福島県の中学生が高校受験の目安にしている模擬試験が新教研もぎテストです。塾の案内で名前を見たものの、塾に通っていない家庭だとどう申し込むのかが分かりにくい試験でもあります。この記事では2026年度の日程と受験料、そして塾を経由せずに新教研もぎテストを受ける3つの方法を、主催団体の公式情報から整理します。
新教研もぎテストとは?福島県の中学生向けの模擬試験
新教研もぎテストは、福島新教育研究協会が実施している模擬試験です。公式サイトでは「中学1年生から中学3年生が受けられる高校受験の目安となる模擬試験」と説明されています。主催団体の所在地は福島県郡山市です。
特徴は偏差値の出し方にあります。公式サイトは、新教研もぎテストの偏差値を「福島県内の同学年の全生徒が受験したものとして平均点や偏差値を算出」していると書いています。つまり偏差値50が福島県の中学生の平均を指すように作られていて、回をまたいだ比較や教科どうしの比較ができます。
結果は個人成績票として返ってきます。設問別の詳細は県の正答率が高い順に並んでいて、自分の正誤と見比べられる形になっています。どの問題を落としたのかではなく、みんなが取れている問題を落としていないかが分かる並べ方です。
2026年度の新教研もぎテストの日程
公式サイトの年間予定では、中3は年8回、中1と中2は年3回です。学年によって日程がまったく違うので、学年の表を見てください。
中学3年生(全8回)
- 2026年7月4日(土)実施。結果発送は7月13日(月)です。
- 2026年8月8日(土)実施。結果発送は8月20日(木)です。
- 2026年9月12日(土)実施。結果発送は9月21日(月)です。
- 2026年10月10日(土)実施。結果発送は10月19日(月)です。
- 2026年11月7日(土)実施。結果発送は11月16日(月)です。
- 2026年12月5日(土)実施。結果発送は12月14日(月)です。
- 2027年1月6日(水)実施。結果発送は1月15日(金)です。
- 2027年1月30日(土)実施。結果発送は2月7日(日)です。
中3の回は1月6日を除いてすべて土曜日です。日曜に実施する県外の模試とは曜日が違うので、部活や習い事の予定と重なりやすい点に気をつけてください。
中学1年生・2年生(全3回)
- 2026年8月8日(土)実施。結果発送は8月20日(木)です。
- 2027年1月6日(水)実施。結果発送は1月18日(月)です。
- 2027年3月30日(火)実施。結果発送は4月9日(金)です。
中1と中2は夏と冬、そして学年の終わりの3回だけです。1月6日と3月30日は土曜ではないので、学校の予定表と照らし合わせておくと安心です。
新教研もぎテストの受験料は受け方で変わる
2026年10月時点の公式サイトでは、新教研もぎテストの受験料は次のとおりです。価格は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。
- 一般公開会場または学習塾で受ける場合は4,500円です。
- 自宅受験(日本国内)は5,500円です。
- 自宅受験(海外)は8,500円です。
自宅受験は会場より1回あたり1,000円高い設定です。問題の送付と答案の処理が個別になるためと考えられます。
返金については公式サイトが明確に書いています。原文は「一旦お支払いいただいた受験料は、いかなる理由を問わず返金いたしません」です。申し込んだあとに都合が悪くなっても戻ってこないので、日程を確かめてから払うようにしてください。
塾なしで新教研もぎテストを受ける3つの方法
公式サイトは受験方法を3つ挙げています。塾に通っていなくても、個人で申し込めます。公式サイトも「学習塾での受験のほか、個人での受験も可能」と書いています。
- 一般公開会場で受験します。申し込みは書店、新教研の窓口、オンライン決済のいずれかです。
- 学習塾で受験します。実施している塾に直接申し込む形で、成績票も塾から受け取ります。
- 自宅で受験します。問題が自宅に届き、答案を返送します。
塾に通っていない場合の選択肢は、実質的に一般公開会場か自宅受験の二択です。そして次に説明するとおり、この二択は回によって選べる幅が変わります。
書店で申し込む場合の締切の読み方
公式サイトの締切一覧を見ると、書店申し込みの締切は試験日の6日前の日曜日に揃っています。7月4日の回は6月28日(日)、12月5日の回は11月29日(日)、1月30日の回は1月24日(日)が締切です。1月6日(水)の回だけは例外で、12月24日(木)が締切になっています。
オンライン決済の締切は書店とは別の日付が決済方法ごとに定められています。コンビニ決済については「お支払いの期限はお申し込み日翌日から3日以内」と書かれていて、申し込みだけ済ませても入金が遅れると間に合いません。締切は必ず公式サイトの一覧で回ごとに確認してください。
一般公開会場は10月の3会場。他の回は自宅受験が現実的
ここが新教研もぎテストでいちばん見落とされやすいところです。公式サイトの一般公開会場のページに載っているのは10月の回の3会場だけで、いずれも実施月の欄が「10月」になっています。
- 福島会場は学法福島高校(福島市御山町9-1)です。
- 郡山会場は帝京安積高校(郡山市安積町日出山字神明43)です。
- いわき会場は磐城第一高校(いわき市内郷御厩町上町11)です。
中3の回は年8回あります。つまり塾に通っていない生徒が会場で受けられるのは、公開されている範囲では10月の1回だけということになります。残りの7回も受けたいなら自宅受験を選ぶことになります。会場の案内は回ごとに更新される可能性があるので、受けたい回の前に公式ページを見直してください。
時間割は会場によって違います。郡山会場は受付8:30から、福島会場といわき会場は受付9:10からで、5教科を午前と午後に分けて実施します。持ち物については3会場とも「上履きをご持参下さい」と案内されています。
自宅受験で新教研もぎテストを受けるときの注意点
自宅受験には会場受験と違う点が3つあります。受ける前に知っておきたい内容です。
1つ目は個人成績票に受験者順位が出ないことです。公式サイトは「自宅受験にて受験された方の個人成績票には、受験者順位は表示されません」と明記しています。偏差値は出ますが、何番目かという数字は手元に残りません。
2つ目は問題が届くタイミングです。公式サイトは「実施予定日の午前中に到着いたします」と書いています。先に問題を受け取って予習しておくことはできない仕組みです。実施日の午前に届いてから解く流れになります。
3つ目は答案の返送が受験者の負担であることです。送料は自分で払います。海外から受ける場合は郵送のほかスキャン画像での提出も認められています。
順位が出ないことを気にしすぎる必要はありません。偏差値は福島県の同学年全体を母集団として計算されるので、自宅受験でも県内での位置は読み取れます。自宅で受ける場合は、始める時刻を決めて5教科を通しで解く形に近づけるのがおすすめです。
成績票の次に確認したいこと
新教研もぎテストの偏差値は、志望校を考える材料のひとつです。ただし福島県立高校の選抜では調査書の内容も見られます。内申点の仕組みそのものは内申点の出し方と計算方法の記事で確認してください。学校で受ける実力テストとの違いは中3実力テストの記事にまとめています。
入試の日程については注意が必要です。新教研の受験情報ページには「現中3生の令和9年度入試日程は決定次第掲載いたします」と書かれています。福島県教育委員会は令和9年度の基本方針と日程、実施要綱をPDFで公開していますが、ページ本文には日付が載っていません。日程を確かめるときはPDFの原本を開いてください。
他の県にも同じ役割の模試があります。栃木県の下野模試、福岡県のフクト、東京都と神奈川県のV模擬は、いずれも地域の受験者を母集団にした模試です。引っ越しなどで県をまたぐときは、その県の模試に切り替えるのが基本になります。
新教研もぎテストを受ける前の確認リスト
- 受けたい回の実施日を学年の年間予定で確認します。
- 会場で受けるのか自宅で受けるのかを決めます。
- 選んだ受け方の受験料と締切を公式サイトで確認します。
- 締切に間に合うよう、入金まで済ませます。
- 会場で受けるなら上履きと参加証を用意します。
受験料は返ってこない決まりです。日程と受け方を決めてから申し込むようにしてください。
一次情報の確認先
- 福島新教育研究協会 公式サイトで主催団体と試験の概要を確認できます。
- 新教研もぎテスト 受験方法に受験料と締切の一覧が載っています。
- 福島県教育委員会 令和9年度入学者選抜に関することに入試の基本方針と実施要綱のPDFがあります。