白ゆりテストとは?2026年度の日程・受験料と塾に通わない人の受け方

岩手県の中学3年生が高校受験に向けて受ける模試の代表が、白ゆりテストです。公式サイトは「岩手県受験者数33年連続No.1」とうたっています。ただし具体的な受験者数は書かれていません。

この記事では、2026年度の中3向け白ゆりテストの日程、受験料、塾に通っていない人の受け方を整理します。あわせて、第3回から始まる「REAL総合判定」と、岩手県立高校入試の日程との関係も説明します。根拠は主催者と岩手県教育委員会の公開情報だけで、公式に書かれていないことは「書かれていない」と記しました。

白ゆりテストとは?主催と対象

白ゆりテストを主催しているのは株式会社白ゆりで、問い合わせ先は白ゆりテスト事務局です。所在地は岩手県盛岡市みたけ6-1-50と書かれています。

事務局の電話は019-681-2983で、受付は9時から17時です。土日祝日は休みとされています。電話で問い合わせられる点は、メールだけを窓口にしている模試とは違うところです。

この記事で扱うのは中3向けのテストです。公式サイトには、現在の中2が受ける「新中3白ゆりテスト」も載っています。申し込むときは学年を間違えないようにしてください。

白ゆりテストの2026年度の日程は中3が年5回

公式サイトの日程表に載っている中3の実施日と申込締切は、次のとおりです。

  • 第1回 8月23日(日)、申込締切8月6日(木)。
  • 第2回 10月4日(日)、申込締切9月18日(金)。
  • 第3回 11月29日(日)、申込締切11月18日(水)。
  • 第4回 1月10日(日)、申込締切12月23日(水)。
  • 第5回 2月7日(日)、申込締切1月27日(水)。

5回とも日曜日の1日だけで実施されます。曜日は2026年と2027年のカレンダーと一致していることを確認しました。

気をつけたいのは、申込締切が実施日の10日以上前に来ることです。たとえば第4回は1月10日の実施ですが、締切は12月23日です。冬休みに入ってから申し込もうとすると間に合いません。

この記事を書いている時点で、第1回と第2回は終わっています。今年度これから受けられるのは第3回・第4回・第5回の3回です。第3回は締切前で、まだ申し込みを受け付けています。

第3回から始まる「REAL総合判定」とは

第3回から第5回には「REAL総合判定」がつきます。テストの得点に調査書点を足して、合格判定を出す仕組みです。

公式サイトの説明によると、岩手県の公立高校の一般入試は、学力検査点と調査書点の合計で選抜されます。どちらも500点満点で、合わせて1000点満点が基本です。

ただし、学力検査と調査書の比率は高校ごとに決まっています。公式サイトには、7対3、6対4、5対5、4対6、3対7のいずれかだと書かれています。REAL総合判定は、この志望校ごとの比率に合わせて点数を換算して判定するそうです。換算の計算式そのものは公開されていません。

調査書点は自分で計算して持っていく

調査書点は、公式サイトのシミュレーターで試算できると案内されています。中学校が3学期制か2学期制かに合わせて計算します。

そのうえで、計算した調査書点を受験票に書いて、テスト当日に持参する必要があります。通知表の評価をもとに計算するので、第3回の前に手元にそろえておきましょう。内申点の考え方に自信がなければ、内申点の出し方と計算方法も参考になります。

白ゆりテストの受験料

受験料は会場受験と自宅受験で違います。公式サイトの申込ページに載っている中3の金額は次のとおりです。

  • 会場受験の単回(第3回)は4,400円(税込)。
  • 会場受験の3回一括(第3回〜第5回)は13,200円。
  • 会場受験の合格パック(3回一括と中3過去問題)は15,200円。
  • 自宅受験の単回(第3回)は5,200円。リスニングCD付きは5,700円。
  • 自宅受験の3回一括は15,600円。CD付きは17,100円。

会場受験の単回は「税込」と書かれています。一方、自宅受験の商品一覧には「税込」の表記が見当たりませんでした。金額を比べると、3回一括にしても1回あたりの値段は単回と同じ4,400円です。

支払いは、クレジット決済、コンビニ決済、キャリア決済から選べます。コンビニ決済には250円の手数料がかかり、請求額に含まれると書かれています。申し込み後のキャンセルは受け付けていません。模試代は年に何回も積み上がるので、高校受験にかかる費用の全体像とあわせて見積もっておくと安心です。

塾に通っていない人の受け方は3つ

公式サイトの案内を合わせると、受け方は次の3つに分かれます。

  • 事務局が用意する「一般会場」で受ける。
  • 白ゆりテストを実施している塾の「実施塾会場」で受ける。
  • 問題を家に送ってもらう「自宅受験」で受ける。

一般会場はホームページから申し込む

一般会場は、公式サイトの申込ページで会場を選んで申し込みます。第3回の一般会場は、盛岡、久慈、二戸、花巻、北上、奥州、一関、大船渡、宮古など、県内の各地に用意されています。

この記事を書いている時点で、第3回の一部の会場は「品切れ中」と表示されていました。希望の会場があれば、早めに申し込むのが安全です。会場の変更は、締切日までに事務局に電話すればできると案内されています。ただし満席の会場には変えられないことがあります。

受験票は、申し込みから1週間ほどで普通郵便で届くとされています。

塾の会場で受けたいときは塾に直接申し込む

公式サイトのよくある質問には、塾に通っていなくても塾会場で受験できるかという問いがあります。答えは「希望される塾に直接お問い合せください」です。申し込みと支払いも塾に直接行うと書かれています。

自宅受験は問題が家に届く

自宅受験では、実施日に問題一式が届くように送られてきます。解答用紙と志望校記入用紙は、付属の返信用封筒で事務局に送り返します。提出の期限は約1週間です。

県外に住んでいる人も、自宅受験で受けられると案内されています。また、当日に会場へ行けなくなった場合は、当日の17時までに連絡すれば自宅受験に切り替えられます。そのときは1回につき800円、CD付きは1,300円が追加になります。

試験科目と当日の流れ

科目は国語・数学・社会・英語・理科の5教科です。英語には毎回リスニングテストがあります。一般会場の時間割は次のとおりです。

  • 着席 9時40分。
  • 国語 10時00分〜10時50分。
  • 数学 11時05分〜11時55分。
  • 社会 12時10分〜13時00分。
  • 昼食のあと、英語 13時40分〜14時30分。
  • 理科 14時45分〜15時35分。

持ち物は筆記用具、コンパス、定規、受験票、昼食です。鉛筆やシャープペンシルの芯は、HBかBと指定されています。会場によっては上履きが必要になる場合があります。

一方で、各教科の配点や満点は、確認したページのどこにも書かれていませんでした。満点は模試によって違います。かとうもし(香川県)は各教科50点満点、長崎県一斉模試は各教科100点満点です。点数を別の模試と比べず、偏差値で見るのが基本です。偏差値の読み方は、V模擬の解説記事で整理した偏差値の見方がそのまま使えます。

成績票でわかること

成績票には、得点、順位、偏差値と、志望校ごとの合格判定が載ります。公立と国私立の志望校がA〜Dの4段階で判定され、合格可能性もパーセントで示されると説明されています。

小問ごとの正誤表、解答用紙の画像、領域別や観点別の分析もつきます。成績票の発送予定日は、試験の後に配られる「正答とアドバイス」の裏面に書かれるそうです。自宅受験の場合は、提出の締切からおよそ1週間で届くとされています。

岩手県立高校入試の日程と、白ゆりテストを受ける時期

岩手県教育委員会は、令和9年度の県立高校入学者選抜の日程を公表しています。一次募集(一般入試・特色入試)の日程は次のとおりです。

  • 本検査 3月4日(木)・5日(金)。
  • 追検査 3月10日(水)・11日(木)。
  • 合格者発表 3月15日(月)。

二次募集は3月23日(火)に検査、3月25日(木)に合格者発表です。出願の期間は、この日程のページには書かれていません。

模試の日程と重ねると、2月7日の第5回は、本検査のおよそ4週間前にあたります。第3回から第5回まではREAL総合判定がつくので、3回続けて受けると判定の変化を追えます。調査書点を入れた判定は、志望校を最終的に決める材料になります。

日程は年度ごとに変わるので、岩手県教育委員会の令和9年度入学者選抜日程で原本を確かめてください。

白ゆりテストを申し込む前に確認したいこと

最後に、申し込む前に確かめておきたい点をまとめます。

  • 受けたい回の申込締切。実施日の10日以上前に締め切られます。
  • 一般会場に空きがあるか。品切れの会場があります。
  • 調査書点の計算。第3回からは受験票に書いて持参します。
  • 自宅受験の金額が税込かどうか。商品一覧には表記がありません。
  • 各教科の配点。公式サイトでは確認できませんでした。

わからない点は、平日の日中に事務局へ電話で問い合わせられます。返ってきた成績票では、判定の記号よりもどの単元で落としたかを1つずつ拾うほうが次につながります。最新の日程と申し込みは白ゆりテストの公式サイトで確認してください。