「Oxford Reading Clubはどんなサービス?」「料金はいくらで、無料で試せるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
先に要点をまとめます。Oxford Reading Club(オックスフォードリーディングクラブ、以下ORC)は、英語のレベル別リーダーをデジタルで読めるサービスです。会員登録すると80冊を14日間無料で試せます。有料で使うときは、利用したい期間のアクセスコードを購入します。
この記事では、ORCの特徴、料金と購入方法、無料体験の始め方、アプリのログイン方法、使い方までを、公式情報をもとに順番に説明します。
Oxford Reading Club(ORC)とは
ORCは、英語のレベル別リーダーを読み放題で使えるデジタルライブラリです。
運営するオックスフォード大学出版局(OUP)は、世界最大の大学出版局です。ORCはもともと学校や英語教室など教育機関向けのサービスでしたが、2022年3月に個人向けプランの提供が始まりました。
読めるシリーズと冊数
公式サイトでは「13シリーズ・1,000冊以上」と案内されています。中でも人気なのが、Oxford Reading Tree(ORT)です。
ORTは、公式サイトで「イギリスの約80%以上の小学校で採用されている国語の教科書」と紹介されているシリーズです。ORCでは約300冊を読めます。同じ家族が登場するお話が続くので、子どもが親しみやすいのも特徴です。
ORTのほかには、次のようなシリーズがあります(説明は公式サイトの紹介をもとにしています)。
- Bookworms:現代フィクションから古典文学、ミステリー、ノンフィクションまでそろうシリーズです。
- Dominoes:ドラマ仕立ての音声と、充実したアクティビティが魅力です。
- Oxford Phonics World Readers:フォニックスを学びながら、読むことに慣れるためのシリーズです。
- Oxford Read and Discover:英語を通して他の教科の内容も学べるノンフィクションです。
- Oxford Read and Imagine:ロージーやベンたちが活躍するアドベンチャーのお話です。
- Classic Tales:おなじみのおとぎ話を、やさしい英語とイラストでまとめています。
- このほか、Dolphin Readers、Let’s Go Readers、Happy Readersなどがあります。
フォニックスの入門書から大人向けの文学作品まであるので、幼児から大人まで使えます。シリーズごとのレベルの違いは、Oxford Reading Clubのレベルとレベルチェックで詳しく説明しています。
Oxford Reading Clubの料金と購入方法
ORCの個人プランは、利用期間ごとのアクセスコードを購入する方式です。
2022年3月の個人プラン開始時に発表された料金は、次のとおりです。
| プラン | 料金(税込) | 1か月あたり |
|---|---|---|
| 1か月 | 990円 | 990円 |
| 6か月 | 5,720円 | 約953円 |
| 12か月 | 11,000円 | 約917円 |
2022年3月の発表時の料金です。最新の価格は公式サイトで確認してください。
期間が長いプランほど、1か月あたりの料金は少し安くなります。まず1か月分で試し、続けられそうなら長いプランに切り替える方法もあります。
提供開始時の発表では、自動更新のサブスクリプションではなく、アプリ内課金もないと説明されていました。必要な期間の分だけ買えるので、長期休みだけ使うこともできます。
アクセスコードの使い方
購入したアクセスコードは、ウェブサイトで入力して使います。
- 公式サイトで会員登録し、ログインします。
- 画面上部のメニューから「コードを入力」を開きます。
- 半角英数字12桁のコードを入力して、ボタンを押します。
なお、同じ内容のコードは、今の利用期限が切れた後に入力するよう案内されています。延長したいときは、期限の日付を確認してから入力しましょう。
無料体験の内容と始め方
ORCは、会員登録すると80冊の本を14日間無料で試せます。
無料体験は、公式サイトの「無料体験」ボタンから申し込みます。登録してログインすると、マイライブラリーに試せる本が表示されます。
- 公式サイトの「無料体験」から会員登録画面へ進みます。
- 名前やメールアドレス、ユーザーID、パスワードなどを入力します。
- 利用規約とプライバシーポリシーに同意して登録します。
- ログインすると、マイライブラリーで本を読めるようになります。
14日間が過ぎた後も続けて読むには、アクセスコードの入力が必要です。体験中に、音声や5ステップの機能をひととおり試しておくと判断しやすくなります。
また、ウェブ版では約10分のレベルチェックテストも受けられます。どのシリーズから読めばよいかの目安になるので、体験期間のうちに受けておくのがおすすめです。
アプリのダウンロードとログイン方法
ORCは、パソコンのブラウザとスマホ・タブレットのアプリで使えます。
対応端末とアプリの入手方法
アプリは、App StoreかGoogle Playで「Oxford Reading Club」と検索して入手します。公式ヘルプに書かれている対応環境は、次のとおりです(2026年9月確認)。
- パソコン:Google Chromeが推奨です。録音機能はChromeでのみ使えます。
- iPhone・iPad:iOS 15.0以降に対応しています。
- Android:Android 9.0以降、解像度1280×720以上に対応しています。
スマホやタブレットのブラウザでウェブ版を使うことはサポート対象外です。モバイル端末ではアプリを使いましょう。
注意したいのは、iOSアプリでは会員登録ができない点です。先にブラウザで登録してから、アプリでログインします。
1つのIDで使えるモバイル端末は2台までです。アプリに本をダウンロードしておくと、インターネットにつながっていなくても読めます。Amazon Fireタブレットは公式ヘルプの対応環境に書かれていないため、使う前に確認しておくと安心です。
ログインの手順
ログインには、会員登録のときに作ったユーザーIDとパスワードを使います。
- 公式サイト、またはアプリを開きます。
- ユーザーIDとパスワードを入力します。
- 「ログイン」ボタンを押します。
ユーザーIDは、半角英字で始まる4〜12文字の半角英数字です。パスワードは、半角の英字と数字を両方使った6〜40文字で作ります。忘れないように、登録したらメモしておきましょう。
ログインできないときの対処法
ログインできないときは、原因ごとに次の方法を試してみてください。
- IDやパスワードを忘れた:ログイン画面の「ユーザーIDを忘れた場合」「パスワードを忘れた場合」から手続きします。
- 端末を追加できない:登録できる台数を超えています。「デバイスの管理」で使っていない端末を削除します。
- アプリが動かない:アプリを終了して再起動し、直らなければ再インストールします。
- 長く使っていなかった:長期間使わないとアカウントが停止されることがあります。
それでも解決しない場合、個人ユーザーは公式サイトのお問い合わせフォームから連絡します。学校や教室から配られたIDの場合は、その教育機関に問い合わせましょう。
使い方と5ステップリーディング
ORCの初級レベルの本には、1冊を5つの段階で学べる「5ステップリーディング」が用意されています。
- Warm Up:単語の音を聞いて、それを表す絵を選びながら予習します。
- Listen Up:本文を隠した状態で、イラストを見ながら音声を聞きます。
- Read:本文を読みます。本文をクリックすると音声が流れます。
- Speak Up:お手本の音声を聞いた後、同じ文を読んで録音します。
- Wrap Up:さまざまな形式のまとめクイズで内容を復習します。
本の表紙をクリックすると、5つのステップから取り組むものを選べます。毎回すべてをこなさなくても、その日の目的に合わせて使い分けられます。
辞書・音声・録音などの機能
読んでいる途中で使える機能も充実しています。
- 辞書:Oxford Essential Dictionaryなど3種類の学習辞典で、単語の意味をすぐ確認できます。
- 単語帳:覚えにくい単語を集めて、自分用のリストを作れます。
- 音声の速度調整:ウサギとカメのスライダーで、読み上げの速さを変えられます。
- 録音:自分の音読を録音して、発音を確認できます。
- 学習記録:読んだ冊数や学習時間が記録され、読むほどメダルがもらえます。
音声はアメリカ英語かイギリス英語です。両方の発音を切り替えられるのは、ORT、Oxford Read and Imagine、Oxford Read and Discoverの3シリーズです。
すべての機能を使いたい場合は、パソコンかタブレットでの利用が案内されています。
多読で読む力の土台をつくりつつ、英検の合格を目指すなら級ごとの対策も欠かせません。英検の各級に特化したマンツーマン指導を組み合わせると、読む力を試験の得点に結びつけやすくなります。
ORCのメリットと注意点
ORCは、音声付きのレベル別リーダーを手軽にたくさん読めるのが最大の利点です。
メリット
- ORTを含む1,000冊以上を、紙の本をそろえずに読めます。
- 全文に音声があるので、保護者が英語に自信がなくても読み聞かせの代わりになります。
- 5ステップで、聞く・読む・話す練習を1冊の中でできます。
- アプリに本を保存すれば、外出先でも通信なしで読めます。
注意点
- 読書記録はアカウントごとに残るため、きょうだいで1つを共有すると記録が混ざります。
- レベルチェックテストはウェブ版専用で、アプリでは受けられません。
- 5ステップがあるのは初級レベルの本で、すべての本に付いているわけではありません。
- 料金は2022年の発表時の情報のため、購入前に最新の価格を確認する必要があります。
ほかの多読サービスと比べて選びたい方は、ラズキッズとORCの比較や英語多読アプリのおすすめも参考にしてください。
アメリカの多読教材が気になる場合は、ラズキッズの特徴と料金もあわせて確認してみてください。強化版のラズプラス(Raz-Plus)は個人契約だと高額です。Jumpstart Englishのラズプラス共同利用(年間3,300円)なら費用を抑えられます。申込日から1年間使え、自動更新です。キャンセル・返金はできないため、内容を確認してから申し込みましょう。
まとめ:ORCが向いている人
Oxford Reading Clubは、オックスフォード大学出版局のレベル別リーダーを1,000冊以上読めるサービスです。料金はアクセスコードの期間ごとに決まり、会員登録すると80冊を14日間無料で試せます。
特に、次のような方に向いています。
- おうち英語で、ORTなどの定番リーダーを音声付きで読ませたい保護者の方。
- やさしい英語の本をたくさん読んで、多読を習慣にしたい方。
- 聞く・読む・話すの練習を、1冊の本の中でまとめてしたい方。
まずは無料体験で、お子さんが楽しんで読めるかを確かめてみてください。
多読で読む力がついてきたら、英検の級に合わせた対策を始める良いタイミングです。Jumpstart Englishは、小学生から高校生を対象にした英検専門のオンライン英語スクールです。完全マンツーマンで英検の全級に対応しているので、多読と並行した試験対策にも取り入れやすいでしょう。
