「英検準2級は2025年度から変わったの?」と気になっている方へ、結論からお伝えします。準2級の問題形式が大きく変わったのは2024年度のリニューアルで、2025年度は準2級そのものの形式は変わっていません。
2025年度に変わったのは、上の級として「準2級プラス」ができたことと、受験のルールです。さらに2026年度は、検定料の値下げと本人確認の厳格化がありました。この記事では、年度ごとの変更点と2級との違いを整理します。
英検準2級は2025年度から変わった?年度別の変更点
まずは、準2級の受験者に関係する主な変更を年度ごとにまとめます。
| 年度 | 主な変更 | 準2級への影響 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 1〜3級のリニューアル | ライティングにEメール問題が加わり2題に。筆記は75分→80分 |
| 2025年度 | 準2級プラスの新設、同じ回に複数回受験できるルールの拡大など | 準2級の問題形式は変更なし |
| 2026年度 | 検定料の値下げ、顔写真付き身分証明書の提示が必須に | 本会場の検定料は8,400円に。公開会場やS-CBTでは身分証明書の原本が必要 |
リニューアルや新しい級の導入で、準2級を含む既存の級の合格基準スコアは変わっていません。準2級の合格基準スコアは、一次試験が1322点、二次試験が406点です。
2024年度のリニューアルで変わった試験形式
準2級の中身が最も大きく変わったのは、2024年度第1回からのリニューアルです。変更点は次のとおりです。
| 項目 | リニューアル前 | 2024年度から |
|---|---|---|
| ライティング | 1題(英作文) | 2題(Eメール+英作文) |
| リーディング | 37問 | 29問(短文の語句空所補充−5問、長文の語句空所補充−3問) |
| 筆記試験の時間 | 75分 | 80分 |
| 二次試験(面接) | 約6分の面接 | 変更なし |
新しく加わったEメール問題は、友人Alexからのメールに返信する形式です。Alexの質問に答えたうえで、メールの下線部について具体的な質問を2つ書きます。語数の目安は40〜50語です。
もう一つの英作文は、QUESTIONに対して意見と理由2つを書く問題で、語数の目安は50〜60語です。Eメール問題の書き方は英検準2級Eメール問題の対策とテンプレートで詳しく解説しています。
現在の一次試験は、筆記80分(リーディング29問・ライティング2題)とリスニング約25分(30問)です。リスニングの放送はすべて1回だけです。二次試験は面接委員1人との約6分の面接です。
2025年度の変更点:準2級プラスの新設と受験ルール
2025年度は、準2級の問題形式は変わっていません。変わったのは、級の構成と受け方のルールです。
準2級と2級の間に「準2級プラス」ができた
2025年度第1回から、準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設されました。これで英検は、5級から1級までの8つの級になりました。
英検協会は、高校2年生の段階で英語力の伸びが鈍る傾向が見られたことを導入の背景に挙げています。準2級に合格した後、2級へ向かう途中の目標として位置づけられた級です。
準2級プラスのライティングは、2級と同じく「要約」と「英作文」の2題です。要約は25〜35語で書きます。成績表に表示されるCEFRは、準2級と同じくA2が上限です。詳しくは英検準2級プラスの解説をご覧ください。
受験のルールで変わったこと
- 英検S-CBTは、同じ検定回に同じ級を最大3回まで受けられるようになった(以前は最大2回)
- 従来型も、本会場と準会場(A〜E日程)の組み合わせに限り、同じ回に同じ級を2回受けられるようになった(条件あり)
- 一次試験の時間割が変わり、本会場では準2級は午後の実施になった
- 個人の書店申込は2024年度第3回で終了し、個人はインターネットかコンビニで申し込む形になった
従来型とS-CBTの違いや選び方は、英検の従来型とS-CBTの違いで詳しく紹介しています。
2026年度の変更点:検定料と本人確認
2026年度は、試験の形式ではなく、検定料と当日の手続きが変わりました。
検定料は、2026年度第1回から全級一律で100円値下げされました。2026年度の準2級は、本会場8,400円、準会場6,000円、英検S-CBT 9,000円(いずれも税込)です。
また、2026年度第1回から、準2級を含む1〜3級を公開会場やS-CBTで受ける場合は、顔写真付き身分証明書の原本を見せることが必須になりました。学生証や生徒手帳、マイナンバーカードなどが対象で、コピーやスマホの画像は使えません。
身分証明書を忘れた場合は、試験の翌々日9:30までに画像をアップロードする必要があります。提出できないと「認証失格」となり、成績は無効になります。
次の2026年度第3回は、個人の申込期間が10月30日から12月14日(支払い方法によって締切が異なります)、一次試験(本会場)が2027年1月24日です。日程の詳細は英検準2級の試験日程・申し込みまとめで確認できます。最新情報は英検公式サイトでもご確認ください。
英検準2級と2級の違い
準2級と2級のいちばん大きな違いは、ライティングの課題とレベルの目安です。主な違いを表にまとめます。
| 項目 | 準2級 | 2級 |
|---|---|---|
| レベルの目安 | 高校中級程度 | 高校卒業程度 |
| 合格者のCEFR(目安) | A2 | B1 |
| 筆記試験 | 80分・リーディング29問 | 85分・リーディング31問 |
| ライティング | Eメール(40〜50語)+英作文(50〜60語) | 要約(45〜55語)+英作文(80〜100語) |
| 二次試験 | 約6分 | 約7分 |
| 一次の合格基準スコア | 1322点/1800点 | 1520点/1950点 |
| 二次の合格基準スコア | 406点/600点 | 460点/650点 |
2級では、英文を読んで内容をまとめる要約問題が出ます。意見を書く英作文も、語数の目安が準2級より増えます。
二次試験の流れも少し違います。準2級はイラストについての質問に答えますが、2級は3コマのイラストの展開を説明する問題があります。レベルの詳しい比較は英検準2級の難易度の解説で紹介しています。
準2級の次は2級と準2級プラスのどちら?
準2級に合格した後は、2級に直接挑戦するか、準2級プラスをはさむかを選べます。準2級プラスの合格基準スコアは、一次1402点・二次427点です。
2級の過去問で長文や要約に手応えがあるなら、2級に進むのが近道です。要約問題にまだ不安がある場合は、25〜35語の要約から始められる準2級プラスで形式に慣れる方法もあります。
どちらにするか迷うときは、英検に特化したマンツーマン指導で目標の級を相談するのも一つの方法です。
英検準2級は難しくなった?
2024年度のリニューアル後、「準2級が難しくなった」と感じる人が増えたのは、ライティングが2題になったことが大きな理由と考えられます。これまでライティングの対策が手薄だった人ほど、負担を感じやすい形式です。
一方で、合格基準スコアはリニューアル後も変わっていません。英検CSEスコアは、統計的な手法で回ごとに算出されます。英検協会は級別の合格率を公表していないため、合格率の数字で難化を比べることはできません。
つまり、「全体のレベルが上がった」というより、「対策すべき中身が変わった」と考えるのが実態に近いでしょう。リーディングの問題数が減った分、ライティングの出来が合否に与える影響は大きくなっています。
変更点をふまえた対策のポイント
現在の準2級では、ライティング2題の対策を早めに始めることが大切です。そのうえで、リーディングとリスニングの基礎を固めましょう。
- Eメール:Alexへの答えと、下線部についての質問2つを必ず入れる練習をする
- 英作文:「意見→理由2つ→まとめ」の型で、50〜60語にまとめる練習をする
- リスニング:放送は1回だけなので、選択肢を先に読む習慣をつける
- 語彙:準2級向けの単語帳を1冊決め、例文ごと覚える
- 二次試験:音読と、イラストについて英語で答える練習をしておく
学習期間は今の英語力によって変わります。3級に合格している人なら、3〜6か月ほどを一つの目安に計画を立てると進めやすいでしょう。前半で語彙と文法を固め、後半で過去問とライティングの練習に時間を使う流れがおすすめです。
ライティングは、書いた英文を誰かに見てもらうと伸びやすい技能です。小学生から高校生まで英検全級に対応したJumpstart Englishでは、完全マンツーマンで添削や弱点対策を受けられます。
まとめ
- 準2級の問題形式が変わったのは2024年度(Eメール問題の追加、筆記80分)
- 2025年度は準2級プラスの新設と受験ルールの変更で、準2級の形式は変わらない
- 2026年度は検定料が100円値下げされ、顔写真付き身分証明書の原本が必須になった
- 合格基準スコアは変わらず、一次1322点・二次406点
- 2級との最大の違いはライティング(要約問題)とレベルの目安
英検の制度は毎年少しずつ変わります。受験前には、英検公式サイトで最新の日程や持ち物を必ず確認しておきましょう。
よくあるご質問
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2024年度からのリニューアルで英検準2級の試験内容は何が変わりましたか?
大きな変更点はライティングが1題から2題(意見論述とEメール問題)に増えたことです。これに伴いリーディングの問題数が一部削減され、試験時間は75分から80分へと延長されました。
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2025年度から導入された「準2級プラス」とはどのような級ですか?
準2級と2級の間に新設された級で、難易度は両者の中間に位置します。準2級に合格した後の次の目標として取り組みやすいよう、31年ぶりに新設されました。
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英検準2級はリニューアルによって難化したのでしょうか?
ライティングの問題数が増えたことで負担感が増し、難しくなったと感じる受験生が増えています。ただし、協会は試験全体の難易度設定を大幅に引き上げたわけではないとしており、ライティング対策を重点的に行うことが合格のポイントとなります。
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英検準2級と2級では、具体的に何が違いますか?
必要語彙数が準2級は約3,000語であるのに対し、2級は約3,800から4,000語と多くなります。また、ライティングの形式も異なり、準2級ではEメール問題が出題される一方、2級ではより高度な英文要約問題が出題されます。
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英検準2級の合格に向けた効果的な勉強法を教えてください。
新たに加わったEメール問題と意見論述の2つのライティング対策が重要です。それぞれの「型」を身につけるとともに、約3,000語を目安とした語彙力の強化を計画的に進めることが推奨されます。
