中学生のオンライン塾の選び方|高校受験・定期テスト対策と料金

「部活で忙しくて通塾する時間がない」「近くに合う塾がない」。そんな理由から、中学生のオンライン塾を検討するご家庭が増えています。

結論から言うと、オンライン塾は中学生にも十分使える選択肢です。ただし、学年と目的に合ったタイプを選べるかどうかで結果が大きく変わります。

この記事では、向いている中学生・向いていない中学生、学年別の使い方、料金の目安、選び方のチェックポイントを順に解説します。オンライン塾そのものの仕組みや種類は、オンライン塾とは?メリット・デメリットと選び方で詳しくまとめています。

オンライン塾は中学生に向いている?向く子・向かない子

オンライン塾は、家で机に向かう習慣を作りたい中学生や、通塾の時間を減らしたい中学生に向いています。一方で、画面越しだと集中が続かない子は、タイプ選びと家庭の工夫が欠かせません。

オンライン塾が向いている中学生

  • 部活や習い事で平日の夕方が埋まっている。
  • 近所に通える塾が少ない、または送迎が難しい。
  • 集団授業のペースが合わず、自分の苦手に絞って学びたい。
  • 質問するのが苦手で、1対1のほうが話しやすい。
  • 勉強する気はあるが、何をどの順番でやればよいか分からない。

とくに最後のタイプは、授業よりも計画づくりと進み具合の確認が効きます。オンライン塾には、授業をせずに学習管理を中心にするタイプもあります。

向いていない、または工夫が必要な中学生

  • 画面の前だとスマホやゲームに手が伸びてしまう。
  • ライバルと競い合う環境でこそ頑張れる。
  • 自宅に落ち着いて勉強できる場所や通信環境がない。
  • 分からないところを自分から言い出せない。

ただし、当てはまるから諦める必要はありません。1対1のライブ授業を選ぶ、リビングで受講する、スマホを別の部屋に置くなど、工夫で補える部分も多いです。

中学生向けオンライン塾の主なタイプ

ひと口にオンライン塾といっても、仕組みはさまざまです。どのタイプが合うかで、選ぶべき塾が変わります。

  • ライブ1対1:講師と画面越しにマンツーマンで学ぶ形です。苦手が多い子や、質問が苦手な子に向いています。
  • 1対少人数・集団ライブ:決まった時間に複数人で受ける形です。ペースメーカーがほしい子に向いています。
  • 映像授業:録画された授業を好きな時間に見る形です。自分で進められる子や、費用を抑えたい家庭に向いています。
  • AI教材:問題の正誤から次の課題が自動で出る形です。演習量を増やしたい子に向いています。
  • コーチング・学習管理型:計画づくりと進み具合の確認が中心です。やる気はあるのに続かない子に向いています。

学年別の使い方:中1・中2は定期テスト、中3は高校受験

中1・中2は定期テストと内申点を安定させる時期、中3は高校受験に向けて実力を仕上げる時期です。学年によって、オンライン塾に求める役割が変わります。

中1・中2:定期テストと内申点を固める

公立高校の入試では、多くの地域で内申点(調査書点)が合否に関わります。中1・中2の成績が入試に使われる地域もあるため、早めの対策が大切です。

この時期のオンライン塾には、テスト範囲に合わせた計画づくりと、学校の授業の復習を期待しましょう。内申点の仕組みは内申点の出し方と計算方法で確認できます。

  • テスト2〜3週間前から計画を組み直してくれるか。
  • 使っている教科書や学校のワークに合わせられるか。
  • 提出物や小テストの管理まで見てくれるか。

中3:高校受験・模試・志望校対策

中3になると、定期テストに加えて模試の結果や志望校の過去問が軸になります。オンライン塾でも、受験までの逆算計画を立ててくれるかが大事な判断材料です。

高校受験で塾を使い始める時期や、塾選び全体の考え方は高校受験の塾選び|中学生はいつから?が参考になります。

  • 模試の結果を見て、弱点の優先順位を一緒に決めてくれるか。
  • 志望校の過去問演習や、入試形式への慣れまで対応しているか。
  • 夏休みや冬休みの講習が別料金かどうか。

中3の夏以降から始める場合

中3の夏以降に始める場合は、全科目を一から学び直す時間は多くありません。模試や定期テストの結果から、点数を伸ばしやすい単元を優先しましょう。

オンライン塾なら、送迎の調整や通える教室探しの手間がなく、始めるまでが早いのも利点です。

一方で、途中から入ると講師との関係づくりに時間がかかります。体験の段階で、入試までの計画を具体的に示してもらいましょう。

部活と両立したい中学生

オンライン塾の最大の利点は、通塾の移動時間がないことです。部活から帰って夕食をとったあとでも、そのまま自宅で受講できます。

ただし、大会前や合宿の時期は勉強時間が大きく減ります。授業日の振替ができるか、忙しい週に合わせて計画を軽くできるかを事前に確認しておきましょう。

目的別の選び方:5教科・苦手科目・中高一貫校・ハイレベル・不登校

オンライン塾は、目的がはっきりしているほど力を発揮します。お子さんの状況に近いものから確認してください。

5教科まとめてか、苦手科目だけか

内申点を全体的に上げたいなら、5教科に対応している塾が安心です。一方で、数学だけ、英語だけといった苦手科目に絞れば、費用を抑えやすくなります。

オンライン塾の多くは、科目数に応じて料金が上がる仕組みです。まずは苦手な1〜2科目から始め、様子を見て増やす方法もあります。

中高一貫校に通う中学生

中高一貫校は、学校独自の教材や先取りカリキュラムで進むことが多いです。そのため、一般的な高校受験向けの塾とは求めるものが違います。

学校の教材に合わせて指導してくれるか、先取り範囲にも対応できるかを確認しましょう。中学の段階で高校範囲に入る場合は、高校生のオンライン塾の選び方も合わせて読むと判断しやすくなります。

難関高校を目指すハイレベル志向の中学生

難関高校を目指す場合は、講師が入試レベルの問題を扱えるかが最も重要です。体験授業で、志望校の過去問や応用問題を実際に質問してみるのが確実です。

また、ハイレベル層は勉強量が多くなりがちです。問題集の選び方や、解き直しの順番まで管理してくれる塾だと、効率を上げやすくなります。

学校に行きづらい・不登校の中学生

学校に行きづらい時期でも、自宅から受けられるオンライン塾は学びを続ける手段の一つになります。ただし、まずはお子さんの気持ちと体調を最優先にしてください。

文部科学省は、義務教育段階の不登校の児童生徒が自宅でICT等を使って学んだ場合の出欠の扱いを示しています。文部科学省の案内では、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとしています。

民間のオンライン塾を使えば自動的に出席扱いになるわけではありません。在籍校の先生やスクールカウンセラー、自治体の教育相談窓口に早めに相談しましょう。

塾を選ぶときは、無理のないペースに合わせてくれるか、講師を変えやすいかを重視すると安心です。

中学生のオンライン塾の料金の目安と安く抑えるコツ

中学生の塾代は、学年が上がるほど高くなる傾向があります。オンライン塾は教室の家賃などがかからない分、料金を抑えている塾もあります。

公立中学生の学習塾費は年間いくら?

文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」によると、公立中学生の学習塾費は次のとおりです。

学年学習塾費(年額)
中学1年133,647円
中学2年213,759円
中学3年341,220円
中学校平均230,385円

いずれも平均の金額です。塾に通っていない家庭も含めて計算されています。同じ調査では、塾費を支出した家庭だけの平均は年間約34万9千円でした。

中3の平均を12か月で割ると、月あたり約2万8千円になります。中3で急に塾代が増えるのは、受験対策の授業や講習が加わることが一因と考えられます。

月謝だけでなく年間の総額で比べる

「安い」オンライン塾を探すときは、月謝の安さだけで決めないことが大切です。次の費用も合わせて、1年間の総額で比べましょう。

  • 入会金・入塾金。
  • システム利用料や管理費(毎月かかることが多い)。
  • 教材費(塾の教材か、市販の参考書を自分で買うか)。
  • 夏期・冬期講習や受験直前の特別講座。
  • 科目を増やしたときの追加料金。

タイプ別の料金相場や安く抑える方法は、オンライン塾の料金相場と安い塾の選び方で詳しく解説しています。

失敗しない選び方:ランキングより確認したい7つのポイント

「おすすめランキング」の順位は、お子さんに合うかどうかとは別の話です。順位を見る前に、次の7つをチェックしておくと失敗しにくくなります。

  1. 授業の形式(1対1か、集団か、映像か)が子どもの性格に合うか。
  2. 対応科目と、5教科か苦手科目だけかを選べるか。
  3. 定期テスト前や部活の繁忙期に計画を変えられるか。
  4. 高校受験の志望校レベルに対応できる講師がいるか。
  5. 授業時間外に質問できるか、その範囲はどこまでか。
  6. 保護者に学習の様子が共有されるか。
  7. 入会金・月謝・講習費を含めた年間総額はいくらか。

1対1と集団ライブで迷ったら

質問が苦手な子や、苦手な単元がばらばらな子には1対1が向いています。分からないところで立ち止まり、自分のペースで進められるからです。

周りから刺激を受けたい子や、決まった時間割があるほうが動ける子には、集団ライブや少人数制が合うことがあります。

1対1は料金が高くなりやすいため、苦手科目だけ1対1にするなど、組み合わせて使う方法もあります。

口コミは「誰の声か」を見て読む

口コミを読むときは、学年や目的がお子さんと近い人の声かどうかを確かめましょう。難関校志望の中3と、苦手克服中の中1では、評価のポイントがまったく違います。

また、比較サイトやブログには広告を含む記事も多くあります。料金などの数字は、必ず公式サイトの最新情報で確認してください。

無料体験で確かめたいこと

多くのオンライン塾には無料体験や無料カウンセリングがあります。体験では、お子さん本人が「この先生となら続けられそうか」を感じられるかが一番の判断材料です。

通塾型も含めた塾選びの基本は、中学生におすすめの塾の選び方でも整理しています。

オンライン塾を続けるために保護者ができること

オンライン塾は、保護者の関わり方で続けやすさが変わります。つきっきりで見る必要はなく、環境づくりと週1回の声かけで十分です。

  • 受講する場所を決め、通信環境とイヤホン・カメラを整える。
  • 授業中はスマホを別の部屋に置くなど、家のルールを一緒に決める。
  • 週に1回、塾からの報告を見て「頑張ったこと」を具体的にほめる。
  • 成績が伸びない時期も、2〜3か月は様子を見てから判断する。

結果を急いで叱るより、計画どおりに進んだ週を認めるほうが続きやすくなります。気になる点は、子どもを通さずに塾へ直接相談しましょう。

選択肢の一つ:オンライン専門塾「ウィズスタディ」(中学生向け)

「計画が続かない」中学生には、学習管理が中心の塾も合います。オンライン専門塾「ウィズスタディ」は、その選択肢の一つです。

学習管理と1対1授業を組み合わせる仕組み

ウィズスタディは、公式サイトで「オンラインコーチング塾」と名乗る塾です。毎週の勉強計画づくりが基本で、ライト以上では週1回30分のコーチング面談も受けられます。

スタンダード以上のプランでは、これに60分の1対1個別授業が加わります。中学生は数学・英語・国語・理科・社会の5教科に対応しています。

  • 定期テスト前だけ、テスト対策用の計画に変更できる。
  • 部活の忙しさに合わせて計画を変えられる。
  • 中学生向けデジタル教材「aim@」がシステム利用料に含まれる。
  • 保護者には勉強時間や面談の内容が毎週共有される。
  • ほかの塾に通いながら学習管理だけ使うこともできる。

中学生の料金(2026年9月時点・公式サイトより)

料金は1科目ごとの月額で、科目ごとに別のプランを選べます。以下は2026年9月時点の公式サイトの料金ページの中学生向け料金です。

  • 超ライト:勉強計画づくり、勉強法の相談、自習室などが使える学習管理のみのプランです。
  • ライト:超ライトの内容に、週1回のコーチング面談と確認テストが加わります。
  • スタンダード:ライトの内容に、1対1個別授業(週1コマ60分)が加わります。
  • プレミアム:スタンダードの内容に、個別授業がもう1コマ加わります(週2コマ)。
プラン中学生の月額(税込)
超ライト5,980円
ライト14,080円
スタンダード24,750円
プレミアム34,650円

いずれも1科目あたりの月額です。このほか、中学生は入塾金27,500円(税込)と、毎月のシステム利用料3,950円(税抜)がかかります。教材費は0円ですが、市販の参考書は自分で用意します。

料金は変わる可能性があるため、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。セット料金やオプションはウィズスタディの料金の詳しい解説にまとめています。

向いている中学生・向いていない中学生

向いているのは、部活と両立しながら定期テストや高校受験の計画を立てたい中学生です。苦手な1科目だけ、学習管理だけといった使い方もしやすい料金体系です。

一方で、超ライトとライトは学習管理だけで、1対1の授業はありません。また「質問し放題」に問題の解説は含まれず、解説は有料オプションです。

公式サイトでは医学生や社会人などの講師陣と紹介されています。一方で、講師紹介の記事を見ると、大学生の講師や指導歴の浅い講師も在籍しています。講師の変更は無料で相談できるとされているので、合わないときは早めに伝えましょう。

本体のプランには最低契約期間がありません。まずは無料カウンセリングと無料体験(公式サイトでは主に7日間と案内)で、お子さんに合うか確かめてみてください。

中学生向けのプランや体験の流れは、ウィズスタディの公式サイトで確認できます。

ウィズスタディの無料体験・カウンセリングを見る

実際に利用した人の声の傾向や注意点は、ウィズスタディの評判・口コミまとめで詳しく紹介しています。

まとめ:中学生のオンライン塾は学年と目的で選ぶ

中学生のオンライン塾は、部活との両立や苦手科目の克服、高校受験対策に使いやすい選択肢です。大切なのは、学年と目的に合ったタイプを選ぶことです。

  • 中1・中2は定期テストと内申点、中3は高校受験の逆算計画を重視する。
  • 5教科か苦手科目だけかを決めてから、年間の総額で比べる。
  • ランキングより、授業形式・質問対応・保護者への共有を確認する。
  • 不登校の場合は、在籍校や相談窓口と連携しながら使う。

計画づくりから見直したい中学生は、ウィズスタディの無料体験で相性を確かめるのも一つの方法です。まずは体験を通して、お子さんが続けられる塾を見つけてください。