子ども向けの英語多読教材「ラズキッズ(Raz-Kids)」を検討しているものの、本当に効果があるのかわからず迷っていませんか。

結論からお伝えすると、わが家ではラズキッズ(ラズプラス)を3年間続けました。その結果、アルファベットがわかる程度だった息子が、英語の本を自力で音読できるようになりました。一方で、本の内容が単調に感じられるなど、合う・合わないが分かれる面もあります。

この記事では、5歳から3年間使った体験談をもとに、英語力の変化やメリット・デメリット、効果を高める使い方を紹介します。導入するかどうかを判断する材料にしてください。

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ラズキッズ(ラズプラス)とは?レベル別の電子書籍で学ぶ多読教材

ラズキッズは、アメリカのLearning A-Z社が提供するオンラインの英語多読教材です。レベル別の電子書籍を、パソコンやタブレット、スマートフォンで読めます。

レベルは一番やさしいaaからZ2まで、29段階に分かれています。公式サイトでは、ラズキッズの電子書籍は800冊以上と案内されています。

ラズプラス(Raz-Plus)はラズキッズの強化版で、数千冊規模のレベル別読み物が用意されています。2つの違いはラズキッズとラズプラスの違いを解説した記事で詳しく比較しています。

どちらも、ネイティブの読み上げ音声を聞く、自分のペースで読む、自分の音読を録音する、クイズで理解度を確かめる、という流れで学習を進めます。料金や基本的な使い方はラズキッズとは何かをまとめた記事をご覧ください。

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【体験談】5歳から3年間続けた息子の英語力の変化

ここでは、息子がラズキッズを3年間続けて、英語力がどう変わったかを紹介します。ほかの英語教材はほとんど使わず、ラズキッズを中心に取り組んだ結果です。英語力の伸び方には個人差があるので、一つの例として参考にしてください。

始める前:アルファベットがわかる程度

ラズキッズを始めたのは、息子が5歳のときです。アルファベットの大文字と小文字がわかり、apple、dog、cat などの簡単な単語をいくつか知っている程度でした。

フォニックス(つづりと音の関係のルール)の知識はほとんどなく、英語の文章を自分で読むことはできませんでした。絵本を読み聞かせても絵を眺めているだけで、英語の音と文字はまだ結びついていない状態でした。

3年後:英語の本を自力でスラスラ読めるように

3年間続けた今、息子はレベルI前後の本を自力でスラスラ音読できるようになりました。簡単な物語なら、初めて見る単語もフォニックスの知識を使って推測しながら読み進めています。

リスニング力も伸び、読み上げ音声を聞いて内容をほぼ理解できるようになりました。読んだ後のクイズでも、8割以上正解できています。

何より、英語の本を読むことに抵抗がなくなり、毎日読む習慣が身についたことが大きな成果だと感じています。始める年齢の目安はラズキッズは何歳から始められるかの記事も参考になります。

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使ってわかったラズキッズの4つのメリット

長く使ってみて特によかったのは、費用を抑えて大量に読めることと、子どもの成長に合わせて少しずつレベルを上げられることです。ここでは、実際に感じた4つのメリットを紹介します。

メリット1:共同利用なら費用を抑えてたくさん読める

ラズキッズやラズプラスは、個人で契約すると費用が高くなりがちです。ただし、スクールなどが提供する共同利用の仕組みを使えば、年間数千円で利用できる場合があります。

多読では、たくさんの本を読むことが大切だとされています。紙の洋書を何百冊もそろえることを考えると、読み放題で使えるのは大きな魅力です。

メリット2:レベル分けが細かく、無理なく進められる

ラズキッズはaaからZ2まで29段階に分かれており、1段階ごとの難しさの差が小さく作られています。同じレベルの本を何冊も読むうちに、自然と次のレベルに進む力がついていきます。

少しずつ段階を上げられるので、「難しすぎて読めない」とつまずきにくいのが特長です。わが家では、少し簡単だと感じるレベルから始めたことで、息子が自信を持って取り組めました。

メリット3:聞く・読む・録音で音と文字を結びつけられる

ラズキッズでは、まずネイティブの音声を聞き、次に自分で読み、最後に自分の音読を録音できます。

お手本の音声で正しい発音を知り、音読で文字と音を結びつけ、録音で自分の声を確かめる流れです。このサイクルを繰り返すことで、読む力だけでなく、聞く力や話す力の土台づくりにも役立ちます。

メリット4:クイズで理解度を確認できる

本を読み終えると、内容を確認するクイズに挑戦できます。選択式の問題が中心で、正しく読めていたかをすぐに確かめられます。

読書やクイズでポイントがたまり、アバターやロケットの部屋を飾れる仕組みもあります。わが家では、これが続けるモチベーションの一つになりました。読みっぱなしで終わらない点も、学習教材として心強いところです。

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始める前に知っておきたい3つのデメリット

メリットが多い一方で、本のおもしろさやアプリの機能面では物足りなさを感じる部分もありました。申し込む前に、次の3点を確認しておくと安心です。

デメリット1:ストーリーが単調に感じる本もある

ラズキッズの本は、学習用に作られたものが中心です。特に低いレベルでは、フォニックスのルールを練習するための単調な文章が続きます。物語としてのおもしろさや、キャラクターの魅力に欠けると感じる本も少なくありません。

科学や社会などを扱うノンフィクションも多いため、子どもの興味によっては「つまらない」と感じることがあります。

デメリット2:読み上げ音声の速さを変えられない

わが家で使ってきた範囲では、読み上げ音声の再生速度を変える機能は見当たりませんでした。音声はネイティブの子ども向けの自然な速さなので、始めたばかりの子どもには速く感じることがあります。

繰り返し聞くうちに耳は慣れていきますが、ゆっくりの音声で聞きたい場合には対応できません。アプリの仕様は変わることがあるので、最新の機能は公式情報で確認してください。

デメリット3:ゲーム性は控えめ

ポイントでアバターを変えるといったお楽しみ要素はあるものの、ミニゲームやアニメーションはほとんどありません。

あくまで「デジタルの読書教材」なので、ゲーム感覚で英語に触れたい子どもには物足りないかもしれません。公式サイトではサンプルの本も公開されているため、申し込む前に子どもの反応を見ておくと安心です。

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ラズキッズの効果を高める4つの使い方

ラズキッズは読ませるだけでも一定の効果が期待できますが、使い方を少し工夫すると学習効果を高めやすくなります。わが家で意識してきた4つのポイントを紹介します。

使い方1:少し簡単なレベルから始める

一番大切なのは、今の実力より少し簡単なレベルから始めることです。「簡単すぎるかな」と感じるくらいの本をたくさん読むと、スラスラ読める成功体験が積み重なり、自信につながります。

いきなり難しいレベルに挑戦してつまずくと、やる気が下がりかねません。読める本を着実に増やしていくことが、長く続けるコツです。

使い方2:録音機能で自分の発音を確かめる

自分の音読を録音し、お手本の音声と聞き比べる習慣をつけましょう。自分の声を聞くことで、発音やイントネーション、リズムの違いに気づきやすくなります。

保護者が隣で聞き、「ここの発音、お手本とそっくりだね」と具体的にほめると、話すことへの意識も高まります。録音を定期的に残しておくと、上達の様子がわかり成長を実感できます。

使い方3:クイズで間違えたところを本文で確かめる

本を読んだら、クイズまでセットで取り組みましょう。後で質問されるとわかっていると、子どもは内容に集中して読むようになります。

間違えた問題は、本文のどこに答えのヒントがあったかを一緒に探すのがおすすめです。これを繰り返すと、文章から根拠を見つける読解力が身につきやすくなります。

使い方4:読んだ本について親子で話す

読んで終わりにせず、内容を話す機会を作りましょう。たとえば「What was this book about?(どんなお話だった?)」と聞いてみてください。「Did you like it?(おもしろかった?)」のような簡単な質問でも十分です。

英語で答えるのが難しければ、日本語でもかまいません。保護者との会話を通して、内容の理解が深まり、伝える力も育っていきます。

家庭だけで英語のやり取りを続けるのが難しい場合は、英検に特化したマンツーマンのオンラインレッスンで、読む力を話す力や英検の合格につなげる方法もあります。

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ラズキッズと他の多読アプリ(ORC・Epic!)の違い

多読アプリには、ラズキッズのほかにORC(オックスフォード・リーディング・クラブ)やEpic!があります。子どもの性格や目的によって向いているアプリは変わるため、料金・本のおもしろさ・学習機能の3点で比べてみます。

料金で比べる

ラズキッズやラズプラスは個人契約だと高額になりがちですが、共同利用を使えば費用を大きく抑えられます。たとえばJumpstart Englishのラズプラス共同利用は年間3,300円です。

ORCはプランによって料金が異なるため、最新の料金は公式情報で確認してください。Epic!は制限付きの無料プランがあるとされますが、すべての本を読むには有料プランが必要です。

本のおもしろさで比べる

物語のおもしろさでは、ORCやEpic!を好む子どもも多いです。ORCでは、キッパーたち一家の日常を描いた人気シリーズ「Oxford Reading Tree」が読めます。

Epic!は、アメリカの出版社の絵本や児童書が多く、読み物としての楽しさを重視しています。一方、ラズキッズは学習用のノンフィクションも多く、物語としてのおもしろさは本によって差があります。

学習機能で比べる

学習教材としての仕組みは、ラズキッズが充実しています。聞く・読む・録音・クイズの流れが決まっているので、毎日の学習を習慣にしやすい設計です。

ORCにも、音声の速度調整機能や辞書機能、録音機能があります。Epic!は読書を楽しむことに重点があり、クイズは一部の本に限られます。学習習慣をつけたい場合は、ラズキッズかORCが向いています。

ラズキッズとORCの違いは、ラズキッズとORCを比較した記事でさらに詳しく解説しています。

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まとめ:ラズキッズは英語多読の第一歩におすすめ

ラズキッズ(ラズプラス)は、細かいレベル分けと、聞く・読む・録音・クイズの学習サイクルが特長の多読教材です。わが家では3年間で、英語の本を自力で読めるまでに成長しました。

ストーリーの単調さやゲーム性の低さなど物足りない面もありますが、学習習慣をつけながら読む・聞く・話す力の基礎を育てたい家庭には向いています。英語多読の最初の教材として、有力な選択肢になるでしょう。

費用を抑えて始めたい場合は、Jumpstart Englishのラズプラス共同利用(年間3,300円)を利用する方法もあります。申込日から1年間使え、自動更新なので契約切れで学習データが消える心配が少ないのが特長です。

申込後は1営業日以内にアカウントが発行され、支払いはクレジットカード・Google Pay・Apple Payに対応しています。キャンセルや返金はできないため、内容を確認してから申し込んでください。

多読で身につけた英語力を英検の合格にもつなげたい場合は、英検専門のオンライン英語スクールJumpstart Englishもご検討ください。小学生から高校生まで、完全マンツーマンで英検全級の対策に対応しています。

よくあるご質問

  • ラズキッズ(Raz-Plus)とはどのような教材ですか?

    アメリカのLearning A-Z社が開発したオンライン英語多読教材です。aaからZ2まで29段階に細かくレベル分けされた3,000冊以上の電子書籍が用意されており、ネイティブの読み上げ音声、音読録音、内容理解クイズなどを通じてリーディング力やリスニング力を伸ばせます。

  • 初心者の子供でも効果はありますか?

    はい、効果が期待できます。記事内の体験談では、アルファベットが読める程度の5歳児が3年間継続した結果、自力でスラスラと音読ができるようになり、初見の単語もフォニックスの知識で推測して読めるようになるまで成長した事例が紹介されています。

  • 他の英語アプリと比較したメリットは何ですか?

    最大のメリットは圧倒的なコストパフォーマンスです。共同利用などを活用すれば年間数千円で大量の洋書が読み放題になります。また、29段階という非常に細かいレベル設定により、子供が難しすぎてつまずくことなく着実に成長できる点も大きなメリットです。

  • 利用する上で注意すべきデメリットはありますか?

    教育目的のノンフィクションが多くストーリーが単調に感じやすい点、読み上げ音声の速度が調整できない点、他のアプリに比べてゲーム要素が少なく子供によっては飽きてしまう可能性がある点に注意が必要です。

  • 学習効果を高めるための効果的な使い方はありますか?

    実力より少し簡単なレベルから始めて自信をつけさせること、録音機能を使って自分の発音を客観的に確認すること、読了後のクイズに必ず挑戦して読解力を定着させること、そして親子で本の内容について英語や日本語で話し合うことが効果的です。

  • ORC(オックスフォード・リーディング・クラブ)やEpic!との違いは何ですか?

    ラズキッズは低コストで体系的な学習サイクルが確立されているのが特徴です。ORCは物語の面白さが、Epic!はエンターテインメント性に強みがありますが、費用を抑えて基礎から着実に力をつけたい場合はラズキッズが有力な選択肢となります。