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英検®準2級プラスの
合格点・レベル・準2級や2級との違い

英検準2級プラスは、準2級と2級の間に2025年度第1回から加わった級です。問題の形式は2級と同じで、題材がより身近になり、書く語数が少なくなっています。

  • 更新日
  • 対象2026年度の試験(従来型・S-CBT)
  • 出典日本英語検定協会の公表資料ほか(参考資料)
レベルの目安
高校上級程度
日本英語検定協会の目安
CEFRの目安
A2
成績表の表示はA2またはA1(B1は出ません)
一次試験の合格点
1,402点
満点1,875・毎回固定
二次試験の合格点
427点
満点625
試験時間
筆記85分
リスニング約25分・面接約7分
検定料(本会場)
8,600円
準会場6,300円・S-CBT 9,200円
合格率
非公表
新しい級で、受験者数・合格率とも公表されていません
次の一次試験
10月4日(日)
2026年度第2回・本会場。個人申込の受付は終了

英検®準2級プラスのレベルと位置づけ

英検準2級プラスは、日本英語検定協会が「高校上級程度」とする級です。すぐ下は準2級(高校中級程度)、すぐ上は2級(高校卒業程度)です。合格した人のCEFRはA2の範囲で、B1にはなりません。

  1. 5級中学初級程度
  2. 4級中学中級程度
  3. 3級中学卒業程度A1
  4. 準2級高校中級程度A2
  5. 準2級プラス高校上級程度A2
  6. 2級高校卒業程度B1
  7. 準1級大学中級程度B2
  8. 1級大学上級程度C1

級の下の言葉は、協会が示す各級の目安(〜程度)です。A1〜C1は、その級に合格した人が判定されるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルの目安です。4技能すべてのスコアがそろったときに成績表に表示されます。

新設の時期と目的

準2級プラスは、従来型の英検(実用英語技能検定)では2025年度第1回の検定から始まりました。コンピューターで受ける英検S-CBTでは、2025年6月実施分から受けられるようになっています。2026年9月の時点で、従来型はすでに4回(2025年度の3回と2026年度第1回)実施されました。

協会は新設の目的を、高校卒業時の目標とされる2級(CEFR B1)への「橋渡し」と説明しています。準2級と2級の差は大きく、協会のデータでは準2級に合格してから2級に合格するまでに約18〜21か月かかっています。その間に、もう一段の目標を置いたのが準2級プラスです。

新設までの流れは次のとおりです。

2024年2月1日
名称を「準2級プラス」に決定
2024年2月9日
合格基準スコアとCEFRの算出範囲を発表
2024年11月15日
検定料を発表
2025年度第1回
従来型で実施開始(S-CBTは2025年6月実施分から)

出典:日本英語検定協会「準2級プラス 特設サイト」、日本英語検定協会「英検S-CBT 準2級プラスの実施について(2025年4月30日)」

公式の目安と審査基準

協会が示す目安は「高校上級程度」です。審査基準(程度)は次のように書かれています。

「身近な話題であれば、社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる」

ポイントは「身近な話題であれば」という条件です。読む・聞く・話す・書くの4技能とも、「身近な話題であれば、社会性のある内容」を理解したり、やりとりしたり、書いたりできることが求められます。2級ほど幅広い社会的な話題は求められない、ということです。

協会のCan-doリストでは、3つの級が次のように書き分けられています。違いは「話題の広さ」と「表現の細かさ」にあります。

準2級
「日常的な話題」について、「基本的な語句」を使って理解したり伝えたりできる
準2級プラス
「身近な社会的な話題」について、「多様な語句を用いながら詳細に」理解したり伝えたりできる
2級
「社会的な話題」について、「展開を考えながら」理解したり伝えたりできる

出典:日本英語検定協会「準2級プラス 特設サイト」、日本英語検定協会「準2級プラスの試験内容」

準2級・2級との比較

3つの級を並べると、準2級プラスの形式は2級と同じで、合格点と書く語数が2級より小さいことがわかります。

準2級・準2級プラス・2級の比較
項目準2級準2級プラス2級
レベルの目安高校中級程度高校上級程度高校卒業程度
CEFR(成績表の表示)A2またはA1A2またはA1B1またはA2
語彙数の目安(推定)約3,600語約4,000語約5,100語
一次試験の時間筆記80分
リスニング約25分
筆記85分
リスニング約25分
筆記85分
リスニング約25分
二次試験(面接)約6分約7分約7分
問題数リーディング29問
ライティング2問
リスニング30問
リーディング31問
ライティング2問
リスニング30問
リーディング31問
ライティング2問
リスニング30問
ライティングEメール 40〜50語英作文 50〜60語要約 25〜35語英作文 50〜60語要約 45〜55語英作文 80〜100語
技能ごとの満点600625650
一次試験の合格点1,322満点1,8001,402満点1,8751,520満点1,950
二次試験の合格点406満点600427満点625460満点650
合格点の合計(4技能)1,7281,8291,980
検定料(本会場)8,400円8,600円9,000円
検定料(S-CBT)9,000円9,200円9,600円

出典:日本英語検定協会「準2級プラスの試験内容」、日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」、日本英語検定協会「速報 2026年度 実用英語技能検定(英検)検定料を一律100円引き下げ」

合格点の合計1,829は、準2級より101点高く、2級より151点低い数字です。英検CSEスコアはすべての級で共通の尺度なので、準2級プラスが2つの級の間に置かれていることが数字でも確かめられます。語彙数は公式の数字がなく、表の値は出版社や英会話サービスの推定です。

CEFRとの対応

準2級プラスの成績表に表示されるCEFRはA2またはA1です。協会の発表では、4技能の合計が1,700〜1,949ならA2、1,550〜1,699ならA1と表示されます。1,950以上を取っても表示は上限のA2のままで、1,549以下ではCEFRは表示されません。

合格点の合計1,829はA2の範囲に入ります。つまり、準2級プラスに合格してもB1の証明にはなりません。「B1以上」を条件にしている入試や資格には、2級以上の合格か、ほかの方法でB1を示す必要があります。

CEFRの判定は、文部科学省の作業部会がまとめた「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」にもとづいています。4技能総合のCEFRは、二次試験まで受けて4技能のスコアがそろったときだけ表示されます。

出典:日本英語検定協会「準2級プラスの合格基準スコア・CEFR算出範囲について(2024年2月9日)」、日本英語検定協会「英検CSEスコアとは」

語彙数の目安

協会は級ごとの必要語彙数を公表していません。市販の教材などでは、準2級プラスは約4,000語程度とされています。旺文社は「準2級(3,600語程度)と2級(5,100語程度)の中間」と説明しています。どちらも推定の数字です。

協会の特設サイトに載っている受験者の声には「2級の単語レベルは、準2級までと段違い」というものがあります。準2級と2級の間の壁は、まず語彙にあります。

受験者の傾向

受験者の学年や年齢の内訳は公表されていません。手がかりになるのは、協会が発表した申込者の傾向です。2025年度第1回(従来型)に4月中旬までに個人で申し込んだ人を分析したところ、「2024年度に準2級に合格された方、および2級に不合格となった方の申し込みが多くみられ」ました。

準2級を終えて次の目標を探している人と、2級で足踏みしている人が、それぞれ準2級プラスを選んでいるということです。学年でいえば、協会の目安「高校上級程度」のとおり高校生が中心と考えられますが、高校入試に向けて受ける中学生もいます。

出典:日本英語検定協会「準2級プラスの申込状況について(2025年4月18日)」

TOEICなどとの比較

英検とほかの試験を比べる公的な資料は、文部科学省の「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」です。この表はCEFRのレベルごとに各試験のスコアを並べたもので、準2級プラスのCEFRはA2なので、ほかの試験のA2の範囲と同じ水準ということになります。

準2級プラスをTOEICなどのスコアに直接換算した公的な表はありません。旺文社も、単純に換算するのではなく「試験の目的や出題傾向の違いも理解しておくことが大切」としています。

出典:文部科学省「外国語教育政策資料・事業・調査研究等」

英検®準2級プラスの試験内容と問題形式

準2級プラスの一次試験は筆記85分(リーディング・ライティング)とリスニング約25分、二次試験は一次試験の合格者が受ける約7分の面接です。問題数・大問の構成・時間は2級と同じで、ライティングは「要約」と「英作文」の2題です。準2級にあるEメール問題は出ません。

大問の一覧

準2級プラスの大問構成
技能・大問形式問題数解答主に測る力
リーディング 大問1短文の語句空所補充174択語彙・熟語・文法
リーディング 大問2長文の語句空所補充(説明文)64択文脈をつかむ力、つなぎ言葉
リーディング 大問3長文の内容一致選択(Eメール・説明文)84択要点と詳細を読み取る力
ライティング 1英文要約1記述25〜35語要点を抜き出して言い換える力
ライティング 2英作文(意見論述)1記述50〜60語・理由2つ意見と理由を組み立てる力
リスニング 第1部会話の内容一致選択154択会話の要点をつかむ力
リスニング 第2部文の内容一致選択154択まとまった英文を理解する力
面接音読と質問(No.1〜No.4)5口頭発音、説明する力、意見を言う力

出典:日本英語検定協会「準2級プラスの試験内容」

大問ごとの内容と注意点

リーディング大問1:短文の語句空所補充(17問)

1〜2文の英文の空所に、合う語句を4つから選びます。単語・熟語・文法の知識を問う大問で、準2級より問題数が多くなっています。形の似た句動詞の取り違えや、品詞を確かめずに意味だけで選んでしまう間違いがよく見られます。

リーディング大問2:長文の語句空所補充(6問)

科学・環境・テクノロジーなどの説明文を読み、空所に入る語句を選びます。準2級より問題数が大きく増える大問です。However などの論理の流れを示す言葉を見落とすと間違えやすく、空所の前後だけでなく段落全体の流れが手がかりになります。

リーディング大問3:長文の内容一致選択(8問)

依頼などのEメールと、歴史や人物を扱う説明文を読み、内容に合う選択肢を選びます。正解の選択肢は、本文の表現を別の言葉に言い換えていることが多く、本文と同じ単語が入った選択肢に飛びつくと間違えやすくなります。

ライティング1:英文要約(25〜35語)

3段落ほどの英文を読み、内容を25〜35語で要約します。題材は、長所と短所のある身近な社会の話題が中心です。元の英文の長さは公式には示されていませんが、市販の問題集では100語程度とされています。

2025年度から、指示文は語数の「目安」ではなく「25〜35語で要約」と明記する形になりました。本文をそのまま写す、自分の意見を足す、段落の要点を落とす、の3つがよくある失点のパターンです。

出典:日本英語検定協会「ライティング(要約)の指示文の変更について(2025年4月15日)」

ライティング2:英作文(50〜60語)

学校生活や社会の習慣などについての質問(QUESTION)に、自分の意見と理由2つを50〜60語で書きます。「意見→理由1→理由2→まとめ」という型で書けば、語数に収まりやすくなります。

リスニング第1部・第2部(各15問)

第1部は会話を聞いて質問に答え、第2部は物語・説明・アナウンスなどのまとまった英文を聞いて質問に答えます。どちらも選択肢が問題冊子に印刷されていて、放送は1回だけです。準2級にある「会話の応答文を選ぶ問題」はありません。

準2級との形式の違い

準2級から準2級プラスに進むと、形式が大きく変わります。準2級は2024年度のリニューアルで、リーディング37問→29問、ライティングにEメールを追加(2題に)、筆記75分→80分という形になりました。準2級プラスはその上の2級と同じ形式で作られているため、次の点が違います。

ライティングでは、準2級の「Eメール(40〜50語)」がなくなり、「要約(25〜35語)」が加わります。リーディングは問題数が29問から31問に増え、長文の語句空所補充の問題が大きく増えます。リスニングからは「会話の応答文を選ぶ問題」がなくなり、選択肢が印刷された内容一致の問題だけになります。時間は、筆記が80分から85分に、面接が約6分から約7分になります。

出典:日本英語検定協会「2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト」、日本英語検定協会「準2級プラスの試験内容」

2級との違い

準2級プラスと2級は、試験時間・問題数・大問の並びがすべて同じです。違うのは中身で、審査基準に「身近な話題であれば」とあるとおり、2級より日常や学校生活に近い話題が選ばれます。書く量も少なく、要約は25〜35語(2級は45〜55語)、英作文は50〜60語(2級は80〜100語)です。

協会の特設サイトでは、要約問題を2級と比べたリーフレットも公開されています。形式が同じなので、準2級プラスでの経験がそのまま2級の練習にもなります。2級への「橋渡し」という新設の目的は、この点にも表れています。

出典:日本英語検定協会「準2級プラス 特設サイト」

筆記85分の時間配分

協会は時間配分の目安を示していません。筆記85分の使い方の一例として、次のような配分が考えられます。

筆記試験の時間配分の例
パート目安の時間
大問1(短文の語句空所補充)10分
大問2(長文の語句空所補充)12分
大問3(長文の内容一致選択)18分
ライティング1(要約)15分
ライティング2(英作文)20分
見直し10分

公式の目安ではなく、このページで示す配分の一例です。

ライティングは2題で1技能分のスコアがあるため、時間が足りずに書けなかった、ということは避けたいところです。先にライティングを仕上げてからリーディングに戻る順番も、ひとつの方法です。

これまでの出題の傾向

準2級プラスは始まったばかりで、実施回数はまだ多くありません。協会が紹介している面接の過去の題材には、動画配信サービスやドッグセラピーがあります。どちらも生活の中で見聞きする、身近な話題です。

一次試験では、大問2に科学・環境・テクノロジーの説明文、大問3に依頼のEメールや歴史・人物の説明文が出ます。要約は長所と短所のある身近な社会の話題、英作文は学校生活や社会の習慣についての質問が中心です。過去問は、協会の公式サイトで直近3回分を見られます。

英検®準2級プラスの合格点と採点のしくみ

準2級プラスの合格点は、一次試験が英検CSEスコア1,875点満点中1,402点、二次試験が625点満点中427点です。この基準は回ごとに変わりません。

CSEスコアと素点の関係

英検の合否は、正解した数ではなく「英検CSEスコア」で決まります。CSEスコアは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を同じ尺度で表すスコアで、すべての級で共通です。

協会は「問題数に関係なく、各技能にスコアを均等に配分しています」と説明しています。準2級プラスでは各技能の満点が625点です。そのため、2題しかないライティングにも、31問あるリーディングと同じ625点分の重みがあります。

スコアは回ごとに統計的な方法で算出されるため、正解数から自分のスコアを正確に逆算することはできません。

出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアとは」

満点と合格基準スコア

準2級プラスの満点と合格基準スコア
区分満点合格基準スコア
一次試験リーディング・ライティング・リスニング1,875各技能6251,402
二次試験スピーキング625427
4技能の合計参考2,5001,829

出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」、日本英語検定協会「準2級プラス 特設サイト」

合格点は、一次が満点の約74.8%、二次が約68.3%にあたります。ただしこれはスコアの割合で、正答率とは違います。4技能の合計1,829は協会が公表している数字で、一次・二次の内訳は旺文社などの資料で示されている値です。

技能ごとの足切りはありません。一次試験は3技能の合計、二次試験はスピーキングのスコアだけで判定されます。とはいえ、1つの技能が極端に低いと、ほかの技能で取り返すのは簡単ではありません。

英検準2級プラスは何割で合格?

準2級プラス専用の「何割」という目安は、協会から出ていません。協会が一般的な目安として示しているのは次の説明です。

「正答数の目安を提示することはできませんが、2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。」

出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」

これは準2級プラスができる前の2016年度のデータで、そのまま当てはまるとは限りません。「各技能6割」はあくまで目安で、「6割取れば必ず合格」という意味ではありません。スコアは回ごとに算出されるため、過去問で6割ちょうどでも、本番で合格点に届くとは限りません。

ライティング(要約・英作文)の採点基準

準2級プラスのライティングだけを対象にした採点基準のページは、協会から公開されていません。協会が公表している、近い級の基準は次のとおりです。

準2級(英作文)
4つの観点で採点し、各観点0〜4点、16点満点
2級以上
観点は「内容」「構成」「語彙」「文法」

準2級プラスも、要約16点・英作文16点の合計32点で採点されると考えられますが、公式に確認できる情報ではありません。いずれにしても、内容が質問や本文に合っているか、構成が分かりやすいか、語彙と文法が適切かが見られます。

出典:日本英語検定協会「ライティングテストの採点に関する注意点」、日本英語検定協会「準2級ライティングテストの採点について」

面接(スピーキング)の採点

協会が示している面接の評価の観点は、「応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度など」です。項目ごとの配点は公表されていません。

質問が聞き取れなかったときの聞き返しについて、協会は「自然な流れの中で行われた『聞き返し』なら、減点の対象にはなりません」としています。黙ってしまうより、Pardon? と一度聞き返す方がよい結果につながります。

英検バンドの見方

一次・二次の成績表には、CSEスコアとあわせて「英検バンド」が表示されます。英検バンドは、合格基準スコアから自分のスコアがどのくらい離れているかを示すものです。不合格だったときは、次の受験までにどれだけ伸ばせばよいかの目安になります。

合格点は毎回同じ

協会は「各級の合格基準スコア(英検CSEスコア)は変動しません」としています。準2級プラスの合格基準スコアは2024年2月に決まり、それ以降は同じ数字です。スコアは回ごとに統計的な方法で算出されるため、同じ正解数でも回によってスコアが少し変わることがあります。

出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」、日本英語検定協会「準2級プラスの合格基準スコア・CEFR算出範囲について(2024年2月9日)」

英検®準2級プラスの合格率と受験者数

準2級プラスの合格率・受験者数・合格者数は、どれも公表されていません。協会が出しているのは申込者の傾向だけで、ネットで見かける「合格率約80%」といった数字は、根拠が示されていない推定です。

公表の状況

準2級プラスは2025年度に始まった級で、始まってから一度も合格率が発表されたことはありません。

英検全体でも、協会は級別の年間合格率を2015年度分を最後に公表しておらず、よく引用される2015年度の数値は旺文社の過去問集などを経由した二次情報です。確認できる最後の公式データは2016年7月29日の協会リリースで、2016年度第1回の高校生の一次試験合格率(1級44.0%・準1級18.0%・2級34.0%)と、二次試験の合格率(受験者全体の速報値)が示されています。

出典:日本英語検定協会「高校生 1級・準1級・2級の受験者数、および合格率 昨年度同回次より大幅アップ!!」

協会が公表しているデータ

合格率の代わりに参考になるのが、協会が2025年度第1回の前に発表した申込状況です。

準2級プラスについて公表されているデータ
項目内容出どころ
受験者数・合格者数・合格率公表なし—
申込者の傾向2024年度に準2級に合格した人と、2級に不合格だった人の申込が多い2025年度第1回・4月中旬までの個人申込協会の発表(2025年4月18日)
2級とのダブル受験20%弱協会の発表(2025年5月、報道による)
準2級とのダブル受験約10%同上
合格基準スコア一次1,402・二次427協会

出典:日本英語検定協会「準2級プラスの申込状況について(2025年4月18日)」、リセマム(英検準2級プラスの申込とダブル受験に関する記事(2025年5月))

申込者の2割近くが2級と、1割ほどが準2級と同じ日に受けていたことになります。準2級プラスを「本命」ではなく「押さえ」として受ける人が、一定数いることがわかります。

「約80%」という推定値

ネット上の記事では「二次試験の合格率は約80%」といった数字が紹介されることがあります。ただし、どのデータからどう計算したかは示されておらず、協会の数字でもありません。

他の級の数字から類推した推定と考えるのが妥当です。

英検全体の受験者数

級ごとの受験者数は公表されていませんが、英検全体の規模は公表されています。協会の「受験の状況」によると、2022年度の年間志願者数は4,205,920人でした。準2級プラスの受験者数は、この中の内訳として示されていません。

出典:日本英語検定協会「受験の状況」

難易度

合格率がないため、難易度は合格基準と試験の中身から判断することになります。

合格基準は、4技能の合計で準2級より101点上、2級より151点下です。スコアのうえでは、2つの級の真ん中よりやや準2級寄りになります。形式は2級と同じなので、準2級しか受けたことがない人には、要約と長文の空所補充が新しいハードルです。語彙は推定で約4,000語程度と、準2級の約3,600語程度から一段増えます。

準2級に余裕を持って合格した人にとっては「手が届く次の目標」、2級で届かなかった人にとっては「形式に慣れた状態で確実に取れる級」という位置づけです。

2026年度の日程・申込方法・検定料

2026年度の準2級プラスの従来型の一次試験は、5月31日(日)・10月4日(日)・2027年1月24日(日)の3回です。検定料は本会場8,600円、準会場6,300円、英検S-CBT 9,200円です。

2026年度の試験日程

2026年度 英検準2級プラスの日程(従来型・個人申込)
項目第1回第2回次回第3回
申込期間(個人)3月23日〜5月7日6月30日〜9月7日10月30日〜12月14日
一次試験(本会場)5月31日(日)10月4日(日)2027年1月24日(日)
一次試験(準会場)5月22日〜5月31日(A〜F日程)9月25日〜10月4日(A〜F日程)2027年1月15日〜1月24日(A〜F日程)
一次の合否公開6月22日10月26日2027年2月15日
二次試験A日程 7月5日B日程 7月12日A日程 11月8日B日程 11月15日A日程 2027年2月28日B日程 2027年3月7日
二次の合否公開A日程 7月14日B日程 7月21日A日程 11月17日B日程 11月24日A日程 2027年3月9日B日程 2027年3月16日

出典:日本英語検定協会「2026年度 試験日程(個人でお申し込みの方)」、日本英語検定協会「2026年度 実用英語技能検定(英検 従来型)の試験日程のご案内」

第2回の個人申込は締め切られました。これから申し込めるのは第3回(申込期間10月30日〜12月14日)で、クレジットカード決済は12月14日(月)まで、コンビニ・Pay-easy(郵便局ATMなど)での支払いは12月11日(金)までです。

二次試験の日程は年齢で決まります。二次試験(1〜3級共通)は、満21歳以上(2005年4月1日以前生まれ)がA日程、満20歳以下(2005年4月2日以降生まれ)がB日程です。海外・離島など一部の特別会場で受ける人と、障がい等による受験上の配慮を受ける人はA日程になります。

方式別の検定料

方式別の検定料(2026年度・税込)
方式準2級準2級プラス2級
従来型・本会場8,400円8,600円9,000円
従来型・準会場6,000円6,300円6,800円
英検S-CBT9,000円9,200円9,600円
英検S-Interview9,000円9,200円9,600円

出典:日本英語検定協会「速報 2026年度 実用英語技能検定(英検)検定料を一律100円引き下げ」、日本英語検定協会「検定料|英検S-CBT」

2026年度第1回から、全級・全方式の検定料が一律100円引き下げられました。準2級プラスの本会場は、2025年度の8,700円から8,600円になっています。準会場は、学校や塾などが団体で申し込んで受ける会場です。一次試験免除で申し込む場合も、検定料は同じ額です。

英検S-CBTで受ける場合

英検S-CBTは、コンピューターを使って受ける方式です。準2級プラスは2025年6月実施分から受けられるようになりました。英検S-CBTは準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級で実施されます(1級・4級・5級はなし)。原則毎週実施され、各検定期間(第1回4〜7月・第2回8〜11月・第3回12〜3月)に国内・海外の会場を合わせて同じ級を最大3回まで申し込めます。従来型との併願もできます。

従来型の日程が合わないときや、1つの検定期間に何度か挑戦したいときに向いています。

出典:日本英語検定協会「英検S-CBT」、日本英語検定協会「英検S-CBT 準2級プラスの実施について(2025年4月30日)」

申込方法

個人ではインターネットかコンビニで申し込みます。書店での個人申込は、すでに終わっています。学校や塾では団体を通じて準会場で受け、一次試験の日程は各回のA〜F日程から団体が選びます。

年齢制限や受験資格はありません。どの級からでも受験できます。

準2級・2級との併願(ダブル受験)

協会が2025年3月に発表した時間割では、準2級プラスの一次試験は午前(10時10分開始)、2級と準2級は午後(14時10分開始)でした。そのため、同じ日に次の組み合わせで受けられます。

  • 準2級プラス(午前)+2級(午後)
  • 準2級プラス(午前)+準2級(午後)

2級と準2級は同じ時間帯なので、この2つを同じ日に受けることはできません。実際の開始時刻は、年度や会場の案内で変わることがあるため、受験票で必ず確認してください。

出典:日本英語検定協会「2025年度 一次試験の時間割について(2025年3月7日)」

ダブル受験には、「本命の2級に挑戦しつつ、準2級プラスで確実に合格を取る」という使い方があります。一方で、1日に2つの試験を受けると集中力が続きにくく、検定料も2つ分かかります。どちらを本命にするかの目安は、勉強法の章にあります。

一次試験免除

1〜3級で一次試験に合格し、二次試験が不合格または棄権(欠席)だった場合は、二次試験のウェブ合否公開時刻から翌年度の同じ回まで、一次試験免除で申し込めます(検定料は通常と同額。英検S-CBTでも利用可)。

出典:日本英語検定協会「一次試験免除について」

当日の持ち物と本人確認

当日は受験票を持っていきます。2026年度第1回から、1〜3級(準1級・準2級プラス・準2級を含む)は試験当日に協会が定める顔写真付き身分証明書の原本提示が必須です(従来型・S-CBT・S-Interview共通)。忘れた場合は当日の申告と翌日9時30分までの写真提出が必要で、確認できないと「認証失格」になります。4級・5級は身分証明書は不要です。

出典:日本英語検定協会「顔写真付き身分証明書お知らせページ」

入試・進学での活用

準2級プラスが入試でどう扱われるかは、学校ごとに違います。準2級と2級の間の点数に換算する私立高校の例がある一方、大学入試で準2級プラスを明記した例は、まだほとんど見当たりません。

高校入試での使われ方

私立高校の中には、準2級プラスを準2級より高く評価する学校があります。大阪府内の私立高校について、学習塾がまとめた情報には次のような例があります。

大阪府内の私立高校での扱いの例
学校準2級準2級プラス2級
大谷70点に換算75点に換算80点に換算
関西大学北陽10点加点15点加点20点加点
羽衣学園70点に換算80点に換算—
大阪薫英女学院80%に換算80%に換算—
大阪商業大学高校130点130点—

学習塾が各校の資料をもとにまとめた情報です(参考資料の「出版社・報道・その他の資料」を参照)。「—」は情報がなかったことを示します。換算方法は年度や入試の種類によって変わるため、必ず各校の最新の募集要項で確認してください。

愛知県の中京大学附属中京高校でも、旺文社の記事によると「準2級以上(準2級プラスの場合は80/100点)」という扱いが紹介されています。このように、準2級と同じ扱いの学校と、準2級より上に置く学校があります。

公立高校では事情が違います。大阪府の公立高校の英語の読み替え(外部検定の結果を学力検査の点数に読み替える制度)は2級以上が対象で、準2級プラスは対象外です。令和10年度入試からは、2級の読み替え率を70%に下げる方針が報じられています。東京都と神奈川県の公立高校では、英検による直接の優遇は基本的にないとされています。

大学入試での使われ方

準2級プラスを条件として明記した大学の入試要項は、公表資料を調べた範囲では見つかりませんでした。大学入試での扱いは、条件の出し方で大きく変わります。

級で条件を出している大学

多くは「2級以上」が条件です。この場合、準2級プラスは条件を満たしません。

CSEスコアで条件を出している大学

受けた級を問わない場合があります。たとえば東京理科大学の一般選抜A方式は「CSE1950以上・級や合否は問わない」とされています(学習塾の情報サイトの記事による)。

CEFRで条件を出している大学

準2級プラスで表示されるCEFRは上限がA2のため、B1以上が必要な入試には使えません。

準2級プラスでCSE1,950以上を取るには、4技能の満点2,500点のうち8割近くが必要です。大学入試で英検を使うことが決まっているなら、2級以上の合格を目標に置くのが現実的です。

単位認定・高卒認定・就職での扱い

英検の合格を単位として認める高校・大学があり、協会の検索システムで学校ごとに確認できます。高卒認定試験で準2級プラスが英語の科目免除の対象になるかは、公表資料では確認できません。要件は文部科学省の案内で確かめる必要があります。就職や資格で、準2級プラスを条件や優遇の対象として挙げた企業・資格の例は、まだ見当たりません。

準2級プラスを受ける意味

ネット上には「準2級プラスを受ける意味はない」という声もありますが、目的によって答えは変わります。受ける価値があるのは、次のような場合です。

  • 準2級に合格したが、2級まではまだ距離がある。2級と同じ形式で、途中の合格を積み上げたい。
  • 志望する私立高校が、準2級プラスを準2級より高く評価している。
  • 2級に届かなかったが、要約や英作文の形式にはもう慣れている。

一方、次のような場合は2級を目指す方が近道です。

  • 大学入試や資格で「2級以上」「B1以上」が必要と決まっている。
  • 2級の過去問で、すでに合格点に近い得点が取れている。

有効期限

英検の級の合格には有効期限がありません。一度合格すれば、準2級プラスの合格はずっと有効です。ただし入試では、学校が「いつ以降に受けた試験の結果か」を指定したり、提出する証明書の形式を決めたりしています。合格した時期と証明書の取り方も、募集要項に書かれています。

履歴書の書き方

正式名称で「実用英語技能検定準2級プラス 合格」と書くのが一般的な形です。協会が公式に示した記入例は見当たりませんが、ほかの級と同じく「実用英語技能検定」の正式名称に級名を続ける書き方で伝わります。

英検®準2級プラスの勉強法

準2級プラスは、ライティング2題で1技能分のスコアがあるため、要約と英作文の対策が合否を大きく左右します。そのうえで語彙を準2級から一段上げ、2級と同じ形式に慣れることが合格への近道です。準2級に合格している人なら、約85〜115時間の学習がひとつの目安です(第三者の調査をもとにしたこのページの試算で、公式の数字ではありません)。

準2級プラスと2級の選び方

準2級に合格したあと、次に準2級プラスと2級のどちらを受けるか迷う人は多くいます。判断の材料には、2級の過去問を1回分、時間を計って解いたときの技能ごとの手応えが使えます。

2級の過去問で6割に近い点が取れるなら、2級に挑戦してよい段階です。要約や単語に不安があるなら、準2級プラスで形式に慣れてから2級に進むのが確実です。その中間くらいなら、午前に準2級プラス、午後に2級のダブル受験も選べます。

合格に必要な力の全体像

合否に大きく影響するのは、次の3つです。

ライティング
2題で625点分あり、型を覚えれば短期間で伸びやすい技能です。
語彙
大問1の17問と、長文の読みやすさの両方に効きます。
要約
準2級にはなかった形式で、多くの人にとって初めての課題です。

リスニングは準2級と同じく30問ですが、応答文を選ぶ問題がなくなり、内容一致だけになります。選択肢を先に読む練習をしておけば、準2級の力をそのまま生かせます。

大問ごとの攻略

要約:1段落を1文にまとめる

3段落の英文なら、「話題の紹介」「よい点」「問題点」の3つの要点を、それぞれ1文ずつにまとめます。よい点と問題点は but や however でつなぎ、対比をはっきりさせます。本文の表現は必ず言い換え、細かい具体例は省いて要点だけを残します。最後に、語数が25〜35語に収まっているかを数えます。

英作文:「意見→理由1→理由2→まとめ」の型

最初の一文で質問に答え(I think 〜 / I do not think 〜)、First, 〜. Second, 〜. で理由を2つ書き、For these reasons, 〜. で締めます。理由にはそれぞれ1文ずつ具体例や説明を添えると、50〜60語に自然に収まります。

リーディング:解く順番を決めておく

ライティングを先に仕上げ(約35分)、そのあと大問1、大問3、大問2の順に解く方法があります。大問3は言い換えに注意し、大問2は空所の前後の文の関係(逆接・結果・追加)を考えて選びます。

リスニング:放送前に選択肢を読む

放送は1回だけです。前の問題の解答を早めに決め、次の問題の選択肢に目を通しておくと、何を聞き取ればよいかが絞れます。

技能別の勉強法

単語は、準2級プラス専用の単語帳を使うか、準2級の単語帳に2級の重要語を加えます。文法は、長文の構造を読み取る土台になる仮定法、分詞構文、関係詞を復習します。リスニングは、選択肢の先読みと、音声を追いかけて声に出すシャドーイングを練習します。

ライティングは要約と英作文を毎週1本ずつ書き、先生など第三者に添削してもらいます。スピーキングは、3コマのイラストを英語で説明する練習を毎日少しずつ続けます。

勉強時間の目安

必要な勉強時間の公式な数字はありません。参考になるデータは次の2つです。

  • 協会のデータでは、準2級に合格してから2級に合格するまでに約18〜21か月かかっています。
  • 民間の調査には、準2級から2級に合格するまでに約170時間という数字があります。

準2級プラスがその中間の級だと考えると、準2級に合格している人なら約85〜115時間がひとつの目安になります。これはこのページでの試算で、公式の数字ではありません。準2級に合格していない人は、これより長くかかります。

学習スケジュールの例

3か月前から始める場合

1か月目
単語と文法の基礎を固める
2か月目
大問ごとの演習に加えて、要約と英作文を週1本ずつ書く
3か月目
過去問と予想問題を時間を計って解き、一次試験が終わったら面接の練習に切り替える

1か月前から始める場合

過去問を週1回解き、ライティングを毎日1本書くことに絞ります。短期間でもライティングは伸びやすく、スコアへの影響も大きいからです。

過去問の使い方

過去問は、次の3つの場所で手に入ります。

協会の公式サイト
一次試験の直近3回分(音声付き)
協会の特設サイト
一次・二次のサンプル問題と、2級との要約問題の比較リーフレット
協会の「英語情報」
過去問を解説する「過去問ひもとき講座」の資料

1回目は時間を計って本番どおりに解き、技能ごとに正答率を出します。2回目以降は、間違えた問題の単語と、要約・英作文の書き直しに時間を使います。ライティングは模範解答と見比べるだけでなく、自分の答案を書き直すことで力がつきます。

教材の選び方

準2級プラス専用の主な対策書
書名出版社発行時期・価格
2026年度版 英検準2級プラス 全問題集旺文社2026年2月26日1,870円
英検準2級プラス対策 重要度順パス単旺文社2025年3月ごろ新装版もあり
英検準2級プラス対策 予想模擬テスト旺文社—

出典:旺文社(英検準2級プラス 対策書の商品情報)、旺文社(英検準2級プラスの解説(旺文社 英検過去問・対策サイト))

準2級プラスは新しい級のため、専用の対策書はまだ旺文社のものが中心です。足りない部分は、ほかの級の教材で補えます。

要約は、形式が同じ2級の要約対策の教材を使い、語数だけ25〜35語に縮めて練習します。単語は準2級の単語帳を仕上げてから、2級の単語帳の重要語を足します。面接は、全問題集の問題カードを使って、家族や先生と模擬面接をします。

自分の英語力にどの級が合っているか、目安を知りたい場合はレベルの目安ガイドも参考になります。

中学生・高校生の注意点

中学生が高校入試に使うなら、中学3年の第2回(10月)までの合格がひとつの目安です。志望校が準2級プラスを準2級と同じに扱うか、それより上に扱うかは、募集要項で確認してください。

高校生は、準2級プラスを高1〜高2の途中の目標にして、高3の前半までに2級合格を目指すのが基本の流れです。大学入試で英検を使うなら、準2級プラスは通過点になります。

英検®準2級プラスの面接(二次試験)の流れと対策

準2級プラスの二次試験は約7分の個人面接で、英文の音読と4つの質問に答えます。合格点は625点満点中427点で、2級と同じ流れで進みます。

  1. 入室して、面接委員に面接カードを渡し、着席する
  2. 氏名と受験する級を確認され、簡単なあいさつをする
  3. 問題カードを受け取り、英文(55語程度)を20秒間黙読する
  4. 英文を音読する
  5. No.1:英文の内容についての質問に答える
  6. 20秒間イラストを見て考え、No.2:3コマのイラストの展開を説明する
  7. 問題カードを裏返し、No.3・No.4:自分の意見を問う質問に答える
  8. 問題カードを返して退室する

出典:日本英語検定協会「準2級プラスの試験内容」、日本英語検定協会「バーチャル二次試験(準2級プラス)」

4つの質問と答え方の型

No.1は英文の内容を問う質問です。答えの部分を本文から探し、「By 〜ing.」「Because 〜.」の形で答えます。No.2では、3コマのイラストの展開を説明します。話し始めの一文は問題カードに印刷されているので、それに続けて、1コマにつき2文程度で説明します。No.3・No.4は、身近な社会の話題について意見を問う質問です。自分の立場をはっきり言ってから、理由を2つ述べます。

面接で見られる態度と聞き返し

協会の評価の観点には「積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」が含まれます。面接委員の目を見て、聞き取りやすい声で話すことも評価の一部です。

質問が聞き取れなかったときは、Pardon? や Could you say that again? と聞き返して構いません。自然な流れの聞き返しは減点されません。沈黙が長くなる方が不利です。

家でできる面接練習

  • 協会サイトの「バーチャル二次試験(準2級プラス)」で、入室から退室までの流れを映像で確認する。
  • 全問題集などの問題カードを使い、家族や先生に面接委員役をしてもらって時間を計って練習する。
  • No.2のイラスト説明は、毎日1セット、声に出して録音し、聞き直す。
  • No.3・No.4は、学校・環境・テクノロジーなどの話題ごとに、賛成・反対の理由を2つずつ用意しておく。

二次試験の日程

2026年度第2回の二次試験は、A日程が11月8日、B日程が11月15日です。二次試験(1〜3級共通)は、満21歳以上(2005年4月1日以前生まれ)がA日程、満20歳以下(2005年4月2日以降生まれ)がB日程です。海外・離島など一部の特別会場で受ける人と、障がい等による受験上の配慮を受ける人はA日程になります。中学生・高校生の多くはB日程になります。

出典:日本英語検定協会「2026年度 試験日程(個人でお申し込みの方)」

例題で問題形式を確認する

問題はすべてこのページのために作ったオリジナルで、本番より短くしたものもあります。

大問1 短文の語句空所補充

Mika was so ( ) in her new novel that she did not notice the train had stopped at her station.

  1. relieved
  2. located
  3. absorbed
  4. divided
正解と解説を見る

正解3absorbed

be absorbed in 〜 で「〜に夢中になる」という意味です。「本に夢中で、電車が駅に止まったことに気づかなかった」という文になります。relieved は「ほっとした」、located は「位置している」、divided は「分けられた」で、どれも文脈に合いません。

大問2 長文の語句空所補充

Many cities around the world now have bike-sharing services. People can rent a bike with a smartphone app and return it at another station. These services are cheap and good for the environment. ( ), some residents are unhappy. They say that people often leave bikes on sidewalks, which makes it hard for elderly people to walk.

  1. For example
  2. As a result
  3. In addition
  4. However
正解と解説を見る

正解4However

空所の前は「安くて環境によい」というよい点、後ろは「不満を持つ住民もいる」という問題点です。反対の内容をつなぐので、逆接の However が入ります。本番では、このように段落の流れをつかむ問題が出ます。

大問3 長文の内容一致選択(Eメール)

Hi Ken,
I'm going on a trip to Hokkaido with my family next weekend. I want to take pictures of the snow festival, but my camera broke last week. Could you lend me yours? I'll be very careful with it and give it back on Monday.
Emma

What does Emma ask Ken to do?

  1. Go to the snow festival with her.
  2. Let her use his camera.
  3. Repair her old camera.
  4. Take pictures of her family.
正解と解説を見る

正解2Let her use his camera.

本文の lend me yours(あなたのカメラを貸して)が、選択肢では Let her use his camera(彼女にカメラを使わせる)と言い換えられています。本文と同じ camera や festival という語を含む選択肢はほかにもあるため、言い換えに気づけるかがポイントです。

ライティング1 英文要約(25〜35語)

次の英文を読んで、その内容を英語で要約しなさい(25〜35語)。

These days, many high school students use online videos to study. Some teachers even ask students to watch short videos at home before class. Then, students use class time to ask questions and solve problems together.

There are some good points to studying this way. Students can watch the videos as many times as they want, so they can learn at their own speed. Also, teachers have more time to help each student in class.

However, some people worry about this style of learning. Not all students have a good internet connection at home. In addition, some students may not watch the videos carefully because they are busy with club activities.

解答例と解説を見る

模範解答(34語)

Some teachers now have students watch videos at home before class. Students can learn at their own speed and get more help, but some lack internet access or are too busy to watch carefully.

第1段落の「授業前に家で動画を見させる」、第2段落の「自分のペースで学べ、授業で手厚く教われる」、第3段落の「ネット環境がない・忙しくて見ない」の3つの要点が入っています。よい点と問題点を but でつなぎ、Not all students have a good internet connection を lack internet access に、busy with club activities を too busy に言い換えています。自分の意見は入れません。

ライティング2 英作文(50〜60語)

次の質問について、あなたの意見とその理由を2つ英文で書きなさい(50〜60語)。

QUESTION: Do you think it is good for students to join club activities after school?

解答例と解説を見る

模範解答(58語)

I think it is good for students to join club activities. First, students can make friends from other classes and grades. This helps them learn how to work as a team. Second, club activities give students a chance to try new things, such as music or sports. For these reasons, I believe club activities are good for students.

最初の一文で質問に答え、First / Second で理由を2つ示し、For these reasons でまとめる型どおりの構成です。1つ目の理由には「チームで働くことを学べる」という説明を添え、2つ目の理由には such as で具体例を加えています。語数も範囲内に収まっています。

リスニング第1部 会話の内容一致選択

(放送される会話と質問)

W: Hi, Tom. Are you going to finish your report at home tonight?
M: I wanted to, but my computer stopped working yesterday. I'll go to the city library after school and use one of their computers.
W: Good idea. It's open until eight.
Question: What will the man do after school?

  1. Use a computer at the library.
  2. Buy a new computer.
  3. Ask the woman for help.
  4. Finish his report at school.
正解と解説を見る

正解1Use a computer at the library.

男性は「放課後に市の図書館に行って、そこのパソコンを使う」と話しています。本番では会話と質問は1回しか放送されず、選択肢だけが問題冊子に印刷されています。放送前に選択肢を読み、「男性の予定」が問われそうだと予想しておくと聞き取りやすくなります。

リスニング第2部 文の内容一致選択

(放送される英文と質問)

Last summer, Yuki joined a volunteer program at a local beach. Every Saturday, she and other students picked up plastic bottles and bags. At first, she thought the work was boring. However, she learned that plastic can hurt sea animals. Now, she tells her friends to use their own bags when they go shopping.
Question: What did Yuki learn from the program?

  1. Volunteer work is always boring.
  2. Many students live near the beach.
  3. Plastic can harm animals in the sea.
  4. Shopping bags are cheap.
正解と解説を見る

正解3Plastic can harm animals in the sea.

However のあとの「プラスチックが海の生き物を傷つけることを知った」が答えの部分です。hurt sea animals が harm animals in the sea に言い換えられています。第2部では However のような転換の言葉のあとに、大事な情報が来ることがよくあります。

面接 音読とNo.1〜No.4

(問題カード)

Online Maps
Today, many people use online maps on their smartphones. With these maps, people can easily find the way to places they have never visited. Some online maps also show how crowded trains and roads are. Many travelers check such information, and by doing so they can avoid wasting time.

No.1 According to the passage, how can many travelers avoid wasting time?

No.2 3コマのイラスト(夫婦が美術館へ行く相談をする → スマートフォンで電車がとても混んでいるのを確認する → バスで美術館に向かう)の展開を説明しなさい。

No.3 Some people say that paper maps will not be used in the future. What do you think about that?
No.4 Do you think it is a good idea for high school students to have part-time jobs?

解答例と解説を見る

No.1〜No.4の解答例

No.1 By checking information about how crowded trains and roads are.

No.2 One day, Mr. and Mrs. Sato were talking about going to a museum. Mr. Sato said to his wife, "Let's go there by train." Then, Mrs. Sato checked her smartphone. She found that the trains were very crowded. Later, they took a bus to the museum.

No.3 I disagree. Paper maps are useful when smartphone batteries run out. Also, some people find it easier to see a large area on a paper map.

No.4 Yes. Students can learn the value of money through work. They can also improve their communication skills by talking with customers.

No.1は by doing so が指す部分(check such information)を探し、「By 〜ing」の形で答えます。No.2は印刷された一文に続けて、1コマにつき1〜2文で説明します。No.3・No.4は立場を先に言い、理由を2つ続けます。

よくある質問

基本 準2級プラスは英語で何と呼ばれていますか?

英語の名称は「Grade Pre-2 Plus」です。英検の8つの級の中では、やさしい方から5番目にあたり、準2級と2級の間に入ります。英語で書く書類では、この名称を使えば通じます。

受験資格 準2級に合格していなくても、準2級プラスを受けられますか?

受けられます。英検には年齢制限や受験資格がなく、どの級からでも受験できます。ただし準2級プラスは準2級より語彙も書く量も増えるため、準2級の過去問で安定して点が取れるかを先に確かめておくと安心です。

国の目標 準2級プラスに合格すると、高校卒業時の国の目標を満たしたことになりますか?

国の目標のひとつは「高校卒業段階でCEFR A2レベル(英検準2級)相当以上」です。準2級プラスの合格点は、成績表のCEFRでA2と表示される範囲に入るため、この目標の水準は超えています。もうひとつの目標であるB1(英検2級相当)は、準2級プラスでは表示されません。

成績表 準2級プラスの成績表では何がわかりますか?

受験者マイページで、技能ごとの英検CSEスコア、合格基準からの距離を示す英検バンド、4技能総合のCEFRを確認できます。4技能総合のCEFRは、二次試験まで受けて4技能のスコアがそろったときに表示されます。

ライティング 要約や英作文の語数が指定から外れるとどうなりますか?

指定の範囲から外れたときの扱いは、協会から具体的には公表されていません。準2級プラスの要約は、2025年度から「25〜35語で要約」と指示文に明記されています。範囲内で書くことが前提です。

単語 準2級プラスの単語帳は何を使えばよいですか?

専用の単語帳としては旺文社の「英検準2級プラス対策 重要度順パス単」があります。専用教材を使わない場合は、準2級の単語帳を仕上げたうえで、2級の単語帳の重要語を加える方法もあります。どちらの場合も、覚えた語を要約や英作文で使ってみると定着しやすくなります。

参考資料

このページの数字と制度の説明は、次の資料にもとづいています。いずれも2026年9月24日時点で確認した内容です。

公式・公的機関の資料

出版社・報道・その他の資料

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このページは日本英語検定協会が公表している情報をもとにJumpstart Englishが独自にまとめたもので、協会の承認や推奨を受けたものではありません。

日程・検定料・出題形式・入試での扱いは変わることがあります。受験や出願の前には、日本英語検定協会の公式サイトと各学校の募集要項で最新の情報をご確認ください。

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※ 合格率は当塾受講生を対象とした自社調べによるものです。級・開始時の習熟度や学習状況により結果は異なり、合格を保証するものではありません。

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