英検準1級の合格点(合格基準スコア)は、一次試験が2250点満点中1792点、二次試験が750点満点中512点です。どちらも英検CSEスコアという独自の尺度で決まり、回によって変わりません。

ただし、CSEスコアは正答数をそのまま点数にしたものではありません。そのため「何問正解すれば合格か」は、自己採点だけでは判断しにくいのが実情です。

この記事では、準1級の満点と合格点、CSEスコアと素点(正答数)の違い、正答率の目安、合格点に届くための得点の考え方を順番に説明します。受験後に結果を待っている方にも、これから準1級を目指す方にも役立つ内容です。

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英検準1級の合格点は一次1792点・二次512点

準1級は、一次試験と二次試験の両方に合格して級が認定されます。一次試験はリーディング・リスニング・ライティング、二次試験は面接によるスピーキングです。技能ごとの満点と合格基準スコアは次のとおりです。

区分技能満点(CSE)合格基準スコア
一次試験リーディング・リスニング・ライティング(各750点)2250点1792点
二次試験スピーキング750点512点
4技能合計R・L・W・S3000点—(一次・二次で別々に判定)

合格基準スコアは毎回同じ

合格基準スコアは固定されており、試験の回によって上下しません。一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能のCSEスコアの合計で判定されます。二次試験はスピーキングのスコアだけで判定されます。

一次試験の合計1792点を3技能で割ると、1技能あたり約597点です。3技能とも満点は750点で、同じ重みで合計されます。得意な技能で多めに取り、苦手な技能を補う形でも合格は可能です。

英検準1級は何点満点?

準1級の満点は、一次試験が2250点、二次試験が750点、4技能の合計が3000点です。4技能すべてを受けると、成績表に4技能の合計スコアとCEFRレベルが表示されます。英検S-CBTで受けた場合も、満点と合格基準スコアは従来型と同じです。

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CSEスコアとは?素点(正答数)との違い

CSEスコアは、英検の5級から1級までを同じ物差しで比べられるようにした共通のスコアです。CSEは「Common Scale for English」の略で、英語力を級をまたいで数値で表します。

正答数からスコアを計算することはできない

CSEスコアは、IRT(項目応答理論)という統計的な方法で回ごとに算出されます。問題の難しさの違いを調整するため、同じ正答数でも回によってスコアが変わります。

英検協会も、正答数から自分でスコアを出すことはできないと説明しています。インターネット上の「素点換算表」は、あくまで過去のデータにもとづく推測です。自己採点の結果は、合否の見通しを立てるための参考にとどめましょう。

成績表の「英検バンド」で合格点との距離を確認する

成績表には、CSEスコアのほかに「英検バンド」が表示されます。英検バンドは、合格基準スコアから25点刻みで自分の位置を示すものです。たとえば「+3」なら合格点を少し上回り、「−1」なら合格点にあと少し届かなかったことを表します。

不合格だった場合も、バンドと技能別スコアを見れば、次回どこを伸ばせばよいかが見えてきます。あと少しで届かなかった方は、英検準1級で「あと100点・50点足りない」を埋める戦略も参考にしてください。

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何割正解すれば合格?正答率の目安

公式に示されている目安は、各技能の正答率7割程度です。英検協会は、2016年度第1回の一次試験で、準1級は各技能7割程度の正答率の受験者の多くが合格したと説明しています。

ただし、これは特定の回のデータにもとづく目安です。「7割取れば必ず合格」という意味ではありません。IRTでスコアが算出されるため、同じ7割でも回によって結果が変わる可能性があります。

なお、1792÷2250は約80%です。しかし、これはCSEスコアの満点に対する割合で、正答率とは別のものです。「8割正解しないと受からない」と考える必要はありません。

問題数から見る技能ごとの重み

2026年度の準1級の一次試験は、次の問題数で構成されています。

技能問題数・内容CSE満点
リーディング31問(短文の語句空所補充18問・長文の語句空所補充6問・長文の内容一致選択7問)750点
ライティング2題(英文要約は60〜70語で要約・意見論述は120〜150語が目安)750点
リスニング29問(会話12問・文12問・Real-Life形式5問)750点

リーディングは31問、リスニングは29問で750点を分け合います。一方、ライティングはわずか2題で750点です。ライティングは1題あたりの重みがとても大きいことがわかります。

ライティングは、内容・構成・語彙・文法の観点で採点されるとされています。要約や意見論述が課題に合っていないと、0点になることがあると問題冊子に明記されています。

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一次試験の合格点に届くための得点戦略

合格点に届く近道は、配点の重いライティングで安定して得点し、リーディングとリスニングで大きく崩れないことです。3技能は同じ重みで合計されるため、どれか1つが極端に低いと、ほかの技能で取り返すのは難しくなります。

ライティングは型を身につけて安定させる

ライティングは、書き方の型を身につけると得点が安定しやすい技能とされています。要約は、本文の要点を言い換えて60〜70語にまとめる課題です。意見論述は、POINTSから2つを使い、序論・本論・結論の形で120〜150語を目安に書きます。

どちらも、書いた答案を第三者に見てもらうと改善点がはっきりします。要約の具体的な手順は英検準1級 要約問題の解き方で詳しく紹介しています。

リーディングとリスニングは失点を減らす

リーディングの短文語句空所補充は、語彙力がそのまま得点に表れやすいパートです。長文は時間配分を決めておき、ライティングに使う時間を残すことが大切です。リスニングは放送が1回だけなので、選択肢の先読みと聞き取りの集中力が得点を左右します。

技能別スコアを見て、自分の弱点がどこにあるかを確かめましょう。英作文の添削や弱点の分析を一人で続けるのが難しい場合は、英検に特化したマンツーマン指導を取り入れるのも一つの方法です。

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二次試験(面接)の合格点512点をクリアするには

二次試験は、スピーキングのCSEスコア750点満点中512点で合格です。面接は約8分で、面接委員1人と一対一で行います。

流れは、自由会話のあと、4コマのイラストを見てナレーションを行います(考える時間1分・話す時間2分)。そのあと、No.1〜No.4の4つの質問に答えます。イラストに関する質問が1問、カードのトピックに関する質問が2問、社会性のある話題の質問が1問です。

評価されるのは、応答の内容、発音、語い、文法・語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度などです。自然な聞き返しは減点されませんが、不自然な聞き返しや繰り返しは減点の対象になります。面接の流れと練習方法は、英検準1級 二次試験の流れと対策にまとめています。

二次試験に落ちても一次試験免除が使える

一次試験に合格して二次試験が不合格だった場合、一次試験免除の資格が得られます。従来型で取得した場合、翌年度の同じ回まで、二次試験から受け直せます。検定料は通常と同じ金額です。

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準1級合格のCEFRレベルとスコアの使い道

準1級の合格基準スコアの合計(一次1792点+二次512点=2304点)は、CEFRのB2に当たります。CEFRは、外国語の力を6段階で表す国際的な基準です。準1級の成績表では、スコアに応じてB1〜B2の範囲でCEFRが表示されます。

英検協会は、準1級の目安を「大学中級程度」としています。大学入試では、級の合格だけでなく、CSEスコアの基準で出願資格や得点換算を決めている大学もあります。詳しくは英検準1級が使える大学の探し方をご覧ください。

英検協会は、留学で使う場合を除き、取得した資格は半永久的なものと説明しています。ただし、入試などでは提出先が「〇年以内に取得したもの」と期限を決めている場合があります。使う予定がある場合は、提出先の募集要項を確認しておきましょう。

英検協会は現在、級別の合格率を公表していません。合格率について出回っている数字の読み方は、英検準1級の合格率と難易度で解説しています。

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まとめ

英検準1級の合格点は、一次試験が1792点(2250点満点)、二次試験が512点(750点満点)で、毎回同じです。CSEスコアは回ごとに統計的に算出されるため、正答数から正確に計算することはできません。

正答率の目安は各技能7割程度ですが、これは2016年度第1回のデータにもとづく参考値です。配点の重いライティングで安定して得点し、リーディングとリスニングで大きく崩れないことが、合格点への近道になります。

試験の日程や検定料などの最新情報は、英検公式サイトで確認してください。技能ごとの弱点を効率よく補いたい方は、Jumpstart Englishの英検対策レッスンも検討してみてください。完全マンツーマン・完全オンラインで、小学生から高校生まで英検の全級に対応しています。