「単語は覚えたのに長文で時間が足りない」「リーディングだけ点が伸びない」。英検準2級の対策をしていると、よく出てくる悩みです。

先に結論をお伝えします。英検準2級リーディングは全29問で、そのうち15問は長文ではなく大問1の語句問題です。まとまった英文を読んで内容を答える問題は、7問しかありません。

この記事では、英検協会が公表している出題形式をもとに29問の内訳を整理します。そのうえで大問ごとの解き方と、点が伸びない原因の見つけ方を解説します。

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英検準2級リーディングの内訳は29問

英検準2級の一次試験は、筆記が80分、リスニングが約25分です。筆記のうちリーディングは4つの大問に分かれ、合計29問で構成されています。

大問形式問題数設問番号
1短文の語句空所補充15問(1)〜(15)
2会話文の空所補充5問(16)〜(20)
3長文の語句空所補充2問(21)〜(22)
4長文の内容一致選択7問(23)〜(29)

形式名と問題数は、英検公式サイトの「準2級の試験内容」に示されているものです。設問番号は2024年度第1回の問題冊子で確認できます。

リーディングは600点満点で、リスニング・ライティングと同じ配分です。29問で600点、ライティング2題で600点ですから、1問あたりの重みは技能によってまったく違います。

半分以上が語句の問題です

29問のうち15問、つまり半分以上が大問1の語句空所補充です。1文だけを読んで答える問題なので、単語・熟語・文法を知っているかどうかでほぼ決まります。

一方、まとまった英文を読んで内容を答える大問4は7問です。「リーディング=長文」という印象より、実際の配分はかなり語句寄りだといえます。

2024年度のリニューアルで37問から29問になりました

英検協会の案内によると、準2級のリーディングは2024年度から「37問→29問」に変わりました。減ったのは大問1の5問(熟語・文法問題など)と、長文の語句空所補充の3問です。

長文の内容一致選択7問は減っていません。全体の問題数が減ったぶん、残った1問の重みは以前より大きくなっています。

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大問1 短文の語句空所補充(15問)の解き方

短い1文の空所に入る語句を、4つの選択肢から選ぶ問題です。問われるのは単語・熟語・文法の3種類で、後半にいくほど熟語や文法が増える傾向があります。

ここは考えて答えを導く問題ではありません。知らない語句は何分粘っても出てこないので、迷ったら選んで次に進むほうが得点は安定します。

3種類の見分け方も覚えておくと便利です。選択肢が動詞と前置詞の組み合わせなら熟語、時制や態のちがいを並べているなら文法、それ以外は単語と考えてほぼ間違いありません。

逆にいえば、15問は勉強量がそのまま点になる場所です。語彙の進め方は英検準2級の単語対策に、熟語としてよく問われる群動詞は群動詞の一覧と覚え方にまとめています。

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大問2 会話文の空所補充(5問)の解き方

四つの短い会話文に空所が置かれ、そこに入る発言を選びます。2024年度第1回では、設問(16)から(20)までの5問でした。

ここで問われるのは語句の知識ではなく、会話の流れが追えているかです。空所の前後だけを見ると複数の選択肢が成り立ってしまうので、会話は最後まで読みます。

とくに空所の直後の返事が手がかりになります。相手がYes・Noで答えているのか、理由を述べているのかで、入るべき発言の種類が絞れます。

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大問3 長文の語句空所補充(2問)の解き方

ひとまとまりの英文に2か所の空所があり、文脈に合う語句を選びます。2問しかないので、ここで時間を使いすぎないことが大切です。

コツは、空所を含む文だけでなくその前後の1文まで読むことです。選択肢は文法的にはどれも入るように作られていて、決め手になるのは前後のつながりだけだからです。

because・however・for exampleのようなつなぎの語に印をつけながら読むと、話の向きが変わる場所が見えやすくなります。

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大問4 長文の内容一致選択(7問)の解き方

2つの英文を読み、内容についての質問に答える7問です。リーディングのなかで、まとまった量を読む力が試される唯一の部分です。

設問は本文の流れと同じ順番で並んでいることが多く、段落を読むたびに対応する設問を解くと読み直しが減ります。先に設問へ目を通してから本文に入る方法も有効です。

選択肢は、本文の表現を別の語に言いかえて作られています。本文とまったく同じ単語が並んでいる選択肢ほど疑ってかかると、引っかかりにくくなります。

題材は「日常生活の話題」が中心です

英検協会の「各級の審査基準」は、準2級で読む力について「日常生活の話題に関する文章を理解することができる」と定めています。専門知識がなければ読めない英文は出ません。

ですから、知らない語が出てきても本文のどこかに手がかりがあります。1語ずつ訳そうとせず、段落ごとに「何の話か」をつかむ読み方のほうが、速くて正確です。

2024年度第1回はEメールと説明文でした

実際の出題を一度見ておくと、準備の方向が定まります。2024年度第1回の準2級では、Aが友人あてのEメールで設問3問、Bが「Local Newspapers」という説明文で設問4問という構成でした。

過去問は英検公式サイトから無料で入手できます。入手方法と使い方は英検準2級の過去問のまとめで紹介しています。

長文の読み方は、自分では正しく読めているつもりでも、答え合わせだけでは癖に気づきにくい部分です。読む過程そのものを見てもらいたい場合は、級に特化したマンツーマン指導を取り入れるのも近道です。

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点が伸びないときは大問ごとに採点する

リーディングが伸びないと感じたら、過去問1回分を大問ごとに採点してみてください。29問をひとまとめに見ていると、原因が語句なのか読解なのか判断できません。

大問1で半分も取れていないなら、必要なのは長文演習ではなく語彙です。大問4で落としているなら、読む量を増やす練習に切り替えます。

なお、正答数そのものから合否を計算することはできません。英検は英検CSEスコアという共通の物差しで合否を決める仕組みで、目安の正答数は英検準2級は何問正解で合格?で解説しています。

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リーディングを伸ばす3つの練習法

1. 語彙は毎日15分に分ける

大問1は覚えた量がそのまま点になります。週末に2時間まとめてやるより、毎日15分ずつ続けたほうが定着しやすいとされています。

2. 長文は必ず時間を計って解く

筆記80分にはライティング2題も含まれます。長文に時間を使いすぎると書く時間がなくなるため、普段の演習からタイマーを使いましょう。書く側の進め方は英検準2級ライティング対策にまとめています。

3. 解き終わった英文を音読する

答え合わせを終えた英文を、意味がわかる状態で3回音読します。読むスピードが上がるだけでなく、同じ音を聞き取る力も伸びるのでリスニング対策にもつながります。

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まとめ

英検準2級リーディングは29問で、内訳は語句15問・会話文5問・長文の語句2問・長文の内容一致7問です。伸ばす順番は、この内訳から決まります。

  1. 半分以上が大問1の語句問題なので、語彙を先に固める。
  2. 大問4の7問は設問を先に読み、言いかえに注意して解く。
  3. 過去問は大問ごとに採点し、落としている場所を特定する。

出題形式や日程は変わることがあるため、最新情報は英検公式サイトでもご確認ください。

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