英検準2級プラスは、2025年度に準2級と2級の間に新設された級です。新しい級のため、「何点取れば合格なのか」「準2級と比べてどれくらい難しいのか」がわかりにくいと感じる方も多いはずです。

結論から言うと、英検準2級プラスの合格点は一次試験が1875点満点中1402点、二次試験が625点満点中427点です。この記事では、この数字の意味と「何割取れば合格ラインに届くのか」を、準2級・2級との比較を交えて解説します。

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英検準2級プラスの合格点は一次1402点・二次427点

準2級プラスの合否は、素点(正解した問題の数)ではなく英検CSEスコアで判定されます。CSEスコアとは、英検協会が技能ごとの英語力を共通の尺度で示すためのスコアです。合格基準スコアは日本英語検定協会が公表しており、試験回によって変わらない固定の値です。

  • 一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)は、1875点満点中1402点が合格基準です。
  • 二次試験(スピーキング)は、625点満点中427点が合格基準です。
  • 一次と二次を合わせた4技能の合格基準は、2500点満点中1829点です。

一次試験の合格基準

一次試験はリーディング・ライティング・リスニングの3技能で、各技能の満点は625点です。3技能の合計が1402点に届けば一次試験は合格で、満点に対する割合は約75%です。

大切なのは、一次試験の合否は3技能の合計スコアで決まるという点です。ただし3技能で割ると、1技能あたり約467点が必要になります。どこか1つの技能が大きく崩れると、残りの2技能で取り戻すのは簡単ではありません。

二次試験の合格基準

二次試験は面接形式のスピーキングテストで、625点満点中427点が合格基準です。割合にすると約68%です。一次試験のスコアとは別に判定されるため、一次を高得点で通過していても、二次で427点に届かなければ不合格になります。

「1829点」は4技能合計の基準

「準2級プラスの合格点は1829点」という説明を見かけることもあります。これは一次の1402点と二次の427点を足した、4技能合計の合格基準スコアです。実際には一次に合格してから二次に進むため、目標は「一次1402点」「二次427点」と分けて考えるのがおすすめです。

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CSEスコアの仕組みと素点で合否が決まらない理由

準2級プラスの点数を正しく読むには、CSEスコアの3つの特徴を押さえておく必要があります。どれも英検協会が公式サイトで説明している仕組みです。

技能ごとに同じ満点が配分されている

準2級プラスでは、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの満点がすべて625点です。問題数は技能によって違いますが、満点は同じです。そのため、問題数の少ない技能ほど1問あたりの重みが大きくなります。

同じ正答数でも回によってスコアが変わる

スコアは、各回の答案をすべて採点した後に統計的な手法で算出されます。そのため、同じ数だけ正解しても、試験回が違えばスコアが変わることがあります。受験者が自分の正答数から正確なスコアを計算することはできません。

級によって1技能の満点が違う

1技能あたりの満点は級ごとに異なり、準2級は600点、準2級プラスは625点、2級は650点です。級をまたいで点数を比べるときは、点数そのものではなく満点に対する割合で考えるとわかりやすくなります。

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準2級・準2級プラス・2級の合格点を比較

準2級プラスの合格ラインは、準2級と2級のちょうど中間に位置しています。3つの級の合格基準スコアを並べると、次のとおりです。

  • 準2級は、一次が1800点満点中1322点(約73%)、二次が600点満点中406点(約68%)です。
  • 準2級プラスは、一次が1875点満点中1402点(約75%)、二次が625点満点中427点(約68%)です。
  • 2級は、一次が1950点満点中1520点(約78%)、二次が650点満点中460点(約71%)です。

一次試験で見ると、満点に対する合格ラインの割合は準2級の約73%から、準2級プラスの約75%、2級の約78%へと段階的に上がります。準2級プラスは、2級の手前でスコアの要求水準を一段だけ引き上げる級だといえます。

ただし、この割合は「CSEスコアの割合」であり、「正答率」とは一致しません。75%のスコアが必要だからといって、75%の問題に正解しなければならないわけではない点に注意してください。

準2級の合格点の仕組みは英検準2級の合格点・配点の解説で、2級の合格ラインは英検2級の合格基準スコアの解説で詳しくまとめています。

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何割正解すれば合格?正答率の目安と考え方

結論として、準2級プラスで「何問正解すれば合格」という公式の目安はありません。英検協会は、スコアの算出方法の性質上、正答数の目安は示せないとしています。

参考になるのが、協会が公表している2016年度第1回一次試験のデータです。このとき2級以下の級では、各技能で6割程度の正答率だった受験者の多くが合格していました。

ただし、準2級プラスは2025年度に新設された級なので、このデータの対象には含まれていません。6割はあくまで出発点と考えましょう。過去問やサンプル問題で練習するときは、どの技能も6割を下回らないことを最低ラインにして、得意な技能で上積みを狙うのが安全です。

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技能別に見る準2級プラスの点の取り方

4技能の満点はすべて625点ですが、問題数は技能ごとに大きく違います。一次試験の時間は、リーディングとライティングを合わせて85分、リスニングが約25分です。どこで点を積み上げるかを考えるために、構成を確認しておきましょう。

リーディングは31問で625点

リーディングは、短文の語句空所補充が17問、長文の語句空所補充が6問、長文の内容一致選択が8問の計31問です。すべて4択のマークシート方式です。問題数が多いぶん、1問のミスがスコアに与える影響は比較的小さくなります。

一方で、ライティングと同じ85分の中で解くため、時間配分が崩れると後半の長文や作文に響きます。語彙問題で悩みすぎず、作文に十分な時間を残すことが大切です。

ライティングは2題で625点

ライティングは、英文要約が1題、質問に対する意見を書く英作文が1題の計2題です。わずか2題に625点が配分されるため、1題の出来がスコアを大きく左右します。合格点を取るうえで、最も差がつきやすい技能の一つです。

準2級で出題されるEメール問題は、準2級プラスでは出題されません。代わりに加わる要約問題は、2級でも出題される形式です。2題それぞれの書き方と85分の配分は英検準2級プラスのライティング対策でまとめています。要約の組み立て方は英検2級の要約問題の書き方も参考になります。

リスニングは30問で625点

リスニングは、会話の内容一致選択が15問、文の内容一致選択が15問の計30問です。放送は1回だけです。聞き逃した問題を引きずらず、すぐ次の問題の選択肢に目を移す習慣をつけておきましょう。

ライティングのように問題数が少ない技能は、自己流の練習だけでは減点の原因に気づきにくい分野です。書いた英文を第三者に確認してもらう方法として、英検に特化したマンツーマンのオンライン指導を取り入れるのも一つの選択肢です。

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二次試験(面接)で427点を取るためのポイント

二次試験は約7分間の個人面接で、面接委員は1人です。英検協会が公表している流れは次のとおりです。

  • 55語程度のパッセージを20秒間黙読したあと、タイトルから音読します。
  • No.1では、音読したパッセージの内容について質問されます。
  • No.2では、20秒考えたあとに3コマのイラストの展開を説明します。
  • No.3では、カードの話題に関連する事柄について自分の意見を述べます。
  • No.4では、日常生活の一般的な事柄について自分の意見を述べます。

No.2のあとは問題カードを裏返し、No.3とNo.4はカードを見ずに答えます。評価は、応答の内容に加えて発音、語彙、文法、情報量などの観点で行われます。積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度も評価の観点に含まれています。

意見を問う質問では、沈黙を避けて短くても最後まで答え切る姿勢を意識しましょう。「意見を1文で述べ、理由を添える」練習を積んでおくと、そのまま2級の面接対策にもつながります。

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スコアが届かなかったときに見るべきポイント

不合格だった場合は、成績表に表示される技能別のCSEスコアを確認しましょう。合計点だけで判断せず、どの技能が1技能あたりの目安である約467点を下回っているかを見るのがポイントです。

目安を大きく下回った技能が1つだけなら、その技能を集中的に立て直すのが近道です。複数の技能が少しずつ足りない場合は、語彙や文法といった共通の土台から見直すと効率的です。

次の受験日は、従来型とS-CBTのどちらを選ぶかでも変わります。実施時期の比較は英検準2級プラスの日程とS-CBTの解説で確認できます。準2級プラスを受けるか2級へ直接進むかで迷っている場合は、準2級プラスの位置づけと受験タイミングの判断基準が参考になります。

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まとめ

英検準2級プラスの合格基準は、一次試験が1875点満点中1402点、二次試験が625点満点中427点です。4技能合計の基準は1829点で、満点に対する割合は準2級と2級の中間にあたります。

正答数の公式な目安はありませんが、各技能で6割を下回らないことを最低ラインにして、得意な技能で上積みを狙うのが基本の考え方です。特に、2題に625点が配分されるライティングは合否を左右しやすい技能です。

要約問題や面接など、準2級から形式が変わる部分は早めに型を身につけておくと安心です。一人での対策に不安がある場合は、完全マンツーマン・完全オンラインの英検対策を取り入れるのも方法です。Jumpstart Englishでは、小学生から高校生まで英検全級に対応した指導を受けられます。