英検準2級のライティングで、「何から書けばいいかわからない」「文法ミスが怖くて手が止まる」と悩んでいませんか。

結論から言うと、文章の骨組みになる決まり文句を覚えておくと、書き始めで迷わなくなります。そのうえで、理由に説明や具体例を添えることが得点につながります。

この記事では、英作文(意見論述)とEメール問題で使える決まり文句・頻出表現を、例文と解答例つきで紹介します。英検公式サイトが示す採点の観点と、減点されやすい書き方もあわせて確認しましょう。

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英検準2級ライティングの形式と採点の観点

2026年度の英検準2級のライティングは、筆記試験(80分)の最後に出る2題です。2024年度のリニューアルで、英作文にEメール問題が加わりました。

問題やること語数の目安
EメールAlexのメールに返信し、質問に答えたうえで、下線部について具体的な質問を2つする40〜50語
英作文(意見論述)QUESTIONに対して、自分の意見と理由を2つ書く50〜60語

ライティングの英検CSEスコアは600点満点で、リーディング・リスニングと同じ重みです。CSEスコアとは、技能ごとの成績を共通の物差しで表した英検の点数のことです。

英検公式サイトによると、英作文は次の4つの観点で採点されます。観点ごとに0〜4点の5段階で評価され、満点は16点です。

  • 内容:意見と、それに沿った理由2つが含まれているか。
  • 構成:英文の構成や流れがわかりやすく論理的か。
  • 語彙:課題にふさわしい語彙を正しく使えているか。
  • 文法:いろいろな文の形を正しく使えているか。

決まり文句は、とくに「構成」を整えるのに役立ちます。一方で「内容」の点は、理由の中身と説明の具体性で決まります。型だけで満点になるわけではない点に注意しましょう。

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英作文(意見論述)の基本テンプレート

英作文は、次の型を覚えておくと書き始めで迷いません。[ ]の部分に、自分の意見と理由を当てはめます。

  1. 意見:I think that [QUESTIONの内容]. / I do not think that [QUESTIONの内容].(〜だと思います。/〜だとは思いません。)
  2. 前置き:I have two reasons.(理由は2つあります。)
  3. 理由1:First, [理由1]. For example, [具体例].(第一に〜。たとえば〜。)
  4. 理由2:Second, [理由2]. This is because [説明].(第二に〜。なぜなら〜。)
  5. まとめ:For these reasons, I think [意見].(これらの理由から〜と思います。)

QUESTIONで求められているのは「意見と理由2つ」なので、最後のまとめは必須ではありません。語数が目安の60語を大きく超えそうなときは、まとめを短くするか省きましょう。

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意見と構成を示す決まり文句

ここでは、文章の流れをわかりやすくする表現を紹介します。英検公式サイトも、接続詞などの「流れを示す表現」を効果的に使うよう勧めています。

意見を述べる表現

  • I think that 〜.(〜だと思います。賛成の立場で使います。)
  • I do not think that 〜.(〜だとは思いません。反対の立場で使います。)
  • I think 〜 is better than ….(…より〜のほうがよいと思います。2つから選ぶ質問で使います。)

理由の順番と追加を示す表現

  • I have two reasons.(理由は2つあります。)
  • First, 〜. / Second, 〜.(第一に〜。第二に〜。)
  • Also, 〜. / In addition, 〜.(また〜。さらに〜。)
  • For these reasons, 〜.(これらの理由から〜。)

説明や具体例を加える表現

  • For example, 〜.(たとえば〜。)
  • This is because 〜.(これは〜だからです。)
  • As a result, 〜.(その結果〜。)
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理由を書くときに使える頻出表現と例文

理由の文は、決まった構文に単語を入れ替えて作ると文法ミスを減らせます。例文ごと覚えておくと、本番でそのまま応用しやすくなります。

  1. It is good for 人 to 〜.(人にとって〜するのはよいことです。)例:It is good for students to study history.(生徒が歴史を学ぶのはよいことです。)
  2. It is easy for 人 to 〜.(人にとって〜するのは簡単です。)例:It is easy for people to get information on the Internet.(ネットで情報を得るのは簡単です。)
  3. 人 can learn about 〜.(〜について学ぶことができます。)例:They can learn about foreign cultures.(外国の文化について学べます。)
  4. 人 can save time / money.(時間やお金を節約できます。)例:People can save money by cooking at home.(家で料理をするとお金を節約できます。)
  5. 人 have a chance to 〜.(〜する機会があります。)例:Students have a chance to speak English.(生徒は英語を話す機会があります。)
  6. 〜 makes 人 happy / healthy.(〜は人を幸せに・健康にします。)例:Playing sports makes children healthy.(スポーツをすると子どもは健康になります。)
  7. 〜 is bad for the environment / health.(〜は環境や健康に悪いです。)例:Using too many plastic bags is bad for the environment.(ビニール袋を使いすぎるのは環境に悪いです。)
  8. 〜 helps 人 〜.(〜は人が〜するのに役立ちます。)例:Reading books helps students learn new words.(読書は生徒が新しい単語を覚えるのに役立ちます。)

ライティング全体の対策や、ほかの表現は英検準2級ライティング対策のまとめでも紹介しています。

表現を覚えても、自分の答案のどこで減点されているかは一人では気づきにくいものです。添削を受けながら型を固めたい場合は、英検に特化したマンツーマン指導を取り入れるのも近道です。

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Eメール問題で使える決まり文句

Eメール問題では、Alexの質問への答えと、下線部についての具体的な質問2つを必ず入れます。2026年度第1回の問題冊子では、あいさつと結びが解答欄に印刷されていました。「Hi, Alex! Thank you for your e-mail.」と「Best wishes,」の間に本文を書く形です。

反応と質問の前置きに使う表現

  • It is great that you 〜.(〜したなんていいですね。)
  • I have some questions about 〜.(〜についていくつか質問があります。)

下線部について質問する表現

  • How much is it?(それはいくらですか。)
  • How long does it take to 〜?(〜するのにどのくらい時間がかかりますか。)
  • How many 〜 does it have?(〜はいくつありますか。)
  • Is it easy to 〜?(〜するのは簡単ですか。)
  • Is it open on weekends?(週末も開いていますか。)

Alexの質問に答える表現

  • As for your question, I think 〜.(あなたの質問についてですが、〜だと思います。)
  • I think so because 〜.(〜なので、そう思います。)
  • I do not think so because 〜.(〜なので、そうは思いません。)

Eメール問題の手順や練習問題は、英検準2級Eメール問題の対策とテンプレートで詳しく解説しています。

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決まり文句を使った解答例

紹介した表現を組み合わせると、どのような答案になるかを見てみましょう。どちらもこの記事のために作ったオリジナルの例題です。

英作文の解答例(56語)

例題:Do you think it is a good idea for students to study abroad?(学生が留学するのはよい考えだと思いますか。)

I think that it is a good idea for students to study abroad. I have two reasons. First, they can improve their English. For example, they have a chance to talk with local people every day. Second, they can learn about foreign cultures. By making friends from other countries, they can understand new ways of thinking.

意見のあとに理由を2つ示し、それぞれに具体例や説明を添えています。難しい単語は使っていませんが、公式の観点である「意見と理由2つ」「わかりやすい流れ」を満たす形です。

Eメールの解答例(49語)

状況:Alexが「新しくできた図書館(下線部)に行った」と書き、最後に「図書館で勉強するのはよいと思う?」と質問してきた場合です。

It is great that you went to the new library. I have some questions about it. How many books does it have? Is it open on weekends? As for your question, I think studying at a library is a good idea because it is quiet and I can concentrate.

下線部の図書館について2つ質問し、Alexの質問にも理由つきで答えています。語数は、印刷されたあいさつと結びを除いた本文で数えています。

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決まり文句を使うときの注意点

型を覚えても、中身の書き方で減点されることがあります。英検公式サイトでは、準2級の英作文で注意したい書き方として次の例を挙げています。

  • QUESTIONに答えていない:関係のない内容だと判断されると、すべての観点で0点になることがあります。
  • 意見と矛盾する理由を書く:Yesと答えたら、Yesの理由だけを書きます。
  • 自分の経験だけで理由を書く:「私は忙しい」のような個人の話は、理由ではなく具体例として添える程度にします。
  • 理由に説明がない:「便利だから」だけで終わらせず、具体例や説明を加えます。
  • 不完全な文を書く:Because it is fun. のように、becauseだけで文を終えないようにします。
  • 英語以外の単語をそのまま使う:日本語の単語を使うときは、英語で説明を添えます。

また、英検公式サイトは、同じ形の文をくり返さず、いろいろな文のパターンを正しく使うよう勧めています。決まり文句に頼りすぎず、becauseやifを使った文も混ぜてみましょう。文法の復習と練習問題は、英検準2級ライティング練習問題と文法まとめで確認できます。

一次試験全体のスコアの仕組みを知りたい場合は、英検準2級の合格点・スコアの解説も参考にしてください。

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まとめ:決まり文句で型を固め、中身で点を取る

英検準2級のライティングは、決まり文句で骨組みを作り、自分の理由を正しく当てはめるのが基本です。

  • 英作文は「意見→理由1+具体例→理由2+説明」の型で書く。
  • Eメールは、下線部への質問2つとAlexへの答えを必ず入れる。
  • 理由には説明や具体例を添え、不完全な文や矛盾に気をつける。

表現を覚えたら、過去問で実際に書いて見直す練習をくり返しましょう。Jumpstart Englishは、小学生から高校生を対象にした英検専門のオンライン英語スクールです。英検全級に対応した完全マンツーマンのライティング指導で、答案の添削を通して書く力を伸ばせます。

よくあるご質問

  • 英検準2級のライティングは何語程度書く必要がありますか?

    語数の目安は50語から60語です。テンプレートの骨組み(First, For exampleなど)を使うことで、効率的に語数を稼ぐことができます。

  • ライティングの採点基準を教えてください。

    「内容」「構成」「語彙」「文法」の4項目で採点されます。各4点、合計16点満点となっており、テンプレートを活用することで特に「構成」の項目で満点を狙いやすくなります。

  • 文章の構成はどのように書けば良いですか?

    「第1段落:自分の意見」「第2段落:理由1(具体例含む)」「第3段落:理由2(補足含む)」の構成で書くのが基本です。語数が足りない場合には、第4段落として結論を付け足します。

  • 結論の段落は必ず書く必要がありますか?

    準2級のライティングにおいて、結論(Therefore以降)は必須ではありません。ただし、語数が50語に満たない場合に文字数を補うための手段として非常に有効です。

  • 文法ミスが不安で筆が進まないのですが、どうすれば良いですか?

    一から英文を考えるのではなく、記事で紹介されている「It is good for 人 to 動詞の原形」のような万能構文や頻出フレーズを丸暗記して当てはめることで、文法ミスを最小限に抑えることができます。