筆記1 短文の語句空所補充
A: What ( ) is it today?
B: It's Tuesday.
- time
- month
- color
- day
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正解4day
Bが「火曜日です」と答えているので、曜日をたずねる What day is it today?(今日は何曜日ですか)になります。time なら時刻、month なら月をたずねる文です。曜日・月・時刻をたずねる言い方は5級の定番です。
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英検5級は、英語を習い始めた人が最初に目標にする級で、筆記とリスニングのマークシート試験だけで合否が決まります。年齢制限はなく、小学生や未就学の子どもも多く受けています。
英検5級は、日本英語検定協会が「中学初級程度」とする、いちばんやさしい級です。中学1年生で習う英語の範囲で、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルは判定されません。
級の下の言葉は、協会が示す各級の目安(〜程度)です。A1〜C1は、その級に合格した人が判定されるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルの目安です。4技能すべてのスコアがそろったときに成績表に表示されます。
実用英語技能検定(英検)の5級は、協会の目安では「中学初級程度」、つまり中学1年生で習う英語の範囲です。協会はこの級を「英語の学習を始めて最初の目標となる級」と位置づけ、「初歩的な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができる」ことを求めています。
審査基準を技能ごとに見ると、次のようになります。
出典:日本英語検定協会「5級 試験内容」、日本英語検定協会「各級の審査基準」
「書く」が基準にありますが、5級の試験には英文を書く問題はありません。筆記試験はすべて選択肢から選ぶマークシート形式です。
具体的には、あいさつ、自己紹介、家族、学校、曜日や月、天気、時刻、好きなものといった身近な話題を、短い英文で読んだり聞いたりできれば合格圏です。文法は、be動詞(am・is・are)、一般動詞と3人称単数の -s、疑問詞(what・where・when など)、can、現在進行形、命令文あたりが中心になります。
協会は必要な単語数を公表していません。旺文社系の学習メディアなど多くの資料が「約600語」としていて、これが最もよく使われる目安です。「300〜600語」とする学習サイトもあります。いずれも出版社や塾の推定で、「数百語の身近な単語」という程度の目安です。
出典:旺文社 英語の友(英検5級の単語数)、ESL club(英検5級のレベル)
5級にはCEFRのレベルがつきません。協会は4級・5級を「CEFR算出範囲外」としていて、成績表にもCEFRは表示されません。インターネット上には「5級はA1の下のほう」といった説明もありますが、公式の対応ではありません。協会の資料では、CEFRのA1は3級に相当すると説明されています。
ほかの英語試験との比較も同じです。文部科学省が公表している各試験とCEFRの対照表はA1以上が対象で、5級は載っていません。TOEICなどの点数に置き換える根拠もありません。
出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアとは」、日本英語検定協会「統合報告書2025(コラム)」、文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表(平成30年3月)」
年齢制限や受験資格はありません。どの級からでも受験できます。5級も同じで、未就学の子どもが受けることもできます。
5級だけの年齢別の人数は、現在は公表されていません。少し古いデータですが、2010〜2013年の合計では、5級の志願者のうち87.7%が学生で、その学生のうち96.5%が小学生と中学生でした。受験者の大半が小中学生だとわかります。
小学生の英検受験は増えています。協会によると、2024年度に英検を受けた小学生は全級あわせて375,991人で、10年間で約1.5倍になりました。
何年生で受けるべきかという決まりはありません。学年よりも、「英語の文字を目で追って読めるか」「30分近く座って問題に向かえるか」の2点が判断の目安になります。
出典:日本英語検定協会「5級 試験内容」、English Navi(英検5級のデータ)、日本英語検定協会「統合報告書2025(コラム)」
英検Jr.は、協会が実施している子ども向けの別のテストです。合否がなく、正答率で到達度を確かめるしくみになっています。5級より手前の段階として使われることが多いので、違いを表にまとめます。
| 項目 | 英検Jr. | 英検 |
|---|---|---|
| テストの性格 | 学習の到達度テスト。合否はなく、正答率を表示(80%以上が目安) | 資格試験。合否があり、履歴書にも書ける |
| 問題の形式 | リスニングが中心。Silver・Goldでは一部に文字を読む問題 | 筆記(読む)とリスニング。どちらもマークシート |
| グレード | Bronze・Silver・Gold | — |
| よく受ける年齢2013年度に最も多かった年齢層 | Bronze 6〜 Silver 8〜 Gold 9〜 | 小学生・中学生が中心 |
出典:クラウティ(英検Jr.とは)、English Navi(英検5級のデータ)
文字をまだ読めない子は、英検Jr.のほうが力を出しやすいでしょう。民間の学習サイトでは「Silverで80%以上取れたら5級に挑戦できる」「Goldで80%以上取れて、文字の学習もしていれば5級へ」といった目安が紹介されています(公式の基準ではありません)。
5級の一つ上が4級(中学中級程度)、その上が3級(中学卒業程度)です。3級からは英作文と面接が加わるので、5級・4級とは試験の性格が大きく変わります。
| 項目 | 5級 | 4級 | 3級 |
|---|---|---|---|
| レベルの目安 | 中学初級程度 | 中学中級程度 | 中学卒業程度 |
| CEFR | 判定なし | 判定なし | A1 |
| 単語数の目安出版社などの推定 | 約600語 | 約600〜1,300語 | 約2,100語 |
| 問題数 | リーディング | リーディング | リーディング |
| 試験時間 | 筆記 | 筆記 | 筆記 |
| 一次の合格点 | 419満点850 | 622満点1,000 | 1,103満点1,650 |
| 話す力の試験 | スピーキングテスト(任意・ | スピーキングテスト(任意・ | 二次試験の面接(約5分) |
| 検定料(本会場) | 4,000円 | 4,600円 | 6,800円 |
出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアとは」、日本英語検定協会「速報 2026年度 実用英語技能検定(英検)検定料を一律100円引き下げ」、日本英語検定協会「5級 試験内容」
国の目標では、中学校を卒業するまでにCEFR A1(英検3級相当)以上の力をつけることが掲げられていて、5級・4級はそこへ向かう途中の段階にあたります。
6級・7級は2026年度第3回から導入予定でしたが、協会が2026年7月31日に導入延期を発表しました。新しい導入時期は未定です(次期学習指導要領の審議動向を踏まえて検討)。現在の級は5級〜1級の8つです。当面は、5級が英検でいちばんやさしい級です。
英検5級は、筆記とリスニングの一次試験(筆記25分・リスニング約20分)だけで合否が決まります。問題はリーディング25問・リスニング25問の合計50問で、すべてマークシートで答えます。面接はなく、話す力は任意のスピーキングテストで別に測ります。
当日の試験は、筆記とリスニングを続けて行います。筆記は大問3つ、リスニングは3つのパートに分かれています。
| 大問 | 形式 | 問題数 | 答え方 | よく出る題材 |
|---|---|---|---|---|
| 筆記1 | 短文の語句空所補充 | 15 | 4つから選ぶ | 家庭・学校・曜日・月・天気 |
| 筆記2 | 会話文の文空所補充 | 5 | 4つから選ぶ | あいさつ・質問への返事 |
| 筆記3 | 日本文付き短文の語句整序 | 5 | 2番目と | 疑問文・命令文など |
| リスニング | 会話の応答文選択イラスト付き | 10 | 読み上げられる | 日常の会話 |
| リスニング | 会話の内容一致選択 | 5 | 印刷された | 時刻・場所・人 |
| リスニング | イラストの内容一致選択 | 10 | 読み上げられる | 数字・時刻・動作 |
リスニングの英文は、すべて2回ずつ放送されます。題材は、家庭、学校、店や公共の施設、電話、家族、趣味、買い物、天気、道案内、自己紹介など、子どもの生活に近いものばかりです。
短い英文や会話の( )に入る語を選びます。前半は単語の意味を問う問題が中心です。終わりのほうの3問ほどは文法の問題になる傾向があり、can の後ろは動詞の原形、代名詞の形(he・his・him)、3人称単数の否定文・疑問文(doesn't・Does)などがよく出ます。
2人の会話の( )に合う文を選びます。多くは、質問に合う答えを選ぶ問題です。When と聞かれたら時、Where なら場所、Who なら人、というように、疑問詞と答えの組み合わせを知っていれば解けます。
日本語の文を見ながら、4つの語句を正しい順番に並べかえます。答えるのは並べた順の2番目と4番目の組み合わせです。多くの子がつまずくといわれる大問で、日本語の語順のまま英語を並べてしまうミスが目立ちます。
イラストを見ながら短い会話を聞き、最後の発言への応答を3つの中から選びます。選択肢は問題冊子に印刷されておらず、放送で読み上げられます。
会話と質問を聞き、答えを問題冊子に印刷された4つの選択肢から選びます。時刻や場所、だれが何をするかがよく問われます。
イラストを見ながら3つの英文を聞き、絵に合うものを選びます。時計の時刻や重さ、値段など、イラストの中の数字がよく狙われます。
協会が示している時間配分はありません。学習サイトでは、筆記1を1問30秒・合計7分半ほどで解き、並べかえの筆記3に時間を残す配分がすすめられています。筆記は25分で25問なので、1問1分が平均です。筆記1・2をテンポよく進め、筆記3でゆっくり考えられるようにしておくと安心です。
リスニングは放送に合わせて進むので、時間配分を考える必要はありません。1問の解答時間は約10秒なので、迷ったら印をつけて、すぐ次の問題に移ります。
5級の問題形式は変わっていません。2024年度に英検の問題形式が大きく変わりましたが、対象は3級以上で、4級・5級は従来どおりです。
ただし試験の時間帯は変わりました。2025年度に準2級プラスが新しくできたことにあわせ、本会場の5級は午前の実施になっています。これより前の体験談で「午後に受けた」と書かれていても、今は午前です。
さかのぼると、2016年度にCSEスコアによる判定とスピーキングテストが導入されました。これが5級の大きな変更の最後です。
出典:日本英語検定協会「2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト」、日本英語検定協会「試験時間(従来型)」
英検5級の合格点は、英検CSEスコアで850点満点中419点です。この基準は毎回同じです。正答率でいうと、協会の説明から各技能6割程度が目安になります。
5級の点数は「英検CSEスコア」という共通の物差しで表します。リーディングとリスニングにそれぞれ425点ずつが割り当てられ、合計850点満点のうち419点以上で合格です。
| 区分 | 満点 | 合格基準 |
|---|---|---|
| リーディング筆記 | 425 | 4192技能の合計 |
| リスニング25問 | 425 | |
| 一次試験(級の合否) | 850 | 419 |
| スピーキング | 425 | 266 |
出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」、日本英語検定協会「4級・5級スピーキングテスト 結果・合否」
CSEスコアは、英検のすべての級を同じ物差しで表すための点数です。5級では、正解した問題の数をもとに、リーディングとリスニングの点数をそれぞれ出して合計します。
保護者の方には「読む力と聞く力を半分ずつの持ち点で測り、合計が419点に届けば合格」と考えるとわかりやすいでしょう。問題の数にかかわらず、各技能の満点は同じです。ですから、読むのが得意でも聞くのが苦手だと合計が伸びにくくなります。
もう一つ知っておきたいのは、正解の数がそのまま点数になるわけではないことです。回ごとの難しさの違いは、正答数をスコアに換算するしかたで調整されると説明されています。そのため「何問正解なら何点」という対応表は公表されていません。
協会は正答数の目安を示していませんが、次のように説明しています。
「正答数の目安を提示することはできませんが、2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。」
出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」
5級もこの「2級以下」に入るので、リーディング・リスニングそれぞれで6割程度が目安です。25問ずつなら、それぞれ15問前後の正解にあたります。なお、419÷850の約49%はスコアの割合で、正答率ではありません。
民間の分析でも、近い数字が出ています。受験者63人の得点を集めたブログでは、50問中33問ほど正解すればほぼ合格で、26問で合格した例もあったと報告されています。回の難しさによって上下するので、家庭での過去問練習では各技能で7割が一つの目標になります。
出典:しげるブログ(英検5級の合格ライン(受験者の得点の分析))、コエテコ(英検5級の合格点・合格率)
英検は2016年度からCSEスコアで合否を判定していて、5級の合格基準スコア419点はそれ以来同じです。難しい回に当たった場合は、同じ正答数でもスコアが高めに換算されるしくみなので、「今回は難しかったから不利」ということは起こりにくくなっています。
成績表には、リーディングとリスニングそれぞれのCSEスコアと合計スコア、合否が書かれます。あわせて、合格基準からどのくらい離れているかを示す「英検バンド」も表示されると一般に説明されています。たとえば「G5+1」なら、5級の合格基準を少し上回ったという意味です。数字が大きいほど余裕のある合格なので、次に4級を受ける時期を考える材料になります。
技能ごとのスコアを見ると、読む力と聞く力のどちらを伸ばすべきかがわかります。
英検5級の合格率は、よく引用される2015年度の値で81.4%です。その後、協会は級別の合格率を公表していません。「今も約8割」という数字は、民間サイトの推定です。
5級の合格率は、公表されていた時代には毎年80%を超えていました。
| 年度 | 合格率 |
|---|---|
| 2010年度 | 83.1% |
| 2011年度 | 82.5% |
| 2012年度 | 83.0% |
| 2013年度 | 82.4% |
| 2014年度 | 82.0% |
| 2015年度 | 81.4% |
この表の数字は、協会の元の資料が公開を終えているため、学習サイトなどがまとめた値を経由したものです。また、申し込んだ人(志願者)を分母にしていて、当日欠席した人も含みます。実際に試験を受けた人に対する合格率は、これより少し高かったと考えられます。
協会は級別の年間合格率を2015年度分を最後に公表しておらず、よく引用される2015年度の数値は旺文社の過去問集などを経由した二次情報です。
公式の数字はありません。学習サイトの多くは「約80%前後」としていますが、これは2015年度の値から大きく変わっていないだろうという推測にもとづくもので、新しく集計した根拠は見つかりません。協会に問い合わせたところ「公開しておりません」と回答があった、と書いているサイトもあります。
出典:コエテコ(英検5級の合格点・合格率)、忍者英会話(英検5級の合格率)
2013年度の小学生に限った数字として、5級の志願者111,039人・合格率85%という値も引用されています。何度も引用を重ねた数字なので参考程度ですが、小学生でも多くが合格していることがわかります。
5級だけの最近の受験者数は公表されていません。2010〜2013年ごろには、5級を受ける人は年間約30万人、合格者は約25.5万人でした。
英検全体では、2022年度の志願者が4,205,920人でした(英検Jr.と英検IBAを含む合計)。このうち「小学校以下」の志願者は次のように推移しています。
| 年度 | 志願者数 |
|---|---|
| 2018年度 | 414,502 |
| 2019年度 | 408,957 |
| 2020年度 | 325,390 |
| 2021年度 | 461,154 |
| 2022年度 | 524,833 |
数字は英検Jr.・英検IBAを含む合計で、5級だけの人数ではありません。2020年度に一度減ったあと大きく増えていて、小学生のうちに英検を受ける家庭が増えていることがうかがえます。
2026年度の英検5級は年3回で、本会場の一次試験は5月31日(日)・10月4日(日)・2027年1月24日(日)です。検定料は本会場4,000円、準会場2,400円(税込)で、紙の従来型だけで受けられます。
| 項目 | 第1回 | 第2回次回 | 第3回 |
|---|---|---|---|
| 申込期間(個人) | 3月23日〜 | 6月30日〜 | 10月30日〜 |
| 一次試験(本会場) | 5月31日(日) | 10月4日(日) | 2027年 |
| 一次試験(準会場) | 5月22日〜 | 9月25日〜 | 2027年 |
| 合否の公開 | 6月22日 | 10月26日 | 2027年 |
出典:日本英語検定協会「2026年度 試験日程(個人でお申し込みの方)」、日本英語検定協会「2026年度 実用英語技能検定(英検 従来型)の試験日程のご案内」
第2回の個人申込は締め切られました。これから申し込めるのは第3回(申込期間10月30日〜12月14日)で、クレジットカード決済は12月14日(月)まで、コンビニ・Pay-easy(郵便局ATMなど)での支払いは12月11日(金)までです。
5級には二次試験がないので、一次試験の合否がそのまま級の合否です。準会場の試験日は、学校や塾などの団体がA〜F日程の中から選びます。
| 受け方 | 検定料 |
|---|---|
| 本会場(個人申込) | 4,000円 |
| 準会場(学校・塾などの団体) | 2,400円 |
| 英検 | 5級は実施なし |
出典:日本英語検定協会「速報 2026年度 実用英語技能検定(英検)検定料を一律100円引き下げ」
2026年度第1回から、全級・全方式の検定料が一律100円引き下げられています。
個人で本会場に申し込むときは、英検ウェブサイト(インターネット)かコンビニを使います。会場は協会が指定し、受験票に書かれます。通っている学校や塾、英語教室が準会場になっている場合は、そこを通して団体で申し込みます。一般の受験者を受け入れている準会場もあります。
小さな子どもには、通い慣れた教室で受けられる準会場が向いています。知らない大きな会場で緊張せずにすみ、検定料も安くなります。通っている教室が準会場かどうかは、教室に聞けばわかります。
5級の筆記とリスニングは、紙の従来型でしか受けられません。英検S-CBTは準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級で実施されます(1級・4級・5級はなし)。原則毎週実施され、各検定期間(第1回4〜7月・第2回8〜11月・第3回12〜3月)に国内・海外の会場を合わせて同じ級を最大3回まで申し込めます。従来型との併願もできます。海外の会場でも4級・5級は実施されていません。
自宅で受けられるのは、任意のスピーキングテストだけです。くわしくはスピーキングテストの章で説明します。
英検は、同じ検定回に隣り合う2つの級を同時に申し込めます。本会場では5級が午前、4級が午後に行われるので、同じ日に両方を受けることができます。5級に合格できる自信があり、4級の力もつきつつある子にとっては、1回の受験日で2つの級に挑戦できる方法です。
ただし、午前と午後で合わせて2時間以上の試験になります。小学校低学年までの子には負担が大きいので、まず5級だけを受け、合格してから4級に進むほうが無理がありません。
本会場の5級は午前に行われます。協会が示している時間は次のとおりです。
着席してから終わるまで約1時間30分で、試験そのものは45分ほどです。その前の説明と記入の時間が意外に長くなります。準会場では時間が異なることがあり、受験票や団体の案内に書かれています。
協会の子ども向けページ「英検 for Kids!」によると、保護者は解答用紙の記入を手伝うため、試験開始5分前まで教室に入れます。その後は教室を出て、会場の外や控えの場所で待ちます。試験中にそばにいることはできません。
また、年少の子の集中が切れて周りの受験者の迷惑になった場合などには、退場になることがあると案内されています。試験が始まると、分からないことがあっても親は助けられないので、トイレは着席前に済ませること、困ったら手を挙げて試験監督に知らせることを、家で練習しておけます。
出典:日本英語検定協会「英検 for Kids!(受験当日の流れ)」
当日は、受験票を必ず持っていきます。2026年4月からは、従来型の会場で筆記用具が一律に貸し出されるようになりました。受験票には、持ち物や会場の注意が書かれています。
2026年度から、1〜3級では顔写真付き身分証明書の原本の提示が必須になりました。4級・5級は身分証明書は不要です。小学生が学生証などを用意する必要はありません。
出典:日本英語検定協会「顔写真付き身分証明書お知らせページ」
障がいなどで配慮が必要な場合は、申し込みのときに受験上の配慮を申請できます。スピーキングテストにもパソコン版での配慮があります。
英検5級は、入試で点数に換算されることはほとんどありません。一方で、一部の私立中学校には5級以上の取得者を対象とする制度があります。一番の価値は、英語を始めた子どもが「目標に向けて勉強し、合格する」経験を得られることです。
高校入試では、5級が評価の対象になることはほぼありません。高校入試で英検を生かしたい場合は、3級以上が一般的な目安です。
中学入試では、ごく一部の私立中学校が5級から優遇の対象にしています。たとえば城南学園中学校は、令和5年度入試で英検5級以上の取得者を対象にした奨学生制度を設けていました。こうした制度は年度ごとに変わるので、受験を考えている学校の募集要項で必ず確認してください。
「○月の試験までに単語を覚える」と期限が決まるので、家庭での英語学習が続きやすくなります。マークシートへの記入やリスニングの放送のペース、知らない会場の雰囲気を合格しやすい級で経験でき、合格証明書という形で成果が残ることも、次の級へ進む励みになります。
級の資格そのものに有効期限はありません。一度合格すれば、その後もずっと5級合格者です。ただし、入試や学校の制度で英検を使う場合は、学校ごとに「取得から何年以内」といった条件を付けていることがあります。
正式名称で「実用英語技能検定5級 合格」と書きます。ただし、大人の履歴書では3級以上を書くのが一般的だという意見が多く、5級は小学生・中学生の段階での学習記録として生かすのが現実的です。
英検5級の勉強は、「単語を絵と音で覚える」「中1の基本文法を押さえる」「過去問で形式に慣れる」の3本柱です。点を取りやすいのはリスニング第3部と筆記1の単語問題、落としやすいのは筆記3の並べかえです。必要な期間は、英語にふれたことのある子なら2〜3か月がひとつの目安です。
単語は、数字、曜日、月、色、動物、食べ物、家族、学校、スポーツなど、身近なテーマごとに覚えます。文法は、be動詞、一般動詞、3人称単数の -s、疑問詞、can、現在進行形、命令文を、短い例文で確認します。リスニングは、音声つきの教材で毎日少しずつ聞きます。試験の1か月前からは、過去問を時間を計って本番と同じ形で解きます。
5級は、リスニングと筆記の配点が同じです。子どもはリスニングのほうが得点しやすいことが多いので、まず耳から慣れ、そこに文字を少しずつ結びつけていく順番が取り組みやすいでしょう。
15問と数が多く、得点の中心です。単語は、絵と音声を合わせて覚えると定着しやすくなります。終わりのほうの文法問題では、「主語が he・she なら動詞に -s」「can の後は動詞の原形」のように、ルールを一言で言えるようにしておきましょう。
What・Where・When・Who・How many などの疑問詞と、それぞれへの答え方を組み合わせて練習します。Do you〜? には Yes, I do. / No, I don't.、Is this〜? には Yes, it is. のように、質問の形と答えの形が対応していることに気づけると正答率が上がります。
日本語の順番に並べると間違えます。英語はまず主語、次に動詞、その後に「何を」「どこで」「いつ」が続きます。疑問文なら疑問詞や Do・Are が先頭です。並べた文は、最後に頭から声に出して読み、自然かどうかを確かめる習慣をつけましょう。
第1部と第3部はイラストがヒントになります。放送が始まる前に絵を見て、「時計が描いてあるから時刻が問われそう」と予想しておくと聞き取りやすくなります。第3部では数字(時刻・値段・重さ)がよく狙われるので、fifteen と fifty のような聞き分けが得点に関わります。
5級の筆記は、英文を自分で読んで答える試験です。文字を読むのがまだ苦手な子は、次の順番で準備すると無理がありません。
リスニング第1部と第3部は選択肢が読み上げられるので、文字が読めなくても答えられます。一方、筆記とリスニング第2部は読む力が必要です。読むことに時間がかかる子が筆記25分の中で全問に目を通せるかは、過去問で確かめられます。
出典:日本英語検定協会「英検 for Kids!(準備チェックシート)」、日本英語検定協会「英検 for Kids!(受験当日の流れ)」
公式の目安はありません。学習サイトなどでは「数十時間から」「2〜3か月」とする例が多く見られます。英語教室などで1年以上英語にふれている子なら2〜3か月、ほぼ初めての子なら、アルファベットやフォニックスから始めるのでもう少し長く見ておくのが現実的です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 3か月前〜 | 単語帳でテーマ別に単語を覚える。基本文法を例文で確認する。音声を毎日 |
| 2か月前〜 | 大問ごとの問題集で形式に慣れる。筆記3の並べかえを重点的に練習する |
| 1か月前〜 | 過去問を時間を計って |
| 1週間前〜 | マークシートへの記入を練習する。当日の流れ、持ち物、会場までの道を確認する |
小さな子どもの場合、長い時間を一度にとるより、短い時間でも毎日続けるほうが取り組みやすいでしょう。
協会のウェブサイトで、直近3回分の問題冊子(PDF)とリスニングの音声が無料で公開されています。リスニングの音声もあるので、家庭でそのまま本番と同じ形の練習ができます。
出典:日本英語検定協会「過去問(2025年度第3回 5級 一次試験)」
使い方のコツは次のとおりです。
教材は、単語帳、大問別の問題集またはドリル、過去問題集の3種類があれば十分です。小学生なら、イラストが多く、音声がついているものを選びましょう。
定番としては、旺文社の『英検5級 過去6回全問題集』『英検5級 でる順パス単』『英検5級 絵で覚える単熟語』『7日間完成 英検5級 予想問題ドリル』、小学生向けの『小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル』などがあります。Gakkenからも5級の過去問題集が出ています。版が新しくなることがあるので、最新の年度版を選びます。
出典:旺文社(英検5級の教材)
どの教材が合うか迷うときは、子どもの今の英語力を確かめてから選ぶのが近道です。当サイトのレベルの目安のページも参考になります。
決まりはありませんが、5級に余裕をもって合格したら、半年ほど後に4級を受けるのがよくある流れです(民間の目安)。成績表の英検バンドやスコアが合格基準を大きく上回っていれば、次の回で4級を目指すこともできます。
4級は「中学中級程度」で、合格点はCSEスコア1,000点満点中622点です。問題数はリーディング35問・リスニング30問に増え、試験時間も筆記35分・リスニング約30分と長くなります。一般に、4級では長めの文章を読んで内容に合うものを選ぶ問題が加わるといわれています。くわしくは英検4級のガイドで説明しています。
英検5級のスピーキングテストは、パソコンやスマートフォン、タブレットに向かって話す約3分の録音式テストです。受けるかどうかは自由で、級の合否には関係ありません。合格スコアは425点満点中266点で、合格すると級とは別に認定されます。
4級・5級のスピーキングテストは任意で、一次試験の合否に関係なく申込者全員が1回受験できます。パソコン・スマートフォン・タブレットで録音する形式で自宅でも受けられ(5級約3分・4級約4分)、合格スコアは5級266(425点満点)、4級324(500点満点)です。級の合否とは別に判定されます。
出典:日本英語検定協会「4級・5級スピーキングテスト 試験内容」、日本英語検定協会「4級・5級スピーキングテスト 結果・合否」
5級の一次試験に申し込むと、自動的にスピーキングテストの受験資格が付きます。別に申し込む必要はありません。一次試験の合否に関係なく受けられるので、筆記で不合格だった場合でも受験できます。
受験できる期間は回ごとに決まっています。締め切りを過ぎると受けられなくなるので、成績表や英検ウェブサイトの案内で期限を確認してください。
受験者が11歳未満の場合は、保護者が受験させるかどうかを判断することになっています。
出典:日本英語検定協会「4級・5級スピーキングテスト よくあるご質問」
画面に表示される20語程度の短い英文(イラスト付き)について、次の4つに答えます。
| 問題 | 内容 |
|---|---|
| 音読 | 20語程度の英文を声に出して読む |
| 英文についての質問(2問) | 読んだ英文の内容について英語で聞かれ、答える |
| 受験者自身についての質問(1問) | 好きなものやふだんの生活など、自分のことを答える |
出典:日本英語検定協会「4級・5級スピーキングテスト 試験内容」
評価はCSEスコアで行われ、266点以上で「5級スピーキングテスト合格」として認定されます。
英語を声に出して答える経験を、自宅という緊張の少ない環境で積めて、3級以上の二次試験(面接)に向けた準備にもなります。録音された自分の英語を意識することで、声に出す練習の目標もできます。級の合否には関係しないので、うまく話せなくても5級の合格が取り消されることはありません。
音読は、教科書や過去問の英文を、一語ずつ区切らずに意味のまとまりで読みます。What do you like? → I like soccer. のように保護者が質問して子どもが答えるやりとりも、毎日少しずつ続けると練習になります。そのとき単語だけでなく「I like〜.」「She is〜.」の形で答える習慣をつけると、得点につながりやすくなります。マイクの許可や録音のしかたは、受験前に一度確かめておきます。
このページの例題にも、スピーキングテストの形式にそった練習問題があります。
問題はすべてこのページのために作ったオリジナルで、本番より短くしたものもあります。
リスニングの英文は、本番では2回ずつ放送されます。ここでは文字で示しているので、保護者が読み上げて練習に使えます。
A: What ( ) is it today?
B: It's Tuesday.
正解4day
Bが「火曜日です」と答えているので、曜日をたずねる What day is it today?(今日は何曜日ですか)になります。time なら時刻、month なら月をたずねる文です。曜日・月・時刻をたずねる言い方は5級の定番です。
Boy: When is your birthday, Emi?
Girl: ( )
正解3It's in May.
When(いつ)とたずねているので、時を答える「5月です」が正解です。1は場所、2は年齢の答えです。4の Yes, I do. は Do you〜? への答えなので、When の質問には合いません。
日本文の意味を表すように①〜④を並べかえたとき、2番目と4番目にくる組み合わせを選びます。
ケンは毎朝7時に起きます。
(① gets ② at ③ up ④ seven)
Ken [ ] [2番目] [ ] [4番目] every morning.
正解1③-④
正しい文は Ken gets up at seven every morning. です。並べる順番は①③②④なので、2番目は③ up、4番目は④ seven です。「ケンは」の次に「起きます(gets up)」がきて、「7時に(at seven)」が後に続きます。日本語の「7時に起きます」の順番に並べないことがポイントです。
(イラスト:男の子が女の子にサンドイッチの皿を差し出している)
放送される英文
Boy: Do you want a sandwich, Lisa?
正解2Yes, please.
「サンドイッチはいる?」とすすめられているので、「はい、お願いします」と答えるのが自然です。本番の第1部では、選択肢は問題冊子に印刷されておらず、放送で読み上げられます。
放送される英文
Woman: Tom, what time do you go to bed?
Boy: At nine thirty, Mom.
Question: What time does Tom go to bed?
正解2At 9:30.
トムは nine thirty(9時30分)と答えています。第2部は選択肢が問題冊子に印刷されているので、放送の前に選択肢を見て「時刻を聞かれる」と予想しておくと聞き取りやすくなります。
(イラスト:女の子がピアノをひいている)
放送される英文(3つ)
正解3Yuki is playing the piano.
絵の女の子はピアノをひいているので3が正解です。第3部では、3つの英文が読み上げられ、絵に合うものを選びます。is playing(〜している)の現在進行形は5級でよく出る形です。
画面に表示される英文(イラスト付き)
Mika's Cat
Mika has a white cat. Its name is Snow. Mika plays with Snow after school. She likes her cat very much.
問題
解答例は下のとおり
1は、Mika has a white cat. のように、意味のまとまりごとに区切ってはっきり読みます。
2. It's white.
3. She plays with Snow after school.
4. Yes, I do. I have a cat, too.
2・3は英文の内容についての質問です。答えは英文の中にあるので、What color → 色、When → 時を探します。Mika を She に置きかえて答えられるとなおよいでしょう。4は自分自身についての質問です。Yes / No だけで終わらせず、もう一言付け加える練習をしておくと、3級以上の面接にもつながります。
年齢制限はないので受験できます。ただし問題文や選択肢は英語で書かれていて、筆記の25問は自分で読んで答える必要があります。アルファベットと簡単な単語が読めること、30分近く座って問題に向かえることが、受験を考える目安になります。
一次試験からおよそ3週間後に、英検ウェブサイトで合否を見られます。2026年度第2回(10月4日(日))なら10月26日です。その後に届く成績表は、第1回が6月30日、第2回が11月4日、第3回が2027年2月24日までに届く予定です。
「4級・5級チャレンジキャンペーン」の対象になります。準会場で検定料を払って5級を受けて不合格だった場合、同じ準会場で同じ級を受けるなら、次回と次々回の検定料が無料になります。2026年度も続いていますが、本会場での受験は対象外です。
このページの数字と制度の説明は、次の資料にもとづいています。いずれも2026年9月24日時点で確認した内容です。
英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このページは日本英語検定協会が公表している情報をもとにJumpstart Englishが独自にまとめたもので、協会の承認や推奨を受けたものではありません。
日程・検定料・出題形式・入試での扱いは変わることがあります。受験や出願の前には、日本英語検定協会の公式サイトと各学校の募集要項で最新の情報をご確認ください。
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※ 合格率は当塾受講生を対象とした自社調べによるものです。級・開始時の習熟度や学習状況により結果は異なり、合格を保証するものではありません。