フクトとは?2026年度の日程・受験料と自宅受験の注意点

福岡県で高校受験を控えているなら、フクトの名前を一度は聞いたことがあるはずです。ただ、塾から案内が来る形で知る人が多く、塾に通っていない家庭には情報が届きにくいテストでもあります。

この記事では、2026年度のフクトの日程と受験料、塾を通さずに申し込む方法を公式サイトの情報で整理します。あわせて、自宅で受ける「おうちでフクト」が会場受験と何が違うのかもはっきりさせます。

フクトとは?福岡県最大規模の公開実力テスト

フクトは、福岡県の中学生を対象に行われている公開実力テストです。公式サイトは「福岡県最大規模の公開実力テスト」と説明しています。運営はFUKUTO Corporationで、所在地は福岡市中央区薬院です。

公式サイトによると、60年以上にわたって実施され、延べ500万人の中学生が受験してきました。毎年約10万人の中学生が利用しているとされています。県全体での学力の位置と、志望校の合格可能性を知るためのテストです。

出題科目は学年で違います。3年生は国語・数学・社会(地理・歴史)・理科・英語の5教科です。1年生と2年生は国語・数学・英語の3教科です。

2026年度フクトの日程は?中3は10回、中1・中2は5回

結論から書くと、2026年度の中3は5月から1月まで計10回、中1・中2は計5回です。公式の開催カレンダーに載っている中3の日程は次のとおりです。

  • 第1回は5月10日(日)、第2回は6月7日(日)です。
  • 第3回は7月19日(日)、第4回は8月23日(日)です。
  • 第5回は9月13日(日)、第6回は10月4日(日)です。
  • 第7回は10月25日(日)、第8回は11月22日(日)です。
  • 第9回は12月13日(日)、第10回は1月10日(日)です。

中1・中2は6月7日(日)、8月23日(日)、10月4日(日)、12月13日(日)、3月14日(日)の5回です。学年が上がると回数が倍になるため、中3は「どの回を受けるか」を選ぶ発想が必要になります。

中3にはこのほかに「そっくり模試」が2月14日(日)に予定されています。公式サイトは、そっくり模試を県入試とまったく同じ時間割で行う入試体験と説明しています。

申込期間は実施日の1週間前に締め切られる

フクトの申込期間は回ごとに決まっています。たとえば第7回(10月25日)の申込期間は10月6日(火)から10月18日(日)までです。

第8回(11月22日)は10月27日(火)から11月15日(日)まで、第9回(12月13日)は11月24日(火)から12月6日(日)までです。いずれも実施日の1週間前には締め切られます。気づいたときには締め切りが過ぎているということが起きやすいので、受ける回を先に決めておくのが安全です。

フクトの受験料は?事前申込と当日受付で300円違う

公式サイトによると、受験料は事前申込と当日受付で300円違います。学年と月によっても金額が変わります。

  • 3年生は事前申込3,900円、当日受付4,200円です。
  • 1・2年生の6月と10月は事前申込2,900円、当日受付3,200円です。
  • 1・2年生の8月・12月・3月は事前申込3,400円、当日受付3,700円です。
  • そっくり模試は事前申込3,900円、当日受付4,200円です。

中3が全10回を事前申込で受けると、受験料だけで39,000円になります。公式サイトには会員向けの割引制度も案内されています。金額は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで確認してください(2026年10月時点・公式サイトの記載)。

受験料のほかに、受験校の検定料や入学金もかかります。1年間にかかるお金の全体像は高校受験の費用の記事にまとめています。

塾に通っていなくてもフクトは受けられる

結論として、塾に通っていなくてもフクトは受けられます。塾の生徒でない人は「一般生」として申し込みます。

公式サイトの申込方法のページでは、一般生の事前申込は「フクトストア」を通じて受け付けると案内されています。支払いはクレジットカード、コンビニ決済、PayPayから選べます。

事前に申し込むと、テスト会の5日前ごろに受験票が発送されます。会場は北九州・筑豊・福岡・筑後の4地区にあり、東筑紫学園高校や中村学園高校など県内の高校が使われています。

当日受付も用意されていますが、受験料は300円高くなります。会場や席の都合もあるため、事前申込のほうが確実です。

自宅で受ける「おうちでフクト」は結果の扱いが違う

ここがいちばん注意したい点です。自宅で受ける「おうちでフクト」は、会場受験と結果の扱いが違います。

公式サイトは、おうちでフクトを「テスト会当日に会場にてご受験できない方がご自宅にてテスト会の問題にチャレンジできるもの」と説明しています。問題はテスト会の実施日より後に届きます。

そのうえで公式サイトは、得られた偏差値や合格可能性判定について「参考値としてとどめてください」と明記しています。通常の実施とは条件が異なるためです。数字は出ますが、会場受験と同じ重みでは読めないということです。

答案の返送には返信用封筒を使い、送料は自己負担と案内されています。成績は実施推奨日から2週間前後で届くとされています。

また、中3向けのそっくり模試の案内ページには「会場限定」と書かれています。本番と同じ時間割を体験する回は、会場で受ける前提で予定を立ててください。

成績資料はいつ届く?紙とWEBで時期が違う

成績資料が手元に来る時期は、紙とWEBで違います。ここを知らないと、面談に資料が間に合わないことがあります。

公式サイトのよくある質問では、紙の成績資料はテスト会終了後の約2〜3週間後に送られると案内されています。WEB成績資料を使える場合は、実施日から約1週間後に見られるとされています。

三者面談や進路希望調査の提出が近いなら、この2〜3週間の差が効いてきます。面談で見せたい回は、紙の資料が間に合うかを逆算して選んでください。

なお、志望校を決める材料は模試の偏差値だけではありません。内申点の仕組みは都道府県で違うため、内申点の出し方と計算方法も合わせて確認しておくと判断しやすくなります。

福岡県の入試日程から受ける回を逆算する

フクトの日程は、福岡県の入試日程と並べて見ると使いやすくなります。福岡県教育委員会は、令和9年度(2027年度)県立高校入学者選抜の日程を公表しています。ページ本文に載っている日付は次のとおりです。

  • 一般入学者選抜の入学願書受付は2月10日(水)から2月19日(金)正午までです。
  • 志願先変更の受付は2月22日(月)から2月26日(金)正午までです。
  • 一般入学者選抜の学力検査は3月9日(火)です。
  • 推薦入学者選抜などの面接・作文・実技試験は2月2日(火)から2月3日(水)です。
  • 合格発表は3月18日(木)午前9時です。

願書受付が2月10日に始まるため、志望校を決める材料は1月までに揃えることになります。その意味で、第9回(12月13日)と第10回(1月10日)は重みが違います。自宅受験ではなく会場で受けたい回も、この2回です。

推薦を考えている場合は、面接が2月上旬にあるため準備がさらに早まります。1月の結果を待ってから動くのでは間に合いません。

他の地域にも同じ役割の模試がある

フクトのように、県内の受験者を集めて合格可能性を判定する模試は各地にあります。引っ越しなどで県をまたぐときは、その地域の模試を探すところから始めてください。

北海道では道コン(北海道学力コンクール)、愛知県では愛知全県模試が同じ役割を担っています。東京都と神奈川県ではV模擬(Vもぎ)が使われています。栃木県では下野模試(下野新聞模擬テスト)が同じ役割です。同じ九州の鹿児島県では鹿児島県統一模試がこれにあたります。

どの模試でも、確認する順番は同じです。申込期間、受験料、自宅受験ができるか、成績資料がいつ届くかの4つを先に調べておけば、受ける回を落ち着いて選べます。フクトについては、まず公式サイトの開催カレンダーで次の申込期間を確認してください。

参考: フクト公開実力テスト会「開催カレンダー」/フクト公開実力テスト会「おうちでフクト」/福岡県教育委員会「令和9年度福岡県立高等学校入学者選抜日程」