英検3級ライティングは、2024年度からEメール問題と英作文(意見論述)問題の2題になりました。どちらも中学レベルの英語で書ける問題で、まず大切なのは「聞かれたことに答える」ことです。

この記事では、2題の形式と語数、Eメール問題の解き方と例題、英作文の型、使える表現、減点されやすいミスまでをまとめて解説します。予想問題として使える練習問題と模範解答もあるので、書く練習にそのまま使ってください。

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英検3級ライティングの形式と語数

英検3級のライティングは、大問4のEメール問題と大問5の英作文問題の2題です。リーディングと合わせて、筆記試験の時間は65分です。

問題内容語数の目安
大問4 Eメール外国人の友達(James)からのメールを読み、2つの質問に答える返信を書きます。15語〜25語
大問5 英作文QUESTIONに対して、自分の考えと理由2つを書きます。25語〜35語

表:2026年度第1回の問題冊子をもとに作成。

2024年度のリニューアルで何が変わったか

2023年度までの3級のライティングは、英作文の1題だけでした。2024年度第1回からEメール問題が加わって2題になり、筆記試験の時間も50分から65分に延びています。リーディングの問題数は変わっていません。

ライティングは一次試験のスコアの3分の1

3級の一次試験は、リーディング・リスニング・ライティングの3技能のCSEスコア(各550点満点)の合計で判定されます。合格基準スコアは1650点満点中1103点で、ライティングはその3分の1を占める重要な技能です。

問題冊子には、解答がEメールやQUESTIONに対応していないと判断された場合、0点と採点されることがあると書かれています。合格点の考え方は英検3級のレベルと合格点で詳しく紹介しています。

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Eメール問題の解き方

Eメール問題は、友達のJamesからのメールにある下線部の2つの質問に、それぞれ答える問題です。返信の中で2つの質問に答えられていれば、長い文を書く必要はありません。

あいさつと結びは解答欄に書かれている

解答欄には、はじめから「Hi, James!」「Thank you for your e-mail.」と「Best wishes,」が印刷されています。そのため、自分で書くのは間の本文だけです。

語数の目安の15語〜25語も、この空所に書く英文だけで数えます。あいさつを自分で書き足す必要はないので、その分を質問への答えに使いましょう。

3ステップで答えを組み立てる

  1. 下線部の2つの質問に印をつけ、疑問詞(What、How、Whenなど)と時制を確認します。
  2. 1つの質問に1〜2文で答えます。質問の順番どおりに書くと、読み手に伝わりやすくなります。
  3. 語数を数え、15語〜25語に収まっているかを確認します。足りなければ理由や感想を1文足します。

疑問詞と時制に合わせて答える

What を聞かれたら「何か」、How を聞かれたら「どうやって」、When を聞かれたら「いつ」を答えます。質問が過去形(did you …?)なら過去形で、未来のこと(are you going to …?)なら未来の形で答えましょう。

メールの内容に合わせて、That sounds fun. や I’m sorry to hear that. のような一言を入れることもできます。ただし語数が限られているので、2つの質問に答えることを優先してください。

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Eメール問題の例題と模範解答

ここからは、本番と同じ形の例題で書き方を確認します。まず自分で答えを書いてから、模範解答と比べてみましょう。

例題1:動物園に行った話

あなたは、外国人の友達(James)から次のEメールを受け取りました。下線部の2つの質問に答える返信を、15語〜25語の英文で書きなさい。

英文日本語訳
I heard that you went to the zoo last weekend.先週末、動物園に行ったと聞きました。
I want to hear more about it.もっと話を聞きたいです。
How did you get there from your home?家からどうやって行ったのですか。
And what animals did you see?それから、どんな動物を見ましたか。

Jamesのメール本文(あいさつ部分は省略)。

模範解答(本文24語)は次のとおりです。

  • I went there by train with my family.(家族と電車で行きました。)
  • It took about thirty minutes.(30分くらいかかりました。)
  • I saw pandas and elephants.(パンダとゾウを見ました。)
  • The baby panda was very cute.(赤ちゃんパンダがとてもかわいかったです。)

1つ目の質問には「電車で行った」、2つ目には「パンダとゾウを見た」と、聞かれたことにそのまま答えています。どちらも過去形の質問なので、went や saw など過去形で答えている点も確認しましょう。

例題2:新しく入ったクラブ(練習問題)

次のEメールに、15語〜25語の英文で返信を書いてみましょう。

英文日本語訳
I heard that you joined a new club at school.学校で新しいクラブに入ったと聞きました。
What club did you join?何のクラブに入ったのですか。
And how often do you practice?それから、どのくらいの頻度で練習しますか。

Jamesのメール本文(あいさつ部分は省略)。

模範解答(本文23語)の例です。

  • I joined the tennis club.(テニス部に入りました。)
  • I practice three times a week after school.(放課後に週3回練習します。)
  • It is hard, but I enjoy it with my friends.(大変ですが、友達と楽しんでいます。)

How often(どのくらいの頻度で)には、three times a week のように回数で答えます。2つ目の質問は現在形なので、答えも現在形の practice にしています。

例題3:夏のキャンプの予定(練習問題)

もう1問、未来の予定を聞かれる形で練習しましょう。

英文日本語訳
I heard that you are going to go camping this summer.この夏キャンプに行くと聞きました。
Who are you going to go with?誰と行く予定ですか。
And what do you want to do there?それから、そこで何をしたいですか。

Jamesのメール本文(あいさつ部分は省略)。

模範解答(本文22語)の例です。

  • I am going to go with my father and my brother.(父と兄と行く予定です。)
  • I want to cook curry outside and look at the stars.(外でカレーを作って、星を見たいです。)

未来の予定を聞かれているので、I am going to … や I want to … で答えています。書いたら、語数が15語〜25語に入っているかを必ず数えましょう。

自分の答えが質問に合っているか不安なときは、英検に特化したマンツーマン指導で添削を受けるのも一つの方法です。

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英作文(意見論述)問題の書き方

英作文は、QUESTIONに対して自分の考えと、その理由を2つ書く問題です。語数の目安は25語〜35語で、決まった型に当てはめると短時間で書けます。

QUESTIONの例

2026年度第1回では「Do you like to get up early in winter?(冬に早起きするのは好きですか)」が出題されました。このように、身近なことについて自分の考えを聞く質問が中心です。

そのまま使える基本の型

  • I think … . / Yes, I do. / No, I don’t. で、まず自分の考えを書きます。
  • I have two reasons. で、理由が2つあることを示します。
  • First, … . で1つ目の理由を書きます。
  • Second, … . で2つ目の理由を書きます。
  • 語数に余裕があれば、That is why … . で考えをもう一度まとめます。

例題と模範解答

QUESTION:Which do you like better, summer or winter?(夏と冬、どちらが好きですか。)

模範解答(29語)の例です。

  • I like summer better than winter.(冬より夏が好きです。)
  • I have two reasons.(理由は2つあります。)
  • First, I can swim in the sea with my friends.(友達と海で泳げます。)
  • Second, I can visit my grandparents during summer vacation.(夏休みに祖父母に会えます。)

考え → 理由1 → 理由2の順になっているので、読み手がすぐに内容をつかめます。理由には「友達と泳げる」「祖父母に会える」のように、具体的な行動を書くと説得力が出ます。

語数が足りないときの増やし方

語数が足りないときは、理由を1つ深めるのが一番自然です。たとえば I like cats. で終わらせず、because they are cute のように理由を足します。with my dog のように「誰と」を加える方法もあります。

いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように(5W1H)の中から1つ加えるだけでも、語数は増やせます。ただし、質問と関係のない内容を足して語数を増やすのは避けましょう。

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英検3級ライティングで使える表現集

よく使う表現を先に覚えておくと、本番で文を組み立てる時間を短くできます。

理由に使いやすい形容詞

  • easy / difficult:簡単な/難しい。
  • useful / convenient:役に立つ/便利な。
  • important / necessary:大切な/必要な。
  • exciting / fun / relaxing:わくわくする/楽しい/くつろげる。

理由を説明するときのフレーズ

  • I like to … with my family.:家族と…するのが好きです。
  • It is … for me to … .:私にとって…することは…です。
  • I want to … in the future.:将来…したいです。
  • … because … .:…なので…です。
  • For example, … .:たとえば…。

むずかしい単語を使う必要はありません。スペルに自信がない単語より、確実に書ける単語を選ぶほうが減点を防げます。語彙の増やし方は英検3級の勉強方法で紹介しています。

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減点されやすいミスと見直しチェックリスト

書き終えたら、次の項目を見直しましょう。どれも短い時間で確認でき、防げる減点ばかりです。

  • 質問に答えているか。Do you like sports? に I like music. と答えるような、ずれた答えになっていないかを確かめます。
  • 語数が目安に入っているか。Eメールは15語〜25語、英作文は25語〜35語です。
  • 時制が合っているか。過去の質問には過去形で答えます。
  • 三単現のsを忘れていないか。He plays … や It makes me happy. などの形に注意します。
  • 名詞の複数形と冠詞は正しいか。two cats の s や、go to the park の the を確認します。
  • スペルは正しいか。friend を freind、beautiful を beatiful と書くようなミスに注意します。

時間配分の目安の一例は、Eメール約10分、英作文約15分、リーディング約40分です。大問ごとの解き方と時間配分は英検3級リーディング対策も参考にしてください。

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英検3級ライティングのスコアを上げる勉強法

ライティングの力は、型を覚えて、短い英文をたくさん書き、直してもらうことで伸びていきます。

基本の型を覚える

Eメールは「質問1への答え → 質問2への答え」、英作文は「考え → 理由1 → 理由2」の型を覚えます。型が頭に入っていれば、本番で構成に迷う時間がなくなります。

身近なテーマで短い英文をたくさん書く

「好きな食べ物」「週末の過ごし方」「行ってみたい場所」など、身近なテーマで短い英文を書く練習をしましょう。過去問や問題集の問題を使うと、本番の形式にも慣れられます。教材選びは英検3級の過去問・問題集の選び方を参考にしてください。

書いた英文は先生に添削してもらう

自分で書いた英文のミスには、なかなか気づけません。学校や塾の先生に見てもらい、時制や質問とのずれなどを指摘してもらいましょう。

指摘された間違いをノートにまとめておくと、同じミスをくり返しにくくなります。3級に合格したら、次の準2級では語数の多いEメール問題が出ます。先を見すえて英検準2級のEメール問題もチェックしておくと安心です。

次の試験日程を確認する

2026年度第3回の一次試験(本会場)は2027年1月24日(日)で、個人申込は10月30日から12月14日までです。支払い方法によって締切が少し早まるので、最新情報は英検公式サイトで確認してください。

ライティングは、正しく書けているかを客観的に見てもらうほど伸びやすい技能です。級ごとに対策が変わるため、英検に特化したマンツーマン指導を取り入れるのも近道です。Jumpstart Englishは、小学生から高校生を対象に、英検全級に対応した完全マンツーマン・完全オンラインのレッスンを行っています。

よくあるご質問

  • 2024年度から英検3級ライティングはどのように変更されましたか?

    2024年度から、従来の意見論述問題(英作文)に加えて「Eメール問題」が新たに導入されました。これにより、ライティングの問題数は合計2題に増え、筆記試験の時間は従来の50分から65分に延長されています。

  • 英検3級ライティングの採点基準にはどのようなものがありますか?

    採点基準は、内容、語彙、文法、構成の4つの観点から総合的に評価されます。特に、質問に適切に答えているか、意見とその理由が明確に表現されているかが重視されます。

  • Eメール問題で高得点を取るための構成のコツを教えてください。

    Eメール問題では、まず簡単な挨拶で始め、メールに含まれる2つの質問に対して順番通りに、簡潔で具体的な内容で答えることが重要です。最後に、締めの一言を添えて返信を終える流れになります。決まり文句やテンプレートを活用しましょう。

  • 意見論述問題(英作文)はどのように書くべきですか?

    意見論述問題は、まず結論として自分の意見を明確に述べ、その後に具体的な理由を2つ続ける構成が基本です。First, [理由1]. Second, [理由2]. の形で展開し、最後に自分の意見を改めて強調する結論を述べると、論理的な文章になります。

  • 英検3級ライティングで指定されている文字数の目安を教えてください。

    意見論述問題では25語から35語、Eメール問題では30語から40語が目安とされています。文字数がこの指定範囲に満たない場合は、内容が不十分であると判断され、大幅な減点対象となるため注意が必要です。

  • 英検3級ライティングで難しい単語や複雑な文法を使う必要はありますか?

    難しい単語や複雑な文法を使う必要はありません。知っている基本的な単語を使ってシンプルに書くことが、質問に適切に答え、高得点を得るための近道です。スペルに自信のない単語は無理に使わず、確実に書ける単語を選びましょう。

  • 文字数が足りない場合、どのように文章を膨らませれば良いですか?

    理由を具体的に深掘りしたり、具体的な例や詳細(5W1Hの視点:いつ、どこで、誰と、何を、なぜ、どのように)を加えることが有効です。抽象的な表現ではなく、具体的な行動や出来事を記述することで、自然に文章量を増やすことができます。

  • ライティングの時制はどのように合わせれば良いですか?

    問題文で使われている動詞の時制と、解答で用いる動詞の時制を合わせることが基本です。過去形で質問されている場合は過去形で、現在形で習慣を尋ねられている場合は現在形で答えるように意識してください。時制の一致は文法的に正しい英文を作成する上で非常に重要なポイントです。

  • 英検3級ライティングのスコアを上げる効果的な勉強法は何ですか?

    最も効果的な勉強法は、Eメール問題と意見論述問題の基本の型(テンプレート)を暗記することです。また、簡単なテーマで短い英作文をたくさん書く練習を積み、書いた英文を学校や塾の先生に添削してもらうことで、自分の弱点を克服できます。