ラズキッズ(Raz-Kids)とラズプラス(Raz-Plus)は、アメリカのLearning A-Zが提供するオンラインの英語多読教材です。名前が似ているため、どちらを選べばよいか迷う方も多いでしょう。
結論から言うと、ラズプラスはラズキッズの内容をすべて含んだ上位版です。読める本の数が多く、印刷して使える教材や先生向けの資料も加わります。
この記事では、本の数・機能・料金の違いを整理し、お子さんに合った選び方を解説します。ラズキッズの基本はラズキッズ(Raz-Kids)の効果・使い方・料金の解説もご覧ください。
ラズプラスとは?ラズキッズとの関係
ラズプラスは、生徒用の「ラズキッズ」と、先生用の教材サイト「Reading A-Z」などをひとつにまとめたサービスです。Learning A-Zの公式ヘルプでも、ラズキッズとReading A-Zの機能がすべて含まれると説明されています。
さらに、フォニックスなどの基礎を順序立てて学ぶ「Foundations A-Z」も含まれています。
一方のラズキッズは、生徒がタブレットやパソコンで本を読むことに特化したサービスです。レベル別の電子書籍を聞いたり読んだりして、クイズで理解を確かめる使い方が中心です。
どちらもレベルはaa〜Z2の29段階で共通です。レベルと英検の関係は、ラズキッズのレベルと英検の対応表で詳しく解説しています。
ラズキッズとラズプラスの違いを比較表で確認
主な違いを表にまとめました。細かい説明は次の章で行います。
| 項目 | ラズキッズ | ラズプラス |
|---|---|---|
| 位置づけ | 生徒用の多読サービス | ラズキッズに先生用教材などを加えた上位版 |
| 読める本 | レベル別の電子書籍800冊以上 | 3,000冊以上(デコーダブルブックなどを含む) |
| レベル | aa〜Z2(29段階) | aa〜Z2(29段階) |
| 使い方 | アプリ・ブラウザで読む | アプリ・ブラウザに加え、印刷や投影もできる |
| 先生・保護者向け | 学習レポート、課題の配信 | 左記に加え、ワークシートや指導案など |
| 個人で契約する場合 | ラズプラスより安い(ドル建て) | 1年$299(日本向け案内サイトの表示) |
| Jumpstart Englishの共同利用 | —(ラズプラスで提供) | 年間3,300円 |
本の数は、公式ページの表記(ラズキッズ「800+ leveled eBooks」、ラズプラス「Over 3,000」)によるものです。料金は2026年9月に確認しました。
収録数や料金は変わることがあるため、最新の情報はLearning A-Zの公式サイトでご確認ください。
ラズキッズとラズプラスの3つの違い
違いは大きく分けて、本の数、教材の種類、先生・保護者向けの機能の3つです。
違い①:読める本の数
最も大きな違いは、読める本の数です。公式の表記では、ラズキッズは800冊以上、ラズプラスは3,000冊以上とされています。
本が多ければ同じレベルの中でも選択肢が広がり、子どもが興味のある本を見つけやすくなります。1つのレベルに長くとどまる時期でも、読む本が足りなくなりにくいのが利点です。
一方で、ラズキッズの800冊以上も、多読の習慣をつけるには十分な量です。まず気軽に始めたい家庭なら、ラズキッズでも困ることは少ないでしょう。
違い②:教材の種類と印刷できるかどうか
ラズプラスには、フォニックスのルールどおりに読める「デコーダブルブック」など、読み始めの段階向けの教材も含まれます。文字と音の基礎から始めたい幼児や小学校低学年に便利です。
また、ラズプラスではReading A-Zの本やワークシートを印刷して使えます。ラズキッズは画面で読むデジタル専用なので、紙でも読みたい場合は上位版を選ぶとよいでしょう。
画面を見る時間を減らしたいときや、書き込みながら学びたいときに、印刷できる教材は役立ちます。
違い③:先生・保護者向けの機能
学習状況のレポートや課題の配信、読み始めのレベルを決める判定ツールは、ラズキッズにもあります。「評価や管理の機能はラズプラスだけ」というわけではありません。
上位版では、これに加えて指導案やワークシートなど、先生向けの資料が使えます。家庭で保護者が教える場合も、読んだ本に合わせた練習を用意しやすくなります。
ラズキッズとラズプラスの料金と契約方法
料金は、公式から個人(家庭)で契約するか、共同利用に参加するかで大きく変わります。
公式で個人契約する場合
公式の契約は1年ごとのドル建てで、1ライセンスにつき1教室(生徒36人まで)または1家庭が使えます。
ラズプラスは、Learning A-Zの日本向け案内サイトで1年$299と表示されています(2026年9月確認)。ラズキッズはラズプラスより安い設定ですが、いずれも決して安い金額ではありません。
共同利用に参加する場合
費用を抑えたい場合は、英語教室などが募集する「共同利用」に参加する方法があります。教室のライセンスに生徒として加わる形で、年間数千円で参加できる募集もあります。
Jumpstart Englishでも、ラズプラスの共同利用(年間3,300円)を受け付けています。申込日から1年間使え、自動更新なので契約切れで学習データが消える心配が少ないのが特徴です。
申込後、1営業日以内にアカウントが発行されます。決済はクレジットカード・Google Pay・Apple Payに対応しています。キャンセル・返金はできないため、内容を確認してから申し込んでください。
この共同利用では、ラズキッズの機能もあわせて使えます。
ラズキッズとラズプラスはどちらを選ぶべき?
迷ったときは「どのくらい読みたいか」「紙の教材も使いたいか」で選ぶのがおすすめです。
まず多読を試してみたいならラズキッズ
英語の本を読む習慣をつけたい段階なら、ラズキッズでも十分です。800冊以上の本があり、音声・録音・クイズといった基本の機能はそろっています。
何歳から始めるかで迷っている場合は、ラズキッズを始める年齢の目安も参考にしてください。
たくさん読みたい・長く続けたいならラズプラス
毎日何冊も読む子や、同じレベルに長くとどまりがちな子には、本の数が多いラズプラスが向いています。フォニックスの基礎から学べる教材や、印刷できるワークシートも使えます。
ラズプラスを長く使った家庭の様子は、ラズプラスを3年使った体験談で紹介しています。
英検を目指して読む量を増やしたいならラズプラス
英検3級以上を目指し、説明文も含めて読む量を増やしたい場合は、選べる本が多いラズプラスが便利です。
ただし、英検合格には多読だけでなく、ライティングや面接の対策も欠かせません。英検に特化したマンツーマン指導と組み合わせると、読む力を試験の得点につなげやすくなります。
Jumpstart Englishは英検専門のオンライン英語スクールで、小学生〜高校生を対象に、完全マンツーマンで英検全級の対策を行っています。
ラズキッズとラズプラスに共通する学習機能
本を読むための基本的な機能は、ラズキッズとラズプラスで共通です。
音声を聞いて読み、音読を録音できる
本はお手本の音声つきで、聞きながら読めます。自分の音読を録音する機能もあり、発音を見直すきっかけになります。
クイズで理解度を確かめられる
読み終わったあとは、クイズで内容を理解できたかを確かめます。選択式だけでなく、文章で答える問題もあります。
スターを集めてアバターを変えられる
本を読んだりクイズに答えたりすると、スターがもらえます。スターはアバターやロケット(Raz Rocket)の飾りつけに使えるので、子どものやる気につながります。
具体的な操作の流れは、ラズキッズの使い方で詳しく紹介しています。
まとめ
ラズプラスは、ラズキッズの内容をすべて含んだ上位版です。読める本はラズキッズが800冊以上、ラズプラスが3,000冊以上とされ、上位版では印刷できる教材や先生向けの資料も使えます。
まず多読を試すならラズキッズ、たくさん読みたい・紙の教材も使いたいならラズプラスが向いています。どちらも個人で契約すると高めなので、共同利用も含めて検討するとよいでしょう。
Jumpstart Englishでは、ラズプラスの共同利用(年間3,300円)を受け付けています。英検合格まで見すえて学びたい場合は、Jumpstart Englishの英検対策レッスンもあわせてご検討ください。
よくあるご質問
-
ラズキッズとラズプラスの主な違いは何ですか?
主な違いは、読める本の数、コンテンツの種類と質、利用料金、保護者・管理者向け機能の4点です。ラズプラスはラズキッズの内容をすべて含み、さらに多くの教材が追加された上位プランです。
-
それぞれのプランで読める本の冊数はどれくらいですか?
ラズキッズは約500冊、ラズプラスは約3,000冊以上の本が読み放題です。ラズプラスはラズキッズの6倍以上の圧倒的なボリュームがあります。
-
英語を始めたばかりの子供にはどちらがおすすめですか?
英語学習を始めたばかりの初心者には、ラズキッズがおすすめです。約500冊の厳選された本で基礎を固めることができ、多読の習慣をつけるのに十分な内容となっています。
-
利用料金を安く抑える方法はありますか?
公式サイトの個人契約(年間100ドル以上)よりも、日本の英語教室などが募集する「共同利用(グループ参加)」を利用するのがお得です。グループ参加であれば、年間数千円程度で利用できる場合があります。
-
子供が飽きずに続けられる仕組みはありますか?
本を読んだりクイズに正解したりするとスターポイントが貯まり、それを使ってアバターやロケットの内部をカスタマイズできるお楽しみ要素が共通機能として備わっています。
-
自分の発音をチェックすることはできますか?
はい、どちらのプランにも録音機能があります。お手本の音声を聞いた後に自分の声を録音し、聞き比べることができるため、スピーキング力や発音の向上に役立ちます。
-
ラズプラスだけに搭載されている特別な機能は何ですか?
ラズプラスには、子供のリーディングレベルを客観的に測定できる「学力評価テスト(アセスメント)機能」があります。また、フォニックス教材や詩、歌、科学分野に特化した本など、コンテンツの種類もより多様です。
