英検準2級プラスの過去問は、英検公式サイトで3回分を無料でダウンロードできます。2026年9月時点で公開されているのは、2026年度第1回・2025年度第3回・2025年度第2回の3回分です。2025年度に新設された級のため、他の級のように何年分もさかのぼることはできません。この記事では、入手できる範囲と足りない分の補い方を整理します。
英検準2級プラスの過去問は公式サイトで無料で入手できます
結論から言うと、公式の過去問は無料で、登録も購入も必要ありません。英検公式サイトの「過去問・試験内容」のページに、準2級プラスのページが用意されています。英検協会は各級について「過去1年(3回分)」を公開する方針をとっており、準2級プラスも同じ扱いです。
公開されている回とダウンロードできるもの
2026年9月時点で掲載されているのは次の3回分です。
- 2026年度 第1回
- 2025年度 第3回
- 2025年度 第2回
それぞれの回で、問題冊子・リスニング原稿・リスニング音源・解答の4点がそろっています。音源まで公開されているので、家庭でも本番と同じ条件でリスニングを解けます。解答は正答のみで、解説は付いていません。
印刷して使う場合は、問題冊子だけでなくリスニング原稿も一緒に出しておくと便利です。聞き取れなかった箇所を原稿で確かめる作業が、そのまま次の練習になります。音源はスマートフォンでも再生できるので、移動中の聞き直しにも使えます。
新しい回は一次試験のあとに追加されます
公式サイトには、準2級プラスの過去問は各回次の一次試験が終わったあとに順次掲載する、と書かれています。つまり受験直前に最新回を探しても、まだ出ていないことがあります。受けようと決めた時点で、そのとき公開されている回をダウンロードしておくのが安全です。
また、1年より前の回は順に入れ替わって消えていきます。2025年度第1回の問題が今は見当たらないのは、このためです。PDFは見つけたときに保存しておきましょう。
なお、自分が受けた直後の回については、過去問の掲載を待たずに一次試験の解答だけが先に公開されます。公開の時刻と自己採点のやり方は英検準2級プラスの解答速報の解説でまとめています。
二次試験の過去問は公開されていません
面接(二次試験)については、実際に出題された問題は公開されていません。代わりに公式サイトでは、サンプル問題のPDFと、面接の流れを再現した「バーチャル二次試験」が用意されています。
準2級プラスの面接は約7分です。音読、パッセージについての質問、イラストの展開説明、自分の意見を答える質問2問という構成です。問題数が決まっているので、サンプル1回分でも流れをつかむには十分に使えます。当日の進み方は英検準2級プラスの二次試験の解説で詳しく説明しています。
面接の練習量を増やしたいときは、サンプル問題を何度も口に出すほうが効果的です。1回分を3回、4回と繰り返し、言い直しが減るまで続けます。イラストの展開説明は20秒の考慮時間があるので、その20秒で何を決めるかを毎回同じ手順にしておくと安定します。
市販の問題集は『英検準2級プラス 全問題集』が中心です
書店で手に入る過去問集としては、旺文社の『2026年度版 英検準2級プラス 全問題集』があります。2026年2月26日に刊行され、価格は1,870円(税込)です。
収録は計4回分です。内訳は2025年度第2回・第1回の過去問と、英検公式のサンプル問題、旺文社オリジナルの予想問題です。他の級の「過去6回全問題集」と違い6回分をそろえられないのは、実施回数がまだ少ない級だからです。
公式サイトには残っていない2025年度第1回が入っている点は、この問題集ならではの利点です。解説が必要な場合も、無料の公式PDFより市販の問題集のほうが向いています。
足りない分は2級の過去問で補えます
過去問を解き切ってしまったら、次に使うのは2級の過去問です。準2級プラスの一次試験は、2級と問題の並びがほとんど同じだからです。
一次試験の構成は2級とほぼ同じです
英検公式サイトの試験形式を並べると、準2級プラスと2級はどちらも次のようになっています。
- リーディング・ライティング:85分
- 短文の語句空所補充17問
- 長文の語句空所補充6問
- 長文の内容一致選択8問
- 英文要約1問・英作文1問(記述式)
- リスニング:約25分
- リスニングは15問+15問、放送は1回のみ
一方で準2級は、リーディング・ライティングが80分で、ライティングはEメール問題と英作文の2問です。リスニングも3つの部に分かれ、放送が2回の部があります。つまり形式に慣れる目的なら、準2級より2級の過去問のほうが近いということです。
ただし語彙と英文の難度は2級のほうが上です
気をつけたいのは、形が同じでも中身の難度は同じではない点です。2級は高校卒業程度が目安で、準2級プラスはその一段手前に置かれた級です。2級の過去問で点が取れなくても、準2級プラスに落ちると決まったわけではありません。
そのため2級の過去問は、得点を測るためではなく、時間配分と設問の形に慣れるために使うのがおすすめです。無料で手に入る回は英検2級の過去問を無料PDFで入手する方法にまとめています。どのくらい取れば合格なのかは、英検準2級プラスの合格点の解説で確認してください。
過去問を始める時期の目安
過去問は、単語と文法をひととおり見たあとに始めるのが目安です。準備がまったくない状態で解くと、わからない問題が多すぎて、どこを直せばよいのか判断できません。
とはいえ、後回しにしすぎるのも危険です。準2級プラスには英文要約と英作文があり、書く練習は時間がかかります。遅くとも試験の1か月前には1回分を解き、記述式の分量を体で知っておきたいところです。
目安としては、学習を始めた週に1回分、中盤で1回分、直前に1回分という三段構えです。3回分しかないからこそ、いつ解くかを先に決めておくと迷いません。
3回分を無駄にしない過去問の使い方
手持ちが3回分しかない級では、解く順番を決めておくことが大切です。何も考えずに全部解いてしまうと、直前に実力を測る材料が残りません。
1回目は時間を計って通しで解く
最初の1回は、対策を始めた時点で通しで解きます。筆記85分・リスニング約25分を本番どおりに計ってください。ここで出た結果は点数を気にするためのものではなく、どの技能から手をつけるかを決めるためのものです。
2回目は技能別、3回目は直前の仕上げに
2回目は通しで解かず、技能ごとに分けて使います。要約と英作文だけを書く日、長文だけを読む日、という進め方です。書いたものは必ず見直し、書き直したものを残しておきます。
残った1回分は、試験の1〜2週間前まで取っておきます。直前に本番と同じ形で解くと、時間配分の癖がはっきり出るからです。技能別の解き方は、リーディングの大問別の解き方、リスニングの部別の解き方、要約と英作文の書き方もあわせてご覧ください。
記述式の要約と英作文は、自分だけでは採点が難しい部分です。書いたものを見てもらう相手がいると進みが早いので、英検の級に合わせたマンツーマン指導を取り入れるのも一つの方法です。
過去問が少ない級は「形式に慣れる」ことを優先しましょう
準2級プラスは新しい級なので、過去問の量で勝負できません。公式の3回分と市販の問題集、それに形式の近い2級の過去問を組み合わせるのが現実的な進め方です。
やることを整理すると、次の3つになります。
- 公式サイトで公開中の3回分を保存しておく
- 解説がほしい場合は市販の問題集を1冊用意する
- 解き終えたら2級の過去問で形式の練習を続ける
試験日から逆算して、いつ何を解くかを紙に書き出しておくと安心です。英検専門のオンラインスクールでは、小学生から高校生まで完全マンツーマンで級別の対策を行っています。何から手をつけるか迷ったときの相談先として活用してください。
