「机に向かう勉強は苦手だけど、毎日続けているDuolingo(デュオリンゴ)で英検対策ができないかな」と考えている方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、デュオリンゴは英検準2級の基礎づくりと学習習慣には役立ちますが、それだけで合格するのは難しいです。英検にはEメールや意見論述、長文読解、面接など、アプリでは練習しにくい形式があるためです。

この記事では、デュオリンゴのスコアやセクションと英検レベルの目安、足りない部分の補い方、過去問や単語帳と組み合わせた勉強法を紹介します。

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デュオリンゴだけで英検準2級に合格できる?

デュオリンゴだけでの合格は難しいものの、基礎固めのツールとして組み合わせる価値は十分にあります。まずは、アプリが得意なことと英検準2級で必要なことを比べてみましょう。

デュオリンゴが得意なこと英検準2級で必要なこと
短い問題で単語やフレーズをくり返す長文を読んで内容を正確につかむ
英語の音声に毎日触れる1回だけの放送を聞き取って答える
ゲーム感覚で学習を習慣にするEメールと意見論述を決められた語数で書く
スキマ時間に少しずつ進める筆記80分の時間配分と面接の受け答え

英検準2級は、英検協会が「高校中級程度」を目安とする級です。デュオリンゴは「英語の基礎体力」をつけるのに向いていますが、試験の形式に合わせた練習は別に用意する必要があります。

デュオリンゴを取り入れるメリット

  1. 続けやすい:1回のレッスンが短く、ゲーム感覚で進められるので、勉強が苦手な人でも習慣にしやすい
  2. 英語を聞く量が増える:音声を使う問題が多く、毎日英語の音に触れられる
  3. スキマ時間に使える:通学中や寝る前など、スマートフォンだけで学習できる

アプリは基本無料で使えます。広告なしやハート(HP)無制限などの特典がある有料プラン「Super Duolingo」もありますが、英検対策のために必ず必要というわけではありません。

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デュオリンゴのレベルと英検の目安(スコア・セクション)

デュオリンゴと英検のレベルは、国際的な基準のCEFR(セファール)を通して比べるのがわかりやすい方法です。CEFRは語学力をA1〜C2の6段階で表すものさしで、英検準2級の合格者はA2が目安です。

デュオリンゴの公式ブログでは、学習の進み具合を表す「Duolingoスコア」とCEFRの対応が示されています。また、日本語話者向けの英語コースについては、セクション5〜6がB1、セクション7〜8がB2の内容と紹介されています(2025年2月更新の記事)。

英検(合格者の目安)CEFRDuolingoスコア英語コースのセクション
3級A10〜29―
準2級・準2級プラスA230〜59セクション5より前(推定)
2級B160〜99セクション5〜6
準1級B2100〜129セクション7〜8

この表は、英検とデュオリンゴがそれぞれ示すCEFRを並べた目安です。英検協会とデュオリンゴが公式に換算しているわけではありません。準2級にあたるA2のセクションは公式に示されていないため、B1より前の範囲と推定しています。

Duolingoスコアは、コースでどこまで学んだかを表す数字です。スコアが目安に届いても、英検の形式で得点できるとは限らない点に注意しましょう。セクション構成や表示は、アプリの更新で変わることがあります。

CEFRと英検の関係については、英検のA1とは?CEFRの意味を解説した記事でくわしく説明しています。

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デュオリンゴだけでは足りない理由

足りない理由は、英検準2級の出題形式・語彙・時間配分・面接の4つにまとめられます。

出題形式が違う

2026年度の英検準2級の一次試験は、リーディング29問、ライティング2題、リスニング30問です。ライティングは、Eメール(40〜50語が目安)と意見論述(50〜60語が目安)の2題です。

Eメールでは、相手の質問に答えたうえで、下線部について具体的な質問を2つ書く必要があります。こうした英検特有の形式は、アプリでは練習できません。

試験に出る語彙とずれがある

デュオリンゴは日常会話の場面が中心です。一方、英検準2級の長文では、環境やテクノロジー、文化など社会的な話題もよく扱われます。試験に出やすい語彙は、英検用の単語帳で補う必要があります。

時間配分と長文に慣れる練習ができない

準2級の筆記試験(リーディングとライティング)は80分です。長文を読み、2題の英作文を書き終えるには、時間を計った練習が欠かせません。

面接の受け答えは別に練習が必要

二次試験の面接は約6分で、パッセージの音読やイラストの説明、自分の意見を答える問題があります。アプリの発音練習だけでは、質問に英語で答える練習としては足りません。

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英検準2級対策でのデュオリンゴの使い方

デュオリンゴは、毎日の「英語に触れる時間」を確保する役割で使うのがおすすめです。レッスンの取り組み方を少し変えるだけで、英検対策としての効果も高められます。

毎日15〜30分のルーティンにする

通学時間や寝る前など、アプリを開く時間を決めておきましょう。連続記録を目標にすると、英語に触れない日をなくしやすくなります。

レッスン中に意識したいこと

  • 聞き取りの問題:文字を見る前に、音だけで意味をつかもうとする
  • 発音の問題:面接のつもりで、はっきり大きな声で読む
  • 語順を選ぶ問題:「なぜこの順番になるのか」を考え、英文の組み立てを意識する
  • 新しい単語:声に出して読み、例文ごと覚える

音声を使ってシャドーイングする

アプリの音声を聞いたら、少し遅れてまねして発音する「シャドーイング」をしてみましょう。英語のリズムやイントネーションに慣れると、リスニングと面接の両方に役立ちます。

間違えやすい文法(前置詞や時制など)に気づいたら、メモしておき、文法の参考書で確認します。アプリで気づき、参考書で理解する流れを作ると、あいまいなまま進むのを防げます。

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デュオリンゴと組み合わせたい教材

合格に近づくには、過去問と英検用の単語帳の併用が基本です。デュオリンゴで基礎を保ち、過去問で試験の形式に慣れるという役割分担を意識しましょう。

目的教材の例使い方
試験形式に慣れる2026年度版 英検準2級 過去6回全問題集(旺文社)、英検公式サイトの過去問時間を計って解き、間違えた問題を復習する
語彙を補う英検準2級 でる順パス単 新装5訂版(旺文社)アプリで見たことがない単語を重点的に覚える
文法を理解する中学〜高校初級の文法をやさしく解説した参考書アプリで間違えた文法を調べる
面接に備えるオンライン英会話やスクールの模擬面接面接の流れに沿って、声に出して答える

過去問の入手方法は英検準2級の過去問・練習問題まとめで、単語の覚え方は英検準2級の単語対策ガイドで紹介しています。

ライティングや面接は、自分だけでは弱点に気づきにくい分野です。英検に特化したマンツーマンのオンラインレッスンで添削や模擬面接を受けるのも、効率よく仕上げる方法の一つです。

デュオリンゴ以外のアプリや動画も比べたい場合は、英検準2級に使えるアプリ・動画のガイドも参考にしてください。

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デュオリンゴを使った1週間の学習プラン例

平日はアプリと単語帳、休日は過去問という組み合わせにすると、無理なく続けられます。次の表は、試験の2〜3か月前から始める場合の一例です。

時期学習内容
平日デュオリンゴ20分+単語帳10分
休日過去問を1回分(筆記+リスニング)解き、答え合わせと復習
試験1か月前からEメールと意見論述を週2〜3題書き、過去問の回数を増やす
試験2週間前本番と同じ時間で過去問を解き、見つかった弱点を集中して復習する

2026年度第3回の一次試験(本会場)は2027年1月24日(日)で、申込期間は2026年10月30日〜12月14日です。試験日から逆算して計画を立てましょう。最新の日程は英検公式サイトで確認してください。

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デュオリンゴ学習でよくある失敗と対策

デュオリンゴを使った英検対策では、アプリを進めることが目的になってしまう失敗がよく起こります。次の点に気をつけましょう。

  • 連続記録を伸ばすことだけに集中する:本番形式の問題を一度も解かないまま受験すると、時間配分がわからず焦ってしまう
  • ライティングの型を知らない:Eメールや意見論述は、答え方の型を知っているかどうかで得点が変わりやすい
  • 面接の練習をしない:音読はできても、質問に英語で答える練習をしていないと言葉に詰まりやすい

アプリで基礎を保ちながら、試験の1〜2か月前からは過去問とライティング、面接の練習に時間を多めに回すのが安全です。面接の流れは英検準2級の二次試験対策で確認できます。

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まとめ

デュオリンゴは、英検準2級に向けた基礎づくりと学習習慣には役立つツールです。ただし、Eメールや意見論述、長文読解、面接といった英検特有の形式は、アプリだけでは練習できません。

毎日のデュオリンゴで英語に触れつつ、過去問で形式に慣れ、単語帳で語彙を補いましょう。CEFRで見ると、英検準2級の目安はA2で、DuolingoスコアではA2が30〜59にあたります。

ライティングの添削や面接練習まで含めて計画的に進めたい場合は、小学生から高校生まで対応する英検専門のオンライン英語スクールに相談するのも近道です。

よくあるご質問

  • Duolingo(デュオリンゴ)だけで英検準2級に合格できますか?

    結論から言うと、Duolingoは英検準2級の「基礎固め」には非常に有効ですが、それだけで合格するのは難しいのが現実です。Duolingoは基礎体力づくりに適していますが、試験のルールに対応する練習機能は備えていません。

  • Duolingoを英検準2級対策に取り入れるメリットは何ですか?

    最大のメリットは、圧倒的な継続のしやすさです。その他にも、毎日英語を聞く耳が育つためリスニングの基礎ができること、通学・通勤の電車内など隙間時間を活用して学習できることが挙げられます。

  • Duolingoだけでは英検準2級合格に不十分な理由は何ですか?

    英検特有の「長文の空所補充」や「ライティング(英作文)」の出題形式がDuolingoにはないこと、英検準2級に必要なアカデミックな単語を完全にカバーしていないこと、詳しい文法解説が少ないため根本的な理解が曖昧になる可能性があるためです。

  • Duolingoと併用すべき効果的な教材は何ですか?

    合格を確実にするためには、実際の試験形式と時間配分に慣れるための「過去問(問題集)」と、試験に出やすい単語を効率よく覚えるための「英検準2級専用の単語帳」の併用が必須です。

  • 英検準2級の二次試験(面接)対策としてDuolingoは活用できますか?

    はい、活用できます。Duolingoの音声に合わせて少し遅れて発音する「シャドーイング」を行うことで、ネイティブのリズムやイントネーションが身につき、面接官に伝わりやすい英語が身につきます。また、オンライン英会話の活用も非常に効果的です。

  • Duolingoのレッスンをどの程度進めれば英検準2級レベルに相当しますか?

    英検準2級レベルはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の A2〜B1レベル に相当します。自分の現在のセクションがどのレベルか確認し、このレベルに相当するセクションまで進めておくのが理想です。