単価が一段上がることが多いです。
  • 高校生は、大学受験対策や難関大・医学部対策で高くなりやすい傾向があります。

学研の家庭教師のコラムでは、受験対策の上乗せを月5,000〜15,000円、または通常料金の1.2〜1.5倍としています。学年ごとの詳しい相場は、中学生の家庭教師の相場と選び方と高校生の家庭教師の相場と大学受験での使い方で解説しています。

文部科学省の調査で見る家庭の実際の支出

公的なデータとしては、文部科学省の令和5年度子供の学習費調査があります。2026年1月に訂正版が公表されており、ここでは訂正版の数字を使います。

注意したいのは、費目が「通信教育・家庭教師費」である点です。家庭教師の月謝だけでなく、通信教育の費用も含まれます。

学校支出0円の家庭支出した家庭の年間平均読み取れること
公立中学校72.7%約7万8千円約4人に3人は0円です。
公立高校(全日制)81.1%約8万3千円約5人に4人は0円です。

家庭教師や通信教育を使う家庭は少数派です。支出した家庭の平均も年8万円前後で、週1回の家庭教師を1年続けた額より低いと考えられます。通信教育だけの家庭や、短期間だけ利用した家庭が含まれるためでしょう。

同じ調査で、塾に費用を支出した公立中学生の家庭の年間の塾費用は平均約34万9千円でした。塾費用が0円の公立中学生の家庭は34.0%で、塾を使う家庭のほうがずっと多いことが分かります。

家庭教師の月謝はいくら?計算方法と例

家庭教師の月謝は「1時間の単価×1回の時間×月の回数」で決まります。単価だけでなく、時間と回数を掛けた月額で比べることが大切です。

週1回(月4回)で受ける場合の指導料を、単価と時間ごとに計算しました。

1時間の単価60分×月4回90分×月4回120分×月4回単価の水準
2,500円10,000円15,000円20,000円学生講師で安めの設定です。
3,500円14,000円21,000円28,000円学生講師の平均に近い水準です。
5,000円20,000円30,000円40,000円プロ講師や受験対策の水準です。
8,000円32,000円48,000円64,000円プロ講師の中でも高めの水準です。

中学生が学生講師に週1回90分教わると、指導料は月1万2千〜2万4千円ほどです。受験学年で週2回に増やすと、単純に月額は2倍になります。

1回の時間は、短すぎると復習と演習の時間が足りず、長すぎると集中が続きません。お子さんの集中力と目的に合わせて、60分・90分・120分から選びましょう。

授業料以外にかかる費用と主なセンターの料金

家庭教師センターを通す場合、授業料のほかに入会金・管理費・教材費・交通費がかかることがあります。月謝が安く見えても、これらを足すと総額が逆転することもあります。

費用目安確認したいこと
入会金1万5千〜3万円程度兄弟で使えるか、キャンペーンで免除されるか。
管理費・月会費月3,000〜10,000円毎月かかるのか、年1回なのか。
教材費年0〜5万円指定教材の購入が必須かどうか。
交通費実費1回あたりの金額と、講師に直接払うのか。

目安は学研の家庭教師のコラムによるものです。比較サイト「すぐなら」の集計では、入会金は0円から9万9千円までとかなりばらつきがあります。

主な家庭教師センターが公開している料金

各社の公式サイトで確認できた料金を並べます。いずれも2026年9月時点の税込の表示で、料金は変わることがあります。

センター入会金授業料の表示管理費など教材
家庭教師ファースト0円補習コースは中学生2,475円/時、高校生2,805円/時。学年ごとに1回8,800円、月会費なし。教材の販売なし(希望者のみ購入)。
家庭教師のノーバス登録費22,000円中1の週1回90分で月24,200円など、学年と時間ごとの月額。学習サポート費が月3,300円。高額教材の販売なし。
家庭教師のあすなろ(東海ほか)登録料22,000円(別に預かり金あり)30分あたり小中学生875円、高校生1,125円(小学生の中学受験対策も1,125円)。指導方法により管理・サポート費が月9,900〜14,900円、出張交通費が1回375円。指導方法によりテキスト代あり。
家庭教師のマスター22,000円30分あたり中学生900円、高校生1,000円。テキストを使うスタイルは管理費が月5,500円から。スタイルによりテキスト代あり。
家庭教師のサクシード非公開1時間あたり中学生4,070円〜、高校生5,280円〜。非公開です。教材のセット販売なし。

表の「非公開」は、公式サイトで金額を確認できなかったものです。あすなろは地域によって運営会社と料金表が分かれており、表は東海・北陸・甲信・北海道・中国・四国向けの料金です。関東や関西では金額が異なります。家庭教師のトライや学研の家庭教師のように、授業料そのものを公開していない大手もあります。

料金の示し方は会社によって違います。単価に指導料をまとめて教材販売をしない会社もあれば、単価を抑えてテキスト代や管理費を別に設ける会社もあります。比べるときは、入会金から交通費まで足した月額の総額で見るようにしましょう。

派遣型・オンライン・個人契約で料金はどう違う?

同じ1対1の指導でも、センターから講師が来る派遣型は費用の項目が多くなりやすく、オンラインと個人契約は抑えやすい傾向があります。ただし安さと引き換えに、手間や自己責任が増える点もあります。

  • 派遣型は、入会金や管理費、講師の交通費がかかることがあります。そのかわり講師探しや交代、トラブル対応をセンターに任せられます。
  • オンラインは、講師の交通費がかからず、近くにいない講師も選べます。通信機器と通信環境は家庭で用意します。
  • 個人契約は、仲介の費用が少ない分、単価を抑えやすい形です。一方で、講師が来なくなったときの代わりや、トラブル時の窓口はありません。

オンラインの選び方はオンライン家庭教師おすすめ4選で、個人契約の注意点は家庭教師と個人契約するやり方で詳しく解説しています。

家庭教師の料金が高いと感じたときの見直し方と解約ルール

料金が高いと感じたら、まず時間・回数・教科の組み方を見直しましょう。契約そのものを見直す場合に備えて、法律で決まった解約のルールも知っておくと安心です。

やめる前に試したい見直し方

  • 1回の時間を短くし、宿題で演習量を補う。
  • 苦手な1〜2教科に絞り、得意な教科は自分で進める。
  • 定期テスト前や受験前だけ回数を増やし、ふだんは減らす。
  • 対面からオンラインに切り替え、交通費をなくす。
  • 学生講師とプロ講師を、目的に合わせて選び直す。

家庭教師会社ごとの料金の比べ方や選び方は、家庭教師のおすすめの選び方で整理しています。

契約前に知っておきたい解約のルール

家庭教師は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象です。期間が2か月を超え、かつ金額が5万円を超える契約に適用されます。金額には入会金や教材費も含まれます。

  • 契約書面を受け取った日から数えて8日以内なら、クーリング・オフで無条件に解除できます。
  • 8日を過ぎても、中途解約はできます。
  • 指導が始まる前の解約で事業者が請求できるのは、2万円までです。
  • 指導が始まった後は、受けた授業の分に加え、5万円か1か月分の授業料の低いほうが上限です。
  • セットで買った教材も、関連商品として解約の対象になります。

詳しくは、消費者庁の特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」で確認できます。なお、消費者庁のQ&Aでは、1か月ごとに更新する学習塾の月謝制は原則として対象外と説明されています。家庭教師の月謝制も同様に対象外となる場合があるため、契約書面で解約条件を確かめましょう。

東京都は2026年5月、授業料の安さをきっかけに高額な教材を契約する事例について注意を呼びかけました。体験授業の直後にその場で契約せず、教材の必要性と支払総額を確かめましょう。困ったときは消費者ホットライン188に相談できます。

単価を公開しているセンターの例:家庭教師のサクシード

ここまでの基準に照らすと、家庭教師のサクシードは料金の仕組みを確かめやすいセンターの一つです。学年ごとの1時間単価を公式サイトで公開し、月謝制をとっています。

公式の料金ページによると、1時間あたりの授業料は税込で次のとおりです(2026年9月時点)。

  • 小学生は3,080円〜、中学生は4,070円〜、高校生は5,280円〜です。
  • 高校受験対策は4,620円〜、大学受験対策は5,500円〜です。
  • プロ家庭教師は、1回120分×月4回で66,000円からです。

たとえば中学生が90分×月4回で受けると、4,070円×1.5時間×4回で24,420円〜になります。これは指導料のみの試算です。入会金や交通費などは別に確認が必要で、料金は変わることがあります。

料金面の主なルールは、次のとおりです。

  • 教材のセット販売はなく、手持ちの教科書や塾のテキストを使えます。
  • 支払いは毎月26日の口座振替か振込で、ローンやチケット制ではありません。
  • 1回の授業で複数の教科を受けても、追加料金はかかりません。
  • 講師の交代は何度でも無料です。
  • 申し込み日を含め8日以内なら、無条件で解約できます。
  • 退会は原則月末で、1か月前までに連絡すれば退会費・違約金はかかりません(対面指導の料金ページの記載)。

一方、入会金・管理費・交通費の金額は公式サイトで公開されていません。総額で比べるには、見積もりのときに必ず確認しましょう。料金の詳しい内訳は家庭教師のサクシードの料金で解説しています。

お子さんの学年と希望の回数で月謝がいくらになるかは、家庭教師のサクシード公式サイトの無料体験・見積もりで確かめられます。

家庭教師のサクシードの無料体験授業を見る

まとめ

  • 家庭教師の料金相場は、学生講師で1時間2,000〜5,000円ほど、プロ講師で4,000〜8,000円以上です。
  • 月謝は「単価×時間×回数」で決まり、学生講師の週1回90分なら指導料は月1万2千〜3万円ほどです。
  • 入会金・管理費・教材費・交通費を足した総額で比べましょう。
  • 契約前に、教材販売の有無と解約のルールを書面で確かめておくと安心です。

相場を知ったうえで、候補のセンターから同じ条件の見積もりを取って比べるのが確実です。料金を公開しているセンターから始めたい方は、家庭教師のサクシードで月謝を見積もってみてはいかがでしょうか。