ゲーム英会話(ゲーミング英会話)の効果は?小学生の注意点と選び方

ゲーム英会話(ゲーミング英会話)の効果は?小学生の注意点と選び方

「ゲームが大好きなお子さんなら、英語も楽しく学べるのでは?」と、ゲーム英会話が気になっている保護者の方もいるでしょう。ゲーム英会話(ゲーミング英会話)は、オンラインで講師と一緒にゲームをしながら英語で話すレッスンです。この記事では、小学生に期待できる効果と、ゲーム英会話だけでは身につきにくいこと、始める前の注意点を整理します。口コミに見られる傾向や、教室を選ぶときの確認ポイントもあわせて紹介します。

ゲーム英会話(ゲーミング英会話)とは?

ゲーム英会話は、講師と同じゲームに入り、遊びながら英語でやり取りするオンラインレッスンです。「ゲーミング英会話」と呼ばれることも多く、この名前をそのままサービス名にしているスクールもあります。

レッスンの進め方と使われるゲーム

一般的には、Zoomなどのビデオ通話で講師とつながりながら、同じゲームの中で一緒に遊びます。使われるゲームは、マインクラフト(マイクラ)やフォートナイト、Roblox(ロブロックス)などが中心です。

「一緒に家を建てよう」「敵が来たから隠れて」といった作戦のやり取りを、英語で行います。お子さんが言葉に詰まったときは、講師が表現を教えたり、簡単な言い方に言い換えたりしてくれます。

ゲームソフトやゲーム機、パソコンは家庭で用意する形が一般的です。マンツーマンのほか、少人数のグループで受けられるスクールもあります。

費用の目安

料金はスクールやコースによって違います。例として、ゲーミング英会話の公式サイトでは、1回50分のマンツーマンが月4回で12,100円(税込)です。最大3名のグループレッスンは、月4回で9,350円(税込)と案内されています(2026年9月時点)。

料金やコースは変わることがあります。申し込む前に、各スクールの公式サイトで最新の情報を確認してください。

小学生がゲーム英会話で期待できる4つの効果

いちばん期待できるのは、英語を話すことへの抵抗が減り、楽しく英語に触れる時間が増えることです。一方で、テストの点数や英検の合格に直結する力が、短期間で伸びるとは限りません。

英語で話すハードルが下がる

「間違えたら恥ずかしい」という気持ちから、英語を口にするのをためらうお子さんは少なくありません。ゲーム英会話では「このステージをクリアしたい」という目的があるので、英語は伝えるための道具になります。

ゲームの中では、単語ひとつでも通じる場面がたくさんあります。完璧な文でなくても、まず口に出してみる経験を重ねやすいのが特長です。

好きなゲームだから続けやすい

英語は、続けられるかどうかで結果が大きく変わります。お子さんが好きなゲームを題材にすると、レッスンの日を楽しみにしやすく、英語に触れる時間を確保しやすくなります。

「やる気」に頼らず学びを続ける工夫は、やる気に頼らず勉強したくなる仕組みの作り方でも紹介しています。

場面と結びついた表現を覚えやすい

ゲームの中では「Over there!(あそこだよ)」「Let’s build a house.(家を建てよう)」のように、目の前の状況に合わせて英語を使います。画面の動きと一緒に使った表現は、場面ごと思い出しやすいでしょう。ただし、覚える表現はゲームでよく使うものに偏りがちです。

学校の「聞くこと・話すこと」の土台になる

小学校では、2020年4月に新しい学習指導要領が全面実施されました。3・4年生は「外国語活動」を年35単位時間、5・6年生は教科の「外国語」を年70単位時間学びます。

文部科学省の資料(2019年9月の教育課程部会)では、小学校で学ぶ語数を600〜700語程度としています。授業では聞いたり話したりする活動も多いので、英語の音に慣れておくと授業にも安心して参加しやすくなるでしょう。

ゲーム英会話の注意点と身につきにくいこと

ゲーム英会話は話す練習には向いていますが、文法や読み書きまで身につけるには別の学習が必要です。ゲームならではの年齢条件や機材の準備も、始める前に確認しておきましょう。

ゲームに夢中で英語の量が減ることがある

楽しさは大きな魅力ですが、プレイに集中しすぎて、ほとんど話さずに終わる日もあります。講師がどれだけ英語を引き出してくれるかで、レッスンの中身は大きく変わります。

文法や読み書きは別に学ぶ必要がある

ゲーム中の会話はテンポが大事なので、細かい文法の間違いはその場で直されないこともあります。中学校に入ると文法や読み書きの比重が大きくなり、定期テストや英検でも正確さが問われます。ゲーム英会話は「話す練習」と考え、ほかの教材と組み合わせるのが現実的です。

ゲームの年齢条件とチャット設定を確認する

ゲームには、それぞれ年齢区分や利用規約上の年齢条件があります。フォートナイトを提供するEpic Gamesでは、13歳未満などの子どものアカウントは機能限定アカウントになります。保護者が同意するまで、ボイスチャットや自由入力のテキストチャット、課金などが使えない仕組みです。

Robloxも、公式ヘルプによるとチャット機能を使うには年齢確認が必要です。レッスンでゲーム内の機能をどう使うのか、保護者の設定が必要かどうかを、体験の段階で確認しておくと安心です。

機材・通信環境とゲーム時間のルール

安定したインターネット回線、ゲームが動く端末、マイク付きのヘッドセットなどが必要です。手持ちのパソコンで動かない場合は、機材をそろえる費用もかかります。推奨環境はスクールによって違うので、申し込み前に確認しましょう。

また、レッスンをきっかけにゲームの時間が増えすぎないよう、家庭でのルールもあらかじめ話し合っておくと安心です。

マイクラ英会話やフォートナイト英会話の口コミは?

保護者の体験談やブログを見ると、楽しく続けられる点を評価する声が多い一方で、英語の伸びが見えにくいという声も見られます。ここでは個別の声ではなく、よく見られる傾向をまとめます。

楽しみにして続けられるという声

良い面では、英語の習い事を嫌がっていた子が、ゲームのレッスンは楽しみにしているという声がよく見られます。間違いを気にせず英語を口に出すようになった、ゲームでよく使う単語を覚えた、という感想も目立ちます。

英語が少ない、効果が見えにくいという声

気になる面としては、ゲームに夢中になって英語の会話が少なかったという声があります。覚えるのがゲーム用語に偏る、普通のオンライン英会話のほうが伸びを実感できた、という感想も見られます。講師によって進め方に差がある、という指摘もあります。

どちらの声からも、効果はゲームそのものより、講師の進め方と家庭での使い方で変わることが分かります。

ゲーム英会話の効果を高めるには?教室選びと家庭での工夫

効果を左右するのは、講師が英語を引き出してくれるかどうかと、レッスン後の家庭での振り返りです。

体験レッスンで確認したいポイント

無料体験を用意しているスクールもあるので、入会前に一度受けてみるのがおすすめです。体験では、次の点を見ておきましょう。

  • 講師が英語で質問し、お子さんの発話を引き出しているか。
  • 困ったときに、日本語で補ってもらえるか。
  • マンツーマンか、少人数のグループか。
  • お子さんが遊びたいゲームで、年齢に合っているか。
  • レッスン後に、使った表現のフィードバックがあるか。

保護者が近くで様子を見て、お子さんが英語を話している時間を確かめておくと、入会するかどうかを判断しやすくなります。

レッスン後に「今日の英語」を振り返る

レッスンのあとに「今日はどんな英語を使ったの?」と聞き、出てきた表現を一緒に言ってみましょう。それだけでも、覚えた英語が定着しやすくなります。ノートに1〜2個書き残しておくと、あとから見返せます。

責めずに声をかける関わり方は、親ができる声かけと関わり方の記事も参考になります。

読み書きと文法はほかの教材と組み合わせる

読む・書く力や文法は、学校の授業やドリル、通信教育などで補いましょう。小学生向けのタブレット教材を比べたいときは、スマイルゼミとチャレンジタッチの比較が参考になります。中学英語の文法に備えるなら、中学生向けの参考書・問題集の選び方も役立ちます。

ゲーム英会話が向いている子・向いていない子

ゲームが好きで、英語に苦手意識があるお子さんには、最初の一歩として向いています。反対に、短期間でテストの点を上げたい場合は、ほかの方法を優先したほうがよいでしょう。

向いている子

  • ゲームが好きで、英語の習い事が続かなかった子。
  • 間違いを怖がって、英語を話すのをためらいがちな子。
  • まずは英語に触れる時間を楽しく増やしたい家庭。

ほかの方法も考えたい子

  • 英検や中学のテストに向けて、文法や読解の力を短期間で上げたい子。
  • ゲームを始めるとやめられず、時間の約束が守りにくい子。
  • 画面越しより、対面で先生と話すほうが落ち着く子。

中学生・高校生が使うなら

中学生や高校生にとっても、ゲーム英会話は話す練習の補助として役立ちます。ただ、定期テストや受験では文法と読解が中心になるので、そちらの勉強を優先しましょう。自宅で受験対策も進めたいなら、オンライン家庭教師の比較もあわせて検討できます。

まとめ

ゲーム英会話は、英語を話す楽しさを知る入り口として役立つ学び方です。

  • 期待できるのは、話すことへの抵抗が減り、英語に触れる時間が増えること。
  • 文法や読み書きは身につきにくいので、ほかの教材と組み合わせる。
  • ゲームの年齢条件やチャット設定、機材、ゲーム時間のルールを先に確認する。
  • 体験レッスンで、講師が英語を引き出しているかを見る。

お子さんの「好き」を上手に生かしながら、英語の学びを広げていきましょう。