学校や塾で英検を受けられると聞いて、本会場との違いが気になった方は多いのではないでしょうか。英検の準会場とは、学校や塾が自分の教室で一次試験を実施する会場のことです。

この記事では、受けられる級・二次試験の扱い・受験票・試験日の決め方という4つの違いを、英検協会の公式情報をもとに整理します。通っている学校や塾で実施がない場合の受け方も紹介します。

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英検の準会場とは?申込責任者が監督する一次試験の会場

協会は団体受験を「団体受験とは、学校や企業など団体でお申し込みを行う受験のことです。」と説明しています。その団体受験には、本会場と準会場の2通りがあります。

協会は本会場を「協会が定めた公開会場で、協会の実施のもとに、他の受験者と一緒に受験。」と説明しています。準会場については「申込責任者が定めた会場で、申込責任者の監督のもとに、当該団体の出願者だけで一次試験を受験。」と説明しています。

申込責任者とは、団体の側で英検の申し込みを取りまとめる担当者のことです。つまり準会場は、通っている学校や塾の先生が会場と試験監督の両方を担う形になります。いつもの教室で、同じ学校や塾の人だけで受けるのが準会場の特徴です。

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準会場で受けられるのは2級から5級まで

準会場で受けられる級は、2級から5級までです。協会は準会場の申込条件として「2級~5級の志願者の総人数が10名以上であること。」を挙げています。

一般の受験者を受け入れている準会場の案内にも「2~5級を受験いただけます。」と書かれています。1級と準1級は、この条件にも案内にも出てきません。この2つの級を受けるなら、本会場での受験が前提になります。

なお準1級は、コンピューターで受ける英検S-CBTでも受験できます。受け方による違いは英検の従来型とS-CBTの違いで解説しています。

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二次試験は準会場では行われません

準会場で受けるのは一次試験だけです。協会は団体申込の説明の中で「二次試験は本会場で受験。」と明記しています。一次に合格したら、協会が指定する本会場まで出向いて面接を受けます。

二次試験の日程は、申し込んだ団体の種類で決まります。協会は、小学校・中学校・高等学校などが団体申込をした受験者は全級A日程になると定めています。塾が団体申込をした場合については「塾が団体申込をした場合、全級B日程での受験となります。」と明記しています。

2026年度第3回の二次試験は、本会場A日程が2月28日(日)、本会場B日程が3月7日(日)です。学校経由ならA日程、塾経由ならB日程と、申し込んだ先によって面接の日付が変わります。

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準会場に受験票は届きません

準会場で受ける人には、受験票が郵送されません。協会は「準会場受験の場合、受験票のお届けはございません。」と明記しています。会場も試験の時間も、団体の先生から直接知らされる形になります。

本会場で受ける場合は、協会が「一次受験票は試験日の1週間前までに到着します。」と案内しています。届かないときや紛失したときの手順は英検の受験票はいつ届く?にまとめました。

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試験日はA〜F日程から団体が1つだけ選びます

準会場の一次試験日は、本会場の1日とは別に6つ用意されています。2026年度第3回(2027年1月実施)の準会場の日程は次のとおりです。

  • A日程は1月15日(金)です。
  • B日程は1月16日(土)です。
  • C日程は1月17日(日)です。
  • D日程は1月22日(金)です。
  • E日程は1月23日(土)です。
  • F日程は1月24日(日)で、本会場と同じ日です。

協会は「一次試験準会場の実施は、A~F日程から1日程のみ選択できます。」と定めています。団体が選べるのは1日程だけなので、受験者が日付を選ぶことはできません。

試験日の決め方について、協会は「学校・塾ごとに、英検担当の先生が決定します。(受験者様は決められません。)」と明記しています。部活の試合や学校行事と重なっても、受験者の側で動かすことはできません。申し込む前に、団体がどの日程を選んだかを確かめておくと安心です。

F日程は本会場と同じ時間割になります

6つの日程のうち、F日程だけは進め方が本会場にそろえられています。協会は「【準会場F日程】は全国一律で受験級別に着席時間・試験開始時間・試験終了時間が決まっております。」と説明しています。

さらに協会は、F日程について「本会場と同じタイムスケジュールとなり、変更は一切認められません。」とも明記しています。A日程からE日程は金曜・土曜・日曜に設定されているため、平日に受けることもあります。

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検定料は本会場より低く設定されています

準会場のもうひとつの特徴は、検定料が本会場より安いことです。協会が公表している検定料の一覧では、同じ級でも準会場のほうが本会場より低い金額になっています。

ただし金額は年度と級によって変わります。準2級の金額は英検準2級の日程・申し込み・受験料で確認できます。受ける級の最新の金額は、公式サイトの一覧か級ごとの記事で確かめてください。

受ける会場が決まったら、次に必要なのは級に合わせた準備です。級によって出題の形も配点も変わるため、級に特化したマンツーマン指導を取り入れるのも近道です。

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学校や塾で実施がないときは一般受験者受け入れ準会場で受けられます

通っている学校や塾が英検を実施していない場合も、準会場で受ける道があります。協会は「通っている学校・塾で英検の実施が行われない場合は、一般受験者受け入れが可能な団体にて受験することも可能です。」と案内しています。

外部の塾などが、自分の生徒以外の受験者を受け入れてくれる仕組みです。協会は、一次試験の日程は「一般受験者受け入れ準会場一覧」で塾ごとに確認するよう案内しています。

受け入れている級は団体ごとに違います。協会も「一般受験者受け入れ団体によって受験可能級が異なります」と注記しています。受けたい級を実施しているかどうかを、先に確かめる必要があります。

近くに受け入れ団体が見つからないときの窓口もあります。協会は、近くに一般受験者受け入れ団体がない場合は協会に問い合わせれば、次回以降にその地域の準会場団体へ受け入れの協力を案内すると説明しています。

この場合も、一次試験の日程は受け入れ先の先生が決めます。二次試験の日程についても、協会は英検担当の先生に確認するよう案内しています。

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準会場を実施できる団体には条件があります

どの団体でも準会場を開けるわけではありません。協会は「団体申込に必要な志願者数は、本会場・準会場と共に10名以上とします。」と定めています。

団体の種類によって、必要な手続きも変わります。協会の案内では、学校教育法に定める学校と官公庁は準会場登録が不要とされています。私塾や企業は、協会に「準会場申込資格」の登録を申請し、承認を受けた団体だけが実施できます。

協会は「準会場登録は、3年毎に更新が必要です。」と定めています。実施にあたっては、協会が定める準会場実施規定に従うことも条件とされています。実施するかどうかは団体側の判断になるため、受けたい級があるときは早めに相談しておきましょう。

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準会場だからこそ使える2つの制度

準会場には、本会場では使えない制度が2つあります。どちらも知らないまま本会場で申し込むと、受けられなくなるものです。

4級・5級は不合格でも次回が無償になることがあります

準会場で4級・5級を受けて不合格だった場合、次の回の検定料が無償になる制度があります。対象は準会場で有償受験した人に限られ、個人申込と団体本会場申込は対象外です。

欠席した場合も対象から外れます。条件や申請の手順は英検4級・5級チャレンジキャンペーンとは?でまとめています。

本会場と組み合わせれば同じ級を2回受けられます

同じ検定回に同じ級を2回受けられる重願受験も、準会場があって成り立つ制度です。協会は条件のひとつを「本会場申込と準会場申込(一次試験A~E日程)の組み合わせであること」としています。

準会場の側は「準会場はA~E日程に限ります。」と限定されており、F日程は使えません。組み合わせを間違えると無効になります。協会は、本会場と本会場、あるいは準会場と準会場の組み合わせは失格になると明記しています。

申し込んだあとのルールは英検は申し込み後にキャンセル・返金できる?で解説しています。

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準会場と本会場、どちらで受けるか

準会場は、費用が安く、通い慣れた教室で受けられるのが利点です。一方で、試験日を選べず、受験票も届かず、受けられる級も2級から5級に限られます。

本会場は費用が高くなりますが、1級から5級まですべての級を受けられます。日程も年3回の決まった日曜日で、早くから予定を立てられます。どちらで受けても、問われる英語力と取れる資格は同じです。

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